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【第12回】2018年1月19日公開(2019年3月20日更新)
淡河範明
淡河範明

淡河範明(おごう・のりあき)氏:日本興業銀行(現・みずほ銀行)出身で、過去10年で延べ5000件の住宅ローン相談実績を誇っています。2006年に設立したホームローンドクターにて、「住宅ローン借り換えクリニック」を運営しており、住宅ローンの借り換え・新規借入に、様々な相談に対応しています。

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住宅ローン借り換えで、「融資額の減額」を提示された時に、「満額融資」を得るための正しい対処法を解説!

「借り換え」は「新規」の申し込みより、担保の評価が厳しめです。審査に通っても、いろいろな理由から減額提示を受けることは珍しくありません。そんなとき、なんとか満額借り換えられる対処法はないのか。その方法やポイントについて、住宅ローンアドバイザーの淡河(おごう)範明さんにアドバイスしてもらいました。

審査結果は銀行でさまざま!
一つがダメでも、ほかがダメとは限らない

相談内容:
読者 住宅ローンを組んで7年。現在、残債が約3000万円、返済期間が28年残っています。先日、某銀行で借り換えを申し込んだところ、2700万円しか借り換えできないと言われてしまいました。借りた当時より年収も上がっているのに、こんなことってあるんですか? 他の銀行で申し込み直せば、満額で通る可能性はあるんでしょうか?

 室長の淡河  借り換えを申し込んで本審査を通過したものの、希望額に満たない金額を提示されるのはよくある話です。不足分を自己資金でまかなえるなら問題ありませんが、手元に現金がないと、見送らざるを得なくなります。仮に不足分をまかなうことができたとしても、自由になるお金を失うことにより、生活面でのリスクを抱えることになります。

 また、希望額での借り換えを認める代わりに、保証料や金利のアップを条件にされるケースもあります。それでも十分なメリットがあるようなら借り換えてもいいと思いますが、言うまでもなく「旨味」は減ってしまいます。

 そこで相談者のように、他の銀行・金融機関で審査を受け直してみる価値は十分にあります。というのも、一般の方が思っている以上に、審査方法や審査基準は各銀行で異なるからです。そのため、借入可能額が数百万円単位で違ってくることはザラです。ある銀行で減額されても、他の銀行で全額OKが出るケースはよくあります。

【関連記事はこちら!】
>> 住宅ローン審査で落ちそうな人必見の、絶対に読んでおきたい6記事を紹介!

減額の原因を聞き出す
担当者への上手な尋ね方

 とはいえ、むやみに審査を申し込めばいいわけではありません。手間や時間の無駄ですし、個人信用情報には銀行からの照会履歴が残ります。そのため、照会回数が多いと、いくつもの銀行で断られていると疑われ、審査に不利に働きます。

 では、どのような手順で別の銀行にあたるのがベストでしょうか。減額された時の対処法を、4つのステップをまとめてみました。

 ■借り換えで減額回答された時の対処方法とは?
 第1ステップ  減額の理由を聞き出す
 第2ステップ  対策を講じる(年収合算、その他ローンの返済など)
 第3ステップ  他銀行に申し込む
 第4ステップ  ただし、担保割れが原因なら、「フラット35」も検討

 第1ステップは、担当者から減額の理由を聞き出すことです。理由がわからなければ、手の打ちようがありません。ただ、信じがたいことかもしれませんが、じつのところ担当者もはっきりとした理由を把握してないことが少なくありません。先ほど「審査部門は独立して機能している」とお話ししましたが、近年、個人情報の取り扱いが厳格化しているため、審査結果の詳細についても担当者に教えない方向に動いているからです。

 では、聞くだけ無駄なのかというと、そうではありません。優秀な担当者であれば、情報を入手できなくても、過去の経験からおおよそのあたりはついています。問題なのは聞き出し方です。「減額の理由は何ですか?」とストレートに聞くのではなく、「条件を変えれば、満額借りられますか?」とたずねてみてください。審査結果は減額でも、担当者自身は自分のノルマを達成するため、より多く融資したいと思っています。ですから、その可能性を感じさせる質問をしたほうが、聞き出しやすいのです。

 そこで第2ステップとして、他の借金を返済するなど、できる限り減額理由に沿った対策を講じましょう。仮に「収入合算すればいけそうですよ」といった返答があれば、返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)に問題のあることが推定されます。住宅ローン以外の借金が問題なら、「マイカーローンを完済することはできますか?」と提案されるかもしれません。それで解決できそうであれば、提案に従って、その銀行で再度審査をしてもらうのがいいでしょう。

 けれども、「残念ながら…」と交渉の余地がない場合、担保評価や個人信用情報がネックになっていることが考えられます。その場合、当該の銀行で打てる手はありません。

「フラット35借換融資」では
担保割れでも借り換えられる可能性あり!

 第3ステップで、他の銀行への申し込みを行います。この際、減額の原因部分について、審査基準の緩いと思われる銀行を中心に申し込むのがポイントです。

 たとえば、担保評価が問題であれば、第4ステップとして、フラット35の「借換融資」を検討してみてもいいかもしれません。なぜなら、フラット35は民間の銀行と違って、担保評価割れしていても、それだけで減額されることはないからです。収入なども含めた総合的な判断で審査が行われます。

 また、フラット35の審査金利(返済負担率などを計算する際に用いる審査専用の金利)は、2018年1月現在、1.36%となっていて、メガバンクよりも2%前後低く設定されています。つまり、収入に不安のある人でも、より多くの金額を借りられる可能性が高いということです。

 ただし、ネット銀行などの変動金利や固定期間選択型の比較的固定期間が短い金利に比べて金利は高めですから、借り換えによりどれくらいのメリットが生まれるのか、精査する必要はあります。

【関連記事はこちら!】
>> フラット35と民間の住宅ローン、どちらがお得? 「金利」と「審査の通りやすさ」で徹底比較!

フルローンで借りた人は
担保割れが原因の可能性も!

 ここで担保評価について、もう少し詳しくお話ししておきましょう。現在の住宅ローンを申し込んだ当時と比べて、収入や仕事、他の借金や返済状況などが大きく変わっていないにもかかわらず、減額提示を受けた場合、真っ先に疑われるのは、融資希望額が担保評価を上回っているケースです。

 特にこうしたケースは、新築マンションを諸費用込みのフルローンで借りた場合に起こりがちです。新築マンションの販売価格には広告費などもオンされているため、買った瞬間に価値が2割くらい下がるといわれています。5000万円のマンションであれば、1000万円下がるということです。つまり、返済を始めてからしばらくの間は「フル」ではなく、「オーバー」ローンの状態が続くのです。

 民間のほとんどの銀行は「担保主義」ですから、余程のことがない限り、担保の評価を超える金額は貸しません。そのため、担保割れが原因の場合は検討の余地がないのです。

 ただ、同じ担保でも、銀行によって評価は異なります。どの銀行も担保主義である点は同じですが、はっきり言って、担保の評価自体は結構いい加減です。ネット銀行についてはマンパワーから考えて、まず現地に足を運んでいませんし、足を運んだところで、せいぜいわかるのは立地くらいのものです。家の内部や床下の状態まではチェックできません。

 そのため、ある銀行では担保割れが原因で減額されても、ほかの銀行で必ずしも同じ審査結果になるとは限らず、満額OKのところがあっても不思議ではないのです。

最善策は申し込み当初から
複数の借入先にアプローチしておくこと

 以上、減額を提示された場合の対処法についてお話ししてきましたが、本来は減額されたからほかのローンを探すのではなく、初めの段階から、特徴の異なるローンに3~5つ程度まとめて申し込んでおくのがベストです。すべての銀行が満額回答になるとは限りませんが、審査に通ったものを、改めて比較検討するのが間違いのない選び方です。その上で最終的にどのローンを選べばいいか、専門家に相談するのもいいでしょう。

 金利は毎月変動します。借り換えるなら、史上例を見ない低金利である今のうちに実行したいものですね。

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※借入金額2500万円、借り入れ期間30年
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 新生銀行 <変動金利(半年型) 変動フォーカス>
0.578% 0.450% 0円 借入額×2.16%
【新生銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
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2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
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2位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 変動金利>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。借り換えを重視しており、変動金利(通気引き下げプラン)は、新規借入よりも金利を低く設定している。また、通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。
【関連記事】[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料
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2位 ◆ソニー銀行 <変動セレクト 頭金10%以上 変動金利>
0.585% 0.457% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
外貨預金などで有名なソニーグループの銀行。「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。新規借入で頭金が10%以上あれば、借り換えよりも低い金利が適用される。
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2位
◆au住宅ローン <KDDI 全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457%
0円
借入額×2.16%
【au住宅ローンのメリット・おすすめポイント
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2位 ◆SBIマネープラザ <店舗相談MR.住宅ローンREAL 頭金20%以上>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ。「MR.住宅ローンREAL」は住信SBIネット銀行の商品で、銀行代理店業者として販売する。変動金利は低金利で競争力があり、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯する。SBIマネープラザの支店で相談する、対面用の商品。
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