auじぶん銀行の住宅ローン

がん50%保障団信などを無料で付帯する住宅ローンが増加中!
年齢ごとに、おすすめの銀行を紹介します

【第28回】2023年5月1日公開(2024年1月28日更新)
千日太郎:住宅ローン・不動産ブロガー

「がん50%保障」「全疾病保障」などの疾病保障を「無料」で上乗せするネット銀行が増えています。今回は、主な無料の団信の紹介と、年齢ごとのリスクに適合した最適な保障は何かを考えたいと思います。

無料の上乗せ保障は「ガン50%保障」「全疾病保障」の2種

 こんにちは、ブロガーの千日太郎です。通常は無料で付帯している「死亡・高度障害保障」に加えて、多くの銀行が団信の疾病保障を拡充しはじめています。

 金利が低くて競争力がある主用な金融機関では、以下の5社が「無料」で、保障範囲を拡大しています。最後発のPayPay銀行は、2021年7月に無料の団信を拡充しました。

◆無料の疾病保障特約付き団信※2023年5月調査

金融機関 保障特約名(引受保険会社) 保障の内容
auじぶん銀行

・がん50%保障
・全疾病保障
・月次返済保障

(引受保険会社:クレディ・アグリコル生命保険)

死亡、所定の高度障害、6カ月の余命宣告で住宅ローンがゼロになる。
ガンと診断確定されたときにローン残高が50%になる。

精神障害、妊娠・分娩等を除く病気とケガにより就業不能状態が180日以上続いたとき住宅ローンがゼロになる。

ソニー銀行

・がん50%保障

(引受保険会社:クレディ・アグリコル生命保険)

死亡、所定の高度障害、6カ月の余命宣告で住宅ローンがゼロになる。
ガンと診断確定されたときにローン残高が50%になる。

住信SBIネット銀行

・3大疾病50%保障

・全疾病保障

・月次返済保障

(引受保険会社:カーディフ損害保険)

死亡、所定の高度障害で住宅ローンがゼロ。

がんと診断確定、または急性心筋梗塞・脳卒中が60日以上継続したとき、住宅ローン残高が半額に。
精神障害、妊娠・分娩等を除く病気とケガにより就業不能状態が1年超続いたとき住宅ローンがゼロになる。
8疾病以外の病気とケガはさらに「入院」が条件。

楽天銀行

・がん50%保障

・全疾病特約

・月次返済保障

(引受保険会社:楽天生命保険)

死亡、所定の高度障害、6カ月の余命宣告で住宅ローンがゼロになる。
ガンと診断確定されたときにローン残高が50%になる。
精神障害、妊娠・分娩等を除く病気とケガにより就業不能状態が1年超続いたとき住宅ローンがゼロになる。
PayPay銀行

・がん50%保障

・がん診断給付金
・先進医療給付金

(引受保険会社:クレディ・アグリコル生命保険)

死亡、所定の高度障害、6カ月の余命宣告で住宅ローンがゼロになる。
ガンと診断確定されたときにローン残高が50%になり、100万円を給付。さらにがんの治療に関する先進医療について、最大500万円/回、通算1,000万円まで給付。

auじぶん銀行は「ガン50%保障」と「全疾病保障」の二刀流

 従来は、無料の団信については「ガン50%保障」を付帯する銀行か「全疾病保障」を付帯する銀行か、どちらかを選ぶ必要がありました。

 しかし、2019年3月からauじぶん銀行が「ガン50%保障」と「全疾病保障」の両方を無料で提供を開始。さらに2023年4月から住信SBIネット銀行が、「3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障」と「全疾病保障」の両方を無料で提供。auじぶん銀行、住信SBIネット銀行が、無料団信としては一つ頭が抜けています。

 なお、auじぶん銀行の全疾病保障の条件となる就業不能期間は180日以上であるのに対して、住信SBIネット銀行と楽天銀行では1年超となっており、半分の期間で住宅ローンがゼロ円となります。つまり全疾病保障単独で比較してもauじぶん銀行の方が保険金の払いが早いと言えますね。

 一方で、住信SBIネット銀行の「3大疾病50%保障」は、がんと診断確定、または急性心筋梗塞・脳卒中が60日以上継続したとき、住宅ローン残高が半額になり、より広い保障です。

 同じ金利であれば、「ガン50%保障」と「全疾病保障」の二刀流という点で、明らかにauじぶん銀行住信SBIネット銀行がお得だと言える状況になっています。

無料といっても、実際は0.2%+αを負担している

楽天銀行の住宅ローンは、「全疾病保障の無料付帯」を売りにしている楽天銀行の住宅ローンは、「全疾病保障の無料付帯」を売りにしている

 ちなみに、どの銀行も「団信は無料」とうたっていますが、実は真っ赤なウソです。この世に無料のものなんてありません、住宅ローンの金利に込みになっているだけです

 つまり銀行は、団信を簡素化したり、外すことによって、まだまだ金利を下げることができるのですが、コンマ数パーセントの金利の低さでアピールするよりも「安心が無料で手に入る!」という面でアピールした方が得策だと判断しているに過ぎないのです。

 だからこそ、アナタもこのページを読んでいるんですよね。

 無料というのは、銀行が保険料を負担していて「利用者には保険料としては請求しない」という建前を言っている、いわば言葉のアヤなのです

 では銀行が無料の疾病保障団信でどれくらいの保険料を負担しているのか?

 答えは約0.2%+αです。

 それは、住宅金融支援機構のフラット35で住宅ローンを組む際、団信に不加入の場合は団信込みのフラット35の金利から0.2%引き下げになるからです。

 住宅金融支援機構の団信(以下「機構団信」という)は、死亡及び高度障害に加えて1級または2級の障害者手帳の交付によっても全額が保障されます。これによって糖尿病で人工透析が必要になるなどの比較的軽い障害であっても住宅ローンがゼロ円になるのですね。

 住宅金融支援機構の団信は、一般的な団信である「死亡+高度障害」よりも若干保障範囲が広く、今回取り上げている「無料の疾病保障特約付きの団信」に近い保障です。なので、コストは0.2%+αと考えてもいいでしょう。

 なお、機構団信は民間の生命保険会社と保険契約を結んで運営しています。

◆機構団信特約制度の共同引受生命保険会社(平成29年4月1日現在)
アクサ生命保険株式会社
ジブラルタ生命保険株式会社
住友生命保険相互会社
ソニー生命保険株式会社
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
第一生命保険株式会社
大同生命保険株式会社
太陽生命保険株式会社
東京海上日動あんしん生命保険株式会社
日本生命保険相互会社
富国生命保険相互会社
フコクしんらい生命保険株式会社
三井生命保険株式会社
三井住友海上あいおい生命保険株式会社
明治安田生命保険相互会社
メットライフ生命保険株式会社
※以上50音順

年齢が若いと「損」、年齢が上だと「得」

 団信は一般的に、年齢が若いと損をし、高齢になるほどオトクだと言われていますね。それを具体的な金額で実感してもらいたいと思います。

 そこで、60歳でガンに罹患したとして、住宅ローンのスタート年齢別に「ガン50%団信のリターンがどれだけ違うのか?」を比較してみます。年齢が高いほどガンに罹りやすくなりますが、ひとまず、60歳になったら必ずガンに罹るという前提です。

《前提条件》
ガン50%保障団信に加入
住宅ローン:4000万円
返済期間:35年元利均等返済
金利:1.38%

60歳時にガンになる場合の保障額は?
借り入れ年齢 住宅ローンの
60歳時残高
50%ガン保障の
保障額
25歳 0円 0円
30歳 696万円 348万円
35歳 1,346万円 673万円
40歳 1,952万円 976万円
45歳 2,518万円 1,259万円
50歳 3,047万円 1,523万円

 例えば25歳でも50歳でも住宅ローンの金利は同じです。しかし、25歳の人が60歳でガンになってもその時には住宅ローンはゼロ円になっていますから保険の恩恵はありません。

 しかし、50歳からスタートした人が60歳でガンになったら、その時点のローン残高3047万円が半分になりますので、1523万円の保険金が支払われたのと同じ効果があるということです。

 さらに20歳からスタートした人は35年かけて保険料を満額払うことになりますが、50歳からスタートした人は60歳までの10年分の保険料しか払っていないのです。

団信のリターンとコストの損得勘定
  年齢が若い人( 年齢が上の人(お得
保険金(リターン) 少ない 多い
保険料(コスト) 多い 少ない

 保険料が無料だと思うとこういう考え方はしないのですが、要するにこの保険料を均一に利息という形で銀行に払っているのが「疾病保障無料の団信」住宅ローンを借りるということです。

「ガン50%」「全疾病保障」のメリット、デメリット

 ここで、ガン50%団信と全疾病保障団信の保障の特徴を確認しておきましょう。それぞれ一長一短のメリット、デメリットがあります。

●ガン50%団信の特徴:対象はガンのみで保険金は住宅ローンの半額だが、早期に保険金が支払われるスピードが魅力
●全疾病保障団信の特徴:ほとんど全ての病気とケガが対象で住宅ローンの全額が保障されるのは魅力だが、1年の就業不能または入院という条件を満たす必要がある

 以上のように、特徴はかなり違います。「疾病保障が無料!」とか「ガン50%保障!」という売り文句にすぐ飛びつくのではなく、あくまで自分にとって適合しているのかという観点から疾病保障無料の団信を選ぶ必要があるということです。

 少なくとも年齢ごとに、リスクの傾向とそれに合った疾病保障無料団信の選び方というものがあるので、年齢ごとに最適な商品を紹介しましょう。

◆無料の疾病保障特約付き団信

銀行名

ガン50%保障 全疾病保障
auじぶん銀行(詳細はこちら)

ソニー銀行(詳細はこちら)
住信SBIネット銀行(詳細はこちら) ○(3大疾病)
楽天銀行(詳細はこちら)
PayPay銀行(詳細はこちら)

「20代」は団信よりも生命保険がオススメ

 20代は年収に対して住宅ローンの金額が高い傾向にあります。定年退職までの年数が最も長いことから、住宅ローンの残高が心理的なプレッシャーとなり、無料の疾病保障団信に魅力を感じる人が多いです。

 ともすると有料で疾病保障団信を付けようとする人も多いです。

 しかし、前述のようにリスクが高くなる後半には、ほとんどローン残高が残っていないので、団信の費用対効果が最も悪いのがこの年齢層です。

 なので、病気のリスクが低い人に適した生命保険(ガン保険や収入保障など)に加入する方が一般的にはオトクなのです。無料の疾病保障団信はオマケ程度に考えて住宅ローンを選ぶことをお勧めします。

「30代」は費用対効果を吟味して団信を選ぶ

 30代は収入が増えてきて、かつ定年退職までの期間もそこそこあるので、住宅ローンの金額が最も高くなる年齢層です。そのため、住宅ローンがゼロ円となる団信の有難みも大きくなる傾向がありますね。

 また、年齢による団信の保険金(リターン)が30代前半と後半では大きく違ってくる点も特徴です。前述のガン50%団信を例にすると、30代前半の保険金は300万円台、30代後半の保険金は900万円台です。同じ団信でも年齢によってリターンが倍以上違うのです!

 30代の前半の人は、非常に病気などのリスクが少ないので、ガン50%団信よりも、全疾病保障団信の方が費用対効果の面で釣り合と考えています。ガン50%団信は、リスクが低いうえにもともと少ないリターンがさらに半分になるということでもあります。

 30代後半になると、高年齢の住宅ローン残高が大きくなり、ガン50%団信のリターンも多くなってきますので、メリットが際立ってきます。

 住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、楽天銀行はガン50%保障と全疾病保障の両方が付帯しますので、優先的に考え、そしてさらに自分にマッチした保障が付帯する銀行に審査を出しましょう。

「40代」は自分のリスクに合わせて団信を選ぶ

 40代と30代で住宅ローンの金額にほとんど差はありませんが、その一方で定年までの年数は30代の人よりも10年短いです。つまり、60歳定年時の残高が大きいので完済にリスクを抱えている人が多いのが特徴ですね。

 団信のリターンも安定して大きく、ガン50%団信でも、全疾病保障団信でも、どちらでも費用対効果の高い年齢層と言えます。

 強いて言えば、夫婦の収入がほぼ同じくらいで、妻も定年までフルタイムで働くという50:50の共働き夫婦であれば、早い段階で保障が受けられる「ガン50%保障」がマッチします。

 がんと診断された時点でローン残高が50%になります。つまり、今後は収入の割合に応じた元利均等返済に軽減されるので、今の家に住みながらパートナーの看病を続けることができます。

 これに対して収入が一方に偏っている夫婦の場合は全疾病保障がマッチするでしょう。住宅ローンがゼロにならなければ、家を手放すことになってしまう可能性が高いからです。

「50代」は住宅ローン控除と団信の恩恵がポイント

 50代になるともう定年退職が視界に入ってきますので、50代から住宅ローンをスタートする人は控えめな金額の住宅ローンにする傾向があります。

 無料の疾病保障団信については、40代と同じく、「ガン50%団信」でも「全疾病保障団信」でも、どちらでも適合する年齢層と言えますね。無料の疾病保障団信の選び方も、40代と同様で「共働き夫婦は、ガン50%団信」、「収入が偏っていれば全疾病保障」です。

 一方で、確実に完済できる貯蓄or収入が見込めるのであれば、住宅ローン控除の恩恵と団信の保障を得るためにあえて住宅ローンを借りるという選択肢もあります。

●住宅ローン控除:年末のローン残高の1%が税金からキャッシュバックされる
●団信:住宅ローン残高(数千万単位)の保険金が支払われる生命保険と同じ効果 

◆無料の疾病保障特約付き団信

銀行名

ガン50%保障 全疾病保障
auじぶん銀行(詳細はこちら)

ソニー銀行(詳細はこちら)
住信SBIネット銀行(詳細はこちら) ○(3大疾病)
楽天銀行(詳細はこちら)
PayPay銀行(詳細はこちら)

まとめ ~ 無料に惑わされず自分のリスクにあった対策を

 住宅ローンの返済は病気で働けなくなっても続きます。自分の家と家族を守るには、自分のリスクに見合った対策をする必要があります。その点、auじぶん銀行は他行よりも幅広いリスクに対応できる無料団信を提供しているので、要チェックです。

 ただし、団信が無料だからなんて理由は住宅ローンを選ぶ決め手にはなりません。そもそも経済的な実態からすると無料ではありませんし、その保険が自分のリスクに適合しているのかしっかり吟味して選ぶ必要があります。

 家なんて、しょせんは容れ物です。しかしそこに入れるものは、家族の生活と人生です。その決断にはほんの少しの妥協があってもいけないのです。千日太郎と出会った皆様が家と住宅ローンで正しい選択をし、素敵な人生を送られることを願っています。

借入中のうつ病は、保障されない!

 なお、注意したいのは、通常の団体信用生命保険だと、借入中に「うつ病」のような精神疾患にかかったとしても保障対象外となる可能性が高いということだ。

 一応、通常の団体信用生命保険の支払い事由(死亡・高度障害)の中に「精神疾患」は含まれているが、以下のようにハードルは非常に高い。

・中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの(食物の摂取、排便・排尿・その後始末、及び衣服着脱・起居・歩行・入浴のいずれもが自分ではできず、常に他人の介護を要する状態)
※住宅金融支援機構のフラット35の機構団信約款を一部改変

 うつ病になり、働けなくなったとしても、食事、歩行さえも自分でできない状態にまでなる人は非常に少ない。うつ病になったとしても住宅ローンが免除される可能性は低いのだ。

 もし、うつ病が心配であれば、民間の生命保険会社の「就業不能保障(精神疾患も保障するタイプ)」に加入するといいだろう。住宅ローン残高がゼロになるわけではないが、病状が悪くて働けない時期の毎月返済をカバーできる。就業不能保障でも精神疾患をカバーしていないタイプもあるので、確認しよう。

■保険相談サービス5社を比較

サービス名 保険見直し本舗 保険マンモス 保険見直しラボ ほけんのぜんぶ マネードクター
取扱保険会社数 43社 平均22社
※FPによって違う
36社 35社 32社
訪問相談 ※全国対応 ※全国対応 ※全国対応 ※全国対応 ※全国対応
店舗相談 ※全国約340拠点 ※FPにより違う ※全国約60拠点 × ※全国約100拠点
オンライン相談
特徴 契約実績100万件以上、保険を管理するアプリあり。一部店舗では住宅ローンの相談も可 相談担当者は平均5年の経験あり コンサルの平均業界経験歴が12.1年 入社1年以上の
プランナーは全員ファイナンシャルプランナー資格取得
保険以外にも、資産運用や住宅ローンの相談も可能
キャンペーン 新潟産新ブランド米プレゼント 国産牛切り落とし300gなどから選択 ゆめぴりか、熟成牛タンなどから選択 ゆめぴりか、ロクシタンアソープなどから選択 ムーミン抗菌マスク、野菜生活、鼻セレブなどから選択
運営会社 株式会社保険見直し本舗(2001年設立) 保険マンモス(2005年設立) Jリスクマネージメント(2009年設立) 株式会社ほけんのぜんぶ(2005年設立) 株式会社FPパートナー
(2009年設立)
 

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新規借入2024年4月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.298%
総返済額 3156万円
表面金利
年0.169%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,566円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.428%
総返済額 3226万円
表面金利
年0.298%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,227円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

変動金利ランキング完全版はこちら

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※サイト内の金利はすべて年率で表示

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