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住宅ローンはキャッシングがあっても借りられる? 
「おまとめローン」活用による住宅ローン借入術とは

2020年7月7日公開(2021年5月26日更新)
福崎剛:フリージャーナリスト
監修者 田中伸:株式会社ニコニコ住宅ローン 代表取締役

住宅ローンを借りたいが、「キャッシングなど、ほかに借り入れがある」という人は審査で落ちることが多い。そんな時に頼りになるのが、住宅ローン用の「おまとめローン」だ。おまとめローンを活用し、既存借り入れの毎月返済額を抑えれば、住宅ローンを借りられる可能性が高まるのだ。ただし、借入額が多くなるので、ファイナンシャルプランナーなどとの相談が不可欠となる。(フリージャーナリスト:福崎剛)

住宅ローン向け「おまとめローン」とは

住宅ローンのおまとめローン
複数のローンをまとめる「おまとめローン」(出典:PIXTA)

 「おまとめローン」とは、複数の金融機関からの借り入れを一つにまとめるローンだ。たとえば、マイカーローン、教育ローン、カードローン、キャッシングなど、借入期間や借入金額が異なるローンを、比較的低金利のローンにまとめることで、毎月の返済額を抑えるというものだ。

 通常、おまとめローンの借入期間は10年、長くても15年を上限に設定されている。そのため、金利が低くなって返済の負担は軽くなっても、毎月返済額が大きく減少することはない。

 そこで注目されるのが、住宅ローンとセットで借りるのに向いている「おまとめローン」。金利はカードローンより低い2%台。さらに、借入期間を最長35年に設定できる、ノンバンクや一部の地銀が提供している商品だ。

 おまとめローンを活用して、多数の人に住宅ローンの借り入れを実現させてきた実績がある株式会社ニコニコ住宅ローンの田中伸氏は、以下のように説明する。

 「おまとめローンを提案するのは、複数の借り入れがあり、住宅ローンの審査で否決されたり、否決されそうな人です。それも個別で事情が違っているので、おまとめローンで解決できる場合もあれば、うまくいかない場合もあります」

 おまとめローンを活用すれば、誰でも住宅ローンを借りられるわけではない。とはいえ、可能性が高まるのは確かだ。

 こうした商品は、住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーが取り扱っているケースが多く、不動産業者によっては紹介してくれることもあるだろう。

おまとめローン活用で、住宅ローンが借りられる仕組み

 「おまとめローン」を活用すると、どうして住宅ローンを借りやすくなるのだろうか。

 キャッシングなどの借り入れは金利が高い。貸付額10万円未満の場合は、金利20%までとなっている。おまとめローンなら金利は数%と低いので、負担が軽くなる。また、借入期間が長いというのも住宅ローンとセットになったおまとめローンの特徴だ。

 「多くのおまとめローンは、融資期間が10年ほどと短いため、毎月返済額は少ししか減らすことができず、ローンをまとめる効果としては小さいですが、”住宅ローンを借りることを想定したおまとめローン”なら、最大35年の融資期間が可能で、毎月返済額を抑えることができます」(田中氏)

 実は、住宅ローンの審査においては、「返済比率」を重視する。計算方法は、「返済比率(%)=年間返済額÷年収×100」となる。

 固定金利型の住宅ローン「フラット35」を提供する住宅金融支援機構は、年収に対する返済額の比率を基準として公表している。たとえば、年収が400万円未満であれば返済比率は30%以下、年収400万円以上なら返済比率は35%以下としている。

 【図表】住宅ローン「フラット35」の利用条件(返済比率)

住宅ローン「フラット35」の利用条件(返済比率)
出典:「フラット35」から一部抜粋

 この返済額には、キャッシングや教育ローンなど、既存のローンも計算に入れる。ただし、住宅ローン審査では、既存のローンの「総借入額」が問題になるのではなく、「毎月返済額」がいくらかが重要となる。おまとめローンで借入期間を長期に設定すれば毎月返済額は少なくなるので、住宅ローンの審査に通りやすくなるという仕組みだ。

 「たとえば、100万円を金利2%で借り、1年で返済するとなれば、毎月8万5000円必要です。しかし、返済期間が住宅ローンのように長期になれば毎月の支払額は抑えられます。100万円を30年で返済するなら、毎月の支払いは3700円ほど。これなら住宅ローンを借りても、無理なく返済が可能になります」(田中氏)

 ただし、借入期間が長くなることで、総支払額は増加してしまう。既存のローンが残っているような人が、住宅ローンを払いきれるのかという問題もある。そのため、おまとめローンは、あくまでも金融の専門家のアドバイスの下で住宅ローンに申し込むのが無難だ。

 手続きについては、借り入れまでの期間を短縮するため、おまとめローンと借り換えローン(住宅ローン)は、同時に申し込むケースが多い。住宅ローンの審査は、おまとめローンが通った場合の毎月返済額を前提として審査してくれる。いわゆる「停止条件付き審査」というもので、これにより、迅速に手続きを進められる。

 以上がおまとめローンの概要だ。おまとめローンには、メリットとデメリット両方あるので、改めて確認しておこう。

【メリット】
・既存のローンを一本化できる
・家計の金銭管理がしやすくなり、毎月の返済額が抑えられる

【デメリット】
・借入額が膨らみやすく長期の返済になるため、総支払額は増える

おまとめローンの活用で、住宅ローン審査に通った事例

 ここからは、おまとめローンを活用して住宅ローンの審査に通った成功事例を見ていこう。

 なお、以下で紹介する事例は、すべて「貸金業者」と呼ばれる、いわゆるノンバンク系の金融機関が取り扱うおまとめローンを利用し、住宅ローンは審査が比較的緩い「フラット35」を借りた。

事例1:おまとめローンで返済比率を下げ、住宅ローンの審査をパス!

 事例1では、当初の計算で返済比率が44.4%になっていたため、住宅ローンの借り入れができなかった。そこで、おまとめローンを活用して、返済比率を35%以下にしたケースだ。

 「この方は、住宅ローンの審査で否決されたため相談に来たケースです。趣味で高級時計のコレクションをしている方でした。その趣味で、金利の高いローンの借り入れがあったことがネックでした。そこで、おまとめローンを使って返済比率を下げました」と、田中伸氏は説明する。

事例1:住宅ローン3430万円
・会社員46歳、年収670万円
・既存借り入れ(個別割賦7件):170万円(年間合計返済額)
・購入物件:中古マンション(平成9年築)
・住宅ローン:3430万円(うち諸費用240万円)
・融資期間:33年
・当初返済比率:44.4% ⇒ おまとめローン導入後:34.3%
割賦をすべておまとめローンで借り換えて、マイホーム取得を実現

 「フラット35」は、審査基準(返済比率)を満たせば、銀行独自の住宅ローンよりも比較的借りやすいのが特徴だ。しかし、キャッシングなどほかの借り入れがある場合は、借入額が減額されるため、住宅ローンを組めたとしても融資額が低くなり、住宅購入を実現するのは難しい。

 事例1では、事情を把握したうえでおまとめローンを活用した結果、返済比率を35%以下にできたので、希望額の満額を借り入れることができた。

事例2:親の介護リフォームローンを抱えながら、住宅ローンの審査をパス!

 事例2は、720万円もの既存ローンがあったが、住宅ローンを借りられたケースだ。

 「既存のローン額が合計720万円もありました。金利5%超のカードローンやキャッシングを抱え、さらに親の介護リフォームローンも借り入れていました。そのため、すでに他行の住宅ローンの審査で否決されていました。そこで、一部の既存ローンを残して、おまとめローンで借り換えたのです」と、相談を受けた田中伸氏は説明する。

事例2:住宅ローン3230万円
・会社員50歳(勤続3年)、年収660万円
・既存ローン(4件):720万円、おまとめローン:210万円
・購入物件:中古マンション(平成9年築)
・住宅ローン:3230万円(うち諸費用280万円)
・融資期間:28年
・自己資金なし、既存ローン4件(カードローン、キャッシングなど)
おまとめローンで借り換え、既存ローンの1件はそのまま残した

 事例2では、親の介護のためのリフォームローンを組んでいたこともあり、借り入れが膨らんでいた。老老介護の時代と言われる今、実家のバリアフリー化など、必要に迫られてリフォームローンを組むケースもある。しかし、住宅ローンの審査では、借り入れの理由はまったく考慮されない。既存の借り入れの事情にかかわらず、すべて加味された上で審査される。

 この事例でもおまとめローンを活用したが、問題があった。おまとめローンは、ノンバンクが提供しているものだったので、貸金業法の「総量規制※」により、年収の3分の1までしか借り入れができない。そのため、おまとめローンで借り換えた金額は210万円になっている。既存ローンの一部はそのままとしながらも、返済比率を下げることで住宅ローンの融資基準をクリアし、住宅取得を実現した。

※総量規制とは
 貸金業は、過度な借り入れをさせて多重債務に陥らないように、年収の3分の1までしか貸し付けができない「総量規制」がある。つまり、年収600万円であれば、その3分の1の200万円までしか貸金業者から借り入れることができないというわけである。そのため、ファイナンシャルプランナーなど金融の専門家の下で、返済計画をしっかり立ててから借り入れることがベターだろう。
引用元:「日本貸金業協会」サイトから

全ての人が審査に通るわけではない!

個人信用情報機関のCIC
個人信用情報機関のCICホームページ

 以上の2事例は、おまとめローンを活用して住宅ローン審査にパスして融資を受けられた成功事例だ。

 ただし、おまとめローンを使えば、すべての人が住宅ローンを借り入れできるわけではない。実際、ニコニコ住宅ローンの田中氏を頼って相談に訪れても、審査で否決され、融資が叶わない事例もあるという。

 ただし、カードローンやクレジット支払いの延滞などがあったケースでは、「あと数年で個人の信用情報が更新されれば、借り入れが可能になる事例もあり、申し込むタイミングがポイントになることもある」(田中氏)という。

 個人の信用情報がわかる指定信用情報機関のCIC(クレジットカード系)、JICC(消費者金融系)、KSC(銀行系)で、過去のローン延滞記録が残っている場合は、住宅ローン審査で否決される場合が多いが、延滞履歴は1〜5年で消えるので、それを待って申し込めば、審査でマイナス評価を受けることがなくなり、融資される可能性が大きくなるのである。

【関連記事はこちら】>>ローンの延滞歴がある人でも住宅ローンは借りられる? 遅延・滞納が与える影響や信用情報の裏側を大解剖!

「おまとめローン」は便利だが、借り入れは熟考の上慎重に

 おまとめローンによる借り入れを成功させるには、信頼できる金融の専門家のアドバイスが不可欠である。無理に借りて、住宅ローン破綻をしてしまっては、元も子もない。長期借り入れになる住宅ローンだからこそ、慎重に熟考したい。 

 ホームローンドクター株式会社の代表で、住宅ローンに詳しい淡河範明氏は、「おまとめローンの取り扱いは慎重にすべきだ」と語る。 

 「おまとめローンを使って、毎月返済額が削減されても、借入期間が長期化するので、その支払い負担は増えます。その負担増が問題ないかどうかは、それぞれの家計によって異なるため、個別に判断する必要があります」と淡河氏は、毎月の返済額が抑えられることよりも、長期化されることで支払い負担が大きくなることに注意すべきだという。

 「どんな資金計画であっても、キャッシュフローとストックの水準でチェックするしかありません。つまり、ローンをおまとめすることで、キャッシュフロー(収入や支出といったお金の流れ)がどれだけ改善され、長期の支払いが可能なのかを吟味すべきです。また、将来必要となる教育資金や老後資金を十分に準備(貯蓄)できるのかを確認することも大切です。」と、淡河氏は説明する。

 繰り返しになるが、住宅ローンを借りる場合、決して「おまとめローン」ありきで考えないことだ。また、おまとめローンで住宅ローンの融資を受けられたとしても、安心せずにできるだけ早めに繰り上げ返済をするように心がけるのが賢明だ。

FPなどのアドバイスを受ける

 以上のように、「おまとめローン」は、既存ローンの借り入れがある場合など、そのままでは住宅ローン審査をパスしにくい場合に活用できる。

 ただし、おまとめローンは借入額の増加や、借入期間が長期化し支払い負担が増えるというリスクがあるため、信頼できる金融の専門家、ファイナンシャルプランナーなどのアドバイスを受けて活用を考えたいし、必ずしも住宅ローンの借り入れに成功するとは限らないことに注意したい。

【関連記事はこちら】>>アルバイトや年収200万円未満でも、住宅ローンは借りられる? 年収が低くても借りられる銀行、商品を紹介!

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住宅ローン
変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年

au携帯&新電力契約で、金利▲0.1%
実質金利(手数料込)
0.348%
表面金利
0.219%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①「がん50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②au金利優遇ならダントツの低金利

2023/5/1現在の金利にau金利優遇割を適用した金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。au金利優遇割は、au回線とじぶんでんきをセットで契約された場合に適用されるプラン。審査によっては、割引が適用されない場合がある。※借り換えの変動金利は、2023年5月現在の金利にau金利優遇割および借換え金利引下げキャンペーンの金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。キャンペーン期間は~2023年6月30日(金)。審査の結果によっては、本金利プランおよび本キャンペーンをご利用いただけない場合がございます。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.10%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円※2022年5月2日以降借り入れの顧客が対象
11疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.20%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円※2022年5月2日以降借り入れの顧客が対象
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
3大疾病50%保障が無料で付帯!
実質金利(手数料込)
0.450%
表面金利
0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
②先進医療特約も無料で付帯

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
1年以上35年以内(1ヵ月単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
3大疾病の50%保障が無料付帯!
実質金利(手数料込)
0.450%
表面金利
0.320%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
おすすめポイント

①店舗相談でも、低金利商品あり
②注文住宅で必要な「つなぎ融資」に対応!

※こちらの商品は住信SBIネット銀行の住宅ローンです。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
  • 全国10支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
  • 変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBIグループの企業ですが、同じグループの住信SBIネット銀行には提供していない「つなぎ融資」を利用できることです。

 

店舗販売専用の商品で、店舗で相談しながら手続き出来ます。ただし、住宅ローン相談窓口は全国に10店舗しかないため、居住地域によっては利用が困難です。

 

審査は住信SBIネット銀行と同じだと思っていいです。また、事務手続きに比較的時間がかかります。

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手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.20%
■フラット35
融資額×2.20%
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■自社商品
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■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は3万3000円)
■フラット35
0円
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
1年以上35年以内
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域。ただし、借地上・保留地・共有仮換地上の物件、離島にある物件については、取扱いできない
■フラット35
使い道
年収
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

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年収
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

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年齢
(借入時)
■自社商品

■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品

■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
【40歳未満】
一般団信
+3大疾病50%保障
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約

【40歳以上】
一般団信
+就業不能保障
+全疾病保障
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一般団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病50%保障(がんと診断確定された場合、ローン残高が50%に。急性心筋梗塞、脳卒中で手術、または60日以上後遺症が継続するなどの状態でローン残高が50%に)
就業不能保障(就業不能状態なら毎月のローン返済を最大12カ月保障。8大疾病以外は24カ月保障、当初3カ月免責)
全疾病保障(8疾病で就業不能状態が12カ月超の場合。または、8疾病以外のすべてのけがや病気で就業不能状態が24カ月超の場合、ローン残高が0円 )
先進医療特約(通算1000万円まで)
オプション
(特約)の団信
3大疾病100%保障【40歳未満】
金利+年0.2%3大疾病50%保障【40歳以上】
金利+年0.25%3大疾病100%保障【40歳以上】
金利+年0.4%ワイド団信
金利+年0.3%
閉じる
自己資金が少ない人、短期返済の人におすすめ
実質金利(手数料込)
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0.370%
手数料(税込)
借入額×2.2%
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0円
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②がん団信が金利上乗せ0.1%

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審査基準

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生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上1億円以下
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、1億円以下)
借入期間
5年以上35年以内
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。変動金利ランキング完全版はこちら

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