住宅ローンの手数料を比較して安い銀行を見つけよう! 保証料率や諸費用の相場も解説

2024年7月17日公開(2024年8月8日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

住宅ローンを借りるときに必要な手数料・保証料(諸費用)とは? 手数料が安い銀行はどこ? こんな疑問に答えるため、主要18銀行の諸費用を比較した。中には手数料を住宅ローンに組み込むことができる(つまり、自己資金が少なくてもいい)銀行も登場している。

住宅ローンの2大諸費用「手数料」「保証料」とは

住宅ローンの2大諸費用「手数料」「保証料」とは
出所:PIXTA

 住宅ローンを借りる銀行・金融機関などに支払う諸費用は、借入金額に比例して大きくなることが多い。たとえば、借入金額が4000万円なら、銀行に対して4万〜88万円程度を支払う。銀行によってかなり幅がある。

 諸費用は大きく分けて2つだ。

(1)手数料(事務手数料ともいう)

(2)保証料

 これらの諸費用は基本、借入時に一括で支払う必要がある。自己資金がない人にとっては負担が大きいため、最近は借入額への繰り入れが可能(自己資金が少なくても大丈夫)という銀行も増えている。

 なお、手数料と保証料の療法を支払うという銀行は少なく、どちらかだけを支払うという銀行が大半だ。

(1)手数料

 最近、銀行への初期費用の支払い方法で増えているのが「手数料」方式だ。「事務手数料」「取引手数料」など、名称はさまざまだ。いつ支払うのかというと、後述する「保証料」と同様に、借入時に一括で支払う。

 手数料に相場はなく、SBI新生銀行の通常商品のように5.5万円という「定額型」で安い銀行や、「借入金額×2.2%」など借入金額に連動する銀行あで様々だ。

 なお、借入期間が35年の場合、「手数料」は借入金額×2.2%の銀行が多いが、後述の「保証料」だと借入金額×2.06%なので、ほぼ一緒だ。

 しかし、借入期間が20年など短めの場合、「手数料」は借入金額×2.2%で変わらないのに対し、「保証料」は借入金額×1.48%となり、「保証料」のほうが安くなる。

 また、「手数料」は繰上げ返済をしてもお金は戻ってこないが、「保証料」の場合、繰り上げ返済すると保証料の一部が戻ってくるメリットもある。

(2)保証料

 地方銀行や、一部の大手銀行(主に店頭販売商品)、JA、ろうきんなど対して支払うのが、「保証料」だ。みずほ銀行、三菱UFJ銀行などの大手銀行は、従来「保証料」方式が主体だったが、最近は上記の「手数料」方式にシフトしつつある。

 保証料については、銀行はほぼ横並びの保証料率となっている。たとえば返済期間35年、一括前払いの場合、借入金額×2.06%程度を、借入時に一括支払いする借入金額4000万円なら保証料は約82万円となる。もし、借入期間が短い場合は、保証料率もそれに比例して低くなる。

 なお、保証料を最初に一括で支払うのではなく、金利に0.2%程度上乗せして毎月支払う方法を選択できる銀行もある。

保証料率(一括前払い)の相場は?

借入期間 保証料率
5年 0.46%
10年 0.85%
15年 1.20%
20年 1.48%
25年 1.73%
30年 1.91%
35年 2.06%
※出所:りそな銀行「保証料(一括前払い)の一覧表」。商品や取扱条件により保証料が異なる場合もある。2022年2月調べ。

(3)その他諸費用

 住宅ローンを借りる場合は印紙税がかかる。印紙税は以下のようになっている。ただし、電子契約を結ぶ場合、書面は不要なので、印紙税は必要なくなる。ネット銀行の大半は電子契約似対応している。

住宅ローン契約書の印紙税

契約金額 税率(軽減措置)
500万円超、1,000万円以下    

1万円

1,000万円超、5,000万円以下    

2万円

5,000万円超、1億円以下    

6万円

1億円超、5億円以下    

10万円

※出所:国税庁「No.7140 印紙税額の一覧表」から抜粋

 他にも、住宅を購入する際は、以下の諸費用もかかる。諸費用の合計は、物件価格に対して、合計で5〜10%かかることになる。

・税金(登録免許税、都市計画税、不動産取得税)
・司法書士の手数料
・不動産仲介手数料(主に中古住宅)
・火災保険料、地震保険料

【関連記事】>>住宅購入の費用は、物件価格の最大10%!? 「諸費用」と「事前に用意する費用」を解説!

住宅ローンの手数料・保証料を比較(18銀行)

 それでは各銀行の手数料・保証料がいくらなのか、具体的に比較してみよう。比較してみると、同じ銀行でも複数の商品を持っていることが分かる。

 ネット銀行は、「手数料型」しかないが、大手銀行は「手数料型(ウェブ専用が中心)」「保証料型」の両タイプを持っている。

ネット銀行で手数料が安いのは、ソニー銀行、SBI新生銀行

 ネット銀行の手数料を見ると、ソニー銀行(住宅ローン)の定額4.4万円、SBI新生銀行(通常商品)の定額5.5万円が非常に安いことが分かる。楽天銀行の定額33万円にしても、かなり安い。

 多くのネット銀行は手数料を「借入額×2.2%」としており、4000万円を借りた場合は88万円となる。手数料が数万円というのは、非常に安いのだ。

 不動産を購入する際は多額の諸費用がかかるため、自己資金が少なめの場合は、こうした手数料が安い銀行を選ぶといいだろう。

主なネット銀行等の「諸費用」

銀行名 手数料 保証料
手数料定額で、自己資金が少ない人におすすめ
ソニー銀行のロゴマーク
【住宅ローン】

4.4万円(税込)

【変動セレクト】

【固定セレクト】

借入額×2.2%(税込)

SBI新生銀行のロゴマーク

【通常商品】

5.5万円(税込)

【変動フォーカス】

借入額×2.2%(税込)

【ステップダウン金利】

16.5万円(税込)

イオン銀行のロゴマーク

【定額型】

11万円(税込)

【定率型】

借入額×2.2%(税込)

楽天銀行のロゴマーク
33万円(税込)
手数料が高額で、自己資金がある人向け
住信SBIネット銀行のロゴマーク
借入額×2.2%(税込)
auじぶん銀行のロゴマーク
借入額×2.2%(税込)
PayPay銀行のロゴマーク
借入額×2.2%(税込)
SBIマネープラザのロゴマーク
借入額×2.2%(税込)
東京スター銀行のロゴマーク
借入額×2.2%(税込)

大手銀行は、金利上乗せ型なら、諸費費用がほぼゼロ円

 大手銀行の場合、「手数料」か「保証料」を選択させる銀行が多い。しかし、どちらも借入時に一括で「借入額✕2%程度」(借入期間35年の場合)かかることには変わりがない。

 ただし、金利を上乗せすることで、初期費用を抑えることできる商品を取り扱っている銀行も多い。みずほ銀行は【金利上乗せ型】という、3.3万円+金利0.2%上乗せ(借入期間中ずっと)という商品を用意している。

 その他、保証料の支払い方式として、「一括前払い」ではなく、「金利を0.2%程度上乗せ」を選択できる銀行も多い。

 自己資金が少なめの場合は、「金利上乗せ」で、保証料を後払いすることができる銀行を選ぶといいだろう。全国展開している大手銀行だと、みずほ銀行、りそな銀行が、金利上乗せ型をラインアップしている。

主な大手銀行の「諸費用」

銀行名 手数料

保証料

(35年借入のケース)

みずほ銀行のロゴマーク

【ローン取扱手数料型】

借入額×2.2%(税込)+3.3万円

【保証料一部前払い方式】

3.3万円

【金利上乗せ型】
3.3万円および金利+0.2%

【保証料一部前払い方式】
借入額×2.06%
三菱UFJ銀行のロゴマーク

【融資手数料型】

借入額×2.2%(税込)

三井住友銀行のロゴマーク

【WEB専用】

借入額×2.2%(税込)

りそな銀行のロゴマーク

【融資手数料型】

借入額×2.2%+5.5万円(税込)

【保証料一括前払い型】

借入額×2.16%+5.5万円

【保証料金利上乗せ型】
5.5万円+金利0.2%上乗せ

三井住友信託銀行のロゴマーク

【融資手数料型】

借入額×2.2%(税込)

【保証料型】

借入額×2.06%+3.3万円

三菱UFJ信託銀行のロゴマーク
借入額×2.2%(税込)
中央ろうきんのロゴマーク

【一括前払い方式】

借入額×1.78〜2.37%%+3.3万円

【月次後払い方式】

金利上乗せ0.10%~0.22%+3.3万円

フラット35の「諸費用」
商品名 手数料 保証料(35年借入)

フラット35全般

借入額×0.8〜2.2%(税込)

>>こちらを参照

フラット35(アルヒ)のロゴマーク

借入額×2.2%(消費税込)
(ウェブ申し込みで、借り換え及びスーパーフラットを除く新規借入は、1.1%(消費税込))

>>こちらを参照

※2023年12月調べ。各銀行の主力商品の商品説明書を元に作成。保証料は35年借入の料率。最優遇かつ最も安い諸費用のみ記した。詳細は各銀行に問い合わせを。

「手数料が高いからダメ」は間違い

 ただし、気をつけたいのは、手数料が安い住宅ローンが、金利も低いとは限らないこと。また、手数料が高くても金利が低ければ、問題はない。つまり、諸費用だけでなく、金利とセットで考えないと、おとくな住宅ローンは見つからない。

 なお、各銀行の住宅ローンサイトは非常に紛らわしく、初めて住宅ローンを借りる人だと、手数料、保証料がいくらなのか見つけるだけでも一苦労だろう。

 そこでダイヤモンド不動産研究所では、主要132銀行の住宅ローンについて、金利に手数料・保証料を加味した「実質金利」を計算している。返済額シミュレーションもあり、最もおとくな住宅ローンを簡単に見つけられる。

住宅ローン返済額シミュレーション(新規借入) 住宅ローン返済額シミュレーション(借り換え)

手数料を住宅ローンに組み込める銀行は?

 以上の諸費用は、借入時に現金で一括支払いする必要があり、結構負担が大きい。そのため最近は、住宅ローンに諸費用を組み込むことができる銀行が増えている。つまり、現金で諸費用を用意しなくてすむということだ。

 以下が、諸費用(手数料、保証料)を組み込み可能な主要銀行だ。
auじぶん銀行
住信SBIネット銀行
ソニー銀行
イオン銀行
楽天銀行
PayPay銀行
みずほ銀行
フラット35(アルヒ)

 以上はあくまで各銀行の約款上で「貸すことができる」としているだけであり、約款に書いていなくても貸してくれる銀行もある。さらには、「登記費用」「引越代」「不動産仲介手数料」なども融資対象としている銀行もある。

 ただし、実際には審査で、希望通りの融資額を認められるとは限らない。そのため、申し込む際は複数の銀行に同時に申し込むようにしたい。

【関連記事】>>諸費用組み込み、頭金なし、オーバーローンに対応する銀行は?【主要17銀行の住宅ローン比較】

頭金10%以上でないと、金利が高い住宅ローンも

 また、気をつけたいのが「頭金」だ。

 かつては自己資金として頭金を物件価格の10〜20%程度用意しなければ住宅ローンを借りられなかった。しかし、最近の銀行は頭金なしの「フルローン」を出すケースが増えている。

 ただし、全期間固定金利が売りの「フラット35」は、注意したい。頭金が10%以上でないと、割高な金利になるからだ。金利は以下のように0.11%も高くなる。

  • フラット35金利(借入期間21年超35年以下)
    【頭金10%以上】1.840%
    【頭金10%未満】1.950%
    ※2024年7月の金利。最新金利は住宅金融支援機構「金利情報」を参照

 そのため、フラット35を借りる場合は、「手数料」だけでなく、「頭金」も自己資金として用意しておく必要がある。

【関連記事】>>住宅ローンの頭金の目安はいくら? 頭金のメリット・デメリット、用意できない場合の対策も解説!

まとめ 手数料込みのオーバーローンも可能な時代に

 以上が、住宅ローンにかかる諸費用の概要だ。

 最近は、手数料、保証料などの諸費用を住宅ローンに組み込むことができ、頭金も不要という銀行が増えているので、手持ちの預貯金が少なくても住宅ローンを借りやすくなっている。

 とはいえ、住宅購入をする際は、不動産仲介手数料、登記費用、印紙代など様々な費用がかかる。将来の不測の事態に備えて、一定額の貯金もしておきたいところで、やはり物件価格の10〜20%の自己資金・貯金があったほうが安心だろう。

【関連記事】>>住宅ローン借り換えの諸費用はいくら? 18銀行の手数料・保証料を徹底比較!

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新規借入2025年4月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.540%
総返済額 3287万円
表面金利
年0.410%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
76,688円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
2位

auじぶん銀行

住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、頭金20%以上)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.766%
総返済額 3412万円
表面金利
年0.634%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,665円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③KDDIグループのインターネット銀行で全国に対応

2025/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。変動金利(新規借入)は、物件価格の80%以下で借入れた場合の金利。また、50歳以下の方が一般団信を選択し、物件価格の80%以下で借入れた場合の金利は年0.344%。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • KDDIグループのネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
がん50%団信、がん診断給付100万円が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.779%
総返済額 3419万円
表面金利
年0.647%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,840円
おすすめポイント

①がん50%団信が無料付帯!
手数料4.4万円〜と安く、自己資金が少なくてもOK
③ミックスローンに対応しており、最大3つまで組み合わせOK

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 「がん」になった場合は住宅ローン残高が半分になる「がん団信50%団信」が無料で付帯
  • ミックスローンに対応しており、3つまで組み合わせOK<

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

ソニー銀行の住宅ローンは、手数料が4.4万円〜で超安く、金利も低いのでバランスがすごくいいと思います。借入額は最大2億円と高額です。

 

審査は一言でいえば厳しめ。なかなか通らないですね。年収基準が400万円以上ある必要があります。さらに、例えば夫婦で年収合算をして借りようとすると、原則としてそれぞれが年収400万円以上でなければ審査基準を満たしません。仮に夫が600万円で、妻が350万円なら通りません。年収が高いダブルインカムのパワーカップルにはいいでしょうね。

 

低金利の商品が多いだけでなく、ソニー銀行はミックスローンに対応しており、しかも3つまで組み合わせもOKです。しかし、3つの組み合わせはマニアックすぎて、専門家としてもそこまで必要なのかと悩んでしまいます。

 

いずれにしても条件があえばぜひ検討したい銀行の一つ。手数料が低いので、借り換えを検討するのもいいでしょう。

関連記事 ソニー銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■変動セレクト、固定セレクト
融資額×2.2%
■住宅ローン
44,000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1万円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
住宅ローン・変動セレクト住宅ローン:1年以上35年以下(1ヶ月きざみ)
固定セレクト住宅ローン:10年以上35年以下(1ヶ月きざみ)
融資を受けられるエリア
日本国内全域の市街化区域
使い道
本人が住む新築物件の購入、中古物件の購入、住宅の新築、増改築のための資金。借り換えにも利用可能
年収
(給与所得者)
400万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
400万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満20歳以上満65歳未満
年齢
(完済時)
85歳未満(ワイド団信の場合は81歳未満)
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん団信50(借入時年齢:50歳未満)
死亡・高度障害と判断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分に
オプション
(特約)の団信
がん団信100(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞、脳卒中で手術または、労働の制限等が60日超継続した場合、ローン残高が0円
生活習慣病団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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