担保なしで使える「無担保住宅ローン」とは? 各社の金利や、メリット・デメリットについて解説!

2023年8月28日公開(2023年9月29日更新)
福崎剛:フリージャーナリスト

住宅購入に際して広く利用されている「住宅ローン」は、融資を受けるにあたって担保が必要。ところが、担保が不要な「無担保住宅ローン」という商品も存在している。この記事では、無担保住宅ローンの特徴やメリット・デメリット、各社の金利についても紹介していこう。(フリージャーナリスト:福崎剛)

「無担保住宅ローン」とは?

無担保住宅ローンの特徴
無担保住宅ローンとは、どんな商品なのか(出典:PIXTA)

 通常の「住宅ローン」では、不動産を担保にして融資を受ける。万が一、ローンの返済ができなくなった場合、金融機関が土地・住宅を差し押さえ、住宅ローン残債に充てるためだ。

 しかし、担保が不要な「無担保住宅ローン」という商品もある。その名の通り土地・住宅を担保に入れることなく、融資を受けられるのが大きな特徴だ。

 担保が必要な住宅ローンと無担保住宅ローンの違いは、大きく以下の5つがある。それぞれの違いは図表1のとおりである。

1. 担保の有無
2. 金利
3. 借入期間
4. 借入金額
5. 取扱銀行・金融機関

図表1:無担保住宅ローンと住宅ローンの違い

  住宅ローン 無担保住宅ローン
1.担保の有無 あり なし
2.金利 超低金利 やや高め
3.借入期間 最大35年〜50年 25年以内
4.借入金額

最大2億円

(フラット35は8000万円)

住宅ローンより低い
5.取扱金融機関 多い

少ない

(リフォームローンとして
提供している場合も)

※は金融機関によって異なる

 無担保住宅ローンは担保が不要なため、万一、返済が不可能になった場合は差し押さえる担保がない。そのため、一般的な住宅ローンより融資のリスクが増すため、金利は高めで、借入期間も短めに設定されているなお、金利に関しては、銀行・金融機関で異なる。 

 無担保住宅ローンを取り扱っている金融機関の数は、多くない。さらに、金融機関によっては「借り換え専用」「リフォームローン」などといった商品名が付けられていることがあり、資金用途に制限があるケースもある。

 無担保住宅ローンを利用する場合には、こうした資金用途に関する制限の詳細まで確認する必要があるので注意しよう。

無担保住宅ローンの金利を比較!

商品名と表面金利を表で羅列する

無担保住宅ローンのメリット

メリット
・セカンドハウスや別荘の購入、住宅用土地購入など、通常の住宅ローンを利用できない場合に、無担保住宅ローンなら融資を受けられる

・インテリア・家電購入費用や住宅ローンの借り換えなどにも利用でき、資金用途が広い

・(有担保住宅ローンに比べて)審査が速い

・担保となる土地・住宅の抵当権設定が不要で、その手続きに必要な費用がかからない

無担保住宅ローンのデメリット

デメリット
・(有担保住宅ローンよりも)金利が高い

・(有担保住宅ローンよりも)借入期間が短い

・(有担保住宅ローンよりも)最大借入可能額が小さい

・銀行・金融機関によっては手数料が発生する場合がある

・担保に関する審査はないが、属性に関する審査が中心になり、ほかのローンやクレジットのキャッシングなどの借り入れ、返済状況などがより厳しくチェックされる

・銀行や金融機関によって、資金用途や金額制限がある

 無担保住宅ローンを申し込む前に、これらのメリット・デメリットをよく理解しておくことが大切だ。なお、無担保住宅ローンの場合でも、金利比較だけでなく、手数料など諸費用すべてを含めた実質金利で比較検討したい。

【関連記事はこちら】>>住宅ローン金利(132銀行・1000商品)を比較して、おとくなローンを探そう!住宅ローンのプロが、変動・固定の金利推移を解説!

無担保住宅ローン、資金用途には注意

 無担保住宅ローンは、通常の住宅ローンを利用できない人が利用するケースが多い。銀行・金融機関によって規定は若干異なるが、おおよそ下記の用途が考慮されている場合が多い。

【無担保住宅ローンの用途】

土地付き住宅(新築・中古)の購入
住宅用土地購入
新築・増改築(リフォーム)費用
諸費用の支払い資金
インテリア・家電購入費用
住宅ローンの借り換え資金


※銀行・金融機関により、リフォームのみに利用できないなどの制限がある

 それぞれの用途について、詳しく見ていこう。

土地付き住宅やマンション(新築・中古)の購入

 すでに自身が居住している住宅があり、その物件の住宅ローンを支払っている人が、セカンドハウスや別荘などを購入する際、一般的な住宅ローンを利用することはできない。こういったケースでは、無担保ローンが活用できる。

 このようなケースの場合は、新築か中古か、戸建てかマンションか、といったことは問わない。

住宅用土地購入

 宅地を購入する際に、通常の住宅ローンが使えない場合は、無担保ローンを使うことができる。土地購入にあたっても担保が不要だが、住宅ローンより金利は高めに設定されている。

新築・増改築(リフォーム)費用として

 住宅の購入のほか、増改築(リフォーム)の費用にも使えるのが無担保住宅ローン。資金用途が広く、使い勝手がよい。ただし、無担保住宅ローンとは別に、リフォーム専用ローンとして用意している銀行・金融機関も多い。

諸費用の支払い資金

 無担保住宅ローンは、その資金用途が広く設定されているのも特徴だ。

 不動産の購入や、建て替えによる空き家の解体費用、その手続きにかかる諸費用(印紙代、登記費用、仲介手数料、住宅性能評価の費用、設計監理料、土地造成費用、解体工事費用など)にも使うことができる。

インテリア・家電購入費用

 無担保住宅ローンは、住宅取得に伴い必要となったインテリアや家電製品の購入費用としても活用できる。なお、銀行・金融機関によっては、資金用途や金額制限がされている場合があるので注意しよう。

住宅ローンの借り換え資金

 他の銀行・金融機関で借りている住宅ローンの借り換え資金、および繰り上げ完済手数料として使うことも可能だ。

 担保となる不動産の価値が目減りしており、住宅ローン残高よりも少ない場合は、通常の住宅ローンへの借り換えは難しいが、無担保住宅ローンなら借り換え可能となることもある。

 かつての住宅ローン金利はかなり高かったので、無担保住宅ローンの金利が高いといっても、借り換えメリットが出やすい

無担保住宅ローンには、借り換え専用やリフォーム用もある

 無担保住宅ローンと一口に言っても、すでに説明したように銀行・金融機関によって用途範囲は異なる。

 たとえば、イオン銀行では2011年10月31日から、「イオン銀行無担保住宅借換ローン」の取り扱いをしているが、こちらは公的ならびに民間銀行・金融機関からの住宅ローンの借り換えのみを対象にしている。このように用途が限定されている場合もある

 ちなみに、イオン銀行ではリフォーム用住宅ローンに関して、リフォーム規模などによって使い分けるプランが用意されているので、ここで簡単に紹介しておこう。

 イオン銀行では、一般的な住宅ローン(有担保)の中のひとつとして「住宅ローン・リフォーム活用プラン」(有担保)があり、これとは別に、担保不要の「リフォームローン(無担保ローン)」がある。

 リフォームだけをしたい場合、審査も早く担保も不要な無担保リフォームローンの方が利用しやすい。ただし、金利が住宅ローンより高く、借入金額や借入期間も短い。

 一方、「住宅ローン・リフォーム活用プラン」は、住居を購入と同時にリフォームをする場合など、全体の費用が大きくなる場合におすすめだ。担保は必要になるが、借入金額、借入期間も金利も金利は住宅ローンと同じになるメリットがある。デメリットは、審査の時間や手数料がかかることだろう。

【図表2】イオン銀行のリフォームプラン比較表(無担保ローンなど)

 

イオン銀行

リフォームローン
(無担保ローン)

イオン銀行住宅ローン
リフォーム活用プラン
イオン銀行住宅ローン
借入金額 30万円以上500万円以下 1億円以内 1億円以内
借入期間 1年以上10年以内 1年以上35年以内 1年以上35年以内
金利 イオン銀行リフォームローン金利(全期間固定金利) イオン銀行住宅ローン金利
(変動/当初固定型)
イオン銀行住宅ローン金利
(変動/当初固定型/フラット35)
団体信用生命保険 なし あり(8大疾病保障も選択可) あり(8大疾病保障も選択可)
担保/保証人 不要 担保が必要 担保が必要
手数料 不要 定額型:110,000円(税込)
定率型:借入額×2.20% 
※最低取扱手数料 220,000 円(税込)
定額型:110,000円(税込)
定率型:借入額×2.20% 
※最低取扱手数料 220,000 円(税込)
書類審査 短い 一定の日数が必要 一定の日数が必要
付随特典 なし あり(毎日5%OFF) あり(毎日5%OFF)
用途 軽微なリフォーム、太陽光発電システムの導入 増築・改築、借換+軽微なリフォーム、借換+太陽光発電システムの導入 (1)住宅の新築・購入資金
(2)住宅の増改築・改装資金
(3)住宅ローンのお借換え資金
(4)上記にかかる諸費用

 ただし、多くの銀行・金融機関では、「無担保住宅ローン」の中にリフォーム用途が含まれているため、イオン銀行のように用途別に細かく分けていないことが多い。利用を検討する場合は、複数の銀行・金融機関の無担保住宅ローンを比較するといいだろう。

【関連記事はこちら】>>リフォームローンを借りるのならば、住宅ローン借り換え時に一括借入するのがお得! リフォーム費用も貸してくれる銀行はどこ?
【関連記事はこちら】>>イオン銀行の住宅ローンの口コミ・金利・手数料は?

担保に関する審査がないため、融資までの時間が短い

 「住宅ローンの仮審査で基準となる21項目を徹底解説! 本審査までの流れや必要な書類とは」の記事でも解説したように、住宅ローンの審査は、仮審査・事前審査と本審査の2段階に分かれ、申込から融資実行まで1カ月半ほどかかることもある。では、無担保住宅ローンの場合は、どうだろうか?

 無担保住宅ローンでは、担保評価をする必要がないため、担保に関わる審査の項目が減り、審査スピードは格段に速いといわれる。無担保のため、担保となる土地・住宅の抵当権設定が不要で、その手続きに必要な費用がかからないことも無担保住宅ローンのメリットだろう。

 一方、担保がないため、申込人の属性に関しての審査が中心となり、年収や勤続年数などがより重視されるほか、住宅ローン以外のローンやクレジットカードのキャッシングによる借り入れはないか、返済遅延がないかなど、過去の借入返済状況について厳しくチェックされることがデメリットとも言えるだろう。

【関連記事はこちら】>>担保不足で、住宅ローンで減額された? 不動産の担保評価方法を徹底解説

無担保住宅ローンの金利はやや高く設定されている

 現在の住宅ローンは超低金利で、特に変動金利(表面金利)は0.4%台の金融機関も多い(2023年9月時点)。しかし、無担保住宅ローンの金利は、担保が必要な住宅ローンよりもやや高く設定されている。

 では、どれくらい差があるのだろうか。

 たとえば、2023年9月、群馬銀行の無担保住宅ローンは、0.975%(変動金利、割引後)となっているが、有担保の住宅ローンでは、0.65%(変動金利、割引後)となっており、同じ銀行・金融機関でも0.325%の金利差がある

 千葉銀行の無担保住宅ローンは2.0%(変動金利、割引後)、住宅ローンの金利は0.725%(変動金利、割引後)となっており、金利差は1.275%にもなる。要するに、無担保ローンの金利は高めに設定されていることが分かる。

 図表3のように、城南信用金庫、群馬銀行、千葉銀行、近畿ろうきんの無担保住宅ローンを比較しても、金利の違いに幅がある。また、借入額の上限も有担保の住宅ローンより少なく、銀行・金融機関によって異なるが、1000万円〜2000万円になっている。さらに、借入期間も短い。

【図表3】無担保住宅ローン、4銀行・金融機関を比較(2020年8月)

  城南信用金庫 群馬銀行 千葉銀行

 

近畿ろうきん

借入金額

2000万円

50万~1000万

1500万円

2000万円

借入期間 25年 3〜15年 20年 25年
金利(変動金利) 2.50% 0.975% 2.0%

1.95%(会員組合員)

2.23%(生協組合員)

2.45%(一般勤労者)

金利(固定金利) 3.70%〜
4.00%
(融資期間25年の場合)

1.40%(3〜5年)

1.65%(5〜10年)

1.75%(10〜15年)

4.35%  2.90%(会員組合員)

3.18%(生協組合員)

3.40%(一般勤労者)

団体信用生命保険 融資金額が1,000万円超で団体信用生命保険を付さない場合、法定相続人1名の連帯保証が必要 団信付き 団信付き
担保 なし なし なし なし
保証料 融資金利に含む 4,580円~29,953円 不要 融資金利に含む
手数料 11,000円(税込) 55,000円(税込) 返済条件の変更には、手数料 5,500円(税込)が別途必要 11,000円(税込)

 担保が不要で借りやすい一方、リフォームなどで利用する場合は、借り過ぎて返済負担を大きくしないことも無担保住宅ローンを上手に使うポイントだろう。利用する場合は、しっかりと返済計画を確認した上で、複数の銀行・金融機関の中から自分の用途に最適な無担保住宅ローンを選びたい

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実質金利(手数料込)
0.783%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.640%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
79,745円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
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※金利引き下げ条件:次の①②を満たし、新たにりそな銀行所定の住宅ローンを利用する方を対象とさせていただきます。①お申込み~ご契約までWEB完結でお手続き※いただける方②給与振込、りそなデビットカード〈プレミアム〉、りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールドいずれか1つのご契約※WEB完結とは、「りそな住宅ローン事前審査WEB申込」「りそな住宅ローンマイページによる正式審査申込の利用」「りそな住宅ローン電子契約サービスの利用(非対面電子契約、店頭電子契約のいずれも可)」の全てをご利用いただくことです。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.3%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
閉じる
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実質金利(手数料込)
0.792%
総返済額 3427万円
表面金利
年0.660%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,015円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
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三菱UFJ銀行

住宅ローン(事務手数料型)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.808%
総返済額 3435万円
表面金利
年0.675%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,217円
おすすめポイント

①審査でさらに低い金利提示も!
②疾病保障付住宅ローンの「保険料支払型」は若い時の保険料が安く、中途解約もOK

※適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定する。適用金利は、変動金利0.595%~0.675%、固定3年1.41%~1.49%、固定10年1.83%~1.91%、固定20年2.55%~2.63%、全期間固定21~25年2.28%~2.36%、全期間固定26~30年2.40%~2.48%、全期間固定31~35年2.49%~2.57%
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 民間金融機関の中で住宅ローンの取扱残高ナンバーワン※日本国内。2007年3月時点より現在まで
  • オプション団信の疾病保障付住宅ローンは保険料を毎月支払うタイプがあり、いつでもオプション団信だけ中途解約ができて使い勝手がいい
  • 事前審査は来店不要。WEB利用で一部繰り上げ返済手数料が無料

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住宅ローンの商品設計は、いろいろ評価できると思います。一時期金利が低くなって競争力が高い印象でしたが、最近はそうでもありません。商品をよく改定するのでわかりにくい部分もあります。

 

ただし、実際の現場のスタッフは顧客本位の対応で積極的に相談に乗ってくれます。

 

審査は厳しい面も、やや緩い面もあるように感じますが、ルールを厳格に守る印象が強いです。住宅を投資用にしていたら、直ちに全額回収をしようとするような厳しさがあります。

 

「疾病保障付住宅ローン」については、金利を上乗せするタイプか、毎月別途支払う「保険料支払型」が選べます。「保険料支払型」は若いうちの保険料は安く、途中解約もできるというメリットがありますが、年齢とともに掛金が上がっていくタイプなので、住宅ローン残高が少なくなってきたら中途解約するなどの対応をしたいところです。

 

注文住宅を建設する際は、注意が必要です。本審査の時点で「工事請負契約」が必要になります。また、土地を先行購入するための融資には応じてくれますが、建設資金を分割支払いする場合には、例外はありますが応じてくれません。融資実行と支払タイミングが合わせづらく、状況によっては使いにくいです。

関連記事 三菱UFJ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
<保証料一括前払い型>
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
<保証料利息組込み型>
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
<事務手数料型>
事務手数料:融資額×2.20%、保証料:なし
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
インターネット:無料
電話、テレビ窓口:5,500円
窓口:16,500円
繰上返済手数料(全額)
インターネット:16,500円
電話・テレビ窓口:22,000円
窓口:33,000円
借入額
500万円以上1億円以内(10万円単位)
借入期間
2年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
自身が住む住宅の建築・購入・増改築資金
住宅ローンの借替資金・借り替えに伴う諸費用
年収
(給与所得者)
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
18歳以上70歳の誕生日まで
年齢
(完済時)
80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
【疾病保障付住宅ローン(3大疾病50%)】(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.15%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合、ローン残高が50%保障
【疾病保障付住宅ローン(7大疾病100%)】(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合に加えて4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)で所定の状態になった場合、ローン残高が0円
【疾病保障付住宅ローン(全疾病100%)】(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.50%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合に加えてすべての病気・ケガ(精神障害などを除く)で所定の状態になった場合、住宅ローン残高が0円
【疾病保障付住宅ローン(保険料支払型)】(借入時年齢:56歳未満)
保険料支払型
がん・脳卒中・急性心筋梗塞)に加えて4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)で所定の状態になった場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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