バイデン氏勝利と3メガバンク中間決算から、2021年の住宅ローン金利見通しを占う!

【第52回】2020年11月18日公開(2022年1月11日更新)
千日太郎:住宅ローン・不動産ブロガー

米大統領選は民主党のバイデン氏が勝利したことで日米の株価は上昇したことなどから、2021年に住宅ローンの実行を予定している人は「住宅ローン金利が上がるのではないか?」と心配になっているのでは、と思います。3メガバンク中間決算も踏まえて、これから2021年3月(決算月)までの住宅ローン金利の動向を予想します。(住宅ローン・不動産ブロガー、千日太郎)

米国の金利は上昇傾向にあるが…

 こんにちは、ブロガーの千日太郎です。

 11月13日、米大統領選は民主党のバイデン氏が選挙人を306人獲得し、過半数の270人を大幅に超える結果となりました。新型コロナウイルス感染症と並ぶ不透明要素が一つ解消したことで株価は上昇し、長期金利も上昇傾向にあります。

 同じ週には日本3メガバンクの中間決算発表があり、三菱UFJ銀行とみずほ銀行が通期の純利益予想を上方修正しました。

 景気が持ち直しつつあるともいえる事象が出てきたことで今後、金利は上昇していくのでしょうか? そこで、2021年3月までの住宅ローン金利動向を予想したいと思います。

 なお、この記事でお話しする内容は、記事の執筆時点(2020年11月13日)で公表されている情報を基礎にして千日太郎個人が予想することです。そのため、実際の金利の動きはこの記事で書いたことと異なってくる可能性は大いにあり得ます。

民主党バイデン氏勝利で、金利上昇

 10月1日から11月13日までの米長期金利とNYダウ平均株価の推移をとりました。

  11月3日の投開票前後にはグラフから投資家の大きな混乱が見てとれます。株価が大きく下落しているのに、長期金利がむしろ上昇している動きです。これは、安全資産とされる債券さえも売って現金化しているときに見られる現象です。同じようなグラフの形(株価が下がり長期金利が上がる)は、2020年3月のコロナウイルス感染爆発の際にも見られました。

 その後、バイデン氏が勝利を確実にし、米政治の不透明感が和らぐに従って市場もリスクオン(リスクを取る方向)に振れ、債券を売却し株式を購入する流れへ移行しています。グラフでも株価と同じくらいの急激なカーブで米長期金利が上昇していますね。投開票直後は、郵便投票の不正を強く訴えていたトランプ氏ですが、時間の経過に従い、その主張を軟化させています。

日本は株価上昇も、金利は横ばい

 対して日本の株価と長期金利はどうか? 10月1日から11月13日までの日本の長期金利と日経平均株価の推移をとりました。

 株価の上昇については米国に近い動きとなっていますが、長期金利に相違があります。米国のように大きく上昇していません。

 安全資産としての日本国債への需要は根強く、債券価格が下がると即座に購入するリスク回避型の投資家がいるのです。そのため、日本の長期金利については米国ほどには上昇しないだろうと予想しています。

日本3メガ銀行のコロナ影響と今後の見込み

 日本の3メガバンクの2020年度中間決算が出そろい、三菱UFJ銀行を傘下に持つ「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)」と、みずほ銀行を傘下に持つ「みずほフィナンシャルグループ」が通期の純利益予想を上昇修正しました。しかしこれはこの2グループが好調ということではありません。2020年4月~6月の最悪期に計画を策定しているからであり、その時の予想が低すぎただけだともいえるのです。

日本の3メガバンクの通期純利益

日本の3メガバンクの通期純利益

 3グループの中間純利益を前年同期で比較しました。3グループともに2019年度よりもマイナスになっています。なかでも前年同期比のマイナスが最も少ないのは、通期純利益の予想が最も小さいみずほFGです。

日本の3メガバンクの中間純利益

日本の3メガバンクの中間純利益

マイナス要因の与信関係費用

 3メガバンクの利益が前年同期比較でマイナスとなった主な要因は、与信関係費用の増加です。与信関係費用とは融資の枠取りに関係する費用全体のことです。主として回収が不可能になった際に貸金を棒引きする「貸倒償却」や、債務者の財政状態が悪化したことで引き当てる「貸倒引当金繰入額」などによって構成されています。

 コロナ不況によって世界的に企業の業績が悪化し、回収リスクが上がったことで全体的な与信関係費用が増加したのです。与信関係費用の前年同期比較を行いました(利益に対するマイナス項目なので▲表示としています)。

3メガバンクの与信関係費用の前年同期比較

日本の3メガバンクの与信関係費用実績

 3グループともに与信関係費用の増加と中間純利益のマイナスが近い数字になっていますね。その与信関係費用の中間実績と年度予想額は以下のようになっています。

3メガバンクの与信関係費用実績と予想

日本の3メガバンクの与信関係費用

 概むねこの中間期で年度予想の40%~50%くらいを計上している感じです。与信関係費用は時間の経過とは直接関係しませんので、年度が中間期の2倍の80%~100%になるとは限りません。今のところは各グループが想定した範囲内に収まっているんだな、という見方になります。

 これから、年度末にかけて景気が急激に悪化すると返済が困難になる企業が増えて与信関係費用がはね上がります。与信関係費用は、3メガバンクの年度の予想に対する大きな不確定要因になっているのですね。

コロナ不況からの回復ペースは当初想定より遅い

 日本の3メガバンクの中間決算が想定よりも悪くなかった要因としては、政府の政策対応などで4月~9月の倒産件数が抑制されたことが指摘されています。実体としては倒産してもおかしくない状態だった企業が各種の補助金で延命しているというのです。そうなると、潜在的な与信関係費用は中間期に顕在化している金額よりもはるかに大きい可能性がありますね。

 三井住友フィナンシャルグループだけが通期の純利益予想をあえて据え置きましたが、その理由としてコロナの影響で「潜在的リスクを抱えている顧客は結構いると思われる。下期、あるいは来年度まで影響がずれ込んでくる可能性も十分ある」ためと表明しています。

 また純利益を上方修正した三菱UFJフィナンシャル・グループも、ウィズコロナの経済回復シナリオを下方修正しています。三菱UFJフィナンシャル・グループは、GDPの回復見通しとしてリーマンショック時よりも回復が遅いだろうとの見解を公表しています。

 現在、日経平均株価はコロナ不況の実体経済とは乖離して高騰していますが、それに対して日本の長期金利がさほど上がっていないのは、やはり先行きの不安が大きく、リスク回避型の投資家によって債券が買い支えられているからだと思います。

日本の長期金利は上がらないが、ヒステリックな上昇に注意

 以上のことから、2021年日本の長期金利は基本的に上がらないと予想しています。特に日本国債は安全資産とされていて、今のようにコロナで先行きが不透明な時には多くの投資家によって買いが入り、債券価格が上がり、長期金利が下がるのがセオリーです。米長期金利の高騰が波及して上がる要素もありますが、バイデン氏勝利による米長期金利の上昇は日本の長期金利にさほどの影響を与えていません。

 しかし、あまりにリスクが強く認識されると、安全資産である日本国債すら売って現金化しようとする動きになることがあるので注意が必要です。2020年3月の新型コロナウイルス感染症の最初の感染爆発のタイミングでは、日経平均株価が大きく下がったのに長期金利が高騰しています。

 以下は、日本の2月~11月の長期金利と日経平均株価の推移です。

 想定外のリスクに対する投資家のヒステリックな反応によって短期間に大量の債券が売られると、債券価格が下がり、利回りが上がる=長期金利が上がるという現象が起きるのです。

まとめ~想定外が起こることを想定すべし

 このように、思わぬタイミングで一時的に長期金利が上がってしまうことはあらかじめ想定ができません。予想ができたとしたら、それはすでに市場の長期金利に織り込まれているはずだからです。

 また、現時点ではコロナで当分の間は低金利が続くと予想していますが、明日にはその前提が少し変わっている可能性もあります。大事なことなので2度書きますが、あくまでここまで書いたことは執筆時点の公表情報に基づいて、千日太郎個人が独断と偏見で予想していることにすぎません。

 そのため、早い段階から一つの金融機関、一つの金利タイプの住宅ローンに決めてしまい、一つだけ審査を通すという対応でいると、その後の想定外のアクシデントに対応できなくなります。住宅ローンを借りるのであれば、複数の金融機関、金利タイプでも本審査まで通しておき、想定外に備えるようにしてください。

【関連記事はこちら】>>住宅ローン控除を最大化する新常識を公開!金利0.7%以下なら、税金の戻りの方が多くなり,「打ち出の小槌」に生まれ変わる

  • RSS最新記事
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[新規借入]
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[借り換え]
住宅ローン返済額シミュレーション 借入可能額シミュレーション

 

【金利動向】おすすめ記事 【基礎】から知りたい人の記事
【今月の金利】
【来月の金利】
【2025年の金利動向】
【変動金利】上昇時期は?
【変動金利】何%上昇する?
【基礎の8カ条】
【審査】の基礎
【借り換え】の基礎
【フラット35】の基礎
【住宅ローン控除】の基礎
おすすめ記事はこちら 
【金利】132銀行の住宅ローン金利推移をプロが比較(毎月更新)
【金利】変動金利が上がる時期を予測!
【金利】変動金利は今後、何%上昇する?
【読み物】年収700万円台世帯は破綻必至!?
【借り換え】多くの人は「高い変動金利」で損している! 
【借り換え】メリット額が分かる返済額シミュレーション
【諸費用】手数料・引越し代も借りられる銀行は?(17銀行比較)
【審査】「審査基準」を17銀行で比較(年収、勤続年数)

新規借入2025年11月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.722%
総返済額 3387万円
表面金利
年0.590%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,074円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
2位

PayPay銀行

住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.762%
総返済額 3410万円
表面金利
年0.630%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,611円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
店舗での対面相談のみに対応
実質金利(手数料込)
0.782%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.650%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,880円
おすすめポイント

店舗相談でも、低金利商品あり
②新規借入なら、注文住宅で必要な「つなぎ融資」に対応!
③3大疾病の50%保障が無料付帯!
④無料で、3大疾病50%保障&就業不能保障&就業不能保障を付帯する

※こちらの商品は住信SBIネット銀行の住宅ローンです。上記は新規借入で物件価格80%以内で借入れの場合。新規借入で変動金利タイプをご選択の場合、物件価格の80%超~100%以内でお借入れした場合は表示金利に年0.09%、100%超でお借入れの場合は表示金利に年0.16%上乗せ。借り換えの場合は融資率にかかわらず、金利は一律となります。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
  • 全国10支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
  • 変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBIグループの企業で、変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っています。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンについては、住信SBIネット銀行自身で販売しているローンとは商品性が若干違います。融資実行時までに住宅建築にかかる土地購入代金等が必要な人に対しては、「つなぎ融資」の取扱いがあるのです。

 

また、店舗販売専用の商品なので、店舗で相談しながら手続き出来ます。ただし、住宅ローン相談窓口は全国に10店舗しかないため、居住地域によっては利用が困難です。

 

審査は住信SBIネット銀行と同じだと思っていいです。また、事務手続きに比較的時間がかかります。

関連記事 SBIマネープラザの金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.20%
■フラット35
融資額×2.20%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は3万3000円)
■フラット35
0円
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限。当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域。ただし、借地上・保留地・共有仮換地上の物件、離島にある物件については、取扱いできない
■フラット35
使い道
年収
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品

■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品

■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
【満50歳以下】
一般団信
+3大疾病50%保障
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約

【51歳以上】
一般団信
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病50%保障(がんと診断確定された場合、ローン残高が50%に。急性心筋梗塞、脳卒中で手術、または60日以上後遺症が継続するなどの状態でローン残高が50%に)
就業不能保障(就業不能状態なら毎月のローン返済を最大12カ月保障。8大疾病以外は24カ月保障、当初3カ月免責)
全疾病保障(8疾病で就業不能状態が12カ月超の場合。または、8疾病以外のすべてのけがや病気で就業不能状態が24カ月超の場合、ローン残高が0円 )
先進医療特約(通算1000万円まで)
オプション
(特約)の団信
3大疾病100%保障【40歳未満】
金利+年0.2%3大疾病50%保障【40歳以上】
金利+年0.25%3大疾病100%保障【40歳以上】
金利+年0.4%ワイド団信
金利+年0.3%
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

変動金利ランキング完全版はこちら

住宅ローンおすすめ比較

 

 

 132銀行の住宅ローンを比較

>>返済額シミュレーションで、全銀行の金利を一気に比較・調査

※サイト内の金利はすべて年率で表示

TOP