auじぶん銀行の住宅ローン

【銀行員が解説】メガバンク?地方銀行?ネット銀行?地方で住宅ローンを借りる際の銀行・金融機関の選び方を3つのポイントから徹底解説!

【第6回】2022年11月26日公開(2022年11月24日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

住宅ローンを借りる際、悩みのタネになるのが銀行・金融機関選びでしょう。特に地方在住の人は、メガバンク、ネット銀行のほかに地方銀行という選択肢もあります。そこで、勤続30年以上の銀行員である私が、地方における銀行・金融機関の選び方を3つのポイントから解説します。(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員)

銀行選びのポイントは3つある

銀行選びのポイントは3つある
地方における、住宅ローンの銀行選びは難しい(出典:PIXTA)

 住宅ローンを借りる銀行選びのために公式サイトを見ても、選び方のポイントを知らなければ正確な比較は困難です。なぜなら、各行にとって住宅ローンの融資は「商売」のため、どのサイトを見ても「わが社が一番」と自社商品の優位性を強調しているからです。そこで、こうした“商売っ気”を一切排除した、銀行選びのポイントを3つ紹介します。

<地方における銀行の選び方3か条>

  • 1.店舗の「格」で選ぶ
  • 2.住宅ローンへの「熱量」で選ぶ
  • 3.返済に困ったときの「やさしさ」で選ぶ

 では、それぞれ解説していきます。

選び方その1.店舗の「格」で選ぶ

 実は、銀行内部で支店にも「格」、つまり上下関係があります。

 たとえば、地銀や信金の場合、支店の規模や立地などではっきりとランクが分かれています。なかでも、地域の中心となる大規模店は「中核店」「基幹店」と呼ばれ、融資金額や審査の決裁などで、「小さな銀行」と言えるほどの権限があります。これが「本店」ともなれば、さらに権限は大きくなります。

 一方でメガバンクの場合、あくまで本店は東京にあり、地方でも中核と位置づけるのは大都市圏(大阪、横浜、名古屋など)だけ。それ以外は、たとえ県庁所在地でも「地方の支店」とされ、支店の「格」は下がります。

 つまり、メガバンクでは大都市圏以外はすべて「田舎の支店」ということになり、融資の取り扱いや決裁権などが制限されます。

 では、地銀や信金で権限の大きい「格上の店」と、メガバンクの「田舎の支店」のどちらを選べばいいか?

 私なら地銀や信金の「格上の店」を選びたいです。

 融資金額や審査の決裁などを支店独自で持っていれば、本来だったら審査に通らなかった人が住宅ローンを借りられる可能性があります。また、希望する借入額が満額認められなくて困っている場合も、「担保を追加したり、保証人を追加したりすれば満額借りられますよ」などといった柔軟な対応も可能です。

 ぜひ、格上の店を探してみてください。住宅ローン相談を専門に取り扱っている住宅ローンセンターがある場合は、それでもいいでしょう。

選び方その2.住宅ローンへの「熱量」で選ぶ

選び方その2.住宅ローンへの「熱量」で選ぶ
銀行によって、金利の引き下げに対する態度は大きく違う(出典:PIXTA)

 銀行選びの次の「ものさし」は、住宅ローンへの「熱量」です。「熱量」と言っても分からないと思うので、ここは「すでに住宅ローンを借りている人が自行に金利引き下げを要望したときの対応」から「熱量」を推し量りたいと思います。

 そもそも住宅ローン金利は人によって違うため、自分が利用している住宅ローンの金利が高いと感じたなら、ほかの銀行で借り換えるのはよくある方法です。

 しかし、その前に現在取引している銀行と金利の引き下げ交渉をしてみると、住宅ローンへの「熱量」が分かります。実際にみなさんが金利の引き下げ交渉をできるわけではないので、各金融機関がどんな対応をするかを解説していきます。そこから「熱量」を推し量ってください。

メガバンクの場合

 メガバンクの基本姿勢は、「来る者は拒まず、去るものは追わず」です。

 なぜなら、メガバンクは人気が高く、少しくらい他行に借り換えられたとしても代わりがいくらでもいるからです。そのため、「金利の引き下げ交渉に時間とお金を費やすより、新規ローンを獲得したほうが効率がいい」というスタンスでいることが少なくありません(*あくまで、銀行員としての経験をもとにした筆者の個人的見解です)。

 このように、メガバンクは基本的に金利の引き下げには消極姿勢なので、希望してもどこまで取り合うかは正直疑問です。

 もちろん、金利引き下げに応じてくれる場合もありますが、地方銀行や信用金庫ほど必死ではないので、それなりの対応になる可能性があります。

ネット銀行の場合

 ネット銀行は非対面、ネット完結で人件費などの経費を抑えることで、住宅ローンの低金利を実現しています。

 だから、とまでは言い切れませんが、「借りたあとに何かを変更する」のも原則としてネットを通じて自分で操作します。しかし、ネットでの操作メニューには「金利引き下げ」の文字はありません。

 具体的に金利引き下げを交渉するには、メールか電話で「金利が高いから、なんとかしてよ」と相談することが考えられますが、冒頭の通り対面の手続きを省略するのがネット銀行なので、銀行員と向き合わなければできない「交渉」に関することについては積極的には応じてくれない可能性があります。

地方銀行の場合

 地方銀行と信用金庫は、金利引き下げに真剣に対応してくれる、というより必死につなぎ留めようとします。「一度付き合ったお客様は、最後まで放したくない」というのが本音です。

 なぜなら、地方銀行は地域間で競争が激しいから。再編の真っただ中にいる地方銀行であればなおさらです。

 ただし、地方銀行の場合はただ金利を下げてと言ってもあまり効果はなく「材料」が必要になります。金利を引き下げることは、銀行にとっては当然損失であるからです。

 たとえば、他行から提案を受けた「提案書」を持参すれば効果は絶大です。それがなくても、現在取引している銀行より低金利な銀行を探してきて、「こっちの方が低いんだけど……」とサイトを見せるだけでも効果があります。

信金・信組の場合

 信金・信組になると、必死度はさらに高まります。

 私のお客様を通じて聞いた話ですが、信金・信組ではエビデンスすら不要で、「下げて!」と言えば金利をすぐに引き下げようと動いてくれるようです。

 住宅ローンの新築案件や借り換えなどを獲得するには、銀行・金融機関同士の競争だけでなく、営業努力も非常に重要です。規模が小さいほど新規案件獲得のハードルは高くなるので、今の顧客を離したくないという思いが一番強いのが、信金・信組というわけです。

「熱量」で選ぶなら、地銀か信用金庫

 メガバンクと違って、地方銀行や信用金庫は「去るものは追わず」などとは言っていられない競争状態なので、金利引き下げへの感度、つまり顧客を手放したくない熱量が高いです。

 また、新規に借りる場合も親身に相談に乗ってくれるだけでなく、「将来、金利が下がっているので、借り換えようかな」と考えた場合に、金利引き下げに応じてくれる可能性が高いです。住宅ローンへの「熱量」という観点で選ぶなら、地方銀行か信用金庫となります。

【コラム】金利交渉は明文化されていない

  •  ちなみに、銀行で住宅ローンを利用中に金利を引き下げるのは可能ですが、それを公表しているところはまずありません。

     理由は単純で、わざわざ「うちは利用中の住宅ローン金利を下げられます!」と手の内を明かすのは損だからです。

     では、なぜ金利引き下げに応じてくれるのか。それは、金利に不満な顧客が借り換えで他行に移られてしまったら困るからです。顧客をつなぎとめるために、仕方なく金利を引き下げているというのが実態です。

     そして、金利引き下げに対する金融機関の違いは、どこまで頑張れるか?という「熱量」の差になります。

     なお、金利引き下げの対応をしてもらえるのは、正常に返済できている人だけです。収入が減ったり転職したりなどで、返済が遅れている人は金利引き下げには応じてもらえないのが原則です。

    【関連記事はこちら】>>銀行が住宅ローン借り換えに必死なのは、他行のシェアを奪える「倍返し」施策だから!

選び方その3.返済に困ったときの「やさしさ」で選ぶ

選び方その3.返済に困ったときの「やさしさ」で選ぶ
住宅ローンの返済に困ったときの対応も、銀行によって大きく違う(出典:PIXTA)

 すべての銀行に共通して、住宅ローン返済に困った顧客のために、返済は柔軟に支援するという内容を公式ホームページで公表しています。

 住宅ローン返済に困った場合、各銀行の対応にどのような違いがあるか。その時の「やさしさ」の差がポイントとなります

メガバンクの場合

 メガバンクの対応は基本的にWEB、または電話です。直接店舗に出向く場合も、WEBや電話で事前予約を取ってからというのがスタンダードになりつつあります。

 地方銀行などでもこれは同じですが、メガバンクは電話での相談がかなり長く続き、なかなか面談して話を聞いてもらえない傾向にあるようです。

 メガバンクはどうしても動きが遅くなりがちなので、返済に困りそうなら早めに相談する方がいいでしょう。

ネット銀行の場合

 ネット銀行もメガバンクと同様、返済に困った場合の相談はWEBが基本です。そもそも、ネット銀行は非対面が大原則なので、当然でしょう。

 とはいえ、WEBの説明を見ると、メガバンク同様か、それよりも動きが遅いように感じてしまいますので、やはり早めに相談したほうがよさそうです。

 以下は、住信SBIネット銀行のサイトに記載されていた、Q&Aです。

Q.〔住宅ローン〈ネット専用〉〕 毎月の返済額を減らすために、返済期間を延ばすことはできますか。

A.返済期間の延長、返済額の減額はできません

出典:住信SBIネット銀行/よくあるご質問

地方銀行の場合

 地方銀行では、メガバンクやネット銀行と比べてもう少し顧客目線に立っているようです。

 「返済の期限を延長する」などの表現を明記している十六銀行の例を見ると、地方銀行なら具体的にサポートしてもらえそうです。

Q. 住宅ローンの返済額は減らせますか?

A. 返済額を減額したい場合は、繰上返済あるいは借入期間延長などの借入条件変更により取扱いできます。期間延長には所定の審査が必要となりますのでお取引店へご相談ください。別途手数料がかかる場合があります。

出典:十六銀行/よくあるご質問/住宅ローン

信金・信組

 さらに顧客目線の強い信金や信組は、より親身な対応になっているようです。

ご返済条件変更手続きについて お客さまのご事情に応じて、ご返済条件の変更(返済額の増減、お借入期間の短縮・延長)などのご相談を承っております。

例えば

ご返済用預金口座の変更
増額返済の一部または全部を毎月返済部分へ切替える
ご返済が困難となった場合:ご返済額の減額、お借入期間の延長
毎月のご返済日の変更
ライフイベントに合わせたご返済額の増額、お借入期間の短縮
繰上げ返済により短縮した返済期限を短縮した範囲で延長する

など

出典:湖東信用金庫/当行で住宅ローン契約中の皆様へ/ご返済条件変更手続きについて

 とりあえずの連絡先は店舗かフリーダイヤルですので、ハードルは低そうです。相談に乗ってもらえる内容も細かく説明されているので、これなら気軽に問い合わせできると感じます。

返済に困ったときの「やさしさ」で選ぶなら地銀、信用金庫

 月々の返済を減らすには、今の状況や家計の収支などを聞き、対応を考える必要があります。

 湖東信用金庫の例を見ればわかるように、ローン返済に困ったときの具体的な対処法まで示してくれているのは、「返済に困った人の話は前向きに聞く」という姿勢の表れと感じられます。

 銀行員から見ると、引用した湖東信金の内容は「ウチは返済に困ってもちゃんと対応しますので、困ったらいつでも相談にきてくださいね!」と言っているようなもので、思い切った対応だと感じ入っています。

 というのも、そもそも住宅ローン返済の相談や対応などは、利益を追求する銀行では積極的に取り組みたくはない、後ろ向きな業務だからです。

そう言った意味で、「やさしさ」を重視するなら、小規模な銀行・金融機関を選ぶといいでしょう。

まとめ

 今回は銀行・金融機関別に、地方在住ならどこを選ぶべきかについて語ってきました。

 いろいろ述べましたが、最終的にどの銀行・金融機関を選ぶかは、個人の自由です。

 メガバンクの知名度や安心感を選ぶのもよし、小回りが利いて親身に対応してもらえそうな地銀、信金・信組を選ぶのもよし。もちろん正解はありません。

 ただ、どれを選んだらいいかわからないときには、「メガバンクなら安心だろう」となんとなく決めるのではなく、長い目で見て「金利引き下げや返済など、もしなにかあった時にしっかりと向き合って対応してくれるか」という観点があることを覚えておいてください。

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新規借入2024年6月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.298%
総返済額 3156万円
表面金利
年0.169%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,566円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/6/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

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手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.428%
総返済額 3226万円
表面金利
年0.298%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,227円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.3%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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