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葛飾区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 「堀切菖蒲園」「新柴又」「柴又」の賃貸が割安傾向!【完全版】

2022年5月25日公開(2022年5月25日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

葛飾区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 葛飾区内にある各駅周辺の賃貸物件(アパート、賃貸マンションなど)の平均賃料と、1㎡あたりの賃料(平米単価)を調査し、賃料が安い順にランキングを作成した。葛飾区内だと、どの駅の賃料が安いのだろうか?(データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』

葛飾区の賃貸事情、住まいの環境は?

葛飾区で人気の水元公園は秋には紅葉が美しい(出典:PIXTA)
葛飾区で人気の水元公園は秋には紅葉が美しい(出典:PIXTA)

 葛飾区は東京都の東部に位置し、東は千葉県、北は埼玉県に隣接する。区内の中央に中川、東に江戸川、西に荒川が流れ、川のある風景が印象的なエリアだ。

 鉄道はJR常磐線・総武本線をはじめ、京成本線・押上線・金町線、北総線が走る。

 葛飾区には、映画「男はつらいよ」の舞台である柴又や、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で有名になった亀有など、下町情緒あふれるエリアが多い。

 23区で最大規模の水郷公園である水元公園は、区外からも多くの人が訪れる。都内とは思えないほど豊かな自然が味わえるスポットだ。

 住宅街としては、金町駅や新小岩駅の周辺は人気がある。いずれも都心へのアクセスが良く、商業施設も充実しており生活しやすい。新小岩は昔ながらの商店街が発達しており、南口には新たな駅ビルの開発も進んでいる。

葛飾区で賃料相場が安い駅ランキング

 では、葛飾区内で平均賃料が安い駅はどこなのか見ていこう。

【葛飾区】

  平均賃料が安い駅ランキング(全駅)

順位 駅名 平均賃料 平均専有面積

平均賃料

(㎡あたり)

ライフルホームズで
周辺物件を見る
1 堀切菖蒲園 71,396円 33.18㎡ 2,342円
2 新柴又 72,313円 35.31㎡ 2,221円
3 柴又 72,419円 35.58㎡ 2,220円
4 京成高砂 73,862円 35.48㎡ 2,231円
5 四ツ木 75,555円 34.96㎡ 2,346円
6 新小岩 77,667円 33.29㎡ 2,473円
7 青砥 77,747円 35.73㎡ 2,327円
8 京成金町 78,174円 37.99㎡ 2,230円
8 金町 78,174円 37.99㎡ 2,230円
10 お花茶屋 78,507円 38.35㎡ 2,215円
11 京成立石 78,691円 36.21㎡ 2,323円
12 亀有 82,279円 38.61㎡ 2,295円

※平均賃料、平均専有面積:2009年から2020年までの賃貸取引データから算出。1㎡あたりの賃料:取引のある賃貸物件の平均賃料を平均専有面積で割り出して算出。

※「京成金町」「金町」など、複数路線にまたがる接続駅については同一データの別駅としてランキングを作成。

 葛飾区で平均賃料が安い駅ランキングで上位5駅は、堀切菖蒲園、新柴又、柴又、京成高砂、四ツ木だった。 

 いずれも平均家賃は7万円台とリーズナブルで、場所は葛飾区の東西のどちらかに位置している。北総線の新柴又駅以外は、すべて京成電鉄の駅だ。

 2位の新柴又、3位の柴又は、観光名所として多くの人が訪れる。柴又帝釈天の参道には草団子やせんべいの店が並び、活気があふれている。

平均賃料が最も安いのは、堀切菖蒲園駅

色とりどりの菖蒲が咲き誇る堀切菖蒲園(出典:PIXTA)
色とりどりのショウブが咲き誇る堀切菖蒲園(出典:PIXTA)

 葛飾区で平均賃料が最も安い駅は、京成本線の「堀切菖蒲園」駅だった。平均賃料は71,396円。堀切菖蒲園駅から京成上野駅までは15分程度で到着する。

 駅周辺には堀切商店街が広がり、昔ながらの商店が軒を連ねる。他にもスーパーマーケットも充実しているため、日用品の買い物には事欠かない。

 駅名にもなっている堀切菖蒲園は、初夏には200種6000株ものショウブが見ごろとなり、葛飾区の観光名所の一つとして賑わう。夏以外にも梅や藤など季節ごとの花が楽しめる。入園料は無料で、地域住民の憩いの場にもなっている。

㎡単価で割安だったのは、お花茶屋駅

 葛飾区で1㎡あたりの平均賃料が最も割安だったのは、京成本線の「お花茶屋」駅となった。1㎡あたりの平均賃料は2,215円。

 京成上野駅までは約20分。「お花茶屋」という駅名は、江戸時代、8代将軍徳川吉宗が鷹狩りの途中で腹痛になり、休んだ茶屋で看病を受けた娘の名前(お花)が由来になったと言われている。

 駅周辺にはのどかな住宅街が広がっており、静かで治安も悪くないため、女性の一人暮らしでも安心だ。

 お花茶屋駅は、プラネタリウムに定評がある「葛飾区郷土と天文の博物館」の最寄り駅でもある。本格的なプラネタリウムを見に、区外から訪れる人も多い。

平均賃料が最も高額だったのは、亀有駅

 葛飾区で平均賃料が最も高かったのは「亀有」駅で、賃料相場は82,279円だった。平均の専有面積が38.61㎡と広いため、おのずと平均家賃も高い結果になった。1㎡あたりの平均賃料は葛飾区の中でも安い方なので、家賃を抑えたい人にとって検討する価値がある。

 亀有駅はJR常磐線、東京メトロ千代田線が乗り入れる駅で、大手町といったオフィス街へは比較的行きやすい。

 漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」でも有名な下町だ。近隣には両津勘吉像がある亀有公園をはじめ小規模な公園が点在し、休日には子どもたちの遊ぶ姿が見られる。

 駅周辺にはスーパーマーケットや商店街が発達していて活気がある。大型商業施設「アリオ亀有」では日用品から雑貨や家電、ファッション用品までそろっており、ショッピングに遠出しなくてもいいのが利点だ。

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