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品川区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 「荏原町」「戸越公園」「立会川」の賃貸が割安傾向!【完全版】

2022年4月1日公開(2022年5月23日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

品川区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 品川区内にある各駅周辺の賃貸物件(アパート、賃貸マンションなど)の平均賃料と、1㎡あたりの賃料(平米単価)を調査し、賃料が安い順にランキングを作成した。品川区内だと、どの駅の賃料が安いのだろうか?(データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』

品川区の賃貸事情、住まいの環境は?

高層のオフィスビルが立ち並ぶ品川区・大崎エリア
高層のオフィスビルが立ち並ぶ品川区・大崎エリア(出典:PIXTA)

 区の南側が東京湾に面する品川区は、城南4区のひとつである。区内には、高級住宅地が軒を連ねる東五反田や上大崎エリア、開発が進む大崎、五反田エリア、下町風情あふれる戸越銀座、武蔵小山エリア、湾岸沿いの鮫洲、大井競馬場などがあり、新しさとなつかしさが混在する魅力を持つ。

 しながわ区民公園や林試の森公園、品川区立池田山公園など広い公園が充実しているのも品川区の特徴だろう。

 武蔵小山商店街パルム、戸越銀座商店街といった長い距離の商店街があることでも有名だ。下町エリアを中心に昔ながらのお店が軒を連ねている一方で、大崎五反田エリアには多くのオシャレな店が続々とオープンしている。

 品川区は子育て支援に注力していることも、注目すべき点だ。公立保育園は全園で延長保育を実施。一時保育や休日保育など、品川区独自の保育サービスも手厚い。生活支援型一時保育(オアシスルーム)事業や小学生の放課後のすまいるスクールなど、働いていない親でも子どもを預けられる制度が充実している。

品川区で賃料相場が安い駅ランキング

 では、品川区内で平均賃料が安い駅はどこなのか見ていこう。

【品川区】

  平均賃料が安い駅ランキング(全駅)

順位 駅名 平均賃料 平均専有面積

平均賃料

(㎡あたり)

ライフルホームズで
周辺物件を見る
1 荏原町 92,873円 31.09㎡ 3,128円
2 戸越公園 94,337円 29.45㎡ 3,317円
3 立会川 96,192円 31.39㎡ 3,261円
4 下神明 96,497円 29.49㎡ 3,427円
5 中延 98,718円 31.26㎡ 3,275円
6 旗の台 98,924円 32.66㎡ 3,147円
7 西小山 99,022円 30.72㎡ 3,326円
8 西大井 99,251円 33.04㎡ 3,182円
9 荏原中延 99,343円 30.73㎡ 3,346円
10 大森海岸 99,824円 33.13㎡ 3,189円
11 大井競馬場前 101,128円 37.52㎡ 3,078円
12 戸越 101,270円 30.85㎡ 3,401円

12

戸越銀座 101,270円 30.85㎡ 3,401円
14 武蔵小山 105,579円 32.18㎡ 3,382円
15 鮫洲 106,726円 33.19㎡ 3,372円
16 大井町 113,387円 34.86㎡ 3,412円
17 新馬場 113,400円 36.47㎡ 3,296円
18 不動前 114,564円 33.47㎡ 3,538円
19 大崎広小路 115,514円 33.70㎡ 3,542円
20 青物横丁 120,822円 38.39㎡ 3,316円
21 大崎 127,320円 37.48㎡ 3,524円
22 北品川 143,171円 41.94㎡ 3,522円
23 天王洲アイル 144,150円 43.76㎡ 3,443円
24 品川シーサイド 145,922円 48.23㎡ 3,184円
25 五反田 147,108円 41.40㎡ 3,624円
26 目黒 160,000円 43.37㎡ 3,758円

※平均賃料、平均専有面積:2009年から2020年までの賃貸取引データから算出。1㎡あたりの賃料:取引のある賃貸物件の平均賃料を平均専有面積で割り出して算出。

 品川区では、どの駅が最も賃料が抑えられるのだろうか。品川区は、荏原(えばら)地区、大崎地区、大井町地区、品川地区と4つのエリアに分かれている。区内を走る電車は、JR山手線や東急大井町線、京急線、都営浅草線などがある。

 賃料が安い上位5駅は、荏原町、戸越公園、立会川、下神明、中延であった。上位5駅は、立会川駅を除けばすべて荏原エリアを走る東急大井町線の停車駅だ。また、荏原エリアの中でも中原街道よりも大井町側に集中していることも注目すべき点である。品川区で割安な賃貸を探すなら、このエリアや東急大井町線沿線が狙い目といえるだろう。

平均賃料が最も安いのは、荏原町駅

 品川区内にある駅で、最も平均賃料が安かったのは「荏原町」駅である。平均賃料は、92,873円。荏原町駅といえば、数年前に再開発が実施され、駅前が大きく変貌を遂げたことも記憶に新しい。

 駅ビルと昔ながらの商店が点在するエリアは、4つの商店街が交差し、多くの人でにぎわう。品川区内の大井町線は駅間隔が短く、隣の駅まで歩ける距離なのも利点だ。

 荏原町駅は東急池上線や都営浅草線にアクセスしやすいため、行動範囲も広がるだろう。また、大森方面へのバスも運行しており、バス利用も視野に入れた行動ができる。

㎡単価で割安だったのは、大井競馬場前駅

リニューアルした大井競馬場前駅の駅舎(出典:PIXTA)
リニューアルした大井競馬場前駅の駅舎(出典:PIXTA)

 品川区内で1㎡あたりの賃料が最も安かったのは「大井競馬場前」駅だ。1㎡あたりの平均賃料は3,078円。 

 大井競馬場前駅は、目の前に大井競馬場がある東京モノレールの駅である。近くには八潮団地もあり、学生やサラリーマンなど多くの人が駅を利用している。駅の東側には湾岸道路があり、車の利用も便利な環境だ。

 駅舎は2020年にリニューアル工事が行われた。羽田空港からの利便性が高いことから、観光にも力を入れている。駅舎のライトアップや観光情報コーナーを開設するなど、新しい魅力を提供し続けているエリアだ。

平均賃料が最も高額だったのは、目黒駅

 品川区内で最も賃料が高額だったのは「目黒」駅で、平均賃料は160,000円だった。目黒駅は、JRと東急が乗り入れるターミナル駅。目黒駅は駅の西側が目黒区、東側が品川区になるが、駅の所在地は品川区上大崎である。

 上大崎は高級住宅街でもあるため、同じく高級住宅街で知られる東五反田にも近いこのエリアの賃料が高いのもうなずけるだろう。

 周囲には、コロンビア大使館やインドネシア共和国大使館などの大使館や領事館も多い。目黒駅前は飲食店やスーパーマーケットも点在しており、生活必需品は周辺でそろえられる。目黒駅発着のバスも多く、利便性の高い駅といえるだろう。

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