東京都目黒区で住むべき駅・街ランキング全8駅!
中目黒駅、駒場東大前駅は中古価格が上昇、利回りも好調

2020年3月9日公開(2024年10月11日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

東京都目黒区に住むなら、マンションを買うべき駅はどこ? こんな疑問に答えるために、中古マンションの騰落率と総合利回りのランキング(全8駅)を作成した。マンション価格の値上がり・値下がり、賃料を含めた総合利回りなどで、魅力ある駅を探し出してみたので、マンション購入時の参考にしよう。(データ提供:マンション情報サイト「マンションレビュー」

騰落率ランキングの上昇率トップは中目黒駅

 まずは、目黒区における中古マンション価格の騰落率ランキングを見てみよう。

 今回調査した目黒区内の8駅中、10年前と比べて価格が上昇した駅は4駅あったが、4駅中3駅は1~2%の上昇にとどまった。唯一、中目黒駅だけが、他の3駅を引き離して9%と大きな上昇を見せている。中目黒駅は、東急東横線が通るほか、8駅の中で唯一、地下鉄東京メトロ日比谷線が通る駅である。

目黒区の駅別「中古マンション騰落率ランキング」
順位 駅名 路線名 騰落率
(10年前比)
中古価格
(70㎡)
ライフルホームズで
新築・中古を見る
1 中目黒 東急東横線/東京メトロ日比谷線 9% 9,062万円
2 駒場東大前 京王井の頭線 2% 8,046万円
3 祐天寺 東急東横線 2% 7,255万円
4 自由が丘 東急東横線/東急大井町線 1% 7,019万円
5 学芸大学 東急東横線 0% 6,468万円
6 都立大学 東急東横線 0% 6,702万円
7 緑が丘 東急大井町線 -5% 6,310万円
8 洗足 東急目黒線 -9% 6,246万円

※「騰落率」は、2008年、2009年、2010年築のマンションについて、新築時分譲価格に対して、直近の中古マンション売り出し価格の騰落率を計算したもの(小数点第1位以下は四捨五入)。駅から徒歩15分以内の物件が対象で、ネット上の公開情報を元にマンション情報サイト「マンションレビュー」が調査した。データは2019年9月時点。

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中目黒駅の上昇率は9%

中目黒駅周辺の様子と中目黒アトラスタワー(出典:PIXTA)
中目黒駅周辺の様子(出典:PIXTA)

 上昇率1位となったのは中目黒駅(東京都目黒区上目黒、東急東横線、東京メトロ日比谷線)だ。10年前の新築時に比べて、中古価格は9%上昇している。

 中目黒駅は渋谷や六本木などへのアクセスの良さが魅力だ。渋谷駅へは東急東横線で2駅、六本木駅へは東京メトロ日比谷線で3駅となっている。日比谷線は他に霞ケ関駅や銀座駅にもつながり、利便性は抜群だ。さらに中目黒駅は東京メトロ日比谷線の始発駅でもあり、朝のラッシュ時でも座って通勤できる。

 中目黒駅に隣接する「中目黒ゲートタウン」は、オフィスや賃貸マンションに加え、コンビニや図書館まで入った大規模な複合施設で、日常生活に必要なものが一通り揃う。さらに、駅周辺には商店街があり、飲食店なども充実している。また、駅周辺は、高層マンションが建つ一方で、ひとつ道を外れれば昔ながらの風情漂う商店街があり、その先には閑静な住宅街が広がっている。

 中目黒はハイソなイメージをもちながら、どこか庶民派な雰囲気もある魅力ある街だが、マンション価格は総じて高額だ。

 近隣のフラッグシップマンションとしては、
中目黒アトラスタワー(70㎡換算で1億2,853万円、中目黒駅徒歩2分)
シティハウス中目黒ステーションコート(70㎡換算で1億1,879万円、中目黒駅徒歩4分)
 などが挙げられる。

総合利回りも、中目黒駅が首位

 次に目黒区の各駅の中古マンションの「総合利回り」を見ていこう。

 総合利回りは、10年間での騰落率だけでなく、現在の賃料利回りも加味している指標で、投資利回りでもある。総合利回りが高いということは、自分で住む人だけでなく、投資家も注目する根強い人気がある駅ということになり、資産価値が高く、値崩れしにくい傾向があるとみていいだろう。 

 中古マンションの総合利回りランキングの1位は、こちらも中目黒駅である。2位に駒場東大前駅、3位に祐天寺駅と続く。一方、最下位もまた、騰落率ランキングと同様の洗足駅となった。

 騰落率ランキングでは学芸大学駅、都立大学駅をわずかに上回っていた自由が丘駅が、総合利回りランキングにおいては6位となったほかは、全体的な順位はほぼ変わりないと言っていいだろう。

目黒区の駅別「中古マンション総合利回りランキング」
順位 駅名 騰落率
(10年前比)
賃料利回り 総合利回り
(年率)
中古価格
(70㎡)
ライフルホームズで
新築・中古を見る
1 中目黒 9% 3.8% 5.5% 9,062万円
2 駒場東大前 2% 4.2% 5.1% 8,046万円
3 祐天寺 2% 4.2% 5.0% 7,255万円
4 学芸大学 0% 4.3% 4.9% 6,468万円
5 都立大学 0% 4.3% 4.9% 6,702万円
6 自由が丘 1% 4.1% 4.8% 7,019万円
7 緑が丘 -5% 4.5% 4.4% 6,310万円
8 洗足 -9% 4.5% 3.8% 6,246万円

※賃料利回りは、同じ広さのマンションを借りた場合の利回りを試算。「総合利回り」は、約10年前に購入し、現在の相場で売却し、さらにその間の周辺家賃相場の収入があったとして、実質利回り(年利、投資利回り)を試算したもの(小数点第2位以下は四捨五入)。駅から徒歩15分以内の物件が対象で、ネット上の公開情報を元にマンション情報サイト「マンションレビュー」が調査した。データは2019年9月時点。

目黒区の総合利回り2位は、駒場東大前駅

祐天寺駅東口ロータリー周辺の様子(出典:PIXTA)
祐天寺駅東口ロータリー周辺の様子(出典:PIXTA)

 総合利回り2位の駒場東大前駅(東京都目黒区駒場)は、渋谷駅から吉祥寺駅までを結ぶ京王電鉄井の頭線の駅である。同路線で渋谷までは2駅とアクセスも良好だ。駅名の通り、東京大学駒場キャンパスが近い。他にも周辺には中学校や高校などを中心とした教育機関が多くあり、学生の利用が多い駅である。

 駒場東大前駅周辺のフラッグシップマンションは、
・プラウド駒場(70㎡換算で8,448万円、駒場東大前駅徒歩5分)
・ディアナコート駒場(70㎡換算で8,215万円、駒場東大前駅徒歩3分)
 などが挙げられる。

 気になる駅はあっただろうか。マンションを購入する際の参考にしてほしい。

【関連記事はこちら】>>目黒区の「新築マンション人気ランキング」注目エリアのおすすめ物件は?

 

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