荒川区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 荒川区内にある各駅周辺の賃貸物件(アパート、賃貸マンションなど)の平均賃料と、1㎡あたりの賃料(平米単価)を調査し、賃料が安い順にランキングを作成した。荒川区内だと、どの駅の賃料が安いのだろうか?(データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』)
荒川区の賃貸事情、住まいの環境は?
荒川区は東京23区のうちで2番目に面積が狭い区だ。区の名称となっている荒川は、実は区内を流れておらず、荒川区は隅田川に囲まれるように位置する。
荒川区は、昔ながらの下町の雰囲気を残す地域が多い。一部のエリアを除いて繁華街が少なく治安が良いため、子育て世代も安心して生活できるだろう。また、都内の中では家賃相場が比較的安い区なので、初めてのひとり暮らしにもおすすめだ。
荒川区内にはスーパーや個人商店は多いが、娯楽施設や大型商業施設は少ない。しかし、メトロやJRなど8種類の路線が乗り入れており、通勤・通学やショッピングで都心に行く交通の便は良い。
荒川区で賃料相場が安い駅ランキング
では、荒川区内で平均賃料が安い駅はどこなのか見ていこう。
【荒川区】 平均賃料が安い駅ランキング(全駅) |
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順位 | 駅名 | 平均賃料 | 平均専有面積 |
平均賃料 (㎡あたり) |
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1 | 宮ノ前 | 74,345円 | 30.14㎡ | 2,675円 | |
2 | 町屋二丁目 | 79,285円 | 30.23㎡ | 2,761円 | |
3 | 荒川車庫前 | 80,906円 | 32.60㎡ | 2,646円 | |
4 | 荒川遊園地前 | 82,640円 | 34.05㎡ | 2,592円 | |
5 | 荒川二丁目 | 83,499円 | 32.27㎡ | 2,823円 | |
6 | 東尾久三丁目 | 84,132円 | 33.28㎡ | 2,709円 | |
7 | 荒川七丁目 | 84,240円 | 33.23㎡ | 2,750円 | |
7 | 荒川区役所前 | 85,535円 | 33.32㎡ | 2,738円 | |
9 | 熊野前 | 86,020円 | 34.83㎡ | 2,653円 | |
10 | 荒川一中前 | 88,649円 | 34.70㎡ | 2,744円 | |
11 | 町屋 | 89,780円 | 35.47㎡ | 2,715円 | |
11 | 町屋駅前 | 89,780円 | 35.47㎡ | 2,715円 | |
13 | 三ノ輪橋 | 90,524円 | 33.98㎡ | 2,837円 | |
14 | 赤土小学校前 | 91,376円 | 34.29㎡ | 2,813円 | |
15 | 新三河島 | 91,664円 | 33.91㎡ | 2,866円 | |
16 | 三河島 | 92,553円 | 33.60㎡ | 2,907円 | |
17 | 小台 | 93,727円 | 43.32㎡ | 2,365円 | |
18 | 西日暮里 | 97,631円 | 33.84㎡ | 3,026円 | |
19 | 南千住 | 97,668円 | 38.09㎡ | 2,767円 | |
※平均賃料、平均専有面積:2009年から2020年までの賃貸取引データから算出。1㎡あたりの賃料:取引のある賃貸物件の平均賃料を平均専有面積で割り出して算出。 ※「荒川七丁目」「荒川区役所前」など、複数路線にまたがる接続駅については同一データの別駅としてランキングを作成。 |
荒川区で平均家賃が安い上位5駅は、宮ノ前、町屋二丁目、荒川車庫前、荒川遊園地前、荒川二丁目だった。5駅とも都電荒川線(東京さくらトラム)の駅で、平均賃料7万円台~8万円台前半とリーズナブルである。
ランキングにある通り、平均家賃は荒川区内のすべての駅で10万円以内だった。全体的に賃料相場が安めなので、家賃の出費を抑えたい人は、荒川区が狙い目だ。
平均賃料が最も安いのは、宮ノ前駅
荒川区で平均賃料が最も安いのは、都電荒川線の「宮ノ前」駅で、74,345円だった。
宮ノ前駅からは日暮里乗り換えで東京までは約35分。駅から徒歩5分圏内の日暮里・舎人ライナーの熊野前駅も利用できる。
宮ノ前駅周辺には、複数のスーパーやコンビニ、ドラッグストアがあり、食料品や日用品の購入に便利だ。駅近くの尾久八幡神社は境内の緑が美しく、ちょっとした散策ができる。神社で毎年8月上旬に実施される例大祭は、街が活気づく行事でもある。
宮ノ前は、高齢者の住民も多く、静かで穏やかな雰囲気なのが特徴だ。近隣には小児科を併設したクリニックや保育園などがあり、ファミリー層も生活しやすい。
㎡単価で割安だったのは、小台駅
荒川区で1㎡あたりの賃料が最安だった駅は、都電荒川線の「小台」駅だった。1㎡あたりの賃料は2,365円。
小台駅周辺は、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどが一通りそろっており、生活必需品の買い物には事欠かない。電車以外にもバス路線が利用できるので、近隣への移動に便利だ。
子育て世帯が多く住んでいるため、幼稚園、保育園、子育て支援センターなどの施設が充実している。落ち着いた雰囲気で、生活しやすい住宅街である。
平均賃料が最も高額だったのは、南千住駅
平均賃料が最も高かった駅は「南千住」駅で、97,668円だった。荒川区で最も平均賃料が安い宮ノ前駅と比較すると、23,000円以上高い。
南千住駅は、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス、JR常磐線の3路線が利用できる。日比谷線で銀座まで22分、乗り換えで東京まで約20分程度だ。
駅前は再開発で整備され、東口には商業施設や飲食店が多い。西口には飲食チェーン店やファミリーレストランがあり、外食に便利である。
南千住駅周辺は、高層マンションも数多く建設されて、近代的な街並みへと変わりつつある。しかし、駅から少し離れると、下町の雰囲気も残っている。隅田川が近いため、リフレッシュに川沿いを散歩するのも良いだろう。
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