じぶん銀行住宅ローンの公式サイト

江東区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 「亀戸水神」「亀戸」「西大島」の賃貸が割安傾向!【完全版】

2022年3月31日公開(2022年5月23日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

江東区の駅ごとの賃貸相場はいくら? 江東区内にある各駅周辺の賃貸物件(アパート、賃貸マンションなど)の平均賃料と、1㎡あたりの賃料(平米単価)を調査し、賃料が安い順にランキングを作成した。江東区内だと、どの駅の賃料が安いのだろうか?(データ提供:マンション情報サイト『マンションレビュー』

江東区の賃貸事情、住まいの環境は?

江東区のベイエリアを象徴する豊洲の夜景(出典:PIXTA)
江東区のベイエリアを象徴する豊洲の夜景(出典:PIXTA)

 江東区は、東京湾に面しており、海や川を身近に感じられる地区だ。江戸の文化が息づき、下町風情の残るエリアが広がっている。

 一方で、ベイエリアは開発が進み、タワーマンションや商業施設が立ち並ぶ洗練されたエリアである。それぞれに異なる雰囲気を持っているのが、江東区の魅力だ。

 住宅街としては、清澄白河や南砂町などが人気だ。閑静な住宅街でありながら、雰囲気の良いカフェや飲食店が近年人気を集めている。大きな公園も多く、子育てのしやすさにも定評がある。

 豊洲や有明などのベイエリアでは、大型の複合施設やタワーマンションが次々と建設されている。東京湾を一望できる眺望の良さは、江東区のタワーマンションならではの特権だろう。また、築地や銀座へのアクセスも良く、働き盛りの世代にも住みやすい立地といえる。

江東区で賃料相場が安い駅ランキング

 では、江東区内で平均賃料が安い駅はどこなのか見ていこう。

【江東区】

  平均賃料が安い駅ランキング(全駅)

順位 駅名 平均賃料 平均専有面積

平均賃料

(㎡あたり)

ライフルホームズで
周辺物件を見る
1 亀戸水神 88,593円 33.14㎡ 2,863円
2 亀戸 96,333円 35.65㎡ 2,876円
3 西大島 98,017円 37.29㎡ 2,830円
4 潮見 101,804円 39.88㎡ 2,809円
5 東大島 104,192円 45.44㎡ 2,538円
6 南砂町 104,532円 42.75㎡ 2,643円
7 住吉 106,530円 37.62㎡ 3,004円
8 大島 106,797円 43.52㎡ 2,652円
9 森下 110,226円 35.82㎡ 3,199円
10 清澄白河 111,001円 36.69㎡ 3,195円
11 門前仲町 112,502円 37.08㎡ 3,237円
12 東陽町 113,669円 43.12㎡ 2,838円
13 越中島 116,454円 36.88㎡ 3,351円
14 木場 123,327円 43.85㎡ 3,010円
15 東雲 166,405円 55.42㎡ 3,193円
16 辰巳 177,078円 65.27㎡ 2,828円
17 豊洲 184,940円 62.02㎡ 3,128円

※平均賃料、平均専有面積:2009年から2020年までの賃貸取引データから算出。1㎡あたりの賃料:取引のある賃貸物件の平均賃料を平均専有面積で割り出して算出。

※「東京国際クルーズターミナル」「テレコムセンター」「青海」「有明」「有明テニスの森」「市場前」「新豊洲」「新木場」「国際展示場」「東京テレポート」はデータ不足によりランキング対象外。

 ランキング上位5位に入った駅は、亀戸水神、亀戸、西大島、潮見、東大島。いずれも江東区の北側に位置する。ベイエリアとは対照的に内陸側は下町情緒漂う街並みが広がっている。

 江戸時代から川を中心に発展してきた江東区は、その恵まれた水運を生かし、問屋街として栄え、今もその名残がある。上位の亀戸周辺には昔ながらの居酒屋も多く、うまくて安い下町グルメを楽しむのにもぴったりの場所だ。下町らしさが残る江東区の魅力が凝縮されているのが、江東区の北側だろう。

平均賃料が最も安いのは、亀戸水神駅

閑静な住宅街が広がる亀戸周辺(出典:PIXTA)
マンションや戸建てが混在する亀戸周辺(出典:PIXTA)

 江東区で最も平均賃料が安いのは、東武鉄道亀戸線の「亀戸水神」駅となった。平均賃料は88,593円で、23区内では住みやすい価格帯である。

 東武鉄道亀戸線とは、駅数わずか5駅、路線距離は3.4キロメートルのローカル線。曳舟駅と亀戸駅をつなぐ短い路線のため、それ自体の利便性は高いとは言い難いが、JR亀戸駅まで徒歩圏内のため、都心への足は十分に整っている。

 亀戸水神駅の周辺は閑静な住宅街が広がる。賑やかな街ではないが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどはそろっており、生活インフラは充実している。また、近隣に保育園や病院なども多いので、子育て世代にとって安心して生活できるエリアといえる。

㎡単価で割安だったのは、東大島駅

 1㎡あたりの平均家賃が最も安かったのは、都営新宿線の「東大島」駅。1㎡あたりの家賃は2,538円だった。

 東大島駅は都営新宿線の駅で急行こそ止まらないが、新宿方面へのアクセスは非常に便利である。

 駅周辺には商店街が栄え、大型のスーパーマーケットやドラッグストアも充実しており、生活インフラは整っている。繁華街はないものの、東大島のゆったりした雰囲気を気に入って長く住む人は多い。団地や大型マンションが多く、ファミリー層にも人気の高いエリアだ。

 東大島駅の近くには、大島小松川公園という大きな公園があり、豊かな自然が生活に潤いを与えてくれる。公園にはアスレチック遊具もあるため、休日に子ども連れの家族も多く訪れる。荒川もほど近く、河川敷に沿ってサイクリングや散歩を楽しむ人の姿が見られる。

平均賃料が最も高額だったのは、豊洲駅

 江東区内で平均賃料が最も高額だったのは「豊洲」駅だ。平均賃料は184,940円と最も安い亀戸水神駅の倍以上という結果となった。

 豊洲駅は東京メトロ有楽町線とゆりかもめの2路線が乗り入れる駅で、都心へのアクセスも抜群だ。車では都心に加えて、千葉や神奈川方面へもアクセスしやすい。

 豊洲には近年タワーマンションが続々と建てられており、ベイエリアのタワーマンションに住むことは一種のステータスとして捉えられている。晴れた日には富士山を望め、夜にはレインボーブリッジやお台場の夜景を楽しめるなど、豊かなライフスタイルを享受できるエリアだ。

【関連記事はこちら】>>江東区で住むべき駅・街ランキング全18駅!木場駅、豊洲駅は中古マンション価格が上昇、資産価値が高い駅だった!【完全版】

  • RSS最新記事
◆駅別の賃貸マンション賃料ランキング
◆駅別の中古マンション価格ランキング
TOP