不動産投資や高級車などの資産形成ローンを、銀行が積極セールスする理由を銀行員が解説

【第13回】2023年6月30日公開(2023年6月30日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

銀行が一部の限られたお客様だけに、不動産投資や高級車のローンをセールスしていることを知っていますか? これは「資産形成ローン」と呼ばれるもので、今、銀行業界の新しいセールス手法として積極的に展開されています。そのキーワードは「借金して資産形成」。一体どういうものなのか? また銀行側の狙いは? 銀行員の立場から解説します。(金融ライター・加藤隆二)

資産形成ローンとは? 銀行が積極的に推す理由 

銀行や専門業者が積極的にセールスしている資産形成ローンとは?(画像出典:PIXTA)

 「資産形成」と聞くと難しそうなイメージを抱く人も多いと思いますが、「資産を形成=自分で自分の資産を作ること」です。ここでいう資産とは、預金や投資運用や不動産など、自分の全財産を指します。

 ですので、もし預金口座に残高が残っていれば、金額にかかわらずそれもひとつの資産ということ。もし、皆さんが日頃、預金口座にお金をコツコツためていれば、それも立派な資産形成と言えます。

 では、本題の資産形成ローンとは何なのか。簡単に言うなら「借金をして不動産投資や高級車購入など、大きな金額の資産を形成していくこと」。どういう仕組みになっているのか、わかりやすく解説します。

資産形成ローンは銀行が生き残りをかけた手段

 長引く不況や競争の激化で、銀行の“一番のもうけ”とされる住宅ローンの貸し付けが、なかなか厳しいご時世です。そこで銀行側の打開策となったのが「資産形成ローン」です。

 借りてくれる人を待つのではなく、「銀行が貸したいと狙っている人に、借りたいと思わせて、ローンを売り込む」手法です。

 「資産形成ローン」をネット検索すると、検索上位に地方銀行やネット銀行、信金・信組などが多くヒットして、資産形成ローンを積極展開していることがわかります。特に地方銀行が目立ちますが、生き残りをかけて地方銀行が力を注いでいることがうかがえます。

 ちなみにメガバンクがヒットしないのは、ローン名称などが異なるためで、取り扱いがないわけではありません。また、ノンバンクなど金融機関以外の事業者も不動産投資ローンを取り扱っているところも多く、活況を呈していることがわかります。

【関連記事】>>銀行が破綻したら住宅ローンはどうなる? 「万が一」のために知っておきたいことを銀行員が解説

銀行が「貸したい」と狙う人は「富裕層」と「ハイクラス」

 銀行が資産形成ローンを売り込む相手は、誰でもいいわけではありません。一言で言うなら「借金をある程度、余裕で返せる人」といったところで、具体的には「富裕層」や「ハイクラス」と呼ばれる人たちになります。

 金融業界では、所有資産1億円以上5億円未満」を「富裕層」と定義しているところが多く、ちなみに5億円以上は「超富裕層」、5,000万円以上1億円未満が「準富裕層」、3,000〜5,000万円が「アッパー層」、そして3,000万円未満が「マス層」などと区分されます。

 しかし、銀行が今回の資産形成のような融資の場面で考える「富裕層」には、明確な資産額のバーがなく、余裕のある層といったニュアンスです(私は部下に富裕層を説明するとき「普通の人にとっての1万円を、100円くらいの感覚で使える人」と説明しています)。言い換えれば資産家となるでしょう。

 次に「ハイクラス」ですが、こちらは収入が高く、比較的安定しているイメージの人たちです。たとえば会社員なら「給与収入で確定申告が必要な年収2,000万円以上の人」のイメージです。

 会社員以外でも医師や弁護士などの「士師業(ししぎょう)」の人たちもハイクラスに分類されます。

レバレッジ効果とは?資産形成ローンの仕組み


 資産形成は自分で考えて自分のお金で進めることも可能ですが、それだと銀行とは無関係で完結してしまいます。そこでポイントになってくるのが「レバレッジ」です。

 

 「レバレッジ(Leverage)」の直訳は「てこ(梃子・梃)」。「てこの原理」で出てくる「てこ」です。てこを使えば、小さな力が何倍もの大きな力になるという理論ですが、これは投資や運用でも使われている言葉です。

 

 「小さな資金を元手にして、大きく投資することでリターンも大きくなる」という原理で、株式の信用売買やFXなどの説明でよく使われます。

 

 例えば年3%で運用できる投資があるとします。このとき100万円の自己資金を投資すれば収益は3万円(投資元本100万円×3%=収益3万円)になります。しかし、ここで900万円借金をした合計1,000万円で投資すれば収益は30万円と10倍になる、という理屈です。

 

 100万円の元手に借金したお金がてこになり、大きな収益を生み出せることになり、こうした状態を「レバレッジ効果」あるいは「レバレッジが効いている」と表現します。

 

 ただし、ここで注意すべきなのは、借金すれば利息を払わなければならず、投資や運用では経費も必要になるので、それを差し引いてももうけが出なければ意味がないという点です。

 

 その点から投資などでは必要経費が収益を上回り赤字になってしまうことを「逆レバレッジ」などとも呼んでいます。

資産形成ローンの定番は「高級車の購入」と「不動産投資」

 具体的な資産形成方法として「高級車の購入」と「不動産投資」があげられます。金融機関は、主にこの2つの専用ローン商品に力を注いでいます。

節税対策としてのイメージが強い高級車…そのからくりは?(画像出典:PIXTA)

  

高級車をローンで購入して経費で落とす

 まずは「高級外国車をローンや事業資金融資を使って購入し、支払う利息を経費で落とす」という仕組みです。主に医師などに向けた資産形成の手段として、セールスされています。

 「事業用車両」として支払い利息を経費で落とすことで税金の軽減が期待できるといったスキームになります。

 ただし注意すべきなのは、このように購入した車などが税務署に認めてもらえるか?はしっかりと確認する必要があるということです。

 銀行などの金融機関では積極的に資産形成ローンを推進したいので、中には微妙なケースも存在しています。たとえば私が見聞きしたものだと、下記のようなケースがありました。

●医師が往診用の社用車として、イタリア製高級車を購入
●不動産業の社長が社用車として、高額のキャンピングカーを購入
●弁護士が長距離移動用として、クルーザーを購入

 このように、いろいろな点で「大丈夫かな?」と心配になるようなものあります。

※上記したケースは、あくまで参考となるたとえ話として紹介しました。実際の取扱などは金融機関により異なりますし、税務に関しては税理士や税務署への確認が必要です。

不動産投資ローンを借りて「大家さん」になる

 もう一つ、資産形成ローンで金融機関が最も力を注いでいるのが「不動産投資」です。これは文字通り、不動産に投資をするという意味です。

 一方、昨今の不動産投資に関するネガティブな事例(「かぼちゃの馬車問題」「住宅ローンによる不動産投資の偽装」)もあり、現在の銀行では「不動産投資」という表現よりも「資産形成ローン」という表現に変わりつつあります。とはいえ、「不動産投資ローン」と売りにしているところもまだあります。
※【参考】オリックス銀行 不動産投資ローン

 不動産投資ローンになると、顧客の選別はいっそう厳しくなります。そこで銀行によっては資産形成も不動産投資もローンの商品自体を公表せず、こっそり取り扱っているようなところもあります。

 ちなみにそれは私の勤務する銀行なのですが、そのフローとしては

  1. 1.銀行と仲の良い不動産業者が銀行に来店
    2.アパートや分譲マンションなどの不動産投資の情報提供をする
    3.「ローンで購入してくれそうな人を探してくれ」と業者から依頼がある
    4.銀行員が見込み先に当たる
    5.ローンを提案する
    6.顧客がローンを組んで物件を購入
    7.不動産投資する

 といった具合に、ほぼシナリオがはじめから出来上がっているような流れです。

【関連記事】>>不動産投資の偽装がバレたときの重い結末エピソード2選!「なんちゃって住宅ローン」の手口を銀行員が解説

不動産投資ローンの金利は実際どうなっている?

 続いて、資産形成ローンの金利についてお話ししたいと思います。まず金利に関しては、公表していない金融機関のほうが多いのが実態です。

 これは、ここまで説明したとおりお金を貸す側で顧客をふるいにかけて提案を仕掛けていく商品だからです。大々的に金利をアピールする必要がないのです。

 また資産形成ローン金利は、住宅ローンなどと比較すると高めなのが一般的です。

 住宅ローンは、自宅を手に入れる長期のローンなので、特別に低金利設定です。これに対して不動産投資ローンは、お金を借りて利息を払ったあとでも利益が出る利回り」を考えて金利設定されるので、不動産投資ローンでは変動金利で3%前後でも安い方の金利と言えるのです。

不動産投資をイメージした高層ビル
不動産投資の金利の実態は…?(画像出典:PIXTA)

 そして、もう一つ大事なのは、不動産投資ローンが保証会社の保証付きなのか? 手数料は必要なのか?などを確認しないといけない点です。

 たとえば「不動産投資ローンの金利は年2.0%」とあっても、「別途保証会社の保証料が必要になります」といったローンなら、保証料を金利に換算すると年1%上乗せになる場合があります。

 これと同様に「保証料は不要で◯%」とあって、その後に「融資手数料として、お借入額の2.2%相当の手数料をお支払いいただきます」というタイプも見受けられます。これらの「真の金利」が何%なのかを見極める必要があるのです。

 ちなみに私の勤務する銀行では

  • ・保証会社の保証なし
    ・手数料は事務手数料10万円程度
    ・金利は銀行から見た優良先でも年3.0%程度が最下限

 といったところで、銀行員から見ても低い金利だと考えています。

 不動産投資ローンに限らず、「金利は最低◯%〜◯%まで」という範囲の中で、誰でも最下限の優遇金利になるわけではありません。そして、上記したように保証料や手数料を加味して金利を考え、それでも不動産投資として成り立つか?を見極めることが大事です。

まとめ

 今回は資産形成ローンという、限定されたローンについての解説をしてきました。「選ばれた顧客になれないなら意味ないじゃん!」と思うかもしれません。しかし、そうとも言い切れません。

 なぜなら、資産形成ローンで物件を手に入れた人は、自分が思っていたほど収益が上がらないなどの理由で絶えず所有物件を入れ替えることがあります。

 そのタイミングで、その不動産の売り情報を得ることができれば、住宅ローンを使って購入することもできます。元々投資用だったわけですから、駅チカなどの「掘り出し物の物件」かもしれません。

 そんな情報をどうやって…?は簡単です。銀行員に「分譲マンションを探しているので、なにか情報があれば教えて」と頼んでおくだけでいいのです。

 例えば、分譲マンションに住みたくて、物件探しと住宅ローン相談を並行して進めているような人は、いくつかの銀行とやりとりをしていることでしょう。何かの会話のタイミングで、上述した掘り出し物物件を銀行員が紹介してくれるケースがあるからです。

 物件を探す際に銀行を利用するのも一つの手です。いつか役立つかもしれないその時のために、「資産形成ローン」の背景や実態をここでしっかりおさえておきましょう。

【関連記事】>>住宅ローン金利(132銀行・1000商品)の金利推移・動向は? 金利タイプ別の相場、選び方も解説 【2023年6月最新版】

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新規借入2025年10月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.722%
総返済額 3387万円
表面金利
年0.590%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,074円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
2位

PayPay銀行

住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.762%
総返済額 3410万円
表面金利
年0.630%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,611円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
店舗での対面相談のみに対応
実質金利(手数料込)
0.782%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.650%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,880円
おすすめポイント

店舗相談でも、低金利商品あり
②新規借入なら、注文住宅で必要な「つなぎ融資」に対応!
③3大疾病の50%保障が無料付帯!
③無料で、3大疾病50%保障&就業不能保障&就業不能保障を付帯する

※こちらの商品は住信SBIネット銀行の住宅ローンです。上記は新規借入で物件価格80%以内で借入れの場合。新規借入で変動金利タイプをご選択の場合、物件価格の80%超~100%以内でお借入れした場合は表示金利に年0.09%、100%超でお借入れの場合は表示金利に年0.16%上乗せ。借り換えの場合は融資率にかかわらず、金利は一律となります。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
  • 全国10支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
  • 変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBIグループの企業で、変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っています。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンについては、住信SBIネット銀行自身で販売しているローンとは商品性が若干違います。融資実行時までに住宅建築にかかる土地購入代金等が必要な人に対しては、「つなぎ融資」の取扱いがあるのです。

 

また、店舗販売専用の商品なので、店舗で相談しながら手続き出来ます。ただし、住宅ローン相談窓口は全国に10店舗しかないため、居住地域によっては利用が困難です。

 

審査は住信SBIネット銀行と同じだと思っていいです。また、事務手続きに比較的時間がかかります。

関連記事 SBIマネープラザの金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.20%
■フラット35
融資額×2.20%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は3万3000円)
■フラット35
0円
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限。当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域。ただし、借地上・保留地・共有仮換地上の物件、離島にある物件については、取扱いできない
■フラット35
使い道
年収
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品

■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品

■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
【満50歳以下】
一般団信
+3大疾病50%保障
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約

【51歳以上】
一般団信
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病50%保障(がんと診断確定された場合、ローン残高が50%に。急性心筋梗塞、脳卒中で手術、または60日以上後遺症が継続するなどの状態でローン残高が50%に)
就業不能保障(就業不能状態なら毎月のローン返済を最大12カ月保障。8大疾病以外は24カ月保障、当初3カ月免責)
全疾病保障(8疾病で就業不能状態が12カ月超の場合。または、8疾病以外のすべてのけがや病気で就業不能状態が24カ月超の場合、ローン残高が0円 )
先進医療特約(通算1000万円まで)
オプション
(特約)の団信
3大疾病100%保障【40歳未満】
金利+年0.2%3大疾病50%保障【40歳以上】
金利+年0.25%3大疾病100%保障【40歳以上】
金利+年0.4%ワイド団信
金利+年0.3%
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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