銀行員が検証した使いやすい住宅ローンシミュレーションとは? 個人情報を入力させるサイトには注意!

【第41回】2025年3月17日公開(2025年3月17日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

住宅ローンシミュレーションは返済額や借入可能額などを試算できる便利なツールです。金融機関や住宅ローン比較サイトなどがシミュレーション(試算)できるページを設けていますが、どれが使いやすいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、現役の銀行員が実際に住宅ローンシミュレーションを利用し、使いやすさなどを比較しました。ぜひ参考にしてください。(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員)

住宅ローンシミュレーションとは

住宅ローンシミュレーションは借入可能額などが試算できて便利
住宅ローンシミュレーションは借入可能額などが試算できて便利(出所:PIXTA)

 2024年に「金利がある世界」に突入し、住宅ローン金利の上昇が始まっています。これから住宅ローンを借りる方も、すでに返済中の方も、金利によりローン返済額がどのように変わっていくのか気になるところでしょう。

 こうした状況では、自分の条件に合わせた返済額などを試算できる住宅ローンシミュレーションの利用が便利です。

住宅ローンシミュレーションでわかること

 住宅ローンシミュレーションを利用すると、以下のような住宅ローン検討に必要なさまざまな情報を得ることができます。

返済額:毎月の返済額、ボーナス月の増額はあるのか、1年間でいくら住宅ローンを払うのか

金利変動:金利が上がると、返済額はいくら増えるのか

総返済額:このまま最終回まで返済すると、住宅ローンを総額いくら支払う必要があるのか

利息総額:総返済額の中で、どれだけ利息を払うことになるのか

借り換え:返済中の住宅ローンを借り換えると、返済額はどれくらい少なくなるのか

 住宅ローンシミュレーションは、「何が知りたいのか」「変化があるとどうなるのか」など、知りたいことに合わせて利用することができます。

住宅ローンシミュレーションの種類

 具体的にどのようなシミュレーションがあるのか、代表的なものを紹介していきます。

①返済額のシミュレーション:借入額から毎回の返済額を調べる

 ローンの返済額を知りたい人向けで、これが一般的に「住宅ローンシミュレーション」と呼ばれるものです。

例:3000万円を30年返済、ボーナス増額なし、金利0.5%で借りたときの毎月の返済額は?
→結果:毎回返済額は89,756円

>>住宅ローン返済額シミュレーションはこちら

②借入可能額のシミュレーションA:毎回の返済額から借入可能額を調べる

 家計や毎月の支払い額が気になる人向けで、自分が指定した毎月、ボーナス月の返済額から逆算して、借入可能額を計算するシミュレーションです。

例:毎月3万円、ボーナス時の増額10万円で30年返済、金利0.5%なら、自分はどれだけ借りることができる?
→結果:毎月返済29,978円、ボーナス時増額99,905円(ボーナス月の支払計12万9,883円)、1年間の返済計55万9,546円

③借入可能額のシミュレーションB:年収から借入可能額を調べる

 年収と住宅ローンの関係や返済比率を重視する人向けで、自分の年収ならいくらまで住宅ローンを借りることができるのかを試算するシミュレーションです。

例:年収500万円の自分は、住宅ローンを最大でいくらまで借り入れできるのか。(30年返済、ボーナス増額なし、金利0.5%)
→結果:借入可能額は3,760万円

>>住宅ローン借入可能額シミュレーション(年収から計算)はこちら

 ほかにも、途中で繰り上げ返済するとローン返済回数がどのくらい縮まるのかという、繰り上げ返済シミュレーションなどがあります。

住宅ローンシミュレーションに必要な情報は?

 住宅ローンシミュレーションを利用するには、以下の情報が必要になります。

・借入希望金額
・金利(固定金利、変動金利かなど)
・返済期間(年数)
・返済方法(元利均等返済、元金均等返済など)

 これらの情報をサイト上のシミュレーション欄に入力することで、結果を得ることができます。原則として個人情報は不要です。

住宅ローンシミュレーション利用時の注意点とは

 ここまで紹介してきた住宅ローンシミュレーションの利用には、注意点があります。それは、氏名や年収などの個人情報を入力するシミュレーションは、そのまま進めていくとローン相談につながる可能性があるということです。

 IDの作成を求めてくるものも同じです。こうしたケースでは、銀行からセールスの電話やメールが来ることがあります。そのため、ここでは金融機関のホームページなどの紹介はしていません。

 なお参考として、日銀のマネーサイト「知るぽると」のシミュレーションは個人情報入力などは不要なので安心して利用できます(筆者自身、執筆でシミュレーションが必要なときに利用しています)。

住宅ローンシミュレーションの使いやすさを銀行員が比較

 銀行員は顧客のニーズに合わせたさまざまなシミュレーションを作成するため、それぞれ銀行独自の専用ソフトを開発しています。とはいえ、基本はネット上で公開されているものと同じです。

 そこで、シミュレーションを作成している銀行員の目で、いくつかのサイトの住宅ローンシミュレーションを比較してみました。

 なお、評価はあくまで筆者の個人的見解です。また、サイトの名称は伏せていますが、あくまでも実際に利用するユーザー目線で試算を行いました。

  総合評価 見やすさ 入力のしやすさ 使いやすい点 使いにくい点
比較サイトA ★☆☆
操作させられているというストレスを感じる
★★★
数字が大きく、全体的に見やすい

★★★

入力項目が少ないので負担感は少ない

★★☆

毎月返済額、総返済額と最低限の情報だけを知ることができる

★☆☆
入力前から金利や返済年数の数値が入っているので、自由度が低いと感じる
比較サイトB ★★☆
おすすめの銀行がいくつか出てくるが、順位がわかりにくい
★★☆
1項目入力するごとに次の項目に進むため全体を把握しにくい
★★★
項目ごとに進むので操作感は良好

★★☆

金利種類から団体信用生命保険、銀行種別など細かく入力できる

★★☆

ざっくりと知りたい人にとっては、入力が必要な項目が多すぎる

住宅ローンA ★☆☆
銀行ローンは試算の対象外なので向かない人が多い

★☆☆

小さい文字や数値が数多く並び、やや見にくい

★★☆

入力したあと自分でスクロールしないと進めない

★☆☆

最近の金利は?などの説明コラムのリンクがあって親切な設計

★☆☆

結果として返済額がわかるだけで、それ以外の情報がない

メガバンクA ★★☆
条件を保存するボタンなど、個人を特定されないか心配になる

★★★

ポイントとなる文字が赤くなるなど見やすい

★★★

少ない入力項目で、結果画面も自動スクロールなので操作がラク

★★☆

結果の下に「詳細な内容」があり、見たい人はクリック、不要ならスルーできる

★☆☆

「ミックス借り入れ」など専門用語が出てくるので初心者には不親切

メガバンクB ★★☆
ポップアップ広告や申込みボタンなどがあり見にくい

★★★

シンプルな画面だが文字や数値は大きく見やすい

★★★

少ない入力項目で、結果画面も自動スクロールなので操作がラク

★★☆

プランを選べば金利は自動入力など親切な設計

★☆☆

シミュレーション結果のすぐ下に申込みボタンが密接している

地方銀行A ★☆☆
結果を見ても何を伝えたいのかよくわからない

★☆☆

操作項目より説明や注釈のほうが多いと感じる

★☆☆

入力箇所がわかりにくく操作感が良くない

★★☆

結果の印刷ボタンがある

★☆☆

結果で何が書かれているのか意味が分かりにくい

入力フォームの見やすさ

 スマートフォンなどの画面上で結果を求めるシミュレーションでは、第一印象で「見にくい」と感じてしまうと、その後の操作もスムーズに進みません。そういった意味で、文字の大きさやポイントを強調してくれているなどの見やすさの点で、比較サイトAとメガバンクA・Bのシミュレーションを高評価としました。

入力のしやすさ

 文字や数値を入力したり、入力後に画面スクロールなどの操作が必要だったりすると面倒だと感じます。クリックだけで試算できたり、入力すると自動で次に進む比較サイトA・B、メガバンクA・Bのシミュレーションは、操作が容易でサクサク進めることができました。

使いやすい点

 使いやすさについてはそれぞれが工夫していると感じられたのですが、やはり住んでいる地域が選べたり、頭金の項目があるなど「リアル」を感じられるシミュレーションのほうが、顧客にローンの提案をする銀行員から見ても使いやすいと感じます。その点で、満点をつけられるシミュレーションはありませんでした。

使いにくい点

 比較したシミュレーションはそれぞれに特長や良いところがあり、使いにくいサイトはありません。あえて難点を探したというのが実際のところです。したがって、使い勝手は人それぞれだと思いますので、どれもおすすめできるシミュレーションです。

総合評価

 シミュレーションは、その名の通り知りたいことをシミュレーションしてつかむのが目的だと考えます。そのため、突き詰めると「みんなが知りたいこと」を的確にとらえているシミュレーションが良いものだという銀行員の視点で、比較サイトB、メガバンクBを評価しました。

ダイヤモンド不動産研究所の住宅ローンシミュレーションの特徴

 では、ダイヤモンド不動産研究所の住宅ローンシミュレーションの使いやすさはどうでしょうか。

 実際に利用して便利だと感じた点を3つ紹介します。

①諸費用込みの実質金利がわかる

 返済シミュレーションでは諸経費込みの実質金利でおすすめを比較してくれるので、目先の金利(表面金利)だけでなく、リアルにどの銀行の住宅ローンが良いのかがつかみやすいと感じました。

②金利上昇シナリオが的確

 5年後には1.5%金利が上昇する仮定で、金利上昇シナリオの水準が甘すぎず、厳しすぎず最適で、現実味が強いです。

③自分の住んでいる(住みたい)エリアが選べる

 シミュレーションで、関東や北海道などエリアを選ぶことができて、地方銀行も含めておすすめを知ることができるのも便利です。

 上記の特徴から、操作しやすく、大多数が一番知りたいことを適切に算出してくれている点が評価できます。

 一方で、返済期間が最長35年までしかない(50年まで計算可能なサイトもある)点はデメリットといえます。

まとめ

 今回は、住宅ローンシミュレーションの使い勝手などを解説してきました。

 筆者はダイヤモンド不動産研究所に記事を寄稿していますが、読者に役立つ情報だけを提供したいと常々考えています。

 そうした立場から、銀行員としてダイヤモンド不動産研究所のシミュレーションも使いやすいと感じたので、おすすめできます。

 借り入れ可能額や返済額などを知りたいという人は、利用してみるといいでしょう。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.531%
総返済額 3281万円
表面金利
年0.390%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
76,426円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!
③【期間限定】WEB完結金利優遇キャンペーン実施中。変動金利が年0.390%~

※変動金利が引き下げ金利を受けられる条件はホームページより確認を。「りそな住宅ローン<超長期(全期間)固定金利型>」の適用金利は、最大金利引下げ時のもの。WEB完結金利優遇キャンペーンは、①~③の条件を満たした方を対象に、変動金利が年0.490%~⇒年0.390%~へ引き下げ
①りそな住宅ローンの事前審査をwebで申込。②りそな住宅ローンマイページで正式審査申込。③りそな住宅ローン電子契約サービスを利用(非対面電子契約、店頭電子契約いずれも可)。※お申込期間2024年11月1日~2025年3月31日まで ※2026年3月31日までのお借り入れに限る ※キャンペーン詳細はりそな銀行の公式サイトをご確認ください。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.3%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
閉じる
要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.540%
総返済額 3287万円
表面金利
年0.410%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
76,688円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.551%
総返済額 3292万円
表面金利
年0.420%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
76,819円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

※変動金利は「金利引下げキャンペーン」の金利。キャンペーン申込期間は、2024年12月2日(月)~2025年3月14日(金)、実行期限は2025年5月30日(金)
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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