銀行員が検証した使いやすい住宅ローンシミュレーションとは? 個人情報を入力させるサイトには注意!

【第41回】2025年3月17日公開(2025年3月17日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

住宅ローンシミュレーションは返済額や借入可能額などを試算できる便利なツールです。金融機関や住宅ローン比較サイトなどがシミュレーション(試算)できるページを設けていますが、どれが使いやすいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、現役の銀行員が実際に住宅ローンシミュレーションを利用し、使いやすさなどを比較しました。ぜひ参考にしてください。(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員)

住宅ローンシミュレーションとは

住宅ローンシミュレーションは借入可能額などが試算できて便利
住宅ローンシミュレーションは借入可能額などが試算できて便利(出所:PIXTA)

 2024年に「金利がある世界」に突入し、住宅ローン金利の上昇が始まっています。これから住宅ローンを借りる方も、すでに返済中の方も、金利によりローン返済額がどのように変わっていくのか気になるところでしょう。

 こうした状況では、自分の条件に合わせた返済額などを試算できる住宅ローンシミュレーションの利用が便利です。

住宅ローンシミュレーションでわかること

 住宅ローンシミュレーションを利用すると、以下のような住宅ローン検討に必要なさまざまな情報を得ることができます。

返済額:毎月の返済額、ボーナス月の増額はあるのか、1年間でいくら住宅ローンを払うのか

金利変動:金利が上がると、返済額はいくら増えるのか

総返済額:このまま最終回まで返済すると、住宅ローンを総額いくら支払う必要があるのか

利息総額:総返済額の中で、どれだけ利息を払うことになるのか

借り換え:返済中の住宅ローンを借り換えると、返済額はどれくらい少なくなるのか

 住宅ローンシミュレーションは、「何が知りたいのか」「変化があるとどうなるのか」など、知りたいことに合わせて利用することができます。

住宅ローンシミュレーションの種類

 具体的にどのようなシミュレーションがあるのか、代表的なものを紹介していきます。

①返済額のシミュレーション:借入額から毎回の返済額を調べる

 ローンの返済額を知りたい人向けで、これが一般的に「住宅ローンシミュレーション」と呼ばれるものです。

例:3000万円を30年返済、ボーナス増額なし、金利0.5%で借りたときの毎月の返済額は?
→結果:毎回返済額は89,756円

>>住宅ローン返済額シミュレーションはこちら

②借入可能額のシミュレーションA:毎回の返済額から借入可能額を調べる

 家計や毎月の支払い額が気になる人向けで、自分が指定した毎月、ボーナス月の返済額から逆算して、借入可能額を計算するシミュレーションです。

例:毎月3万円、ボーナス時の増額10万円で30年返済、金利0.5%なら、自分はどれだけ借りることができる?
→結果:毎月返済29,978円、ボーナス時増額99,905円(ボーナス月の支払計12万9,883円)、1年間の返済計55万9,546円

③借入可能額のシミュレーションB:年収から借入可能額を調べる

 年収と住宅ローンの関係や返済比率を重視する人向けで、自分の年収ならいくらまで住宅ローンを借りることができるのかを試算するシミュレーションです。

例:年収500万円の自分は、住宅ローンを最大でいくらまで借り入れできるのか。(30年返済、ボーナス増額なし、金利0.5%)
→結果:借入可能額は3,760万円

>>住宅ローン借入可能額シミュレーション(年収から計算)はこちら

 ほかにも、途中で繰り上げ返済するとローン返済回数がどのくらい縮まるのかという、繰り上げ返済シミュレーションなどがあります。

住宅ローンシミュレーションに必要な情報は?

 住宅ローンシミュレーションを利用するには、以下の情報が必要になります。

・借入希望金額
・金利(固定金利、変動金利かなど)
・返済期間(年数)
・返済方法(元利均等返済、元金均等返済など)

 これらの情報をサイト上のシミュレーション欄に入力することで、結果を得ることができます。原則として個人情報は不要です。

住宅ローンシミュレーション利用時の注意点とは

 ここまで紹介してきた住宅ローンシミュレーションの利用には、注意点があります。それは、氏名や年収などの個人情報を入力するシミュレーションは、そのまま進めていくとローン相談につながる可能性があるということです。

 IDの作成を求めてくるものも同じです。こうしたケースでは、銀行からセールスの電話やメールが来ることがあります。そのため、ここでは金融機関のホームページなどの紹介はしていません。

 なお参考として、日銀のマネーサイト「知るぽると」のシミュレーションは個人情報入力などは不要なので安心して利用できます(筆者自身、執筆でシミュレーションが必要なときに利用しています)。

住宅ローンシミュレーションの使いやすさを銀行員が比較

 銀行員は顧客のニーズに合わせたさまざまなシミュレーションを作成するため、それぞれ銀行独自の専用ソフトを開発しています。とはいえ、基本はネット上で公開されているものと同じです。

 そこで、シミュレーションを作成している銀行員の目で、いくつかのサイトの住宅ローンシミュレーションを比較してみました。

 なお、評価はあくまで筆者の個人的見解です。また、サイトの名称は伏せていますが、あくまでも実際に利用するユーザー目線で試算を行いました。

  総合評価 見やすさ 入力のしやすさ 使いやすい点 使いにくい点
比較サイトA ★☆☆
操作させられているというストレスを感じる
★★★
数字が大きく、全体的に見やすい

★★★

入力項目が少ないので負担感は少ない

★★☆

毎月返済額、総返済額と最低限の情報だけを知ることができる

★☆☆
入力前から金利や返済年数の数値が入っているので、自由度が低いと感じる
比較サイトB ★★☆
おすすめの銀行がいくつか出てくるが、順位がわかりにくい
★★☆
1項目入力するごとに次の項目に進むため全体を把握しにくい
★★★
項目ごとに進むので操作感は良好

★★☆

金利種類から団体信用生命保険、銀行種別など細かく入力できる

★★☆

ざっくりと知りたい人にとっては、入力が必要な項目が多すぎる

住宅ローンA ★☆☆
銀行ローンは試算の対象外なので向かない人が多い

★☆☆

小さい文字や数値が数多く並び、やや見にくい

★★☆

入力したあと自分でスクロールしないと進めない

★☆☆

最近の金利は?などの説明コラムのリンクがあって親切な設計

★☆☆

結果として返済額がわかるだけで、それ以外の情報がない

メガバンクA ★★☆
条件を保存するボタンなど、個人を特定されないか心配になる

★★★

ポイントとなる文字が赤くなるなど見やすい

★★★

少ない入力項目で、結果画面も自動スクロールなので操作がラク

★★☆

結果の下に「詳細な内容」があり、見たい人はクリック、不要ならスルーできる

★☆☆

「ミックス借り入れ」など専門用語が出てくるので初心者には不親切

メガバンクB ★★☆
ポップアップ広告や申込みボタンなどがあり見にくい

★★★

シンプルな画面だが文字や数値は大きく見やすい

★★★

少ない入力項目で、結果画面も自動スクロールなので操作がラク

★★☆

プランを選べば金利は自動入力など親切な設計

★☆☆

シミュレーション結果のすぐ下に申込みボタンが密接している

地方銀行A ★☆☆
結果を見ても何を伝えたいのかよくわからない

★☆☆

操作項目より説明や注釈のほうが多いと感じる

★☆☆

入力箇所がわかりにくく操作感が良くない

★★☆

結果の印刷ボタンがある

★☆☆

結果で何が書かれているのか意味が分かりにくい

入力フォームの見やすさ

 スマートフォンなどの画面上で結果を求めるシミュレーションでは、第一印象で「見にくい」と感じてしまうと、その後の操作もスムーズに進みません。そういった意味で、文字の大きさやポイントを強調してくれているなどの見やすさの点で、比較サイトAとメガバンクA・Bのシミュレーションを高評価としました。

入力のしやすさ

 文字や数値を入力したり、入力後に画面スクロールなどの操作が必要だったりすると面倒だと感じます。クリックだけで試算できたり、入力すると自動で次に進む比較サイトA・B、メガバンクA・Bのシミュレーションは、操作が容易でサクサク進めることができました。

使いやすい点

 使いやすさについてはそれぞれが工夫していると感じられたのですが、やはり住んでいる地域が選べたり、頭金の項目があるなど「リアル」を感じられるシミュレーションのほうが、顧客にローンの提案をする銀行員から見ても使いやすいと感じます。その点で、満点をつけられるシミュレーションはありませんでした。

使いにくい点

 比較したシミュレーションはそれぞれに特長や良いところがあり、使いにくいサイトはありません。あえて難点を探したというのが実際のところです。したがって、使い勝手は人それぞれだと思いますので、どれもおすすめできるシミュレーションです。

総合評価

 シミュレーションは、その名の通り知りたいことをシミュレーションしてつかむのが目的だと考えます。そのため、突き詰めると「みんなが知りたいこと」を的確にとらえているシミュレーションが良いものだという銀行員の視点で、比較サイトB、メガバンクBを評価しました。

ダイヤモンド不動産研究所の住宅ローンシミュレーションの特徴

 では、ダイヤモンド不動産研究所の住宅ローンシミュレーションの使いやすさはどうでしょうか。

 実際に利用して便利だと感じた点を3つ紹介します。

①諸費用込みの実質金利がわかる

 返済シミュレーションでは諸経費込みの実質金利でおすすめを比較してくれるので、目先の金利(表面金利)だけでなく、リアルにどの銀行の住宅ローンが良いのかがつかみやすいと感じました。

②金利上昇シナリオが的確

 5年後には1.5%金利が上昇する仮定で、金利上昇シナリオの水準が甘すぎず、厳しすぎず最適で、現実味が強いです。

③自分の住んでいる(住みたい)エリアが選べる

 シミュレーションで、関東や北海道などエリアを選ぶことができて、地方銀行も含めておすすめを知ることができるのも便利です。

 上記の特徴から、操作しやすく、大多数が一番知りたいことを適切に算出してくれている点が評価できます。

 一方で、返済期間が最長35年までしかない(50年まで計算可能なサイトもある)点はデメリットといえます。

まとめ

 今回は、住宅ローンシミュレーションの使い勝手などを解説してきました。

 筆者はダイヤモンド不動産研究所に記事を寄稿していますが、読者に役立つ情報だけを提供したいと常々考えています。

 そうした立場から、銀行員としてダイヤモンド不動産研究所のシミュレーションも使いやすいと感じたので、おすすめできます。

 借り入れ可能額や返済額などを知りたいという人は、利用してみるといいでしょう。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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新規借入2025年5月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
1位

auじぶん銀行

住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、頭金20%以上)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.766%
総返済額 3412万円
表面金利
年0.634%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,665円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③KDDIグループのインターネット銀行で全国に対応

2025/5/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。変動金利(新規借入)は、物件価格の80%以下で借入れた場合の金利。また、50歳以下の方が一般団信を選択し、物件価格の80%以下で借入れた場合の金利は年0.344%。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • KDDIグループのネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
3大疾病の50%保障が無料付帯!
実質金利(手数料込)
0.780%
総返済額 3420万円
表面金利
年0.648%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,853円
おすすめポイント

店舗相談でも、低金利商品あり
②新規借入なら、注文住宅で必要な「つなぎ融資」に対応!
③無料で、3大疾病50%保障&就業不能保障&就業不能保障を付帯する

※こちらの商品は住信SBIネット銀行の住宅ローンです。上記は新規借入で物件価格80%以内で借入れの場合。物件価格80%超で借入れの場合は、上記金利に年0.050%上乗せ。借り換えの場合は融資率にかかわらず、金利は一律となります。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
  • 全国10支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
  • 変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBIグループの企業で、変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っています。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンについては、住信SBIネット銀行自身で販売しているローンとは商品性が若干違います。融資実行時までに住宅建築にかかる土地購入代金等が必要な人に対しては、「つなぎ融資」の取扱いがあるのです。

 

また、店舗販売専用の商品なので、店舗で相談しながら手続き出来ます。ただし、住宅ローン相談窓口は全国に10店舗しかないため、居住地域によっては利用が困難です。

 

審査は住信SBIネット銀行と同じだと思っていいです。また、事務手続きに比較的時間がかかります。

関連記事 SBIマネープラザの金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.20%
■フラット35
融資額×2.20%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は3万3000円)
■フラット35
0円
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限。当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域。ただし、借地上・保留地・共有仮換地上の物件、離島にある物件については、取扱いできない
■フラット35
使い道
年収
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品

■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品

■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
【満50歳以下】
一般団信
+3大疾病50%保障
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約

【51歳以上】
一般団信
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病50%保障(がんと診断確定された場合、ローン残高が50%に。急性心筋梗塞、脳卒中で手術、または60日以上後遺症が継続するなどの状態でローン残高が50%に)
就業不能保障(就業不能状態なら毎月のローン返済を最大12カ月保障。8大疾病以外は24カ月保障、当初3カ月免責)
全疾病保障(8疾病で就業不能状態が12カ月超の場合。または、8疾病以外のすべてのけがや病気で就業不能状態が24カ月超の場合、ローン残高が0円 )
先進医療特約(通算1000万円まで)
オプション
(特約)の団信
3大疾病100%保障【40歳未満】
金利+年0.2%3大疾病50%保障【40歳以上】
金利+年0.25%3大疾病100%保障【40歳以上】
金利+年0.4%ワイド団信
金利+年0.3%
閉じる
大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.783%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.640%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
79,745円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!

※金利引き下げ条件:次の①②を満たし、新たにりそな銀行所定の住宅ローンを利用する方を対象とさせていただきます。①お申込み~ご契約までWEB完結でお手続き※いただける方②給与振込、りそなデビットカード〈プレミアム〉、りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールドいずれか1つのご契約※WEB完結とは、「りそな住宅ローン事前審査WEB申込」「りそな住宅ローンマイページによる正式審査申込の利用」「りそな住宅ローン電子契約サービスの利用(非対面電子契約、店頭電子契約のいずれも可)」の全てをご利用いただくことです。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.3%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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