auじぶん銀行の住宅ローン

50代で住宅ローンを借りても大丈夫? 住宅ローンを借りる際のポイントや注意点を銀行員が解説

【第16回】2023年8月28日公開(2023年8月28日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

「マイホームを持つことが長年の夢だったけど、いまがラストチャンス」「老後を見据えてついのすみかがほしい」。そういった理由から、50代で家の購入を検討する人は増えてきています。50代で住宅ローンを組む際のポイントや注意点はなにか。現役の銀行員がお答えします。(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員

50代でも住宅ローンを借りられるのか?

 結論から言えば、50代でも住宅ローンを借りられます。年齢や職業、収入、勤続年数など、住宅ローン審査でチェックされる個人の属性が、各金融機関の条件に当てはまってさえいれば年齢は関係ありません。ただし、50代という年齢ゆえの注意点はいくつか存在します。

老後を見据えて、50代でも住宅ローンを借りる人が増えている。 出典:PIXTA
老後を見据えて、50代でも住宅ローンを借りる人が増えている。 出典:PIXTA

「申込時」「最終返済時」には、年齢制限がある

 住宅ローンには、「申込時」と「最終返済時」にそれぞれ年齢制限がありますが、50代はその2つともクリアできます。申込時可能年齢は20歳〜70歳程度、最終返済時年齢については80歳程度に設定している金融機関が多いですね。

<50代からの住宅ローン「年齢」について>

  申込可能年齢 最終返済時年齢 団体信用生命保険の加入時年齢
メガバンク 18歳以上70歳未満 80歳未満 公式サイトでは詳細不明
地方銀行 18歳以上 82歳未満 公式サイトでは詳細不明
ネット銀行 20歳以上65歳以下 80歳未満 20歳以上65歳以下
信用金庫 20歳以上70歳未満 80歳6カ月未満 公式サイトでは詳細不明
フラット35 70歳未満 80歳未満 15歳以上70歳未満

※金融機関公式サイトから筆者調べ。実際に検討する際は問い合わせをするなど、必ずご自身で確認してください

年齢と団体信用生命保険との関係

 また住宅ローンとは別に、団体信用生命保険(以下、団信)にも加入年齢制限があります。50代は健康への不安も増えてくる年代なので、これは大事なポイントです。しかし、上表を見ると、公式サイトでは詳細不明な場合も多い。これはなぜでしょうか。例を挙げましょう。

ご利用になれる方

  • お借入時の年齢が満18歳以上で、最終返済時の年齢が満82歳未満の方 ただし、「3大疾病保障特約付き団体信用生命保険」を選択される場合は最終返済時の年齢が満76歳未満、「引受条件緩和型(ワイド)団体信用生命保険」を選択される場合は最終返済時の年齢が満80歳未満となります
  • 当行所定の団体信用生命保険に加入できる方
  • 保証会社(横浜信用保証(株))の保証が受けられる方

※出典 横浜銀行/住宅ローン/商品概要説明書(住宅ローン 変動金利型(固定金利指定型3年・5年・10年))

 上記は横浜銀行からの抜粋です。団信の加入年齢は明記されていませんが、『「3大疾病保障特約付き団体信用生命保険」を選択される場合は』という箇所を見ると、3大疾病といった特別ではない一般的な団信の加入年齢は満18歳以上満82歳未満だと推測できます。

 このように表現が曖昧になっている理由は、生命保険は命に関わることであり、また銀行ではなく生命保険会社が取り扱う商品なので、説明が慎重にならざるをえないからです。

 ちなみに、原則として団信の加入期間と住宅ローンの借入期間は同じになります。金融機関にとっても、住宅ローンを貸した人が死亡したときなどに「保険金でチャラになる」ほうがリスクを抑えられるからです。団信の加入年齢が公式サイトで明記されていない場合は、この原則に従って多くは住宅ローンの借入期間と同じだと考えてよいでしょう。

 ただし、最近増えているがんや成人病などに特化した特別な団信は、一般的な団信より加入年齢が短い場合があり、これに連動して借入期間も短くなるのが主流ですので、検討の際は注意しましょう。

 一方で、ネット銀行の場合は事情が少し異なります。

一般団信(団体信用生命保険)のご加入条件

年齢制限
ご加入時の年齢が20歳以上65歳以下、住宅ローン完済時80歳未満の方を対象とさせていただきます。

※出典 SBI新生銀行/団体信用生命保険のご紹介

 上記はSBI新生銀行からの抜粋です。横浜銀行と違い、団信の加入年齢がはっきりと明示されています。ネット銀行は基本的に非対面で住宅ローンの説明や申し込みを進めるので、公式サイトに記載しなければ団信の説明ができないからです。誤解してほしくないのは、必ずしもネット銀行が丁寧で、ほかの金融機関が不親切というわけではありません。

 どちらの場合でも、団信の加入年齢については自分でしっかり確認することが大切です。

50代で住宅ローンを借りる時のポイントと注意点

 続いて、50代で住宅ローンを借りる時のポイントと注意点を、それぞれ3つずつ解説します。

ポイント1:ある程度、自己資金がある

 50代になると、個人差はあれど、ある程度は貯蓄のある人が多いはずです。それを自己資金として使うことで、住宅ローンの借り入れ額を少なくできます。しかし、これは裏を返すと「自己資金のない50代が住宅ローンを組むのは難しい」ということです。

 公的統計でも、50代の平均貯蓄額は約1200万円弱、中央値でも600万円というデータがあります(※)。もちろん、この数字が必ずしも現実を反映しているとは思いませんが、ローンの審査をする銀行側も、少なからず「50代なら、それなりにお金を持っているだろう」という固定観念を持っています。50代で住宅ローンを申し込む際には、ある程度の自己資金が必要だと心得ましょう。

※出典 日本銀行・金融中央広報委員会/暮らしに役立つ身近なお金の知恵・知識情報サイト「知るぽると」/家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年~令和2年)

ポイント2.それなりに「借金の実績」がある

 50代なら、年齢的にも一度はローンやクレジット、割賦販売を経験しているでしょう。こうしたいわば借金の経歴は「クレジットヒストリー」と呼ばれ、住宅ローン審査でも重要視されます。問題のないクレジットヒストリーが積み重なっている人は、当然、プラス評価です。ちなみに、借金が嫌いで現金・一括払いしかしないという人は一定数おり、そのようなクレジットヒストリーを持つ人は、俗に「スーパーホワイト」と呼ばれます。

 逆に、滞納や自己破産などの事実がある人は、「異動事項」「金融事故」などと呼ばれ、いわゆるブラックリストに載っていることになり、そもそも住宅ローンを申し込むことはできません。

ポイント3.住宅ローン審査を突破する「実力」がある

 ここまでの2つのポイントを総合した50代をイメージすると「仕事でもそれなりの地位にあり、収入や貯蓄もそこそこ安定していて、ローンや分割払いも問題なく返してきた」人となります。

 こういった人なら、住宅ローンで審査される年収や勤続年数、個人信用情報といったハードルを超える「実力を備えている」と言えます。

注意点1.「最後に家をどうするか」を考える必要がある

 50代で住宅ローンを組む場合、考えなければならないのが、購入した家を最後にどうするかです。

 これは人それぞれで、たとえば自分やパートナーが死亡した場合は、子供がいれば相続、または売却することになるでしょう。

 また、介護施設などに入所することになり、ほかに住む人がいないときはどうすればよいでしょうか。住宅ローンはそこに住み続けることが大前提なので、長期間空き家の状態では済まなくなる時が来ます。50代でローンを組む人は、自分たちの最期だけでなく、「自宅の最後」や「自宅の終活」についても考えておく必要があるのです。

注意点2.「返済に困ったとき」の備えが必要

 50代に限ったことではありませんが、急な病気で長期入院すればローンが払えなくなる可能性もありますし、このご時世、早期退職勧奨やリストラなど収入が途切れるような事態もゼロではありません。50代だからこそ「すぐそこにある現実のリスク」として、不測の事態に対する対処法をいろいろと考えておく必要があります。

 たとえば「収入保障保険」「医療保険」といった保険の備えや、貯蓄・金融資産の形成、会社の貯蓄制度や年金を調べて記録しておくことをおすすめします

注意点3.「自己資金」が重要

 繰り返しになりますが、50代でローンを組む場合、自己資金ゼロでの借り入れは現実的ではありません。年齢とゴールを考えるなら、自己資金を少しでも多く出して借入額を少なくするか、定期的に繰上返済をする、あるいは退職金での完済を行うなど、計画的に「住宅ローンのゴールまでのタイムライン」を考えておく必要があります。

50代で住宅ローンを無理なく返していくには?

 では、50代で住宅ローンを借りても、無理なく返済していくにはどうすればいいか。いくつかの対策を紹介します。

対策1、借入時に自己資金を多く出す

 当然ですが、借りる金額が少なければ、返済する金額(元金と利息)も少なくなります。

 そこで、自己資金を多く出した場合と、自己資金ゼロの2ケースをシミュレーションで比較してみました。「65歳時点のローン残額」も示していますので、退職金で返せる金額かなどをイメージしながら見てください。

<住宅ローンの自己資金・出した場合と出さなかった場合の比較表>

【前提条件】
・満50歳の人が3,000万円の物件購入で住宅ローンを借りた場合の、自己資金ゼロ、自己資金1000万円を比較
・返済年数25年(300回)・ボーナス返済なし
・金利は1.73%(フラット35の金利を参考)最終回まで金利は変わらないと仮定。手数料ゼロ円
 
ローン3,000万円
自己資金ゼロ

ローン2,000万円
自己資金1,000万円
差額(①ー②)
毎回返済額 12.3万円 8.2万円 4.1万円
年間返済額 147万円 98万円 49万円
総支出額(完済時) 3697万円 2464万円
+1000万円
233万円
65歳時の残高 1294万円 904万円 390万円

日本銀行・金融中央広報委員会「知るぽると」/【しっかり】借入返済額シミュレーションの公開シミュレーションを使用して筆者が計算

 あくまでシンプルな比較ですが、それでも自己資金を出すか出さないかで、毎月4.9万円の差、総支出額なら233万円もの差が生じることがわかります。

 また定年を迎えるであろう65歳時点の住宅ローン残高は、1294万円(自己資金ゼロ)と904万円(自己資金1000万円)と、390万円もの違いになります。

対策2、繰上返済と退職金を使って減らす

 次に、定期的に繰上返済していく方法を紹介します。ここでは繰上返済の金額に応じて返済回数が減り、完済のゴールが近づいてくることをシミュレーションしながら確認しましょう。

【前提条件】
・満50歳の人が自己資金を出さず3000万円の住宅ローンを借りた
・返済年数25年(300回)・ボーナス返済なし
・金利は1.73%(フラット35の金利を参考)で、最終回まで金利は変わらない

 この場合に「15年経過(残り返済年数は10年)した段階で繰上返済した金額で返済年数は何年縮まるか」を試算してみました。

・100万円繰り上げ返済すると、残り返済年数は9年3カ月9カ月短縮
・500万円繰り上げ返済すると、残り返済年数は6年2カ月3年10カ月短縮
・1,000万円繰り上げ返済すると、残り返済年数は2年6カ月7年6カ月短縮

日本銀行・金融中央広報委員会「知るぽると」/【しっかり】借入返済額シミュレーションの公開シミュレーションを使用して筆者が計算

 銀行員としては、やはり退職金もある程度は頼りにすべきだと考えます。しかし、会社の制度は変わる可能性がありますし、実際にもらってみるまで退職金がいくらになるかわからないというリスクもあると思います。

 とはいえ、(私もそうですが)「退職金を狙って」運用を提案するのが銀行です。退職金は大金なので、その使い道はよくよく考えて行動すべきでしょう。

【関連記事はこちら】>>アラフィフ(50歳前後)からの住宅ローンは、なぜ80歳まで借りるべきなのか?

対策3、リバースモーゲージも選択肢の一つ

 リバースモーゲージとは、主に高齢者を対象にしたローンで「自宅を担保にお金を借り、毎月の支払いは利息だけ。本人が死亡したら、担保にした不動産を売却してローンを返す」というものです。

 自宅は住宅ローンと同じように担保になりますが、そのまま住み続けることができるのは住宅ローンと一緒。住宅ローンの返済が重荷になってきた場合や、まとまったお金が必要になった場合などにも利用できます。

 もちろん、リバースモーゲージもローンの一種なので、住宅ローンが残っている場合の対応や、自分が死亡した場合の対応など確認すべきことは多々あります。参考までに、リバースモーゲージを3例ほど紹介します。

◾️みずほ銀行・『みずほ リ・バース60』

  • 年齢:申込時の年齢が満60歳以上
  • 借入金額:100万円以上8,000万円以内(1万円単位)
  • 借入金利(2023年7月1日現在)
    変動金利:年2.475%
    固定10年:年2.65%、固定20年:年2.95%

※出典 みずほ銀行「みずほ リ・バース60」

◾️りそな銀行・リバースモーゲージローン『あんしん革命』

  • 年齢:契約時年齢が50歳以上
  • 借入金額:100万円以上1億円以内(10万円単位)
  • 借入金利(2023年7月1日現在)
    変動金利 年3.475%~年4.975%

※出典 リバースモーゲージローン「あんしん革命」

◾️東京スター銀行・リバースモーゲージ『充実人生』

  • 年齢:契約時年齢が55歳以上84歳以下
  • 借入金額:300万円以上1億円以内(10万円単位)
  • 借入金利
    変動金利 年3.250%〜年4.250%

※出典 東京スター銀行・リバースモーゲージ『充実人生』

【関連記事はこちら】>>急増するリバースモーゲージ、リースバックを比較!

まとめ

 50代で住宅ローンを組む場合に必要なのは、ゴールを見据えて将来を展望する意識が、若い世代と比べると、より必要になるという点です。

 自己資金を多く出して借り入れを抑えるか。定期的な繰上返済で借入年数を短縮するか。

 悩みどころは多いですが、ローンを完済できれば、今度は自宅を有効活用して資金調達し、さまざまな用途に使うことも考えることができます。家の購入は人生最大の買い物とも言われますので、慎重に考えましょう。

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
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借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

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手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

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手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

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手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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