auじぶん銀行の住宅ローン

50代で住宅ローンを借りても大丈夫? 住宅ローンを借りる際のポイントや注意点を銀行員が解説

【第16回】2023年8月28日公開(2023年8月28日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

「マイホームを持つことが長年の夢だったけど、いまがラストチャンス」「老後を見据えてついのすみかがほしい」。そういった理由から、50代で家の購入を検討する人は増えてきています。50代で住宅ローンを組む際のポイントや注意点はなにか。現役の銀行員がお答えします。(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員

50代でも住宅ローンを借りられるのか?

 結論から言えば、50代でも住宅ローンを借りられます。年齢や職業、収入、勤続年数など、住宅ローン審査でチェックされる個人の属性が、各金融機関の条件に当てはまってさえいれば年齢は関係ありません。ただし、50代という年齢ゆえの注意点はいくつか存在します。

老後を見据えて、50代でも住宅ローンを借りる人が増えている。 出典:PIXTA
老後を見据えて、50代でも住宅ローンを借りる人が増えている。 出典:PIXTA

「申込時」「最終返済時」には、年齢制限がある

 住宅ローンには、「申込時」と「最終返済時」にそれぞれ年齢制限がありますが、50代はその2つともクリアできます。申込時可能年齢は20歳〜70歳程度、最終返済時年齢については80歳程度に設定している金融機関が多いですね。

<50代からの住宅ローン「年齢」について>

  申込可能年齢 最終返済時年齢 団体信用生命保険の加入時年齢
メガバンク 18歳以上70歳未満 80歳未満 公式サイトでは詳細不明
地方銀行 18歳以上 82歳未満 公式サイトでは詳細不明
ネット銀行 20歳以上65歳以下 80歳未満 20歳以上65歳以下
信用金庫 20歳以上70歳未満 80歳6カ月未満 公式サイトでは詳細不明
フラット35 70歳未満 80歳未満 15歳以上70歳未満

※金融機関公式サイトから筆者調べ。実際に検討する際は問い合わせをするなど、必ずご自身で確認してください

年齢と団体信用生命保険との関係

 また住宅ローンとは別に、団体信用生命保険(以下、団信)にも加入年齢制限があります。50代は健康への不安も増えてくる年代なので、これは大事なポイントです。しかし、上表を見ると、公式サイトでは詳細不明な場合も多い。これはなぜでしょうか。例を挙げましょう。

ご利用になれる方

  • お借入時の年齢が満18歳以上で、最終返済時の年齢が満82歳未満の方 ただし、「3大疾病保障特約付き団体信用生命保険」を選択される場合は最終返済時の年齢が満76歳未満、「引受条件緩和型(ワイド)団体信用生命保険」を選択される場合は最終返済時の年齢が満80歳未満となります
  • 当行所定の団体信用生命保険に加入できる方
  • 保証会社(横浜信用保証(株))の保証が受けられる方

※出典 横浜銀行/住宅ローン/商品概要説明書(住宅ローン 変動金利型(固定金利指定型3年・5年・10年))

 上記は横浜銀行からの抜粋です。団信の加入年齢は明記されていませんが、『「3大疾病保障特約付き団体信用生命保険」を選択される場合は』という箇所を見ると、3大疾病といった特別ではない一般的な団信の加入年齢は満18歳以上満82歳未満だと推測できます。

 このように表現が曖昧になっている理由は、生命保険は命に関わることであり、また銀行ではなく生命保険会社が取り扱う商品なので、説明が慎重にならざるをえないからです。

 ちなみに、原則として団信の加入期間と住宅ローンの借入期間は同じになります。金融機関にとっても、住宅ローンを貸した人が死亡したときなどに「保険金でチャラになる」ほうがリスクを抑えられるからです。団信の加入年齢が公式サイトで明記されていない場合は、この原則に従って多くは住宅ローンの借入期間と同じだと考えてよいでしょう。

 ただし、最近増えているがんや成人病などに特化した特別な団信は、一般的な団信より加入年齢が短い場合があり、これに連動して借入期間も短くなるのが主流ですので、検討の際は注意しましょう。

 一方で、ネット銀行の場合は事情が少し異なります。

一般団信(団体信用生命保険)のご加入条件

年齢制限
ご加入時の年齢が20歳以上65歳以下、住宅ローン完済時80歳未満の方を対象とさせていただきます。

※出典 SBI新生銀行/団体信用生命保険のご紹介

 上記はSBI新生銀行からの抜粋です。横浜銀行と違い、団信の加入年齢がはっきりと明示されています。ネット銀行は基本的に非対面で住宅ローンの説明や申し込みを進めるので、公式サイトに記載しなければ団信の説明ができないからです。誤解してほしくないのは、必ずしもネット銀行が丁寧で、ほかの金融機関が不親切というわけではありません。

 どちらの場合でも、団信の加入年齢については自分でしっかり確認することが大切です。

50代で住宅ローンを借りる時のポイントと注意点

 続いて、50代で住宅ローンを借りる時のポイントと注意点を、それぞれ3つずつ解説します。

ポイント1:ある程度、自己資金がある

 50代になると、個人差はあれど、ある程度は貯蓄のある人が多いはずです。それを自己資金として使うことで、住宅ローンの借り入れ額を少なくできます。しかし、これは裏を返すと「自己資金のない50代が住宅ローンを組むのは難しい」ということです。

 公的統計でも、50代の平均貯蓄額は約1200万円弱、中央値でも600万円というデータがあります(※)。もちろん、この数字が必ずしも現実を反映しているとは思いませんが、ローンの審査をする銀行側も、少なからず「50代なら、それなりにお金を持っているだろう」という固定観念を持っています。50代で住宅ローンを申し込む際には、ある程度の自己資金が必要だと心得ましょう。

※出典 日本銀行・金融中央広報委員会/暮らしに役立つ身近なお金の知恵・知識情報サイト「知るぽると」/家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成19年~令和2年)

ポイント2.それなりに「借金の実績」がある

 50代なら、年齢的にも一度はローンやクレジット、割賦販売を経験しているでしょう。こうしたいわば借金の経歴は「クレジットヒストリー」と呼ばれ、住宅ローン審査でも重要視されます。問題のないクレジットヒストリーが積み重なっている人は、当然、プラス評価です。ちなみに、借金が嫌いで現金・一括払いしかしないという人は一定数おり、そのようなクレジットヒストリーを持つ人は、俗に「スーパーホワイト」と呼ばれます。

 逆に、滞納や自己破産などの事実がある人は、「異動事項」「金融事故」などと呼ばれ、いわゆるブラックリストに載っていることになり、そもそも住宅ローンを申し込むことはできません。

ポイント3.住宅ローン審査を突破する「実力」がある

 ここまでの2つのポイントを総合した50代をイメージすると「仕事でもそれなりの地位にあり、収入や貯蓄もそこそこ安定していて、ローンや分割払いも問題なく返してきた」人となります。

 こういった人なら、住宅ローンで審査される年収や勤続年数、個人信用情報といったハードルを超える「実力を備えている」と言えます。

注意点1.「最後に家をどうするか」を考える必要がある

 50代で住宅ローンを組む場合、考えなければならないのが、購入した家を最後にどうするかです。

 これは人それぞれで、たとえば自分やパートナーが死亡した場合は、子供がいれば相続、または売却することになるでしょう。

 また、介護施設などに入所することになり、ほかに住む人がいないときはどうすればよいでしょうか。住宅ローンはそこに住み続けることが大前提なので、長期間空き家の状態では済まなくなる時が来ます。50代でローンを組む人は、自分たちの最期だけでなく、「自宅の最後」や「自宅の終活」についても考えておく必要があるのです。

注意点2.「返済に困ったとき」の備えが必要

 50代に限ったことではありませんが、急な病気で長期入院すればローンが払えなくなる可能性もありますし、このご時世、早期退職勧奨やリストラなど収入が途切れるような事態もゼロではありません。50代だからこそ「すぐそこにある現実のリスク」として、不測の事態に対する対処法をいろいろと考えておく必要があります。

 たとえば「収入保障保険」「医療保険」といった保険の備えや、貯蓄・金融資産の形成、会社の貯蓄制度や年金を調べて記録しておくことをおすすめします

注意点3.「自己資金」が重要

 繰り返しになりますが、50代でローンを組む場合、自己資金ゼロでの借り入れは現実的ではありません。年齢とゴールを考えるなら、自己資金を少しでも多く出して借入額を少なくするか、定期的に繰上返済をする、あるいは退職金での完済を行うなど、計画的に「住宅ローンのゴールまでのタイムライン」を考えておく必要があります。

50代で住宅ローンを無理なく返していくには?

 では、50代で住宅ローンを借りても、無理なく返済していくにはどうすればいいか。いくつかの対策を紹介します。

対策1、借入時に自己資金を多く出す

 当然ですが、借りる金額が少なければ、返済する金額(元金と利息)も少なくなります。

 そこで、自己資金を多く出した場合と、自己資金ゼロの2ケースをシミュレーションで比較してみました。「65歳時点のローン残額」も示していますので、退職金で返せる金額かなどをイメージしながら見てください。

<住宅ローンの自己資金・出した場合と出さなかった場合の比較表>

【前提条件】
・満50歳の人が3,000万円の物件購入で住宅ローンを借りた場合の、自己資金ゼロ、自己資金1000万円を比較
・返済年数25年(300回)・ボーナス返済なし
・金利は1.73%(フラット35の金利を参考)最終回まで金利は変わらないと仮定。手数料ゼロ円
 
ローン3,000万円
自己資金ゼロ

ローン2,000万円
自己資金1,000万円
差額(①ー②)
毎回返済額 12.3万円 8.2万円 4.1万円
年間返済額 147万円 98万円 49万円
総支出額(完済時) 3697万円 2464万円
+1000万円
233万円
65歳時の残高 1294万円 904万円 390万円

日本銀行・金融中央広報委員会「知るぽると」/【しっかり】借入返済額シミュレーションの公開シミュレーションを使用して筆者が計算

 あくまでシンプルな比較ですが、それでも自己資金を出すか出さないかで、毎月4.9万円の差、総支出額なら233万円もの差が生じることがわかります。

 また定年を迎えるであろう65歳時点の住宅ローン残高は、1294万円(自己資金ゼロ)と904万円(自己資金1000万円)と、390万円もの違いになります。

対策2、繰上返済と退職金を使って減らす

 次に、定期的に繰上返済していく方法を紹介します。ここでは繰上返済の金額に応じて返済回数が減り、完済のゴールが近づいてくることをシミュレーションしながら確認しましょう。

【前提条件】
・満50歳の人が自己資金を出さず3000万円の住宅ローンを借りた
・返済年数25年(300回)・ボーナス返済なし
・金利は1.73%(フラット35の金利を参考)で、最終回まで金利は変わらない

 この場合に「15年経過(残り返済年数は10年)した段階で繰上返済した金額で返済年数は何年縮まるか」を試算してみました。

・100万円繰り上げ返済すると、残り返済年数は9年3カ月9カ月短縮
・500万円繰り上げ返済すると、残り返済年数は6年2カ月3年10カ月短縮
・1,000万円繰り上げ返済すると、残り返済年数は2年6カ月7年6カ月短縮

日本銀行・金融中央広報委員会「知るぽると」/【しっかり】借入返済額シミュレーションの公開シミュレーションを使用して筆者が計算

 銀行員としては、やはり退職金もある程度は頼りにすべきだと考えます。しかし、会社の制度は変わる可能性がありますし、実際にもらってみるまで退職金がいくらになるかわからないというリスクもあると思います。

 とはいえ、(私もそうですが)「退職金を狙って」運用を提案するのが銀行です。退職金は大金なので、その使い道はよくよく考えて行動すべきでしょう。

【関連記事はこちら】>>アラフィフ(50歳前後)からの住宅ローンは、なぜ80歳まで借りるべきなのか?

対策3、リバースモーゲージも選択肢の一つ

 リバースモーゲージとは、主に高齢者を対象にしたローンで「自宅を担保にお金を借り、毎月の支払いは利息だけ。本人が死亡したら、担保にした不動産を売却してローンを返す」というものです。

 自宅は住宅ローンと同じように担保になりますが、そのまま住み続けることができるのは住宅ローンと一緒。住宅ローンの返済が重荷になってきた場合や、まとまったお金が必要になった場合などにも利用できます。

 もちろん、リバースモーゲージもローンの一種なので、住宅ローンが残っている場合の対応や、自分が死亡した場合の対応など確認すべきことは多々あります。参考までに、リバースモーゲージを3例ほど紹介します。

◾️みずほ銀行・『みずほ リ・バース60』

  • 年齢:申込時の年齢が満60歳以上
  • 借入金額:100万円以上8,000万円以内(1万円単位)
  • 借入金利(2023年7月1日現在)
    変動金利:年2.475%
    固定10年:年2.65%、固定20年:年2.95%

※出典 みずほ銀行「みずほ リ・バース60」

◾️りそな銀行・リバースモーゲージローン『あんしん革命』

  • 年齢:契約時年齢が50歳以上
  • 借入金額:100万円以上1億円以内(10万円単位)
  • 借入金利(2023年7月1日現在)
    変動金利 年3.475%~年4.975%

※出典 リバースモーゲージローン「あんしん革命」

◾️東京スター銀行・リバースモーゲージ『充実人生』

  • 年齢:契約時年齢が55歳以上84歳以下
  • 借入金額:300万円以上1億円以内(10万円単位)
  • 借入金利
    変動金利 年3.250%〜年4.250%

※出典 東京スター銀行・リバースモーゲージ『充実人生』

【関連記事はこちら】>>急増するリバースモーゲージ、リースバックを比較!

まとめ

 50代で住宅ローンを組む場合に必要なのは、ゴールを見据えて将来を展望する意識が、若い世代と比べると、より必要になるという点です。

 自己資金を多く出して借り入れを抑えるか。定期的な繰上返済で借入年数を短縮するか。

 悩みどころは多いですが、ローンを完済できれば、今度は自宅を有効活用して資金調達し、さまざまな用途に使うことも考えることができます。家の購入は人生最大の買い物とも言われますので、慎重に考えましょう。

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新規借入2024年12月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.413%
総返済額 3218万円
表面金利
年0.284%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,045円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/12/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
「ペアローン団信」「借入時負担ゼロ型」などが登場!
実質金利(手数料込)
0.512%
総返済額 3271万円
表面金利
年0.375%
手数料(税込)
借入額×2.2%+33000円
保証料
0円
毎月返済額
76,229円
おすすめポイント

①注文住宅なら、分割融資に対応でお得
手数料不要の「借入時負担ゼロ型」は、将来住み替えを考えている人におすすめ
中古物件でもリフォーム資金含めて借り入れが可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 3大メガバンクで安心感あり
  • ネット専用商品は金利が低い
  • 返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する
  • AI事前診断は、最短1分で借入可能性が分かる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

最近、住宅ローンに「超」がつくほど力を入れています。ネット銀行を上回るような低金利で、取り扱いを店舗からネットへと移行させようとしています。

 

審査は意外と時間がかかり、本審査で1カ月から1カ月半かかってしまうこともあります。本審査を通ってから、融資実行までさらに3週間必要です。合計2カ月程度かかると見ておくと無難でしょう。

 

「AI事前診断」は目新しい仕組みですが、不動産業者がうまく対応できていないケースがあります。例えば「60%〜80%の確率で審査を通るでしょう」などと表示されるのですが、これだと不動産業者が事前審査に通過したと認めてくれないことがあるため今後、みずほ銀行がどう扱っていくのか注目されるところです。

 

審査はやや固い印象です。他に借入金がないか、延滞がないかと厳しくチェックします。

関連記事 みずほ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
①保証料を一部前払いする方式
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
②保証料を前払いしない方式(金利上乗せ型)
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
③保証料を前払いしない方式(ローン取扱手数料型)
事務手数料:融資額×2.20%+33,000円
④固定金利手数料:11,000円
※新規ご融資時に、固定金利選択方式または全期間固定金利方式を選択する場合にかかります
※変動金利を選択する場合は無料です
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
みずほダイレクト[インターネットバンキング]:無料(1万円以上1億円以内1万円単位)
店頭:33,000 円
繰上返済手数料(全額)
店頭のみ:33,000 円
借入額
50万円以上3億円以内(1万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
(1)本人居住用の土地・住宅の購入、住宅の新築、底地の買取資金
(2)火災保険料、保証会社手数料・保証料、ローン取扱手数料、電子契約手数料、固定金利手数料、仲介手数料、担保関連費用、印紙税、引越費用、修繕積立金、付帯工事費用、管理準備金、水道加入金、リフォーム費用(住宅の購入資金と同時申込の場合)
年収
(給与所得者)
安定した収入がある人
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
安定した収入がある人
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上71歳未満
年齢
(完済時)
81歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:71歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
8大疾病補償プラスがんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,806円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
がん以外の全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償がんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,474円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
7大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償プラス(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,489円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,156円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
8大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
がん団信(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、はじめてがんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.531%
総返済額 3281万円
表面金利
年0.390%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
76,426円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!
③【期間限定】WEB完結金利優遇キャンペーン実施中。変動金利が年0.390%~

※変動金利が引き下げ金利を受けられる条件はホームページより確認を。「りそな住宅ローン<超長期(全期間)固定金利型>」の適用金利は、最大金利引下げ時のもの。WEB完結金利優遇キャンペーンは、①~③の条件を満たした方を対象に、変動金利が年0.490%~⇒年0.390%~へ引き下げ
①りそな住宅ローンの事前審査をwebで申込。②りそな住宅ローンマイページで正式審査申込。③りそな住宅ローン電子契約サービスを利用(非対面電子契約、店頭電子契約いずれも可)。※お申込期間2024年11月1日~2025年3月31日まで ※2026年3月31日までのお借り入れに限る ※キャンペーン詳細はりそな銀行の公式サイトをご確認ください。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

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手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【保証料一括前払い型】
融資額×約2.060%(借入期間35年)+5万5000円
【保証料金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.2%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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