auじぶん銀行の住宅ローン

住宅ローンの審査で、奨学金や借金の申告漏れは大丈夫?「銀行はどこまで調べるのか」を元審査担当に聞く

2019年10月31日公開(2022年11月29日更新)
ダイヤモンド不動産研究所
監修者 窪田光洋:iYell 社長

住宅ローンの審査では、奨学金や借金があることを申告漏れするとどうなるのか。できれば秘密にしておきたいが、どこまで正確に報告すればいいのか。また、銀行はどこまで調査能力があるのだろうか。住宅ローンの審査基準に詳しい、iYell(イエール)の窪田光洋社長に聞いた。

奨学金や携帯電話の分割払いも
借金として申告する必要がある

 「あの借金のことは言わずに済まないだろうか…」。

 「学生時代の奨学金って、半ば公的なものだから、借金ではないのではないか」。

 住宅ローンを借りる際には、現在抱えている借金を申告しなければならない。しかし、いったい何を借金として申告すればいいのか、また、どこまで素直には話せばいいのか、悩む人は多い。特に、自分の信用情報、個人信用情報に問題がある人(延滞履歴があるなど)は、不安になることもあるだろう。そこで、銀行の審査能力を明らかにするだけでなく、どう対応すればいいかも解説していこう。 

 まず、銀行に対して、「借金」として必ず申告しなければならないのは、他の銀行・金融機関からの借り入れだ。消費者金融や銀行のカードローン、そしてリース会社から借りた自動車購入時の自動車ローンも対象だ。クレジットカードでのキャッシングもれっきとした借金だ。

 また、「分割払い」も借金なので注意したい。分割払いする商品として多いのは、携帯電話、着物、リフォーム代、エステや英会話教室の利用券など、高額なものが中心だ。本人には借金という意識がないことが多いので、誤解しないようにしたい。

 その他、学生時代に借りた奨学金も、実は「借金」だ。半ば公的なものであるから、借金として認識していない人もいるが、申告しなければいけないものだ。

金融機関は、借金の返済遅延情報を
個人信用情報機関で見ることができる

 では、銀行は、こうした個人の借金の情報をどうやって調べているのだろうか。

 まずは本人による自己申告をさせているが、実は銀行は裏側で個人の借金の状況、いわゆる「個人信用情報」を調べることができる。

 「現在・過去の借金や、その返済履歴といった『個人信用情報』は、実は金融機関であれば見ることができます。銀行の場合、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などの個人信用情報機関に借入や返済履歴を記録しており、各金融機関で情報を共有しているのです。銀行が最も信頼する情報といってよく、ローン審査に絶大な影響力を持っています」

 こう語るのは、住宅購入に関する情報サイト「いえーる すみかる」などを運営しているiYell(イエール)の窪田光洋社長だ。「住宅ローン博士」の異名を持ち、これまでに金融機関で住宅ローン審査の基準作りにも関わってきた。

 個人信用情報には様々な情報が登録されている。

 まず、現在・過去の借り入れに関する情報が登録されている。借入先の金融機関名、いつ借りたのか、その金額、さらには返済を延滞していれば、延滞履歴も残ってしまう。滞納履歴は、全ての支払いが完了してから5年間も記録が残っている。こうした履歴はクレジットヒストリーと呼ばれ、銀行は、この個人信用情報を元に審査を進めていく。これを見れば、今後の返済計画の参考になるからだ。例えば、過去に延滞した履歴があれば、返済能力に問題があるかもしれないと判断できる。

 不動産会社やハウスメーカーの営業社員が、「収入は十分ですので、間違いない」と太鼓判を押されていた優良な顧客が、住宅ローン審査に落ちることがある。その多くは、このクレジットヒストリーに問題があるケースが多い。

 銀行が住宅ローン審査の際に問い合わせる個人信用情報機関は、KSC以外にもある。代表的な個人信用情報機関は以下の3つだ。それぞれ、問い合わせれば、自分の個人信用情報を見ることができるので、住宅ローンを借りる前にはチェックしておこう。

・主に銀行、信用金庫などが登録 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
・主にクレジットカード会社が登録 シー ・ アイ ・ シー(CIC)
・主に消費者金融などが登録 日本信用情報機構(JICC)

【関連記事はこちら!】⇒[信用情報の審査で知っておきたい5つのポイント]

公共料金の支払い遅れ、知人からの借金は
銀行は調べる手立てを持っていない

 こうしてみると、銀行の審査体制は完ぺきに見えるかもしれないが、実はそうでもない。個人信用情報に記録されていないものも結構あるのだ。

 例えば、親戚や友人から借りた個人的な借金は、自己申告する対象にはなっているが、当然ながら個人信用情報に記録されないので、特別に言わない限りは、銀行に発覚することはないだろう。

 クレジットヒストリーを大きく傷つけることになりそうな、「公共料金の未払い」は個人信用情報に記録されているのだろうか。

 結論から述べれば、電気・水道・ガスなどの滞納は、個人信用情報の登録事項ではないので、銀行が把握することはできない。

 さらに「年金の未納」も、個人信用情報には記録されない。

 公共料金や年金の滞納は、世間一般では生活困窮におちいっていると見られても仕方がないことだが、個人信用情報としては記録されないので、銀行が把握することはない。そもそも、これらは、銀行が記載を求めている「借金」ではないので、申告しなくてもいいものだろう。

 では、ローン申込者の「配偶者」が過去に自己破産している、いわゆるブラックリストに入っている場合はどうだろう。本来なら大きなマイナスになりそうなものだが、これも審査には影響がない。個人信用情報には本人の情報しか掲載されておらず、配偶者の情報は載っていない。また、銀行としても、連帯保証人、連帯債務人として一緒に住宅ローンを借りる人でなければ、わざわざ調べることはない。

 緻密なイメージがある銀行の住宅ローン審査だが、このように「言わなければ、分からない」ことや、そもそも申告しなくてもいい情報も多いのだ。 

 では、税金の滞納はどうだろうか。税金の滞納も個人信用情報には記録されない。しかし、税金の場合は、住宅ローンの申し込み時に提出する「納税証明書」によって調べられてしまう。もし滞納があれば発覚は免れないのだ。そして、「税金滞納があれば、ほぼ間違いなく審査は落ちる」(窪田氏)というから、こちらは大いに注意が必要だ。もし、税金の滞納がある場合は、住宅ローン申込前には必ず納税を済ませておこう。

日本学生支援機構では、奨学金を延滞した場合、延滞3カ月以上で個人信用情報機関に登録するとしている
拡大画像表示

 また、奨学金については、順調に返済していれば個人信用情報には記載されないため、申告しない限りは借金とは認識されない。しかし、延滞が3カ月以上続くと、個人信用情報に記載されてしまう。延滞履歴が残ってしまえば、借金として住宅ローン審査で不利に働くことになる。

 奨学金は、被災、病気、失業、経済的な困窮といった理由がある場合に、返済額を減額できる「減額返還」や、一定期間返済を待ってもらう「返済期限猶予」といった制度を用意している。もし、奨学金の返済が厳しくなりそうなら、早めに相談しておくのがいいだろう。

借金をすべて申告せずにばれた場合は、
審査を打ち切る銀行もある

 住宅ローン申し込み時に記載する借金の情報は、当然ながら正直に答えなければいけない。もし、住宅ローンを借りられたとしても、申告した情報に重大な嘘があることが発覚すれば、一括返済を迫られる可能性もある。そんなリスクはとらないほうがいい。

 また、個人信用情報に記載されているような内容は、正直かつ正確に申告しないと、審査において、銀行からの信用を大きく損なう可能性がある。

 「銀行の調査のスタンスを一言でいうと、書面至上主義ですね。信頼できる個人信用情報の履歴に残っていること以外は全く信じないといってもよいでしょう。そのため、把握している借り入れを全て真面目に申告していないことが分かると、その時点で審査を打ち切るという銀行すらあります」(窪田氏)。

 それだけに、借金に関する情報は、事前に個人信用情報機関で調べた上で、正確に記載したいところだ。ちなみに、うっかりミスで記載漏れや記載ミスをしてしまった場合、銀行は、意図的に隠したのか、忘れていただけなのかといった理由は聞いてくれない。一発勝負なので、正確な記入が求められる。

 一方で、「自己申告した内容については、ほとんど無視して審査する銀行もある」(窪田氏)という。「友人から5万円借りている」といった細かい借り入れを正直に申告しても、個人信用情報に残っていないものは除外するのだという。銀行によっては、書面至上主義を徹底し過ぎて、自己申告の情報は全く信用していないというところもあるのだ。とはいえ、どの銀行がそうした方針を取っているかは公にはなっていないので、あくまでも、正直に借金の状況を申告するしかない。

延滞の履歴がある場合は、返済履歴を積み上げてから、
複数の銀行の審査の申込みをするのがベター

 では、借金があったり、延滞歴など信用を大きく傷つける情報が個人信用情報に載っている場合は、どう対処すればいいのだろうか。

 借金がある場合は、なるべく返済しておいた方が、住宅ローンが借りやすくなるのはいうまでもないだろう。特に毎月の返済額が大きい自動車ローンは、事前に完済しておいた方が、住宅ローンの借入額を大きくできる。

 また、延滞については、種類によって重大さが異なる。例えば、「過去5年に一回でも延滞履歴があれば審査の対象としない」という厳格な基準を持った銀行もあれば、「10回程度までの延滞なら、一応審査対象にする」「延滞履歴があっても、その後、1~2カ月だけでもきちんと支払っていれば審査の対象とする」という緩い銀行もある。こうした基準は銀行ごとに基準はバラバラで一概には言えない。

 各銀行は、住宅ローンの審査の詳細については発表していないので、借り手がいろいろと悩んでも仕方がない。まずは延滞している借金を返済して、クレジットヒストリーを少しでもきれいにしてから、複数の銀行に申込みをするのがいいだろう。 

【関連記事はこちら!】⇒[年収1000万円でも審査に落ちる?審査の「5つの新常識」!]

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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