水回りのリフォーム会社おすすめランキング・大手16社比較！本当に評判の良い、キッチン・トイレ・浴室などのリフォーム業者は？

キッチンや浴室、トイレ、洗面所などの水回りリフォームを検討する際、どの会社を選べばいいか困っている人も多いだろう。そこで、実際にリフォームをした人にアンケートを実施。価格満足度からアフター対応まで10項目に点数をつけてもらい、ランキングを作成した。各社の口コミや評判も掲載しているので、水回りリフォームの会社選びの参考にしよう。

16社を徹底比較！
水回りのリフォーム会社おすすめランキング

 「水回りのリフォーム会社おすすめランキング」は、ダイヤモンド不動産研究所がアンケート調査を実施し、実際にリフォームを行った1544人の回答をもとに作成。

　電力・ガス会社、小売系（家電量販店、ホームセンター）、住宅設備会社、リフォーム専門業社のうち、今回評価対象となった16社を総合評価の高い順にランク付けした。
※大手の中での相対比較であるため、ランキング外であるからといって、必ずしも満足度が低いわけではない。

　評価項目は10項目だが、ランキング表にはリフォーム会社選びでとくに重要度の高い項目として、以下の6項目を掲載する。

　それでは、ランキングを見てみよう。

水回りのリフォーム会社おすすめランキング全16社

　以上が、水回りリフォーム会社16社のランキングだ。実際にリフォーム会社を選ぶ際には、「リフォーム一括見積もりサイト」を利用して複数の会社に見積もりを依頼し、比較することをおすすめする。

リフォーム一括見積もり・会社紹介サイト おすすめ12社を比較！

ランクインした16社の特徴や口コミ・評判を徹底比較！

　ここからは、ランクインしたリフォーム会社16社の特徴、実際に利用した人の口コミ・評判、会社概要、サービス内容を紹介しよう。

1位 大阪ガス（住ミカタ・リフォーム）

■大阪ガス（住ミカタ・リフォーム）の特徴

　今回のリフォームランキングで最も利用者から評価されたのが、大阪ガスが提供するリフォームサービス「住ミカタ・リフォーム」だ。

　関西エリアに約200ある大阪ガスのサービスチェーン（2022年3月時点）を拠点とし、地域密着型のリフォームに取り組んでいる。キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水回りを中心に対応。累計工事件数約40万件（2022年3月時点）の実績を誇る。大阪ガスと直接、契約を交わすので安心感がある。

　運営が電力・ガス会社なので、たとえばお風呂のリフォームなら省エネ性の高い給湯暖房機や浴室暖房乾燥機を組み合わせるなど、ガス機器と合わせた提案が得意。自社製品だけでなく、国内の大手住設機器メーカー製品を取り扱っているので、好みの機器を選べるのもポイント。

　独自の「マナー7箇条」を徹底し、顧客やその近隣住民にも「不快感を与えない」「信頼を裏切らない」マナーを徹底しており、アンケート結果でも、態度・マナーで8.5点（平均7.5点）と高評価を得ている。

　そのほか、内容や品質で9.5点（平均8.5点）、説明や見積もりが8.4点（平均7.4点）、アフター対応8.5点（平均7.1点）など、多くの項目でトップに立った。

　大阪ガスが規定するリフォーム講習を受け、試験に合格したリフォームアドバイザーが対応していたり、完成後に点検・メンテナンスを行い、不具合箇所があればすぐに対応してもらえる安心感などが、高評価を得た要因だと考えられる。

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2位 エディオン

■エディオンの特徴

　地域密着型の家電量販店エディオンが提供するリフォームサービス。2014年には経済産業省主催の「先進的なリフォーム事業者表彰」に選ばれている。リフォームの提案はもちろん、光熱費削減の相談など、リフォーム×家電の提案を行うことで、リフォームに付加価値を付けているのが特徴。年間リフォーム実績は12万件（2020年4月〜2021年3月）だ。

　エディオンと北海道・北陸地方に展開する「100満ボルト」のストアブランドで、北海道から沖縄まで300を超える店舗（2021年3月時点）でリフォームの対応が可能。全国展開しているので、地方でも依頼しやすいのもポイント。契約はエディオンと直接交わされるのも安心できる。

　実際のリフォーム工事は、エディオンの研修センターで技術研修を受けたエディオンの契約業者と連携しながら行われる。研修センターでは、リフォーム・エコキュート・太陽光発電システムなどの施工・取り扱いについて、研修が行われている。

　料金提示は商品と付帯工事の基本仕様、および価格をあらかじめ設定することでパッケージ化されているので分かりやすい。アンケート調査の、説明や見積もりでも7.8点（平均7.4点）と高評価だった。価格満足度でも7.5点（平均6.4点）と、全社中2位。家電量販店として価格面でも強みをみせた。

　また、対応スピードが8.0点（平均7.3点）とトップを獲得。アンケート調査で集まった口コミでも、対応が早いと評判だった。水回りや太陽光発電などのリフォームを考えている人で近くに店舗があるという人にはよい選択肢になるだろう。

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3位 東京ガス（ライフバル、エネスタ、エネフィット）

■東京ガス（ライフバル・エネスタ・エネフィット）の特徴

　東京ガスの供給エリア（東彩ガス地区、東日本ガス地区、日本瓦斯<ニチガス>真岡地区は除く）でリフォームに対応する「東京ガスグループ」の東京ガスライフバル・エネスタ・エネフィット。

　水回りを中心に、フローリングやクロスの張り替え、窓ガラスの交換、二重サッシ・内窓の取り付けなど小規模リフォームに対応。外壁・屋根の塗装や修理も行っているため、水回りのリフォームと合わせて内装や外装もきれいにしたい、といった人におすすめ。

　なお、間取り変更を伴うような大規模リフォームは、東京ガスリノベーションが対応。リフォームの規模により役割分担が行われている。

　アンケート結果では、トラブルの少なさは、工事中9.5点（平均8.8点）、完成後9.5点（平均8.7点）で全社中トップ。また、内容・品質では9.0点（平均8.5点）と、同じ電力・ガス会社でランキング1位の大阪ガスよりも高評価と、工事に対する評価が高かった。唯一平均点を下回ったのが、価格満足の6.2点（平均6.4点）だった。

　東京ガス供給エリアで、ガスを使用する機器の交換を伴う部分リフォームは、安心を確保するためにも専門業者に任せたい、と考える人に向いているリフォーム会社といえる。

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4位 LIXILリフォーム

■LIXILリフォームの特徴

　LIXILでは、沖縄県を除く全国540店舗（2022年4月時点）が加盟するLIXILのフランチャイズチェーン「LIXILリフォームショップ」がリフォームに対応。

　部分リフォームに対応する「ここちリノベーションライト」、フルリフォームにも対応する「ここちリノベーション」、物件探しから支援するワンストップリノベーションに対応する「さがすリノベーション」といった3つのリフォームパッケージがあり、分かりやすいのもポイントだ。

　顧客の評価に加え、建築士など専門資格、高い提案スキルを持つ「リフォームコンシェルジュ」、継続的に高評価を獲得した「エグゼクティブコンシェルジュ」がリフォームをサポート。顧客と接する場面でのチェックポイントを33項目定め、マナーやクオリティー向上に努めている。

　このような点から、アンケート結果の態度マナーで7.8点（平均7.5点）、企画力や提案力7.9点（平均7.4点）と評価された。また、設備メーカーの強みを活かし、価格満足度が7.4点（平均6.4点）と企画力とともに全社中3位に入った。

　LIXILリフォームショップでは特に、断熱、防音、耐震といった性能向上に力を入れているため、住んでいる家の性能を高めたいと考えている人は相談してみるとよいだろう。

　なお、LIXILにはほかにもLIXILブランドを活用して集客を行う、約11,000店舗が加盟する「LIXILリフォームネット」がある。

【関連記事】＞＞LIXILリフォームの特徴、評判は？ はじめてリフォームを行う人や住居環境のグレードアップを望む人におすすめ！

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5位 カインズ

■カインズの特徴

　ホームセンターのカインズでは、室内インテリア用品から屋外のエクステリア用品まで、自社で扱うあらゆる商品を活用するリフォームから、水回りの交換、間取り変更を伴うようなフルリフォーム（関東を中心に11都府県のみ）まで対応している。

　リフォームスタイリストやエクステリアプランナー、建築士など専門資格を有する人材を1,000人以上抱えてリフォームに対応。リフォーム工事自体は審査基準を満たした地元業者に委託しいているが、工事業者とのやり取りにはカインズが入ってくれるので安心だ。

　また、ペットに優しい素材の床に張り替えるなどペットに特化したペットリフォームや、家事が楽しくなる「楽カジリフォーム」などユニークなサービスを提供しているのも特徴（フルリフォーム対応都府県のみ）。

　アンケート結果では、価格満足度が7.7点（平均6.4点）と今回のランキング対象会社の中でトップを獲得。さらに、内容や品質も9.0点（平均8.5点）と高評価なことから、リフォーム内容や品質に対する価格の安さがカインズリフォームのメリットといえる。

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6位 パナソニックの住まいパートナーズ（旧わが家見なおし隊）

■パナソニックの住まいパートナーズ（旧わが家見なおし隊）の特徴

　パナソニックが提供する、地域に根ざした工務店を中心とした、2,000社以上が加盟する住宅関連会社の緩やかなネットワーク。設備の入れ替えから大規模リフォームまで、全国対応する。

　工事自体は、住まいパートナーズの登録店舗（パートナー会社）とリフォーム工事の契約を結ぶことになる。全国約2,000社に及ぶ各パートナー会社は、建設業許可を得ていること、コンプライアンスを順守することなど加盟条件がある。

　なお、パートナー会社は独立・自営となっており、パナソニックは契約に関わる責任を負わないとしている。また、アフターメンテナンスの内容やリフォーム瑕疵保険への加入などは、パートナー会社によって異なるため、ホームページから近くのパートナー会社を検索して調べるようにしよう。

　アンケート結果では、説明や見積もりの分かりやすさが7.9点（平均7.4点）と評価された。パナソニックが提供する省エネルギー性能の高い住まいの提案書などを活用することで、わかりやすさがアップしているのだろう。

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7位 BXゆとりフォーム

■BXゆとりフォームの特徴

　BXゆとりフォームは、総合建材メーカーの文化シヤッターが設立した、首都圏を営業エリアとするフォーム専門業者だ。ふすまや障子の張り替えなどの小さなリフォームから耐震改修や全面改装など、専門知識を要するような大規模リフォームにも対応している。

　社内に多数在籍する一級・二級建築士をはじめ、施工管理技士、インテリアコーディネーターなど各分野の有資格者がリフォームプランを提供する。リフォーム工事は厳しい社内基準をクリアした職人が行う。

　16時までに電話で問い合わせると、60分以内に専任のリフォームアドバイザーが自宅を訪問してくれるなどスピーディーな対応が特徴で、アンケート結果でも、対応スピードが8.0点（平均7.3点）とエディオンに並び1位を獲得している。

　そのほか、価格満足度が7.5点（平均6.4点）と全社中、3位につけた。急ぎで価格を抑えたリフォームが行えるのがBXゆとりフォームの強みといえる。

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7位 PanasonicリフォームClub（旧リファインショップ）

■PanasonicリフォームClub（旧リファインショップ）の特徴

　PanasonicリフォームClubは、前身の「リファイン」から数えると40年の歴史があり、全国300以上の「リフォーム専門ショップ」のネットワーク（独立自営の加盟店）だ。工事請負契約はPanasonicリフォームClubの運営会社（加盟店）と結ばれる。

　各加盟店は「PanasonicリフォームClub」の看板を前面に出して営業できる代わりに、建設業の許可（建築工事業、大工工事業、内装仕上工事業）を取り、瑕疵保険事業者も登録し、コンプライアンスを順守するなどさまざまな条件がある。

　加盟店は、PanasonicリフォームClub事業専用の店舗、専任の店長・営業・工務が必要で、リフォームに対する真剣さが高い店舗が多い。

　また、各加盟店は毎年行われるリフォーム事例コンテストに参加するなど、互いに提案力やノウハウ・スキルを高め合うなど意識の高さがうかがえ、アンケート調査で企画力・提案力の点数が7.8点（平均7.4点）と高いのも理解できる。

 「連絡した当日に来てくれた」といった口コミもあるように、スピードに対する評価も高いが、着工前と工事中のトラブルの少なさで評価を下げている。

【関連記事】＞＞パナソニックリフォームクラブ（旧リファインショップ）の特徴・評判は？ 多様な生活スタイルに合わせた高い提案力が魅力！

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9位 ビバホーム

■ビバホームの特徴

　ビバホームは、新潟県に本社を置くアークランズ株式会社が運営するホームセンター。リフォームにおいては、一級・二級建築士や施工管理技士、土木施工管理技士、管工事施工管理技士など、有資格者が多く在籍し、リフォーム＆デザインセンターがある北海道や関東圏、大阪などの店舗で対応している。

　基本的にはビバホーム内で購入した住宅設備に付随する小規模リフォームが中心で、間取り変更を伴うような大規模リフォームには対応していない。ホームセンター内にリフォームコーナーがあるので気軽に立ち寄って相談できるのもポイントだ。

　住宅設備は店舗で実物を確認したうえで、ホームセンター価格で購入でき、ホームページに標準リフォーム価格を掲載しているので予算を立てやすくなっている。

　アンケート結果では、態度やマナーが8.1点（平均7.5点）、内容や品質が9.0点（平均8.5点）と高評価を受けている。

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10位 TOTOリモデルクラブ

■TOTOリモデルクラブの特徴

　TOTOリモデルクラブとは、TOTO・DAIKEN・YKK APの3社をつなぐネットワーク「TOTOリモデルクラブ」に加盟している施工会社によるリフォームサイトだ。

　独自の加盟基準をクリアした全国5,000店舗が加盟しており、リフォームの提案から工事までサポートしてくれる。TOTOが窓口となり、加盟店を紹介してくれるシステムだが、契約は直接加盟店と交わし、TOTOは関与しないとしている。

　水回りのリフォームと合わせ、バリアフリーリフォームなど家全体の改修の相談にのってもらえるのもポイント。ホームページで参考価格や工期の目安を確認できることもあり、企画力や提案力が7.8点（平均7.4点）、説明や見積もりが7.7点（平均7.4点）と比較的高評価だった。

　一方、着工前のトラブル8.8点（平均9.3点）、着工後のトラブル8.4点（平均8.8点）と着工前後のトラブルの少なさについては平均を下回った。

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11位 コープ住宅（住まいのコープ）

■コープ住宅（住まいのコープ）の特徴

　生活協同組合コープこうべが100%出資している建築会社が提供するリフォームサービス「住まいのコープ」。兵庫県の各地域で、小規模の修理・修繕から大規模改修までを行っている。一級・二級建築士や施工管理技士など、有資格者も多く在籍しており、各地域ごとに専属担当者がつき、最適な工事を提案している。

　地域密着で営業を行っていることから、「職人さんや工事担当者の対応がよかった」「担当者にいろいろ提案してもらい、希望通りになった」など、利用者の口コミ・評判も良く、内容や品質で8.8点（平均8.5点）と比較的高評価を得た。

　無料で実施している住まいの健康診断を受けてからリフォームの相談ができるのも特徴だ。コープこうべ店頭での相談会も行っているので、兵庫県でリフォームを検討している人にとっては利用しやすいだろう。

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12位 ヤマダホームズ

■ヤマダホームズの特徴

　家電量販店のヤマダ電機もリフォームに対応している。キッチンの交換など小規模リフォームから、オール電化、外壁・外装リフォームまで、さまざまなリフォームが行える。

　全国展開しているのでどの県でも依頼可能。アンケート結果では、量販店の強みを活かし、価格満足度において7.1点（平均6.4点）と高評価を得ているが、ほかはほぼ平均並みとなった。

　リフォーム専門スタッフが、プランの提案から地域密着の業者による施工までを一貫して管理してくれ、工事後のサポートも24時間365日の電話受け付け可能なので安心だ。

　リフォームの完了に合わせて家電や家具などの配送を依頼できるのも家電量販店ならではのサービスで便利。ソファやダイニング、キャビネットなども含め、色や風合いまでトータルコーディネートしてもらえるのもポイントだろう。

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13位 コーナン

■コーナンの特徴

　ホームセンターのコーナンも、店舗で販売している住宅設備の設置や入れ替えリフォームを中心に、バリアフリーリフォームなどさまざまなリフォームに対応している。ただし、コーナンで購入した以外の住宅設備については対応していない点に注意が必要だ。

　受け付け時に楽天カードを提示すれば工事完了後に楽天ポイントが付与されるので、高額なリフォームを行う場合にはお得だ。

　アンケート結果では、内容や品質が9.4点（平均8.5点）と全28社中で2位を獲得。また、トラブルの少なさは、着工前9.2点（平均8.8点）、完成後9.2点（平均8.7点）と高評価で、工事に関する評価の高さが伺える。

　一方で企画力・提案力、態度・マナー、アフター対応など、施工面以外で平均を大きく下回り、総合評価を落とした。

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14位 タカラスタンダード

■タカラスタンダード（パートナーショップ）の特徴

　タカラスタンダードでは、水回りのリフォームの相談を受けると、パートナーショップがプランの提案・工事まで実施する。パートナーショップとは、タカラスタンダードが提携している、水回りに強みを持つ全国3000のリフォーム店が加盟する組織を指す。

　パートナーショップは、タカラスタンダード主催のリフォームコンテストや研修会でノウハウを習得している。タカラスタンダード製品の機能や施工を熟知しているので、安心して任せられるだろう。

　なお、工事の請負契約は紹介されたパートナーショップと直接行い、タカラスタンダードでは直接リフォームの相談は受け付けていない。

　アンケート結果では、説明・見積もり7.6点（平均7.4点）、工事中のトラブルの少なさ9.2点（平均8.8点）が評価されたが、それ以外の項目で平均を下回った。

　特に、内容・品質が平均より1.0ポイント、アフター対応が平均より0.8ポイントも下回っており、リフォーム完了後に不具合がないかどうか注意する必要がありそうだ。

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15位 TOKAI WiLLリフォーム

■TOKAI WiLLリフォームの特徴

　TOKAI WiLLリフォームは静岡県を中心とした地域密着型のガス会社が展開するリフォーム会社。リフォーム産業新聞の都道府県別リフォーム売上ランキングでは2013年から9年連続で静岡県1位を獲得するなど、静岡県では実績が豊富だ。

　女性スタッフの感性やアイデアを大切にし、建築士やインテリアコーディネーターなどの資格を持つ女性プランナーがリフォームプランを提案。部分リフォームからフルリフォームにまで対応している。

　作業中のあいさつや整理整頓、掃除、後片付けなど品質とマナーを重視していることもあり、アンケート結果では価格や態度・マナーは7.6点（平均7.5点）と平均を上回った。

　一方、工事中のトラブルの少なさが7.8点（平均8.8点）と全28社中で最低スコアとなっているのが気になるところ。

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16位 ジョイフル本田

■ジョイフル本田の特徴

　ホームセンターのジョイフル本田が提供するリフォームサービス。関東に15店舗を有し、地域密着型のリフォーム業を展開している。電球交換から大規模工事まで幅広いリフォームに対応。耐震診断や外装診断、床下診断なども無料で行っている。

　ジョイフル本田の店舗にある商品を実際に見て、触れて選べるのがメリット。キッチンやトイレなどの内装から、カーポートやデッキなど外構までワンストップで対応してもらえる。

　建築士やインテリアコーディネーター、エクステリアプランナーなど、リフォームや外構工事に欠かせない知識を持った有資格者が多数在籍し、豊富な知識を元に最適なリフォームプランを提案してくれるのもポイントだ。

　アンケート結果では、完了後のトラブルの少なさは9.2点（平均8.7点）と平均を上回ったが、ほかはすべて平均を下回る結果に。特にスピード6.0点（平均7.3点）、アフター対応5.7点（平均7.1点）、企画力・提案力6.2点（平均7.4点）は全社で最下位の結果となっている。

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水回りをリフォームしたい場合、どのような会社を選べばいい？

　水回りのリフォーム会社を探す際、まずは業種（会社タイプ）を絞ることをおすすめする。具体的には以下の4業種だ。

　これらの業種の中から、水回り工事の施工実績が豊富な会社を探すことをおすすめしたい。打ち合わせや竣工後のアフターフォローまでを含めて考えると、自宅から近い会社を選ぶこともポイントだ。

　また、現在抱えている悩みや要望をヒアリングしたうえで、予算に合わせて最適なプランを提示できる提案力も重視しよう。

　とはいえ、これらはなかなか自分たちで調べるのは難しい。リフォーム会社の公式サイトは、よい口コミが選別されているのが一般的であるためだ。

　会社の善し悪しを客観的に判断するのであれば、先に紹介した利用者アンケートの結果も参考にするとよいだろう。

　では、それぞれの業種の特徴について解説しよう。

電力・ガス会社

　大阪ガスや東京ガスといった電力・ガス会社は、ガスや電気機器が関与する水回りを中心とした小規模リフォームを得意とする。

　普段からなじみのある会社であるため安心感があり、相談や依頼のハードルも低い。機器の入れ替えと合わせてリフォームを検討するときには、窓口を一本化できるのでよい選択になるだろう。

小売（ホームセンター、家電量販店）

　エディオンやカインズといった家電量販店・ホームセンターも、近年リフォームに注力している。特にエディオンは今回のランキングでも、総合評価で2位になっている。

　このような小売系の会社が行うリフォームは、自店が販売している住宅設備などの設置にともなう比較的小規模なリフォームを得意とする。ホームセンターは店舗で実物を見たうえで、そのままカウンターで相談できる手軽さがメリットだ。

住宅設備メーカー

　LIXILやTOTOなど、キッチンやユニットバスなどの水回り設備を提供しているメーカーも、リフォーム事業に力を入れるところが増えてきた。システムキッチンの購入を検討している人に、キッチン、あるいはLDK全体のトータルリフォームを提案して受注するケースも多い。

リフォーム専門業者

　近年は、リフォーム工事のみを行う専門業者も急増中だ。内装専門、外装専門など、独自の強みを打ち出した特化型のリフォーム専門業者も少なくない。部分リフォームであれば、経験豊富な専門業者はおすすめだ。

水回りリフォームの種類と費用相場

　ここでは、水回りリフォームにはどのような種類があるのか、場所別に内容と費用相場を確認しておこう。水回りとは、主に以下の4カ所を指す。

・キッチン/台所
・浴室/お風呂場
・トイレ
・洗面所

　これらの場所は水を扱うのはもちろん、家族全員が使うため利用頻度が高く劣化が進みやすいのが特徴だ。それぞれの費用相場を紹介していこう。

キッチン/台所の費用相場

　キッチンリフォームは、既存のキッチンを新しいシステムキッチンに入れ替えるだけの簡単な工事から、位置を変える大がかりなリフォームまである。

　基本的には、水道やガス、ダクトの移動をともなうと、費用は高額になりがちだ。キッチンリフォームの費用相場は以下の通り。

リフォーム内容	費用（目安）	工期（目安）
システムキッチン I型	約40万円〜	ー
システムキッチン L型	約55万円〜	ー
システムキッチン ペニンシュラ型	約60万円〜	ー
システムキッチン アイランド型	約110万円〜	ー
従来型キッチンからシステムキッチンに交換（標準グレード）	60万〜115万円程度	2〜3週間
壁付け→対面式／対面式→壁付けに変更	50万〜200万円程度	2週間〜1ヵ月
ガスコンロ→IHコンロに交換	15万〜30万円程度	1日〜1週間

【関連記事はこちら】>>キッチン・台所 リフォームの費用相場と目安の工期は？ 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説！

浴室/お風呂場の費用相場

　浴室リフォームについても、既存のシステムバスの入れ替えのみであれば比較的費用を抑えられる。

　しかし、在来浴室（昔ながらのタイル張りの浴室）にする場合や浴室の移動・新設などでは大がかりな工事になりがちで、費用も高額になる可能性がある。以下は浴室リフォームの費用相場だ。

リフォーム内容	費用（目安）	工期（目安）
システムバスからシステムバスへのリフォーム	80万円〜120万円	5日〜1週間
在来浴室からシステムバスへのリフォーム	100万〜150万円	1週間
在来浴室から在来浴室へのリフォーム	100万〜200万円	2〜4週間
浴室の移動	80万〜200万円	2〜4週間
浴室の新設（増築）	80〜250万円	2〜3週間

【関連記事はこちら】>>浴室・お風呂リフォームの費用相場と目安の工期は？ 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説！

トイレの費用相場

　トイレリフォームについては、既存の和室トイレを洋式に変更する場合は床の高さを調整する工事が必要になり費用が高くなる。

　ただし、自宅に要介護者がいる場合には、介護保険の対象となる可能性があるため確認しよう。トイレリフォームの費用相場を以下に示す。

リフォーム内容	費用（目安）	工期（目安）
便器（温水洗浄便座付き）交換	16万円〜	0.5日〜1日
壁紙張り替え	1.5万円〜	0.5日〜1日
クッションフロア張り替え	1万円〜	0.5日〜1日
和式から洋式	38.6万円〜	2日〜3日
ドアを引き戸に変更	8.2万円〜	0.5日〜1日
手洗い器の設置	4.7万円〜	0.5日〜1日

【関連記事はこちら】>>トイレリフォームの費用相場と目安の工期は？ 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説！

洗面所の費用相場

　洗面所のリフォームについては、化粧洗面台のグレードにより費用が大きく左右される。洗面ボウルや収納などが一体となったユニット型だけでなく、好みのパーツを選べるシステムタイプ、オリジナルで造作するタイプなど種類があるので、予算と合わせて検討しよう。洗面所リフォームの費用相場は以下の通り。

リフォーム内容	費用（目安）	工期（目安）
洗面化粧台（シンプルタイプ）	7万〜35万円程度	ー
洗面化粧台（スタンダードタイプ）	20万〜60万円程度	ー
洗面化粧台（ハイグレードタイプ）	50万〜100万円超	ー
洗面化粧台交換工事	3万〜5万円程度	1日
壁紙の張り替え（ビニル壁紙 量産品）	約1,000円〜／㎡	1日
クッションフロア張り替え	約3,500円〜／㎡	1日
洗濯機パン設置	1.5万〜3万円程度／台	1日

【関連記事はこちら】>>洗面所リフォームの費用相場と目安の工期は？ 注意すべきポイントやリフォーム業者の選び方も解説！

水回り3点セット・水回り4点セットの費用相場

　水回りは複数箇所まとめてリフォームすると、費用が安くなるケースが多い。工事を一度に済ませられること、また複数の水回り設備をまとめて購入するため割引率が高くなることが理由とされる。その分、設備のメーカーや製品を個別に選ぶことはできないのが一般的だ。

　水回りの全面リフォームの費用相場は、採用するメーカーや選ぶグレードによっても異なるが、以下を費用の目安とするとよいだろう。

　なお、戸建ての場合、マンションよりも10万円程度高くなるケースが多いようだ。また既存の浴室が在来浴室である、キッチンを壁付けから対面にする場合などは費用が高くなる点は留意しておこう。

水回りのリフォームを行う際に、確認しておくポイントや注意点は？

　水回りリフォームでは、システムキッチンやシステムバスなど比較的高額な設備を導入するため、費用がかさんでしまいがちだ。各メーカーがさまざまなラインアップやオプションを提供しているので、予算にあったものを選ぶようにしよう。

 「対面キッチンにしたい」「タンクレスにしたい」など、必ず実現したい内容をリストアップしておくと、妥協点を見つけやすくなる。

　築年数によっては、給排水管の交換を合わせて検討することも大切だ。リフォームするときに劣化状況を確認してもらい、必要であるなら同時に工事を行うと費用を抑えやすくなる。

　なお、水回りは実際に壁や床を解体してみないと正確な劣化状況がわからない。場合によっては追加費用がかかることも考えられるため、余裕をもった予算を立てておくことも重要だ。

マンションの水回りでは管理規約を確認する

　マンションの水回りリフォームを検討する際は、管理規約に記載されているルールの確認が重要だ。

　たとえばトイレに関しては、「トイレの位置を変更するリフォームは禁止」「フローリングへの変更は禁止」などと定められている場合がある。

　管理規約に従わずにリフォームを行うと大きなトラブルに発展する可能性があるため、必ず事前にチェックしよう。

水回りリフォームでは補助金がもらえる場合がある

　水回りリフォームを行う場合、各種補助金が利用できるか確認しておこう。たとえば、浴室の浴槽を高断熱浴槽とすれば「エコ住宅設備」を対象にした補助金が得られる可能性がある。

　水回りリフォームの内容を改めて確認し、対象になりうる補助金制度についてよく調査しておこう。

こどもエコすまい支援事業

補助金額	最大60万円
対象となる工事	開口部の断熱改修、外壁・屋根・天井・床の断熱改修、エコ住宅設備の設置工事が必須
公募期間	2023年3月末まで

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介護保険から支給されるバリアフリーリフォーム補助金

補助金額	最大18万円
対象となる工事	要支援1〜2、要介護1〜5の方が居住する住宅のバリアフリー化リフォーム
公募期間	情報なし

各自治体の用意するリフォーム補助金制度

補助金額・対象となる工事の条件・公募期間

自治体により異なる

　これらのリフォーム補助金制度は、用意された予算の限度額に達すれば終了となることが多いので、公募期間に余裕があっても早めに断熱リフォームの計画を進めることをおすすめしたい。

【関連記事はこちら】>>【最新版】リフォームをするなら、減税・税制優遇・補助金制度を利用しよう！ 適用条件や制度内容を詳しく解説

水回りのリフォームまとめ

　水回リフォームは、システムキッチンやシステムバスなどの水回り設備の交換を伴うことが多いため、費用が高額になる傾向がある。「こんなはずじゃなかった」と後悔するのを防ぐためには、水回り工事の経験が豊富なリフォーム会社を選ぶことが大切だ。

　会社を比較するときには、まずはこれまでの実績を確認したうえで、今回紹介した実際に利用した人の声や評価を参考にするとよいだろう。

カテゴリー別リフォーム会社ランキング

総合ランキング ハウスメーカー系 水回りリフォーム フルリノベ

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