auじぶん銀行の住宅ローン

住宅ローンを今借りるなら変動か固定か? 住宅価格高騰と追加利上げ局面で選ぶべき金利タイプとは

【第94回】2024年5月24日公開(2024年5月24日更新)
千日太郎:住宅ローン・不動産ブロガー

住宅ローンの変動金利と固定金利は、住宅価格の高騰と追加利上げの局面においてはどちらを選ぶのが得なのでしょうか。2024年5月時点の金利動向を踏まえ、変動金利か固定金利のどちらを選ぶべきかを解説します。(住宅ローン・不動産ブロガー 千日太郎)

住宅価格高騰下、変動金利の上昇リスクも顕在化してきた

住宅価格高騰と利上げ局面で選ぶローンは変動金利か固定金利か
住宅価格高騰と利上げ局面で選ぶローンは変動金利か固定金利か(出所:PIXTA)

 こんにちは、公認会計士の千日太郎です。

 不動産価格は高騰を続けており、東京都心のみならず地方都市の一見普通のマンションでも、もはや1億円を超える物件は珍しくもありません。一部の銀行で住宅ローンの期間を50年まで延長している背景には、家を購入するボリュームゾーンである30代の収入では、35年を前提として買える物件が減ってきているからだとも言えるのです。

 さらに、2024年3月には日銀がマイナス金利政策を解除し、5月には一部の銀行が変動金利の基準金利を0.1ポイント上昇させています。

 住宅価格が高騰している環境下では、少しでも低金利の住宅ローンを利用したいところですが、最も金利の低い変動金利タイプは、金利上昇リスクが顕在化してきているのです。

 すでに市場では追加利上げの時期と金利の引上げ幅に話題が移っています

 今後、変動金利が何パーセント上がれば、固定金利(フラット35)が得になるのか? というラインについては、前回の記事「変動金利VS フラット35! 「子育てプラス」で得をする金利上昇シナリオとは?」で詳しく解説しました。

 では、今の時点で「自分が変動金利と固定金利のどちらを選べばいいのか?」を判断するときの切り口について、ここでまとめておきたいと思います。

結論1:変動金利と固定金利どちらが得かは、ローンの「完済」がポイント

 身も蓋もないのですが、変動金利と固定金利のどちらが得になるか? については住宅ローンを「完済」するまでわかりません。

 ただし、この「完済」というのがミソでして、一般的には住宅ローンの返済期間は35年とされており、完済は35年後と思う人が大半だと思います。

 しかし、住宅金融支援機構が発表している「2019年度 民間住宅ローンの貸出動向調査」によると、平均15.7年で住宅ローンが完済されているのです。

 これは、完済には住み替えや借り換えが含まれるからです。住み替えや借り換えのタイミングでも住宅ローンを精算するので、変動金利が得だったのか、固定金利が得だったのかを判断できるということです。

住み替えの可能性を想定するなら、変動金利

 変動金利を選ぶ場合は、住み替えによって所定の35年よりも早く住宅ローンを完済する可能性について検討すべきです。

 その場合は、今から購入しようとしている物件を売却して住宅ローンを完済することになります。

 新居を住宅ローンで購入する場合は、住み替えたいと考えているタイミングで今の家が売却できて、かつ、住宅ローンを完済できるのが理想ですね。

 まとめると、以下の2点を兼ね備えた物件が望ましいということになります。

  • ①売りたいと思ったら比較的すぐに買い手が付くこと
  • ②売り値で住宅ローンを完済できること

 つまり、非常に流動性の高い物件ということです。まず、都心のマンションであれば①に該当すると思います。

 ②については物件によるとしか言えないのですが、マンションや大手不動産のニュータウンのように、立地や性能面で同質な物件が集合しているものであれば、同様の売買事例が豊富にあり、売却可能価格をかなり精密に予想することができます。

 つまり、リセールを重視して都心部のマンションや大手不動産のニュータウンを購入する人は変動金利に適していると考えて良いと思います。

 むろん、これから購入するマイホームですから、誰しもすぐに売ろうとは考えないと思います。

 しかし、統計的には前述のように15年程度が完済までの平均期間であることからすると、10年程度で売却する人も決して少数派ではなさそうです。

 このような考え方がしっくりくる人であれば、多額の住宅ローンを金利上昇リスクのある変動金利で借りる場合であっても、合理的な判断であり、金利上昇リスクに対して対応する選択肢を確保していると考えられます。

変動金利なら借り換えを想定しなくていい

 そして、変動金利を選ぶ人は、基本的に借り換えによって住宅ローンを完済するというケースを想定することはありません。

 なぜならば、この記事を執筆している2024年5月時点での変動金利の水準は0.3%台と非常に低金利になっていて、これ以上の引き下げはあまり期待できないからです。

 さらに、借り換えにはローン残高の2.2%(税込み)前後の融資手数料を取られることになります。

 今後、さらに低金利の変動金利が出てきたところで、借り換えコストをまかなえるほど利息を節約するには、かなりの年数が必要になります。

 変動金利で他行の金利が下がってきている場合は、借り換えるよりも現在の銀行に対して金利引き下げ交渉を行う方がコストを低く抑えられます

 何しろ銀行に電話して「金利を見直してほしい」と申し出るだけですからね。審査に通れば、翌月から引き下げられた金利が適用されることになります。所定の事務手数料や印紙代がかかりますが、数万円の固定費で済みます。

【関連記事】>>返済中の住宅ローン金利を下げさせる交渉術は?〜銀行員がリアルに解説

結論2:固定金利は借りた後の行動で損得が分かれる

 もう一つのポイントは、借りた後でも金利動向に合わせて正しい行動を取ることで、損にも得にもなるということです。それは、状況に応じて借り換えや繰り上げ返済の判断ができるかどうかです。

固定金利なら、金利や状況に合わせて借り換えや繰り上げ返済を

 固定金利タイプを選ぶなら、今はフラット35の「子育てプラス」の金利引き下げ制度のメリットを享受することをおすすめしています。

 当初の期間は最大年1%の金利引き下げとなるので、全期間固定でありながら変動金利と同じくらいの水準で借りられるのです。

 しかし、この期間が終われば金利の引き下げはなくなります。このタイミングで、より低金利な商品が出ている場合は、借り換えることでコストを抑えながら住宅ローンを維持することが可能となります。

 また、住宅ローン控除の期間は10年となっているので、これを過ぎるとローン残高に対する税金のキャッシュバックはなくなります。

 このようなタイミングで効果的に繰り上げ返済をすることで、固定金利の弱点である利息負担を効果的に抑えることができるのです。

住み替えるなら、固定金利は損かも?

 35年よりも早いタイミングで住み替える可能性があるなら、全期間固定金利はあまり合理的な選択とは言えません。

 金利を固定する期間が長ければ長いほど金利は高くなりますので、その固定期間よりも早く完済するのであれば、そんなに長い期間にわたって金利を固定する必要はなかったということになるからです。

 むろん、先のことは分かりませんが、変動金利のケースの逆を想像してみるとわかりやすいと思います。こだわりの家を建てたい人、この地に骨をうずめる気持ちでいる人であれば、よほどの必要に迫られない限り住宅を売却することはないでしょう。

 住宅を選ぶ際にリセールを重視する人であれば、今は売る気がなくても、売却することで経済的なメリットがあるなら売るかもしれません。

【関連記事】>>マンションを賢く住み替える秘訣とは? 「リセール指数」が高い物件で高値売却を狙おう!

まとめ〜変動金利か固定金利かは、メンテナンスのコストも考えて判断する

 3月の植田日銀のマイナス金利政策解除によって、今のところは住信SBIネット銀行イオン銀行が変動金利の基準金利を0.1%上げた程度にとどまっており、大半の銀行は横ばいとしています。

 だからといって、今後も変動金利は上がらないかも? と期待するのは楽観的すぎるでしょう。

 植田日銀の狙いは金融政策の正常化ですから、残り4年の任期の間にできれば複数回の利上げを行い、短期政策金利をコントロール可能で、景気を冷やしもせず過熱もさせない自然利子率の水準にしたいと考えていると見ています。

 次の追加利上げからは、いよいよ民間銀行も変動金利の店頭基準金利を上げてくる可能性があります

 しかし、内閣府が5月16日に発表した「1~3月期の国内総生産(GDP)速報値」は物価変動の影響を除いた実質が、前期比で年率換算2.0%減と2四半期ぶりのマイナスになったことが報じられています。景気への影響を鑑みると、短期的に連続利上げを断行するとは考えにくいです。ただし、これはあくまで数カ月~1年程度のスパンで予想される動向です。

 一方で、住宅ローンは35年の長期にわたるものです。変動金利を選ぶということは、金利が上がる度に「毎月の返済にいくら影響するか?」そして「総額ではいくら増えるのか?」というチェックを、その都度行うことが必要になってくるのです。

 変動金利には、そうしたメンテナンスに手間がかかるので金利が安い。対して固定金利は、ある程度楽ができるので高いのだとも言えるのですね。

【関連記事】>>住宅ローンの金利上昇リスクにどう対応すべきか? リスクを軽減するコツも紹介

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新規借入2024年7月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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