auじぶん銀行の住宅ローン

メガバンクは住宅ローンを推していなかった?! 「金利のある世界」に向けて銀行が求めているものとは

【第31回】2024年7月1日公開(2024年7月1日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

銀行は住宅ローンをどのように捉えているのでしょうか? 住宅ローンの優先順位が低い銀行は、今後の追加利上げで、躊躇なく住宅ローン金利(特に変動金利)を上げてくる可能性があります。そこでメガバンク、地方銀行、ネット銀行など各銀行の現在のスタンスを公式サイトから分析してみました。(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員)

銀行の住宅ローン優先度を公式サイトで探る

銀行の住宅ローン優先度を公式サイトで探る
銀行は住宅ローンをどれぐらい優先しているのか(出所:PIXTA)

 マイナス金利が3月に解除され、社会では今後のゼロ金利解除による「金利のある世界」に注目が集まっています。

 そこで今回は、メガバンク、地方銀行、ネット銀行などが「優先順位としているものは何か?」という点を公式サイトなどから探っていきたいと思います。

 例えば、住宅ローンの優先順位が低い銀行は、利上げにより住宅ローン金利をすぐに上げる可能性があるといったことが予想されます。

メガバンクは住宅ローンを推していない

 まず、メガバンクから見ていきましょう。以下の情報ソースからメガバンクの方針を探ります。

<銀行の戦略・方針検索方法>

  • ・公式サイトで横に自動スワイプする広告やキャンペーン(※)
  • ・商品一覧における住宅ローンの優先度など
  • ・「銀行 住宅ローン」などの検索で上位ヒットした銀行の専用ページ
    (※ スワイプ広告やキャンペーンは筆者が調査した時点のもので、日々更新されています)

 各銀行がどこに力を入れているのか? 住宅ローンは商品一覧で何番目くらいに位置しているのか? について、銀行員の視点で表にまとめてみました。

図表1 メガバンクの住宅ローン優先度とトピックス

メガバンクの住宅ローン優先度とトピックス
出典:みずほ銀行三井住友銀行個人のお客さま | 三菱UFJ銀行りそな銀行
住宅ローンの優先度は商品一覧などから確認

メガバンクの「戦略」は?

みずほ銀行はお財布アプリが1番目のトピックスだった
みずほ銀行はお財布アプリが1番目のトピックスだった(画像:みずほ銀行公式サイトから)
【結論】メガバンクは新規口座と銀行アプリを前面に出して売り込みたい

 まず、公式サイトで住宅ローンが前面に出てくるメガバンクは一つもないことがわかりました。

 もちろん、検索キーワードでたどり着くことはできますが、やはり公式サイトで住宅ローンがすぐ目に飛び込んでこないのは、メガバンクが住宅ローンから一歩引いている姿勢の表れかもしれません。

 銀行として重視しているのは新規預金者の獲得で、そこから銀行アプリやクレジットカードなどの派生サービスに結びつけたい戦略が見えてきます。

 もちろん取引の先には住宅ローンもあるわけですが、まずは入口段階である新規口座開設と、そこで同時に銀行アプリを浸透させたいようです。

地方銀行は住宅ローンはそこそこに、生き残りに必死

 現在、日本の地方銀行は第一地銀(いわゆる地方銀行)が62、第二地銀(旧・相互銀行など)が37となっています。【参考①】地方銀行の数 銀行免許一覧(都市銀行・信託銀行・その他)

 今回は、第一地銀で規模の大きい3行をピックアップして、公式サイトを見てみました。

図表2 地方銀行の住宅ローン優先度とトピックス

地方銀行の住宅ローン優先度とトピックス
出典:福岡銀行横浜銀行千葉銀行
住宅ローンの優先度は商品一覧などから確認

地方銀行の「戦略」は?

【結論】地方銀行は生き残り策に必死で、ローン推し銀行でも住宅ローンは一番ではない

 メガバンクと同じように、公式サイトで住宅ローンが前面に出てくる地方銀行はないことがわかりました。

 地方銀行の経営が振るわず、生き残りに必死なのはよく知られていることです。そのため現在の地方銀行は、それぞれが収益源を求めて独自路線を進んでいます。

 大きく分けるとNISAなどに代表される「投資や運用イチオシ銀行」(上記では福岡銀行・横浜銀行)。カードローンや複数借り入れおまとめローンなど「消費者金融寄りの銀行」(上記では千葉銀行、他には静岡県のスルガ銀行など)があります。

 しかし、住宅ローンに限定すれば、地方銀行でもメガバンクと同じようにやはり優先度は低い傾向にあります。

 たとえば、ローンに力を入れている千葉銀行も、住宅ローンはローンで4番目(1番はおまとめローン)なのです。

 また、地方銀行の特徴としては「来店予約」が目立つことも挙げられます。来店予約により顧客の目的を事前に知ることができるので、投資や運用などもうけにつながる客と、それ以外のあまりもうからない(住所変更、預金の引き出しなど)来店客を選別できます。

 そのため、来店予約はメガバンクから地方銀行へと浸透しています。そして、やたらと来店予約を前面に推してくることからも、やはり生き残りに必死な地方銀行の一面が見えてきます。

ネット銀行によっては住宅ローンに注力している

 現在、日本国内のネット銀行(正式名称は「インターネット専業銀行」)は17行あります。ここから代表的なものをピックアップしました。

図表3 ネット銀行の住宅ローン優先度とトピックス

ネット銀行の住宅ローン優先度とトピックス
出典:auじぶん銀行SBI新生銀行NEOBANK 住信SBIネット銀行PayPay銀行楽天銀行ソニー銀行
住宅ローンの優先度は商品一覧などから確認

ネット銀行の「戦略」は?

【結論】住宅ローンに最も力を入れているが、それでも銀行により温度差がある

 インターネット専業というくらいで、原則として店舗を持たないのがネット銀行最大の特徴です。そのため、ATM利用の利便性を高くすることで顧客を集めるのが一つの戦略で、ATM利用網や手数料無料などに力を注いでいます

 また、これと同様にメガバンクや地銀・信金との差別化で、ネット銀行が住宅ローンに力を入れていることが一覧表からもうかがい知ることができます。

 しかし、ネット銀行の中においても住宅ローンへの力の入れ具合に温度差も見えてきます。

 銀行員の目から見ると、楽天銀行、ソニー銀行などは住宅ローンよりもクレジットカードや外貨預金推しのように感じます。

 一方、公式サイトだけでは住宅ローンへの力の入れ具合がわかりにくいのもネット銀行の特徴です。なぜかというと、インターネットが命とも言えるネット銀行では、検索ワードなどでユーザーの目に飛び込むよう上位でヒットするような工夫をしているとも思われるからです。

 ネット銀行で住宅ローン推しと言われる住信SBIネット銀行は「住宅ローン 銀行」とか「住宅ローン 金利」などと言ったワードで検索すると上位でヒットするようになっていて、その特集ページは非常に充実しています。

 その代わりなのか、公式サイトでは素っ気ないほど住宅ローンの表現は控えめに見えるほどです。

 ここまでまとめると、ネット銀行全体では住宅ローンに力を入れているが、銀行での温度差もあり、住宅ローンを推す銀行はネット検索で上位でヒットするように工夫し、ネットユーザーの住宅ローン取り込みを狙っていると言えます。

銀行員としてはあまり実行してほしくないですが…

 今回は、各銀行の戦略や住宅ローンへの力の入れ具合を探りました。今後、ゼロ金利政策の解除により、住宅ローン、特に変動金利が上昇する可能性があります。その際、住宅ローンの優先度が低い銀行では、躊躇なく金利を引き上げるかもしれません

 この見解はあくまで個人的なもので、確定的なことは言えません。しかし、先行き不透明な現在、「自分が取引している銀行は何を優先しているのか?」という視点で見つめ直すことも一つの対策かもしれません。

 また最近のネット記事では、住宅ローン金利が上昇したときの対策として「固定金利への切り替え」や「繰り上げ返済」といった内容が多く見られます。

 これに関して反論が出るのを覚悟で申し上げるなら、金利が上昇した後に固定金利に換えるとしても、変動金利が上昇するなら、固定金利はもっと高水準になっているでしょう。

 また、繰り上げ返済は、まとまったお金がある人には有効ですが、資金がない人にとっては現実的な解決策とは言えません(私自身、子供の進学などで繰り上げ返済の資金を持っていないため、金利上昇が心配です)。

 したがって、銀行員の私からすれば、これらの解決策は現実的とは思えないのです。

 解決策として挙げるなら、例えば「金利を引き上げるなら、ほかの銀行で借り換えるよ!」とアピールして、金利引き上げを防ぐ行動をする。このように自分から何らかのアクションを起こすことをおすすめします。

 実はこの対策、銀行員としてはお客さまにあまり実行してほしくないことなのですが…。とにかく、黙っていては金利引き上げに納得したことになってしまいますので「動くなら今」だと思います。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.308%
総返済額 3161万円
表面金利
年0.179%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,694円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/7/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.399%
総返済額 3210万円
表面金利
年0.270%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
74,864円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

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手数料(税込)
【定額型】5万5000円~
【定率型】借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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