2023年は本格的な住宅ローン金利上昇の可能性!
1.5%上昇なら、年収1000万円以下の人は家が買えなくなる!?

2023年2月8日公開(2023年5月26日更新)
山下和之:住宅ジャーナリスト

2022年から世界的な長期金利上昇のなかで、わが国でも固定金利型住宅ローンの金利がジワジワと上がってきた。2022年12月に日本銀行が実質的に大規模緩和政策を修正。長期金利の上限を引き上げたこともあって、2023年1月の住宅ローン金利もアップした。日銀の政策変更の可能性が高まり、2023年は住宅ローン金利の本格的な上昇の年になりそうだ。(住宅ジャーナリスト・山下和之)

住宅ローン金利の上昇は2023年にいよいよ本格化?

2023年、住宅ローンが上がればマイホーム購入が厳しくなってくる(出典:PIXTA)

 2022年12月下旬、日本銀行が突然大規模緩和修正を決定、長期金利の上限を従来の0.25%から0.50%に引き上げた。この修正に関して、黒田総裁は「利上げや金融引き締めではない」としているが、金融市場では事実上の金融引き締めという受け止め方が広がっている。

 2023年は本格的な金融引締めの年になり、それにともない長期金利が上がり、住宅ローン金利も上昇傾向がより鮮明になるのではないかという見方が強まっている。これから住宅ローンを利用してマイホームを購入しようと考えている人は、それを前提に資金計画を立てる必要がある。

 固定金利型住宅ローンの代表格である住宅金融支援機構のフラット35の金利は、図表1にあるように、2022年はジワジワと上昇し、2023年1月にも上がって、返済期間21年~35年の金利は1.68%になった。2022年当初に比べると0.4ポイント近く上がった計算になる。

図表1 フラット35借入金利の推移(単位:%)

金利1.0%アップで毎月返済額が2万円増加

 では、住宅ローン金利が上がると返済負担はどれくらい増えるのだろうか。図表2は、借入額4000万円、35年元利均等・ボーナス返済なしの場合の毎月返済額を金利上昇幅別に試算した一覧表になる。

図表2 金利が上昇した場合の返済額の増加額試算

グラフ:借入額4000万円のときの金利が上昇した場合の返済額の増加額試算

 まず、2023年1月現在の1.68%で借り入れた場合、毎月返済額は約12.6万円。フラット35は全期間固定金利型だから完済まで金利・返済額が変わらないので、35年間の総返済額は約5292万円になる。

 これが、金利が0.50ポイント上がって2.18%になると毎月返済額は13.6万円と、金利1.68%に比べて返済額は1万円ほど増えてしまう。35年間の総返済額は5712万円で、金利1.68%に比べて420万円も増えてしまう計算だ。

 さらに、金利が1.00ポイント上がって2.68%になると毎月返済額は14.6万円で、1.68%に比べて2万円強の増加。35年間の総返済額は6132万円で、1.68%に比べると840万円も増える。

 1.50ポイント上がり3.18%になると、毎月15.7万円で、35年間の総返済額は1.68%に比べて1342万円も増えてしまうのだ。

金利2.68%の場合、年収400万円台だと4000万円の家を買えなくなる⁉

 金利が上がると、返済負担が増え、必要な年収が高くなる。年収がさほど高くない人たちは、購入環境が一段と厳しくなる。

 ほとんどの銀行では返済負担率(年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合)を35%までとしている。金利1.68%であれば、図表3にあるように借入額4000万円に必要な年収は432万円だが、金利2.18%に上がると必要な年収は467万円、金利が2.68%になると504万円に増えてしまう。 年収400万円台までの人は、4000万円の借り入れに手が届かなくなる。

図表3 金利が上昇した場合の必要な年収

グラフ:借入額4000万円で金利が上昇した場合の必要な年収

 現実には、年収400万円台、500万円台で返済負担率35%となると、手元に残る生活費が少なくなって家計のやりくりが大変になってくるので、返済負担率を25%程度に抑えるのが無難と言われている。

 それを前提に再計算すると、金利1.68%だと年収605万円で借り入れ可能だが、金利2.18%では654万円、2.68%では705万円、金利3.18%では758万円に上がる。金利が上がると、年収が600万円台、700万円台にならないと、なかなかに厳しい借り入れになってしまう。

【関連記事はこちら】>>住宅ローンの変動金利が上昇する時期を予測!高い貸出金利の人が激減して、銀行が一斉に金利を引き上げるのは「2023~2026年」!?

金利が大幅に上がると年収1000万円以上でないと家が買えない!?

 以上は借入額が4000万円の場合だが、借入額が増えれば、毎月返済額が多くなり、必要な年収は高くなる。

 借入額6000万円の場合の毎月返済額は図表4のようになる。金利1.68%なら、毎月返済額は19万円弱だが、金利2.18%では20万円半ばになり、2.68%だと約22万円に増える。

図表4 金利が上昇した場合の返済額の増加額試算

グラフ:借入額6000万円で金利が上昇した場合の返済額の増加額試算

 35年間の総返済額を見ると、2.18%だと1.68%より約642万円増え、2.68%なら約1319万円、3.18%だと約2013万円も増加する。たかが金利0.50%、1.00%の違いとはいえない大きな差が出てくる。

 必要な年収の変化は図表5にある通りだ。金利1.68%なら返済負担率35%だと648万円になるが、金利2.18%では701万円に、金利2.68%では755万円に、金利3.18%だと812万円に上がる。

図表5 金利が上昇した場合の必要な年収

グラフ:借入額6000万円での金利が上昇した場合の必要な年収

 より安全な範囲である返済負担率25%で試算すると、金利1.68%なら907万円だが、金利2.18%になると981万円と1000万円近い年収が必要になり、金利2.68%では1000万円を超える1058万円に、さらに金利3.18%では1137万円になってしまう。金利が大幅に上昇すると1000万円以上の年収が必要になるわけだ。

年収400万円では4000万円の借り入れは難しい

 この関係を現在の年収別に見ると、図表6のようになる。金利1.68%で買えたとしても年収400万円では、返済負担率が37.8%に達し、金融機関の審査基準35%を超えるので、4000万円の融資は難しい。もちろん、金利が2.18%、2.68%と上がるとますます買えなくなる。

図表6 金利が上昇した場合の返済負担率の変化

グラフ:借入額4000万円での年収別の金利が上昇した場合の返済負担率の変化

 そこで年収600万円でみると、金利1.68%なら返済負担率が25.2%だから、銀行の審査基準をクリアできる。ただし、先にも触れたようにあまり年収が高くない世帯だと、返済負担率が25%を超えると家計管理が厳しくなるので注意が必要だ。

 金利が2.18%、2.68%と高くなると返済負担率が27.2%、29.4%と段階的に高くなるので、より慎重な家計管理が必要になる。年収800万円だと、金利が上がった場合でも返済負担率は25%以下になるので、まずは問題なく借り入れできそうだ。

住宅ローン以外のローンを一括返済しておく

 ここまでの返済負担率は、住宅ローンの返済額だけで計算したが、実際の審査の現場では、住宅ローン以外のローンがある場合には、その返済額を加えて計算、審査される。たとえば、住宅ローンの返済額が10万円であっても、そのほかに自動車ローンの返済などが2万円あれば、返済額は12万円として計算され、審査が厳しくなる。

 そのため、金利が上がって審査にひっかかる可能性が高い人は、事前に住宅ローン以外のローンについて整理しておくのがお勧め。住宅ローンの金利は自動車ローンや教育ローンなどのその他のローンより金利が低いのが普通なので、その他の方を一括返済してしまい、可能であれば、その分住宅ローン利用額を増やすようにするのがいいだろう。

 住宅ローンの金利は、自動車ローンや教育ローンなどのその他のローンより金利が低いのが普通だ。そこで住宅ローンの頭金などがあるのであれば、その頭金で自動車ローンなどを一括返済してしまい、その分、住宅ローン利用額を増やすようにするのがいいだろう。トータルの支払額で見ると、その他のローンを一括返済してしまったほうが、返済額は少なくてすむだろう。

【関連記事はこちら】>>住宅ローン破綻者が今後増加するって本当? 高額物件を買うパワーカップルこそ、要注意!

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新規借入2025年6月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.783%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.640%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
79,745円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!

※金利引き下げ条件:次の①②を満たし、新たにりそな銀行所定の住宅ローンを利用する方を対象とさせていただきます。①お申込み~ご契約までWEB完結でお手続き※いただける方②給与振込、りそなデビットカード〈プレミアム〉、りそなクレジットカード〈クラブポイントプラス〉JCBゴールドいずれか1つのご契約※WEB完結とは、「りそな住宅ローン事前審査WEB申込」「りそな住宅ローンマイページによる正式審査申込の利用」「りそな住宅ローン電子契約サービスの利用(非対面電子契約、店頭電子契約のいずれも可)」の全てをご利用いただくことです。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.3%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
閉じる
要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.792%
総返済額 3427万円
表面金利
年0.660%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,015円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
ネット契約なら、印紙代が不要でお得
3位

三菱UFJ銀行

住宅ローン(事務手数料型)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.808%
総返済額 3435万円
表面金利
年0.675%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
80,217円
おすすめポイント

①審査でさらに低い金利提示も!
②疾病保障付住宅ローンの「保険料支払型」は若い時の保険料が安く、中途解約もOK

※適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定する。適用金利は、変動金利0.595%~0.675%、固定3年1.41%~1.49%、固定10年1.83%~1.91%、固定20年2.55%~2.63%、全期間固定21~25年2.28%~2.36%、全期間固定26~30年2.40%~2.48%、全期間固定31~35年2.49%~2.57%
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 民間金融機関の中で住宅ローンの取扱残高ナンバーワン※日本国内。2007年3月時点より現在まで
  • オプション団信の疾病保障付住宅ローンは保険料を毎月支払うタイプがあり、いつでもオプション団信だけ中途解約ができて使い勝手がいい
  • 事前審査は来店不要。WEB利用で一部繰り上げ返済手数料が無料

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住宅ローンの商品設計は、いろいろ評価できると思います。一時期金利が低くなって競争力が高い印象でしたが、最近はそうでもありません。商品をよく改定するのでわかりにくい部分もあります。

 

ただし、実際の現場のスタッフは顧客本位の対応で積極的に相談に乗ってくれます。

 

審査は厳しい面も、やや緩い面もあるように感じますが、ルールを厳格に守る印象が強いです。住宅を投資用にしていたら、直ちに全額回収をしようとするような厳しさがあります。

 

「疾病保障付住宅ローン」については、金利を上乗せするタイプか、毎月別途支払う「保険料支払型」が選べます。「保険料支払型」は若いうちの保険料は安く、途中解約もできるというメリットがありますが、年齢とともに掛金が上がっていくタイプなので、住宅ローン残高が少なくなってきたら中途解約するなどの対応をしたいところです。

 

注文住宅を建設する際は、注意が必要です。本審査の時点で「工事請負契約」が必要になります。また、土地を先行購入するための融資には応じてくれますが、建設資金を分割支払いする場合には、例外はありますが応じてくれません。融資実行と支払タイミングが合わせづらく、状況によっては使いにくいです。

関連記事 三菱UFJ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
<保証料一括前払い型>
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
<保証料利息組込み型>
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
<事務手数料型>
事務手数料:融資額×2.20%、保証料:なし
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
インターネット:無料
電話、テレビ窓口:5,500円
窓口:16,500円
繰上返済手数料(全額)
インターネット:16,500円
電話・テレビ窓口:22,000円
窓口:33,000円
借入額
500万円以上1億円以内(10万円単位)
借入期間
2年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
自身が住む住宅の建築・購入・増改築資金
住宅ローンの借替資金・借り替えに伴う諸費用
年収
(給与所得者)
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
18歳以上70歳の誕生日まで
年齢
(完済時)
80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
【疾病保障付住宅ローン(3大疾病50%)】(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.15%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合、ローン残高が50%保障
【疾病保障付住宅ローン(7大疾病100%)】(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合に加えて4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)で所定の状態になった場合、ローン残高が0円
【疾病保障付住宅ローン(全疾病100%)】(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.50%
がんと診断された場合、脳卒中・急性心筋梗塞で入院した場合に加えてすべての病気・ケガ(精神障害などを除く)で所定の状態になった場合、住宅ローン残高が0円
【疾病保障付住宅ローン(保険料支払型)】(借入時年齢:56歳未満)
保険料支払型
がん・脳卒中・急性心筋梗塞)に加えて4つの生活習慣病(高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変)で所定の状態になった場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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