住宅ローン審査に自営業、転職直後、産休中でも通りやすくなる?! 銀行員が教える「申込書の備考欄」の重要性

【第49回】2025年12月4日公開(2025年12月1日更新)
加藤隆二:金融ライター(現役銀行員)

銀行員として住宅ローン融資に携わっていると、住宅ローンの申込書にある「備考欄」や「通信欄」について、多くの人が空欄にしています。とくに書くことがないと放置してしまいがちな備考欄。実は、堅実な返済計画を伝えるための、唯一の「自己PR欄」として重要な役割があるのです。
(金融ライター・加藤隆二、現役銀行員)

住宅ローン申込書の備考欄は重要なメッセージ欄

住宅ローンの申込書の備考欄には何を書けばいい?
住宅ローンの申込書の備考欄には何を書けばいい?(出所:PIXTA)

 住宅ローンの審査は、提出された書類に基づき行う申請者の属性(年収、勤続年数、職業など)評価と担保(購入物件の評価)を、AIなどを用いて信用評価する「スコアリング審査」が中心となります。

 しかし、融資をするかどうかという最終的な判断や金利など、条件面の最終局面では、行員によって評価され、決定が下されます

 たとえば、スコアリングでは融資ギリギリと判断されるようなケースや、一見して審査に不利になりそうな要素(転職直後の人、産休・育休中の場合など)がある場合、スコアリングの機械的な審査だけでなく、銀行員がその人を見て判断する審査の重要性が高まります。

 住宅ローン申込書の備考欄は、銀行員に対し、「機械的な数字だけでは見えない、私の真の価値と堅実さを見てください」と訴えかけることができる場所になっているのです。

なぜ備考欄が重要なのか?

 備考欄が重要な理由は以下の通りです。

・数字の裏付けを補足できる
 年収など書類上の数字だけでは判断できない、収入の安定性や将来の増加見込みなどを具体的に記入できます。

・ネガティブな要素をカバーできる
 転職直後の勤続年数の短さや自営業としての不安定さなど、マイナス要素を打ち消す情報を書き添えることができます。

備考欄を使わないのはもったいない

 備考欄に数字の裏付けやネガティブな要素をカバーする記述は、「このお客さまは、住宅ローンを借りるに足る堅実な計画を持っている」と、審査する側にとって借り手の信頼性を判断する材料の一つとなるのです。

 ほとんどの銀行員は、実際に備考欄を使って熱意や返済計画などが記載されている場合、かならず目を通します。

ケース別の具体的な備考欄の活用例、記載例

 ではここから、備考欄を有効活用する具体的なポイントと例文を紹介していきます。

自営業なら事業の将来性をアピールする

 自営業者やフリーランスの方は、会社員に比べて「収入の安定性」が審査で厳しく見られがちです。とくに、開業年数が浅い場合や景気変動の影響を受けやすい業種の場合は、その傾向が顕著です。

 このような方が備考欄でアピールすべきは、現在の売り上げではなく、将来の安定した収益確保の具体性です。以下にポイントと記載内容を整理します。

事業の安定性
特定の主要取引先との長期契約の存在など、安定収益の基盤を強調する。

将来性
具体的な新規事業計画や獲得している大型案件など、今後の収入増を裏付ける情報を記載する。

事業外の資産
事業とは別に所有する賃貸不動産収入や副業収入、または配偶者の安定した収入でローンの返済原資が多様であることを示す。

<例文:自営業でWeb制作をする方のケース>

 私の事業の収益構成は、Webサイトの保守および運用契約による収入が全体の60%を占めています。とくに主要クライアントは向こう5年間の長期契約が確定しています。安定した収入が見込めます。また、来年からはAIを活用した新規事業への参入を計画しています。事業用の運用金とは別に、預貯金から個人の生活資金として年間返済額の2年分を常に確保しています。

銀行員目線での評価

 「長期契約」という単語と具体的な数字で、自営業の不安要素である収入の安定性が伝わります。新規事業展開を計画しているなど、事業主としての計画性を評価できます。

転職直後の人が書くべきキャリアプラン

 住宅ローンの審査では、一般的に勤続年数3年以上が一つの目安とされています。そのため転職直後だと、仮に年収が大幅アップしていたとしても、この勤続年数の短さが審査に不利に働きます。

 このケースで備考欄に書くべきは、転職は一時的なネガティブ要素ではなく、むしろ収入と安定性を高めるための計画的なステップである。という説得力のある説明です。記載のポイントは以下の通りです。

転職の理由
より高いスキルを発揮できる環境、キャリアアップ、大幅な年収増、安定した大手企業への転職などのポジティブな理由を明確にする。

職務の継続性
前職と現職の職種や業種の共通性を強調し、専門性が途切れていないこと。つまり、自ら積んでいるキャリアが途切れていないことをアピールする。

<例文:転職直後のITエンジニア>

 前職では経験できなかったキャリアアップと年収の大幅な向上(前職比15%増)を実現するため、業界トップクラスの現職企業に転職しました。職種は一貫してシステム開発エンジニアであり、キャリアにブランクはありません。また現在の評価制度では3年後のチームリーダー昇格が一般的なキャリアパスであり、その際には現行年収からさらに10%程度の年収増が見込まれます。

銀行員目線での評価

 「キャリアアップ」「年収増」という記述で、転職が後ろ向きなものではないと伝わります。職種の一貫性は専門性が評価され、すぐに再転職するリスクが低いという判断材料になります。「チームリーダー昇格」など具体的な将来の処遇の見込みを伝える姿勢が評価できます。

産休および育休中の人が書くべき復帰後の計画

 ローン申込者となる方(連帯債務者も)が産休および育児休業中である場合、休業中の収入はゼロとなってしまうため、審査では復職後も休業前の収入が期待できるのかという点が重視されます。

復職の確実性
復職予定日を具体的に明記し、すでに会社に提出した復職届や人事担当との確認事項などを記入する。

保育体制
復職後の懸念点である「子どもの預け先」について、認可保育園への申し込みを済ませている、または実家のサポートがなあるどの育児サポート体制を具体的に記す。

勤務条件
復職後の勤務形態(例:時短勤務の有無、フルタイム勤務)と見込み年収を具体的に記載し、返済能力が損なわれないことを示す。

例文(育児休業中・連帯債務者)

 「連帯債務者である私の妻は現在育児休業中ですが、復職予定日は〇年〇月〇日と会社に復職届を提出済みであり、フルタイムでの復職が確定しております。復職後の見込み年収は、休業前と変わらず維持できる見込みです。復職後の子どもの預け先については、地元の認可保育園に申し込みを済ませ、また万一の場合には実家が近隣にあるので両親による送迎と週3日の育児サポート体制が整っております。

銀行員目線での評価

 「復職届の提出」「復職予定日」の記載で、会社も承諾していることが確認できます。「保育園へ申し込み済み」「実家によるサポート体制」という記載は、銀行側がもっとも懸念する復職できないリスクを打ち消す根拠となります。また、フルタイム復職との明記は審査判断がより現実的なものになります。

その他のケースで有効な記載例

 上記のほかにも、備考欄に記載することで審査にプラスとなる例はいくつもあります。

担保提供者(親など)がいる場合

 親が所有する土地を担保に追加する場合など、融資実行後の協力体制について記載します。

例文
担保となる土地は私の父が所有しております。父は住宅ローンについて理解しており、万が一にも返済が困難になった場合は連帯して返済の責任を負う覚悟でおります。親子間での返済計画も共有しており、問題発生時の対応についても万全の体制を整えています。

健康上の不安がある場合(団体信用生命保険に影響する場合)

 過去に団体信用生命保険(団信)の告知事項に該当する病歴がある場合は、正直に記載した上で、他の保険や貯蓄でリスクヘッジしていることをアピールします。

例文
私には団信の告知事項に該当する病歴がありますが、現在は完治しており定期的な健康診断でも問題はありません。万が一、団信に加入できない場合でも別途、健康だった時期に加入した生命保険の死亡保障でローンの残債をカバーできる体制を整えております。

まとめ

 審査の現場では、申込書の備考欄を活用することで、「この人なら融資をしても大丈夫だ」と担当者が判断するケースがあります。銀行によっては申込書に備考欄がないところもありますが、別紙に記載して提出する方もいらっしゃいます。

 実際に、職歴や健康面など自分の弱点だと考えたお客さまが、別紙でまとめてくださったケースでは、しっかりと読み込んだうえで審査のプラス材料として融資審査に活用しました。

 本記事で解説したポイントを参考に、自分の状況に合わせたアピールを練り上げれば、住宅ローン審査を有利に進められる可能性があるのです。

【関連記事】>>住宅ローン審査で追加書類を依頼されたら審査に落ちるのか?! 銀行員が必要書類とその理由を解説!

  • RSS最新記事
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[新規借入]
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[借り換え]
住宅ローン返済額シミュレーション 借入可能額シミュレーション

 

【金利動向】おすすめ記事 【基礎】から知りたい人の記事
【今月の金利】
【来月の金利】
【2025年の金利動向】
【変動金利】上昇時期は?
【変動金利】何%上昇する?
【基礎の8カ条】
【審査】の基礎
【借り換え】の基礎
【フラット35】の基礎
【住宅ローン控除】の基礎
おすすめ記事はこちら 
【金利】132銀行の住宅ローン金利推移をプロが比較(毎月更新)
【金利】変動金利が上がる時期を予測!
【金利】変動金利は今後、何%上昇する?
【読み物】年収700万円台世帯は破綻必至!?
【借り換え】多くの人は「高い変動金利」で損している! 
【借り換え】メリット額が分かる返済額シミュレーション
【諸費用】手数料・引越し代も借りられる銀行は?(17銀行比較)
【審査】「審査基準」を17銀行で比較(年収、勤続年数)

新規借入2025年12月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.722%
総返済額 3387万円
表面金利
年0.590%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,074円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上50年以内(1年単位)
(借入期間が35年を超える場合、当初借入金利に年0.100%の金利を上乗せ)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
2位

PayPay銀行

住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.762%
総返済額 3410万円
表面金利
年0.630%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,611円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
店舗での対面相談のみに対応
実質金利(手数料込)
0.782%
総返済額 3421万円
表面金利
年0.650%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,880円
おすすめポイント

店舗相談でも、低金利商品あり
②新規借入なら、注文住宅で必要な「つなぎ融資」に対応!
③3大疾病の50%保障が無料付帯!
④無料で、3大疾病50%保障&就業不能保障&就業不能保障を付帯する

※こちらの商品は住信SBIネット銀行の住宅ローンです。上記は新規借入で物件価格80%以内で借入れの場合。新規借入で変動金利タイプをご選択の場合、物件価格の80%超~100%以内でお借入れした場合は表示金利に年0.09%、100%超でお借入れの場合は表示金利に年0.16%上乗せ。借り換えの場合は融資率にかかわらず、金利は一律となります。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ
  • 全国10支店において対面で相談できるので、初心者でも安心
  • 変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っており、2種類の住宅ローンを比較して申し込める

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBIグループの企業で、変動金利が低い「住宅ローン」(住信SBIネット銀行の商品)と、全期間固定金利が低い「フラット35」を取り扱っています。

 

住信SBIネット銀行の住宅ローンについては、住信SBIネット銀行自身で販売しているローンとは商品性が若干違います。融資実行時までに住宅建築にかかる土地購入代金等が必要な人に対しては、「つなぎ融資」の取扱いがあるのです。

 

また、店舗販売専用の商品なので、店舗で相談しながら手続き出来ます。ただし、住宅ローン相談窓口は全国に10店舗しかないため、居住地域によっては利用が困難です。

 

審査は住信SBIネット銀行と同じだと思っていいです。また、事務手続きに比較的時間がかかります。

関連記事 SBIマネープラザの金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.20%
■フラット35
融資額×2.20%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は3万3000円)
■フラット35
0円
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限。当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域。ただし、借地上・保留地・共有仮換地上の物件、離島にある物件については、取扱いできない
■フラット35
使い道
年収
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品

■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品

■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
【満50歳以下】
一般団信
+3大疾病50%保障
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約

【51歳以上】
一般団信
+就業不能保障
+全疾病保障
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病50%保障(がんと診断確定された場合、ローン残高が50%に。急性心筋梗塞、脳卒中で手術、または60日以上後遺症が継続するなどの状態でローン残高が50%に)
就業不能保障(就業不能状態なら毎月のローン返済を最大12カ月保障。8大疾病以外は24カ月保障、当初3カ月免責)
全疾病保障(8疾病で就業不能状態が12カ月超の場合。または、8疾病以外のすべてのけがや病気で就業不能状態が24カ月超の場合、ローン残高が0円 )
先進医療特約(通算1000万円まで)
オプション
(特約)の団信
3大疾病100%保障【40歳未満】
金利+年0.2%3大疾病50%保障【40歳以上】
金利+年0.25%3大疾病100%保障【40歳以上】
金利+年0.4%ワイド団信
金利+年0.3%
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

変動金利ランキング完全版はこちら

住宅ローンおすすめ比較

 

 

 132銀行の住宅ローンを比較

>>返済額シミュレーションで、全銀行の金利を一気に比較・調査

※サイト内の金利はすべて年率で表示

TOP