変動金利、固定金利、ステップダウン金利、段階金利…。住宅ローンにはさまざまな「金利タイプ」が存在しますが、どれを選べばいいのでしょうか。
金利タイプって、こんなにあるの…
![【マンガ】金利タイプって、こんなにあるの…](https://dfudosan.ismcdn.jp/mwimgs/1/d/500/img_1d631544ec5a0a43937b8a8c7c92bb30737699.jpg)
【参考記事はこちら】>>住宅ローンの種類を決める「4つの金利タイプ」と、商品説明に頻出する「〇〇金利」用語について解説!
伊藤さん家族は、夫(35)、妻(32)、長女メイ(3)の3人家族。家が手狭になり、娘が"イヤイヤ期"に差し掛かってきたことから、生活を一新するために住宅の購入を検討し始めた。ただ、住宅ローンの知識が何もないので、悪戦苦闘することになる。
その相談に乗ってくれるのが、ファイナンシャルプランナーの麻美さん(年齢不詳)。東京出身で、小さい頃に父親が会社を潰して苦労したことがあるだけに、お金についてはシビアに判断する。フリーで活動しており、歯にきぬ着せぬ物言いで、相談者の悩みをズバズバ解決していくが、たまに暴走することも…。
シミュレーションの間違った使い方
![【マンガ】シミュレーションの間違った使い方](https://dfudosan.ismcdn.jp/mwimgs/4/e/500/img_4ee0c24d25c7845c6f184100e1048a09743460.jpg)
【参考記事はこちら】>>住宅ローンの「借入金額」「借入期間」「金利タイプ」はどう決めるべきか、住宅ローンのプロが計算方法を解説!
変動、固定、どっちがいいの?
![【マンガ】変動、固定、どっちがいいの?](https://dfudosan.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/500/img_d5646917d110ba956f4813f248a1d9fd677831.jpg)
【参考記事はこちら】>>住宅ローンの「借入金額」「借入期間」「金利タイプ」はどう決めるべきか、住宅ローンのプロが計算方法を解説!
【若林健次さんの4コマ漫画「住宅ローンは五里霧中」】 |
金利タイプは多数ある!
住宅ローンの金利タイプは、「変動金利」「固定金利」だけではありません。いろいろな金利タイプが存在します。
「変動金利」は、その名の通り金利が変わりますが、実は多くの銀行は金利変更のタイミングは年2回に限られています。一部のネット銀行だけは、容赦なく毎月金利が上昇する可能性があるという商品設計になっています。
「固定金利」については、2タイプあります。「全期間固定」は借り入れている間、ずっと金利が変わらない商品で、フラット35が代表的な商品です。
「10年固定」といった期間固定の金利タイプは、10年間は金利は一定です。しかし、それ以降の金利は、その時の金利情勢で金利が決まります。変動金利も固定金利も選択できるケースが多いですね。
そのほかにも、「段階金利」「ステップアップ金利」「ステップダウン金利」などさまざまな住宅ローンがあります。例えば、「段階金利」で有名なのが、独立行政法人が提供する住宅ローン「フラット35S」。当初10年(または5年)の金利が1.00%だとすると、11年目以降は1.25%に上昇します。
「ステップダウン金利」を提供しているのはSBI新生銀行などです。10年後から5年ごとの段階で金利が下がっていくという住宅ローンで、30年後の金利は当初の半分になります。
まずは固定金利でシミュレーションしよう
これだけ多数の金利タイプがあると、どれを選べばいいか迷いそうですが、以下のように、金利タイプを選ぶといいでしょう。
まずは「全期間固定金利」「ステップダウン金利」など、金利が確定している金利タイプで、住宅ローンシミュレーションを活用して、毎月返済額や総返済額を確認します。現在の家賃などと比較して、余裕をもって返済できるかを調べましょう。
ただし、固定金利は金利が高いので、次に、「変動金利」で計算してみます。変動金利は将来の金利上昇リスクがあるので、金利が上昇するパターンでも試算してみたほうがいいでしょう。それでも支払いに余裕があるのであれば、変動金利を選択しても、問題はありません。
超低金利の現在、「どうせ金利は当面、上昇しないよ」と考えて、多くの人が変動金利を選択していますが、長い目で見れば、金利上昇リスクはあります。余裕がない返済計画だと、万が一の時に返済に困ってしまうので、事前にきちんと返済計画を立てておきたいものです。(編集協力・株式会社ゲネシス)
【参考記事はこちら】>>変動金利の住宅ローンは、金利が何%まで上昇すると考えれば破綻しないで済むのか?
【若林健次さんの4コマ漫画「住宅ローンは五里霧中」】 |
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[新規借入] |
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[借り換え] |
![]() |
![]() |
【金利動向】おすすめ記事 | 【基礎】から知りたい人の記事 |
【今月の金利】 【来月の金利】 【2023年の金利動向】 【変動金利】上昇時期は? 【変動金利】何%上昇する? |
【基礎の8カ条】 【審査】の基礎 【借り換え】の基礎 【フラット35】の基礎 【住宅ローン控除】の基礎 |
新規借入2024年7月最新 主要銀行版
住宅ローン変動金利ランキング
※借入金額3000万円、借入期間35年で試算
- 実質金利(手数料込)
- 0.308%
- 総返済額 3161万円
- 表面金利
- 年0.179%
- 手数料(税込)
- 借入額×2.2%
- 保証料
- 0円
- 毎月返済額
- 73,694円
①「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応
![](/common/images/v1/loan/arrow_down.png)
![](/common/images/v1/loan/arrow_up.png)
- 実質金利(手数料込)
- 0.399%
- 総返済額 3210万円
- 表面金利
- 年0.270%
- 手数料(税込)
- 借入額×2.2%
- 保証料
- 0円
- 毎月返済額
- 74,864円
①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK
![](/common/images/v1/loan/arrow_down.png)
- 実質金利(手数料込)
- 0.419%
- 総返済額 3221万円
- 表面金利
- 年0.290%
- 手数料(税込)
- 借入額×2.2%
- 保証料
- 0円
- 毎月返済額
- 75,123円
手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ
![](/common/images/v1/loan/arrow_down.png)
![](/common/images/v1/loan/arrow_up.png)
住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る
今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。
【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とするアンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。
【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。
132銀行の住宅ローンを比較 >>返済額シミュレーションで、全銀行の金利を一気に比較・調査
|
- 年収に対して安心して買える物件価格は?
-
- ・年収200万円で妻が妊娠中の家族の上限は1600万円!?
- ・年収250万円の単身者の上限は1800万円!?
- ・年収300万円の4人家族の上限は1800万円!?
- ・年収350万円の2人家族の上限は2100万円!?
- ・年収400万円の単身者の上限は2500万円!?
- ・年収450万円の4人家族の上限は2000万円!?
- ・年収500万円の4人家族の上限は3000万円!?
- ・年収600万円の3人家族の上限は3500万円!?
- ・年収600万円の40代独身の上限は3000万円!?
- ・年収700万円の共働き夫婦の上限は5000万円!?
- ・年収800万円の3人家族の上限は4500万円!?
- ・年収1000万円の30代4人家族の上限は5000万円!?
- ・年収1000万円の40代4人家族の上限は3500万円!?
- ・年収1000万円の50代夫婦の上限は3000万円!?
※サイト内の金利はすべて年率で表示
プロの評判・口コミ
淡河範明さん
auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。
審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。
団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。