じぶん銀行住宅ローンの公式サイト
住宅ローンの基礎知識[2019年]
【第2回】2019年1月29日公開(2019年6月5日更新)
淡河範明
淡河範明

淡河範明(おごう・のりあき)氏:日本興業銀行(現・みずほ銀行)出身で、過去10年で延べ5000件の住宅ローン相談実績を誇っています。2006年に設立したホームローンドクターにて、「住宅ローン借り換えクリニック」を運営しており、住宅ローンの借り換え・新規借入に、様々な相談に対応しています。

»バックナンバー一覧
バックナンバー

住宅ローンの種類を決める「4つの金利タイプ」と、
商品説明に頻出する「〇〇金利」用語について解説!
住宅ローンの基礎知識 第2回

住宅ローン選びを難しくする要因の一つは、「○○金利」という馴染みのない用語がいくつも出てくるからです。「変動金利」「固定金利」「店頭金利」「基準金利」「表面金利」「適用金利」「優遇金利」「当初優遇金利」「キャンペーン金利」……など、ワケがわからなくなるのも無理はありません。けれども、これらの用語には同じ意味のものがたくさんあります。一度整理してしまえば、実は拍子抜けするほど理解するのは簡単です。住宅ローンの基礎知識・第2回は、そんなさまざまな「○○金利」という用語について、わかりやすく解説します。

住宅ローンは「金利タイプ」で、4種類に分類できる!

 住宅ローン選びでは「金利の高低」が重要な指標となりますが、それと並んで、金利の「タイプ」も大切です。金利タイプとは、金利が変更されるタイミングや変更方法を示すもので、住宅ローン商品の主たる特性を決定づけます。衣服にたとえれば、金利の高低はサイズ、金利タイプは材質です。

 住宅ローンの商品数は数千に及びますが、金利タイプで分類すると、おおよそ4種類に分けられます。どれが得かは一概に言うことはできず、金利動向や本人が何を重視するかによって違ってきます。

 まずは各金利プランの特徴を見てみましょう。

(1)「全期間固定金利型」商品
 返済期間中に金利が変動しないタイプの商品です。借入時に総返済額と毎月返済額が確定するため、返済計画や将来設計が立てやすく安心です。現在では、固定期間が短い金利よりも金利が高くなる傾向があります。

 将来の金利上昇リスクを心配する人に向いている商品です。

【※関連記事はこちら!】>> 【住宅ローン「実質金利」ランキング(35年固定)】新規借入で本当に得する最新の住宅ローンは?

(2)「変動金利型」商品
 返済期間中に金利が変動する可能性のあるタイプの商品です。審査で優遇金利が得られれば、かなり低い金利で借りられます。通常、半年ごとに金利が見直されます。

 そのため、金利動向によっては、金利が大幅に上がって、固定金利型の商品を選んでいたほうが、総返済額で得だったということも起こり得ます。一方で、現在のような低金利が長く続けば、金利が低い分、得をします。

【※関連記事はこちら!】>> 【住宅ローン「実質金利」ランキング(変動金利)】新規借入で、本当にお得なローンを毎月発表!

(3)「固定期間選択型」商品
 「固定金利期間選択型」、「固定金利選択型」ともいいます。固定金利でスタートし、一定期間終了後、再び固定金利選択型にするか、変動金利型にするかを選択するタイプの商品です。固定金利の期間は、2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年、25年、30年など商品によります。またこれらの固定期間は、金融機関により品揃えが異なることがありますが、一般に固定期間が長いほど金利は高くなります。

 固定期間終了後の金利は、その時点における固定期間選択型や変動金利型の商品の金利が適用されます。「子育て中は、毎月返済額が上がるリスクを避けたい」といった人や、借入期間が短い方、繰上返済等により実質的に借入期間を短くできる人には、低金利のメリットをより活かせます。

【※関連記事はこちら!】>> 【住宅ローン「実質金利」ランキング(10年固定)】初めて借りるなら、徹底比較してみよう!

(4)「金利ミックス型」商品
 借入額を任意の金額で分け、「変動金利+20年固定」「10年固定+35年固定」といったように、金利タイプの異なる住宅ローン契約を2本結ぶものです(一部、1本で済む商品を提供している金融機関もあります。ただし、取扱いしていない金融機関もあります)。

 違ったタイプの住宅ローンを利用することで、基本的には金利上昇リスクを分散しますが、各タイプのメリットも半減することになります。

 どのタイプの商品がどんな人に向いているかについては、金利リスクへの抵抗力や返済プランの考え方によって異なります

 そのため、実際の住宅ローン選びでは、「金利は多少高めでも、リスクを取りたくないので固定金利にする」「金利が上昇しても返済に余裕があるので、とにかく金利が低い変動金利を選んでおこう」など、自分の重視するポイント合った金利タイプを先に決め、その金利タイプの商品群から、金利の高低や商品の詳細を比較していきます。

住宅ローンの商品説明を理解するのに必要な
「〇〇金利」用語は、4種類に整理できる!

 住宅ローン選びの前に、もう一つ身に付けておきたいのは、住宅ローンの商品説明に頻出する「〇〇金利」という用語についての知識です。

 というのも、広告などの商品説明を読もうとすると、前記の金利タイプを示す用語のほかに、「店頭金利」「基準金利」「表面金利」「適用金利」「優遇金利」「当初優遇金利」など、たくさんの「金利付き」用語が出てくるからです。

 なぜ、こんなに「〇〇金利」用語が多いかというと、各金融機関で独自の用語を使っているためです。そのため、同じ意味を指す用語がいくつも生まれ、余計に商品比較を難しくしているのです。

 以下に「〇〇金利」用語と関連用語を、意味別に整理してみました。覚えておかなければならないのは、たった4種類です。

住宅ローン金利の用語解説

(1)金利の「定価」を示す用語
「店頭金利」
「店頭表示金利」
「基準金利」
「標準金利」
「ネット専用金利」

 各金融機関が「金利タイプ」ごとに定めている住宅ローンの基準となる金利のことです。いわば、金利の「定価」に当たるもので、各金融機関で自由に決められます。以前は、どこの金融機関もほぼ横並びでしたが、今では金融機関がそれぞれ独自の金利を設定しています。

 ただし、定価販売しても売れないため、顧客獲得のため、金利の激しい値引き合戦が行われています。

 なお、注意したいのは、変動金利型、固定期間選択型(固定期間終了後)の場合、ローン返済中でも、金利動向によって定価(基準)が変わる可能性のあることです。「店頭金利より△△%優遇」といった契約になっている場合、将来、店頭金利が上がれば、返済額も増えることになります。

(2)「金利の定価」からの「値引き幅」を示す用語
「優遇幅□□%」
「△△%優遇」
「引き下げ幅▲▲%」
「優遇金利」

 実際に貸し出す際に、店頭金利から何パーセント割り引くかを示すものです。いわば「値引き幅」に相当します。「優遇幅□%~□□%」と表示されいる場合、引き下げの金利が人によって違うことを意味します。

 また、当初の固定期間の優遇幅と、固定期間終了後の優遇幅が異なるタイプのあります。「当初期間優遇」と呼んでいるのは、固定期間の優遇幅の方が大きい場合で、「全期間優遇」と呼んでいるのは全期間の優遇幅が同じ場合です。

 店頭金利と違って優遇幅は、将来、契約内容によって狭まることはあっても、金利動向によって変化することはありません。

(3)金利の「実売価格」を示す用語
「表面金利」
「適用金利」
「借入金利」
「優遇金利」

 (1)の「店頭金利」から「優遇幅」を引いた、実際に借り入れる際に適用される金利のことです。定価に対して、割り引き後の「実売価格」に相当します。

 なお、(2)にも「優遇金利」を入れていますが、間違いではありません。前記のとおり、金融機関の間で用語が統一されていないため、どちらの意味でも使われています。

(4)「当初数年の金利」を示す用語
「当初適用金利」
「当初優遇金利」
「キャンペーン金利」

 契約してから数年後に、優遇幅が小さくなる商品(=金利が上がる商品)における、当初の表面金利(当初の実売価格)のことです。そのため、優遇幅が小さくなった後の金利も計算に入れて総返済額を予測しないと、本当にお得な商品かどうかはわかりません。

 「当初数年の金利」を示す用語ですが、現在の非常に低い金利水準であれば、「後に上がることが約束された金利」とも覚えておきましょう。

【※関連記事はこちら!】>> 住宅ローンを比較するなら「実質金利」に注目!手数料や団信など、すべてのコストを金利に換算した「実質金利」で、本当にお得な住宅ローンを探そう!

難しい感じがするだけで、難しいことは書かれていない!

 いかがでしょうか? 住宅ローン選びを難しく感じる理由の大半は、単に用語の整理がなされていないためだということが、おわかりになったと思います。このほかにも独自の「スラング」を使っている金融機関がありますが、ここで紹介した用語をもとに頭を働かせば、たいてい解読できます。

 ある金融機関では、ネット専用住宅ローンとして「全期間固定プラン」と「全期間重視プラン」という商品を取り扱っています。前者は「全期間固定型」であることがすぐわかると思いますが、後者の「重視」が何を指すのかわかりません。

 そこで該当ページを開いてみると、大きな文字で「店頭表示金利より年率マイナス△%~最大マイナス△△%」、小さな文字で「変動金利・さまざまな年数の固定金利からお選びいただけます。お借り入れから完済まで金利引き下げ幅が変わらないので、ずーっとお得が続きます」と記されています。

 どうやら「人によって値引き率は異なりますが、変動金利でも固定金利でも、初めに決めた値引き率を返済期間中に変えることはありません」というプランのようです。

 どうしても不明点がある場合は、遠慮なくコールセンターに問い合わせてみましょう。ほとんどの人は住宅ローンの”初心者”です。相手は慣れていますので、どんな質問でも気後れする必要はありません。

【注目の記事はこちら】 (クリックで該当する情報へ移動します)
【金利】18銀行の住宅ローン金利動向を借り換えのプロが解説(毎月更新)
【金利】変動金利が上がる時期を大胆予測!金利を引き上げは「2023年」?
【読み物】東京の年収700万円台世帯は破綻必至!貯金は月2万円弱!
【借り換え】多くの人が「高い変動金利」で借りている! 300万円もうかる人も
【諸費用】各種手数料・引越し代なども借りられるのは? 14銀行で比較
【審査】「審査基準」を14銀行で比較! 年収100万円、勤続6カ月で借りられる?
◆住宅ローン金利ランキング[新規借入] ⇒ 借り換えはこちら
【2019年7月最新版】競争が激しく、過去最低水準の低金利!
◆「変動金利」住宅ローン金利ランキング(新規借入)
※借入金額2500万円、借り入れ期間30年
順位 銀行名 <商品名>
実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 新生銀行 <変動金利(半年型) 変動フォーカス>
0.578% 0.450% 0円 借入額×2.16%
【新生銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
2019年7月の商品改訂に伴い、金利を大きく引き下げた。「変動フォーカス」は他の商品と違って、手数料は借入金額×2.16%と高めだが、金利が低いため、競争力がある。過去に繰り上げ返済で期間短縮した場合、入院時などにその期間だけ元本返済を止められるサービスもある。
【関連記事】[新生銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]手数料が5.4万円からと安く、家事代行の特典も!変動型は表面金利と実質金利の差が大きいので注意
新生銀行の住宅ローンのの公式サイトはこちら
2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯
【関連記事】[じぶん銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利は業界トップクラスの低金利!がんになると住宅ローンが半減する団信が無料
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
2位 ◆住信SBIネット銀行 <通期引下げプラン 変動金利>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。借り換えを重視しており、変動金利(通気引き下げプラン)は、新規借入よりも金利を低く設定している。また、通常の団信に加えて、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯しているので、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている。
【関連記事】[住信SBIネット銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利・固定金利ともに低い金利水準!保証料や繰上返済だけでなく、全疾病保障も無料
住信SBIネット銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
2位 ◆ソニー銀行 <変動セレクト 頭金10%以上 変動金利>
0.585% 0.457% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
外貨預金などで有名なソニーグループの銀行。「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。新規借入で頭金が10%以上あれば、借り換えよりも低い金利が適用される。
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
ソニー銀行のお申し込みはこちら
2位
◆au住宅ローン <KDDI 全期間引下げプラン 変動金利>
0.585%
がん50%保障付き
0.457%
0円
借入額×2.16%
【au住宅ローンのメリット・おすすめポイント
携帯電話のauユーザーが、じぶん銀行が提供する「au住宅ローン」を借りると、毎月500円分キャッシュバック(チャージ)されるという特典が付いている。特典は最大3万円分(5年間)受け取れる。じぶん銀行の住宅ローンは変動金利の競争力があり、トップクラスの低金利だ。また、がんと診断されると住宅ローン残高が50%になる疾病保障「がん50%保障団信」が無料で付いているので安心感が高い。KDDIがじぶん銀行の代理店となり販売している。
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
2位 ◆SBIマネープラザ <店舗相談MR.住宅ローンREAL 頭金20%以上>
0.585%
全疾病保障付き
0.457% 0円 借入額×2.16%
【SBIマネープラザの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIマネープラザは、証券、保険、住宅ローンなどを取り扱う、SBIグループのマネー相談プラザ。「MR.住宅ローンREAL」は住信SBIネット銀行の商品で、銀行代理店業者として販売する。変動金利は低金利で競争力があり、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯する。SBIマネープラザの支店で相談する、対面用の商品。
【関連記事】[SBIマネープラザの住宅ローンの金利・手数料は?]窓口相談でも、ネット銀行並みの低金利を実現!さらに全疾病保障が無料という充実の保障体制
SBIマネープラザの住宅ローンの公式サイトはこちら

住宅ローンおすすめ比較

【じぶん銀行の住宅ローン】
がんと診断されるとローン残高が半分!
トップクラスの低金利も魅力⇒
関連記事はこちら

じぶん銀行の住宅ローン公式サイトはこちら!

「8疾病+ケガ・病気」まで無料保障する
住信SBIネット銀行⇒関連記事はこちら

住信SBIネット銀行 ネット銀行住宅ローンはこちら!

 

トータルでお得な新生銀行 ソニー銀行は手数料が安い フラット35は楽天銀行がお得
新生銀行 ネット銀行住宅ローンはこちら!
ソニー銀行の住宅ローンの詳細はこちら(公式サイトへ)
「楽天銀行」住宅ローンはこちら
介護保障保険が付帯など、6つの特典あり関連記事はコチラ 業界トップクラスの低金利が魅力で来店も不要関連記事はコチラ 手数料が0.972%からと低く低金利も魅力関連記事はコチラ!
TOP