auじぶん銀行の住宅ローン

住宅金融支援機構の「住宅ローンシミュレーション」の使い方を解説!総支払額と、金利上昇時のリスクを把握できる住宅ローンの基礎知識 第8回

【第8回】2019年5月4日公開(2022年2月10日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

住宅金融支援機構の「住宅ローンシミュレーション」の使い方を解説しましょう。「自分の借入条件で、どの住宅ローンが本当に得なのか」を正確に知ることができるだけでなく、金利が低い「変動金利」については、金利上昇リスクもチェックできます。

おすすめは、住宅支援機構のシミュレーション

 まず、住宅ローンを選ぶ際は、前回解説したように「住宅ローン金利ランキングサイト」などである程度、住宅ローン各商品を絞り込みます。

 その上で、シミュレーションサイトを使い、自分の借入条件(借入金額や返済期間など)で各商品の「総支払額」を計算して、最も総支払額が少ない商品を探します。この総支払額こそが、本当にお得な住宅ローンを見つけるために重要です。

 ただし、各銀行が用意しているシミュレーションは「諸費用を含めることができない」「途中で金利が変更できない」「複雑で入力が難しい」「自行の金利しか入力できない」など、機能にバラつきがあり、比較が容易ではありません。

 その中でおすすめなのが、住宅金融支援機構の「返済プラン比較シミュレーション」です。返済プラン比較シミュレーションはシンプルながら、金利を自由に設定でき、諸費用も入力できます。また、一度に3つのシミュレーションを行なえるので、各プランを比較できます。具体的な使い方を、さっそく見ていきましょう。

 このシミュレーションは、新規借入も、借り換えにも対応しています。

「条件入力画面」入力のポイントは?

 「返済プラン比較シミュレーション」の条件入力画面の各項目です。それでは、以下の点に注意しながら入力していきましょう。

(A)「試算するプランの数」の入力方法

(A)試算するプランの数

 金利タイプによって、シミュレーションで試算すべきプラン数が違ってきます。

 借入当初に返済期間中の金利が決まっている「全期間固定」や「段階金利」で借り入れる人は、比較する商品数と同数のプランを試算すれば大丈夫です。最大「3つ」まで比較できます。

 返済期間中に金利が変わる可能性のある「固定期間選択」や「変動金利」で借りる人は、プラン数で「2つ」を選択します。そして、現状の金利が完済まで続く「現状維持シナリオ」と、返済中に金利上昇があったと仮定した「リスクシナリオ」の2パターンについて試算します。

(B)借入金額

(B)借入金額

 借入金額は1万円単位で入力できます。

 借入金額を少なくするために、頭金として手元の資金を使い切ってしまうと、万が一の際に生活が立ち行かなくなる恐れが出てきます。(参考記事「自分にベストな住宅ローンの「借入金額」「借入期間」「金利タイプ」はどう決める?」)。

 また、予想される借入金額に幅があるケースもあります。

 そのため頭金があったとしても、「頭金がない」という前提で、借入金額を多めに設定してシミュレーションを行いましょう。その結果、毎月の住宅ローン返済額が支払えるレベルかを判断します。

(C)商品タイプ

(C)商品タイプ

 商品タイプは、「民間金融機関ローン」「フラット35」「フラット35(保証型)」「フラット50」「住宅機構財形融資」の中から選択します。

 フラット35を選択した場合、さらに「フラット35S」などの有無を問うチェックボックスが表示されますので、必要に応じてチェックします。フラット35Sとは、スペックが高い住宅について、最大10年間の金利割引を適用するものです。他にも、中古住宅の購入時に、リフォーム資金も一緒に借りられる「フラット35リノベ」も金利割引が適用されるので、使う予定であれば、チェックを入れましょう。

(D)借入期間

(D)借入期間

 何年でローンを組むかを入力します。新規借入であれば、通常は「35年」とします。借り換えの場合は、残存している支払期間を入力します。

 新規借入は、基本は35年で借り入れしますが、実際の返済時に余裕があるのなら、繰上返済していけばいいでしょう。ただし、45才以上の方は79才から差し引いた期間を借入期間としましょう。

 借り換えについては、借り換え時に借入期間を延ばせる銀行も一部にありますが、基本は借入期間はそのままと考えてください。

(E)金利タイプ
(F)借入金利

(E)金利タイプ、(F)借入金利

 「全期間固定」「段階金利」「固定期間選択」「変動金利」の中から選択します。

 借入金利は、「(E)金利タイプ」で選んだタイプによって、入力方法が異なります。それぞれ解説しましょう。

・「全期間固定」
 入力するのは「借入金利」のみです。フラット35Sのように、当初に金利の優遇を受けられる場合は、「引き下げあり」をクリックして、「適用年数」と「借入金利」を入力してください(「フラット35S」の場合は、金利Aプランであれば、当初10年間について、金利を0.25%も引き下げられます)。

・「段階金利」
 「当初」の欄に、当初の「適用年数」と「借入金利」を入力します。すると、「残り」の「適用年数」は自動計算されるので、後は、変更後の金利を入力するだけです(「フラット35S」は、段階金利を選択しても、シミュレーションできます)。

・「固定期間選択」
 「固定期間選択」は、固定期間が終わった後、変動金利か固定金利を選択できる住宅ローンです。プラン1「現状維持シナリオ」と、プラン2「リスクシナリオ」の2パターンでシミュレーションします。

 入力の際は、固定期間終了後に変動金利にするかどうかたずねるチェックボックスが表示されます。基本的には変動金利を選択しておくといいでしょう。住宅ローンの金利は、変動金利が常に最も低いからです。なお ここでは、「年単位」で、「金利」がどう変化していくかを、すべて入力します。

 その際、注意が必要なのは、当初の固定期間終了後の金利です。固定期間終了後に変動金利を選択するとしても、現在の変動金利ではなく、「現在の基準金利-固定期間終了後の優遇幅」で求めた金利が採用される銀行もあります。固定期間終了後の優遇幅がわからない場合は、各銀行に問い合わせてみてください。

 右側の「プラン2」では、リスクシナリオをシミュレーションします。固定期間終了後に金利が上昇すると仮定して、高めの金利を入力しましょう。上昇幅は将来のことなので予想できませんが、「当初の変動金利よりも1.5%程度アップ」した金利を入力して、計算してみてください。その程度の金利上昇リスクは、これまでの金利の推移からみてありうると考えています。
 
・「変動金利」
 「当初」の欄と「以降」の欄に「適用年数」と「借入金利」を入力します。

 プラン1は現在の変動金利が継続すると想定します。

 プラン2は「6年目から現状の変動金利よりも1.5%程度アップ」した金利を入力して、現状維持シナリオとリスクシナリオの2パターンでシミュレーションします。

 なお、プラン1については、金利は変動しない前提でシミュレーションするので、「全期間固定(金利)」を選んでも結構です(もし、「変動金利」を選んだ場合、期間を2つ以上に分けないと計算できない仕組みとなっています。そこで、返済期間35年間すべて金利0.457%でシミュレーションする場合は、当初の欄に「30年間/0.457%」、以降の欄に「5年間/0.457%」といった具合に分けて入力・計算してください)。

【関連記事はこちら】
>> 住宅ローン選びの主役は「金利」!金利差0.1%で、総返済額はこんなに変わる!!(住宅ローンの基礎知識 第1回)

(G)うちボーナス返済分

(G)うちボーナス返済分

 ボーナス返済をする場合に入力する欄ですが、「ボーナス返済はしない」ものとして空欄のままにして、計算してください。ボーナスを前提に返済計画を考えるのは、リスク大です。仮に家計にゆとりがあるようなら、繰り上げ返済をすれば、リスクを負わずにほぼ同等の効果が得られます。

(H)返済方法

(H)返済方法

 「元利均等返済」「元金均等返済」のいずれかを選びますが、明確なプランのない人は、毎月返済額が一定となる「元利均等返済」を選択して、シミュレーションしてください。こちらから銀行に申し出ないかぎり、通常、元利均等返済となります。

 一方の「元金均等返済」は、返済当初の返済額が大きく、返済が進むほど減っていきます。総返済額は元利均等返済より大幅に少なくなりますが、銀行によっては取り扱っていないところもあります。

(I)諸費用

(I)諸費用

 「融資手数料」「保証料」「団体信用生命保険料」を入力します。主要銀行の諸費用については、記事「【住宅ローン「実質金利」ランキング(変動金利)】」などで確認できます。そのほかの商品については、各銀行のサイト等で確認した上で計算してください。

 なお、団体信用生命保険料については、大半の民間銀行も、フラット35も金利に含まれています。そのため、「不要」を選択してください。

(J)他の住宅ローンとの組合せ

(J)他の住宅ローンとの組合せ

 物件の購入にあたり、たとえば、民間の銀行の住宅ローンとフラット35を併用する場合、「あり」をチェックします。すぐ下にもう一つの住宅ローンについての入力欄が開くので、ここまでの説明内容に従って入力します。

(K)現在の年齢

(K)現在の年齢、(L)「その他の諸費用を入力する」ボタン、(M)「試算する」ボタン

 シミュレーションの結果に影響しませんが、入力しておくと、10年後の残高、60歳時の残高、完済時年齢を結果画面で確認できます。

(L)その他の諸費用を入力する

 クリックすると、ローン契約や住宅取得に伴う「印紙税」や「登録免許税」「不動産取得税」「火災保険料」等を入力する画面が開きます。分かれば入力しても構いませんが、およそ20万~30万円ほどのコストのため、比較結果には大きく影響しません。また、銀行によって大きく変化するものでもないので、シミュレーションでは入力しなくてもいいでしょう。

「変動金利」は、リスクシナリオでも返済可能か確認

 入力し終えて、「(M)試算する」をクリックすると、「試算結果」と「返済明細表」が表示されます。

 ここでは例として、以下の条件(で現状維持シナリオとリスクシナリオを試算してみました。

 以下が試算条件と結果です。
 
〈シミュレーションの借入条件〉
借入金額3,000万円/借入期間35年/変動金利(当初優遇なし)/融資手数料=借入金額×2.16%/保証料・団体生命保険料はなし(金利に上乗せ)/現在年齢35歳

〈プラン別の金利〉
現状維持シナリオ(プラン1):0.457%/リスクシナリオ(プラン2):2.0%

シミュレーションの結果
写真を拡大 シミュレーションの結果

 「(N)総支払額」となっているのが、「元本」「金利」「諸費用」の合計である、総支払額です。総支払額が少ないほど、自分の条件における最もお得な住宅ローンとなります。目星をつけた有力な住宅ローンをすべて比較してみましょう。ただし、総支払額とともに「(O)毎月の返済額」も確認しましょう。

 「全期間固定」や「段階金利」では、借入時に返済期間中の金利が確定するため、実際の毎月返済額は試算結果どおりとなります。そのため、返済可能かどうかの判断もつけやすいでしょう。

 一方、「固定期間選択」や「変動金利」の場合、将来の金利がどう変動するか誰にもわかりません。あくまで最悪のケースを前提に試算して、返済可能かどうか判断する必要があります。
 
 試算したケースでは、
(ケース1)現状の変動金利が維持されれば、毎月返済額は7万7,306円
(ケース2)金利が約1.5%上昇したあとは、毎月返済額は9万6,109円

 となりました。

 このように、毎月返済額は約1.9万円も上昇します。1.5%の上昇はあり得ないことではありません。この金利上昇リスクに耐えられるかどうかは総支払額以上に大きな問題です。

  現在の金利を前提にすれば、最も総支払額が少なくてすむのは変動金利(次に固定期間選択)ですが、リスクシナリオ時の支払いに不安があるのであれば、全期間固定も視野に入れて考え直してみましょう。「半分は変動金利、半分は全期間固定金利」と金利タイプの異なる商品に申し込むミックスローンにするのもいいでしょう。

 【関連記事はこちら】
>> 「変動金利か、固定金利か」で迷ったら、「ミックスローン」の住宅ローンを選ぼう!ミドルリスク、ミドルリターン志向の人に最適

まとめ

 シミュレーターの活用で、自分の条件での総支払額、毎月支払額を正確に把握できます。ただし、住宅金融支援機構のシミュレーションは、自分で、金利や手数料を調べんければならず、非常に不便です。

 そこで、ダイヤモンド不動産研究所では「返済額シミュレーション」を開発しました。借入額、借入期間などを入力すれば、「毎月返済額」が分かるだけでなく、諸費用込みの正確な「総返済額」「実質金利」が分かります。132銀行1000商品を安い順にランキングで掲載しているので、本当にお得な住宅ローンを見つけられます。金利上昇もシミュレーションできるので、参考にしてください。

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新規借入2024年4月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.298%
総返済額 3156万円
表面金利
年0.169%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,566円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.428%
総返済額 3226万円
表面金利
年0.298%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,227円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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