住宅金融支援機構の「住宅ローンシミュレーション」の使い方を解説!総支払額と、金利上昇時のリスクを把握できる住宅ローンの基礎知識 第8回

【第8回】2019年5月4日公開(2022年2月10日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

住宅金融支援機構の「住宅ローンシミュレーション」の使い方を解説しましょう。「自分の借入条件で、どの住宅ローンが本当に得なのか」を正確に知ることができるだけでなく、金利が低い「変動金利」については、金利上昇リスクもチェックできます。

おすすめは、住宅支援機構のシミュレーション

 まず、住宅ローンを選ぶ際は、前回解説したように「住宅ローン金利ランキングサイト」などである程度、住宅ローン各商品を絞り込みます。

 その上で、シミュレーションサイトを使い、自分の借入条件(借入金額や返済期間など)で各商品の「総支払額」を計算して、最も総支払額が少ない商品を探します。この総支払額こそが、本当にお得な住宅ローンを見つけるために重要です。

 ただし、各銀行が用意しているシミュレーションは「諸費用を含めることができない」「途中で金利が変更できない」「複雑で入力が難しい」「自行の金利しか入力できない」など、機能にバラつきがあり、比較が容易ではありません。

 その中でおすすめなのが、住宅金融支援機構の「返済プラン比較シミュレーション」です。返済プラン比較シミュレーションはシンプルながら、金利を自由に設定でき、諸費用も入力できます。また、一度に3つのシミュレーションを行なえるので、各プランを比較できます。具体的な使い方を、さっそく見ていきましょう。

 このシミュレーションは、新規借入も、借り換えにも対応しています。

「条件入力画面」入力のポイントは?

 「返済プラン比較シミュレーション」の条件入力画面の各項目です。それでは、以下の点に注意しながら入力していきましょう。

(A)「試算するプランの数」の入力方法

(A)試算するプランの数

 金利タイプによって、シミュレーションで試算すべきプラン数が違ってきます。

 借入当初に返済期間中の金利が決まっている「全期間固定」や「段階金利」で借り入れる人は、比較する商品数と同数のプランを試算すれば大丈夫です。最大「3つ」まで比較できます。

 返済期間中に金利が変わる可能性のある「固定期間選択」や「変動金利」で借りる人は、プラン数で「2つ」を選択します。そして、現状の金利が完済まで続く「現状維持シナリオ」と、返済中に金利上昇があったと仮定した「リスクシナリオ」の2パターンについて試算します。

(B)借入金額

(B)借入金額

 借入金額は1万円単位で入力できます。

 借入金額を少なくするために、頭金として手元の資金を使い切ってしまうと、万が一の際に生活が立ち行かなくなる恐れが出てきます。(参考記事「自分にベストな住宅ローンの「借入金額」「借入期間」「金利タイプ」はどう決める?」)。

 また、予想される借入金額に幅があるケースもあります。

 そのため頭金があったとしても、「頭金がない」という前提で、借入金額を多めに設定してシミュレーションを行いましょう。その結果、毎月の住宅ローン返済額が支払えるレベルかを判断します。

(C)商品タイプ

(C)商品タイプ

 商品タイプは、「民間金融機関ローン」「フラット35」「フラット35(保証型)」「フラット50」「住宅機構財形融資」の中から選択します。

 フラット35を選択した場合、さらに「フラット35S」などの有無を問うチェックボックスが表示されますので、必要に応じてチェックします。フラット35Sとは、スペックが高い住宅について、最大10年間の金利割引を適用するものです。他にも、中古住宅の購入時に、リフォーム資金も一緒に借りられる「フラット35リノベ」も金利割引が適用されるので、使う予定であれば、チェックを入れましょう。

(D)借入期間

(D)借入期間

 何年でローンを組むかを入力します。新規借入であれば、通常は「35年」とします。借り換えの場合は、残存している支払期間を入力します。

 新規借入は、基本は35年で借り入れしますが、実際の返済時に余裕があるのなら、繰上返済していけばいいでしょう。ただし、45才以上の方は79才から差し引いた期間を借入期間としましょう。

 借り換えについては、借り換え時に借入期間を延ばせる銀行も一部にありますが、基本は借入期間はそのままと考えてください。

(E)金利タイプ
(F)借入金利

(E)金利タイプ、(F)借入金利

 「全期間固定」「段階金利」「固定期間選択」「変動金利」の中から選択します。

 借入金利は、「(E)金利タイプ」で選んだタイプによって、入力方法が異なります。それぞれ解説しましょう。

・「全期間固定」
 入力するのは「借入金利」のみです。フラット35Sのように、当初に金利の優遇を受けられる場合は、「引き下げあり」をクリックして、「適用年数」と「借入金利」を入力してください(「フラット35S」の場合は、金利Aプランであれば、当初10年間について、金利を0.25%も引き下げられます)。

・「段階金利」
 「当初」の欄に、当初の「適用年数」と「借入金利」を入力します。すると、「残り」の「適用年数」は自動計算されるので、後は、変更後の金利を入力するだけです(「フラット35S」は、段階金利を選択しても、シミュレーションできます)。

・「固定期間選択」
 「固定期間選択」は、固定期間が終わった後、変動金利か固定金利を選択できる住宅ローンです。プラン1「現状維持シナリオ」と、プラン2「リスクシナリオ」の2パターンでシミュレーションします。

 入力の際は、固定期間終了後に変動金利にするかどうかたずねるチェックボックスが表示されます。基本的には変動金利を選択しておくといいでしょう。住宅ローンの金利は、変動金利が常に最も低いからです。なお ここでは、「年単位」で、「金利」がどう変化していくかを、すべて入力します。

 その際、注意が必要なのは、当初の固定期間終了後の金利です。固定期間終了後に変動金利を選択するとしても、現在の変動金利ではなく、「現在の基準金利-固定期間終了後の優遇幅」で求めた金利が採用される銀行もあります。固定期間終了後の優遇幅がわからない場合は、各銀行に問い合わせてみてください。

 右側の「プラン2」では、リスクシナリオをシミュレーションします。固定期間終了後に金利が上昇すると仮定して、高めの金利を入力しましょう。上昇幅は将来のことなので予想できませんが、「当初の変動金利よりも1.5%程度アップ」した金利を入力して、計算してみてください。その程度の金利上昇リスクは、これまでの金利の推移からみてありうると考えています。
 
・「変動金利」
 「当初」の欄と「以降」の欄に「適用年数」と「借入金利」を入力します。

 プラン1は現在の変動金利が継続すると想定します。

 プラン2は「6年目から現状の変動金利よりも1.5%程度アップ」した金利を入力して、現状維持シナリオとリスクシナリオの2パターンでシミュレーションします。

 なお、プラン1については、金利は変動しない前提でシミュレーションするので、「全期間固定(金利)」を選んでも結構です(もし、「変動金利」を選んだ場合、期間を2つ以上に分けないと計算できない仕組みとなっています。そこで、返済期間35年間すべて金利0.457%でシミュレーションする場合は、当初の欄に「30年間/0.457%」、以降の欄に「5年間/0.457%」といった具合に分けて入力・計算してください)。

【関連記事はこちら】
>> 住宅ローン選びの主役は「金利」!金利差0.1%で、総返済額はこんなに変わる!!(住宅ローンの基礎知識 第1回)

(G)うちボーナス返済分

(G)うちボーナス返済分

 ボーナス返済をする場合に入力する欄ですが、「ボーナス返済はしない」ものとして空欄のままにして、計算してください。ボーナスを前提に返済計画を考えるのは、リスク大です。仮に家計にゆとりがあるようなら、繰り上げ返済をすれば、リスクを負わずにほぼ同等の効果が得られます。

(H)返済方法

(H)返済方法

 「元利均等返済」「元金均等返済」のいずれかを選びますが、明確なプランのない人は、毎月返済額が一定となる「元利均等返済」を選択して、シミュレーションしてください。こちらから銀行に申し出ないかぎり、通常、元利均等返済となります。

 一方の「元金均等返済」は、返済当初の返済額が大きく、返済が進むほど減っていきます。総返済額は元利均等返済より大幅に少なくなりますが、銀行によっては取り扱っていないところもあります。

(I)諸費用

(I)諸費用

 「融資手数料」「保証料」「団体信用生命保険料」を入力します。主要銀行の諸費用については、記事「【住宅ローン「実質金利」ランキング(変動金利)】」などで確認できます。そのほかの商品については、各銀行のサイト等で確認した上で計算してください。

 なお、団体信用生命保険料については、大半の民間銀行も、フラット35も金利に含まれています。そのため、「不要」を選択してください。

(J)他の住宅ローンとの組合せ

(J)他の住宅ローンとの組合せ

 物件の購入にあたり、たとえば、民間の銀行の住宅ローンとフラット35を併用する場合、「あり」をチェックします。すぐ下にもう一つの住宅ローンについての入力欄が開くので、ここまでの説明内容に従って入力します。

(K)現在の年齢

(K)現在の年齢、(L)「その他の諸費用を入力する」ボタン、(M)「試算する」ボタン

 シミュレーションの結果に影響しませんが、入力しておくと、10年後の残高、60歳時の残高、完済時年齢を結果画面で確認できます。

(L)その他の諸費用を入力する

 クリックすると、ローン契約や住宅取得に伴う「印紙税」や「登録免許税」「不動産取得税」「火災保険料」等を入力する画面が開きます。分かれば入力しても構いませんが、およそ20万~30万円ほどのコストのため、比較結果には大きく影響しません。また、銀行によって大きく変化するものでもないので、シミュレーションでは入力しなくてもいいでしょう。

「変動金利」は、リスクシナリオでも返済可能か確認

 入力し終えて、「(M)試算する」をクリックすると、「試算結果」と「返済明細表」が表示されます。

 ここでは例として、以下の条件(で現状維持シナリオとリスクシナリオを試算してみました。

 以下が試算条件と結果です。
 
〈シミュレーションの借入条件〉
借入金額3,000万円/借入期間35年/変動金利(当初優遇なし)/融資手数料=借入金額×2.16%/保証料・団体生命保険料はなし(金利に上乗せ)/現在年齢35歳

〈プラン別の金利〉
現状維持シナリオ(プラン1):0.457%/リスクシナリオ(プラン2):2.0%

シミュレーションの結果
写真を拡大 シミュレーションの結果

 「(N)総支払額」となっているのが、「元本」「金利」「諸費用」の合計である、総支払額です。総支払額が少ないほど、自分の条件における最もお得な住宅ローンとなります。目星をつけた有力な住宅ローンをすべて比較してみましょう。ただし、総支払額とともに「(O)毎月の返済額」も確認しましょう。

 「全期間固定」や「段階金利」では、借入時に返済期間中の金利が確定するため、実際の毎月返済額は試算結果どおりとなります。そのため、返済可能かどうかの判断もつけやすいでしょう。

 一方、「固定期間選択」や「変動金利」の場合、将来の金利がどう変動するか誰にもわかりません。あくまで最悪のケースを前提に試算して、返済可能かどうか判断する必要があります。
 
 試算したケースでは、
(ケース1)現状の変動金利が維持されれば、毎月返済額は7万7,306円
(ケース2)金利が約1.5%上昇したあとは、毎月返済額は9万6,109円

 となりました。

 このように、毎月返済額は約1.9万円も上昇します。1.5%の上昇はあり得ないことではありません。この金利上昇リスクに耐えられるかどうかは総支払額以上に大きな問題です。

  現在の金利を前提にすれば、最も総支払額が少なくてすむのは変動金利(次に固定期間選択)ですが、リスクシナリオ時の支払いに不安があるのであれば、全期間固定も視野に入れて考え直してみましょう。「半分は変動金利、半分は全期間固定金利」と金利タイプの異なる商品に申し込むミックスローンにするのもいいでしょう。

 【関連記事はこちら】
>> 「変動金利か、固定金利か」で迷ったら、「ミックスローン」の住宅ローンを選ぼう!ミドルリスク、ミドルリターン志向の人に最適

まとめ

 シミュレーターの活用で、自分の条件での総支払額、毎月支払額を正確に把握できます。ただし、住宅金融支援機構のシミュレーションは、自分で、金利や手数料を調べんければならず、非常に不便です。

 そこで、ダイヤモンド不動産研究所では「返済額シミュレーション」を開発しました。借入額、借入期間などを入力すれば、「毎月返済額」が分かるだけでなく、諸費用込みの正確な「総返済額」「実質金利」が分かります。132銀行1000商品を安い順にランキングで掲載しているので、本当にお得な住宅ローンを見つけられます。金利上昇もシミュレーションできるので、参考にしてください。

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新規借入2025年3月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

大手銀行でも、ネット銀行並みの低金利!
実質金利(手数料込)
0.531%
総返済額 3281万円
表面金利
年0.390%
手数料(税込)
借入額×2.2%+55000円
保証料
0円
毎月返済額
76,426円
おすすめポイント

「団信革命」は要介護まで保障も
②自社商品なら、最大3億円まで借り入れOK!
③【期間限定】WEB完結金利優遇キャンペーン実施中。変動金利が年0.390%~

※変動金利が引き下げ金利を受けられる条件はホームページより確認を。「りそな住宅ローン<超長期(全期間)固定金利型>」の適用金利は、最大金利引下げ時のもの。WEB完結金利優遇キャンペーンは、①~③の条件を満たした方を対象に、変動金利が年0.490%~⇒年0.390%~へ引き下げ
①りそな住宅ローンの事前審査をwebで申込。②りそな住宅ローンマイページで正式審査申込。③りそな住宅ローン電子契約サービスを利用(非対面電子契約、店頭電子契約いずれも可)。※お申込期間2024年11月1日~2025年3月31日まで ※2026年3月31日までのお借り入れに限る ※キャンペーン詳細はりそな銀行の公式サイトをご確認ください。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 大手銀行の一角で、借り換えを中心に住宅ローンの獲得に積極的
  • 一部のローンプラザ支店は休日でも相談可能
  • 独自の長期固定金利商品だでなく、フラット35も提供する充実のラインナップ

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

りそな銀行の住宅ローンは、まず金利設定がかなりチャレンジングです。期間固定金利の場合、固定期間終了後も当初の金利優遇がずっと大きいままなので、金利は低いですね。そのため借り換えをするならメリットが大いにあります。

審査は、厳しくも緩くもないですね。用意する書類に関して厳格で、お客様の属性にもよりますが、必要書類が他の金融機関に比べて提出書類が多く、また、一つ不備があるときっちり揃えるまで何度もやり取りをしなければならず、煩わしいかもしれません。書類の不備があると審査が長びくリスクもあります。

一般に、自営業や会社経営をしている場合は、直近3期分の決算書と確定申告書、役員報酬の源泉徴収票の提出を求められます。りそな銀行では、さらなる書類を求められることもあり、会社の納税証明書の提出が必要となることもあります。そのため審査に時間がかかりがちで、事前審査も本審査もそれぞれ2〜3週間かかることも珍しくなく、融資実行を早めにしたい人は要注意です。

関連記事 りそな銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
【融資手数料型】
融資額×2.2%+5万5000円
【金利上乗せ型】
5万5000円および、金利+0.3%
■フラット35
融資額×1.87%(タイプB ネット)
保証料
■自社商品
上記を参照
■フラット35
0円(100万円以上)
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
インターネット:0円(1万円以上1万円単位)
店頭・テレビ電話:変動金利が5500円、固定金利3.3万円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:変動金利1.1万円、固定金利3.3万円
■フラット35
インターネット:不可
店頭・テレビ電話:0円
借入額
■自社商品
50万円以上、3億円以下(1万円単位)
■フラット35
100万円以上、8,000万円以内
借入期間
■自社商品
1年以上40年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
■自社商品
日本国内全域
※一部、取扱いできない地域あり
■フラット35
使い道
■自社商品
本人が所有し、本人または家族が住む
住宅の新築・購入資金
マンションの購入資金
住宅の増改築・修繕資金
中古住宅(マンションを含む)の購入資金
住宅用土地(建物建築計画のある場合)の購入資金
住宅取得に伴う諸経費
年収
(給与所得者)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品
1年以上
■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
100万円以上
■フラット35
【年収400万円未満】総返済負担率が30%以下
【年収400万円以上】総返済負担率が35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品
3年以上
■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満20歳以上満70歳未満
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
満80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:70歳未満)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
団信革命(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.25%(40歳未満)
金利+0.30%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合。もしくは、所定の身体障害状態・要介護状態に該当した場合、ローン残高が0円
3大疾病保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%(40歳未満)
金利+0.25%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞・脳卒中で所定の状態が60日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障特約(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%(40歳未満)
金利+0.20%(40歳以上)
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア一般団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+年0.15%(35歳未満)
金利+0.25%(35歳以上)
(ぺアローンでお借入れ後、お二人どちらかが死亡や高度障害状態に該当した場合、どちらも住宅ローン残高が0円)※ペア一般団信の上乗せ金利は、2025年9月末までにお借入れされた方限定の優遇金利
閉じる
要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.540%
総返済額 3287万円
表面金利
年0.410%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
76,688円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.551%
総返済額 3292万円
表面金利
年0.420%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
76,819円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

※変動金利は「金利引下げキャンペーン」の金利。キャンペーン申込期間は、2024年12月2日(月)~2025年3月14日(金)、実行期限は2025年5月30日(金)
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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