auじぶん銀行の住宅ローン

住宅ローンの審査の流れ・期間は? 15銀行の審査スピードと、手続きを徹底解説住宅ローンの基礎知識 第9回

【第9回】2020年6月1日公開(2023年2月21日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

住宅ローンの審査にかかる期間(スピード)と、手続きの流れ(申し込み〜融資実行)を解説します。事前審査申し込みから住宅ローンの融資実行までは、早い銀行なら1カ月弱ですが、遅いと1カ月半もかかる銀行もあります。そこで、主要15銀行の住宅ローンの審査期間や、手続きの際に気をつけるポイントを解説します。

15銀行の審査期間、スタンスを比較!

 住宅ローンを取り扱っている主要銀行15行について、審査のスタンスや、審査のスピード、審査期間などをまとめてみました。

 住宅ローンの手続きは、「事前審査(仮審査)」「本審査」「契約」「融資実行」という流れです。仮審査から実際の融資実行までは、最短でも1カ月弱、長いと1カ月半以上かかります。

 審査が早いのは、auじぶん銀行、楽天銀行、りそな銀行です。フラット35ならアルヒも審査スピードが速めです。

■主要銀行の審査期間、スタンスを比較

銀行名 ネット・
郵送申込
ネット・
郵送契約
審査
スタンス
審査
スピード

審査期間

auじぶん銀行のロゴマーク

1カ月程度〜

PayPay銀行のロゴマーク
△~○

1カ月程度〜

楽天銀行のロゴマーク
△~◎ 最短20日程度〜
イオン銀行のロゴマーク
△~◎ △~○ 1カ月程度〜
住信SBIネット銀行のロゴマーク
△~○ 1カ月〜
SBI新生銀行のロゴマーク
× △~○ 1カ月半〜
ソニー銀行のロゴマーク
1カ月〜
フラット35(アルヒ)のロゴマーク
△~◎

1カ月程度〜

(ARUHIダイレクトは6週間以上)

フラット35(アルヒ)のロゴマーク
× △~○

1カ月程度〜

銀行名 ネット・
郵送申込

ネット・

郵送契約

審査
スタンス
審査
スピード

審査期間

三菱UFJ銀行のロゴマーク
△~○ 1カ月〜
三井住友銀行のロゴマーク
△~○ 1カ月〜
みずほ銀行のロゴマーク
△~○

1カ月〜(ネット契約)

1カ月半〜(郵送等)

りそな銀行のロゴマーク
× △~○ 2週間
三井住友信託銀行のロゴマーク
×

1カ月程度〜

三菱UFJ信託銀行のロゴマーク

1カ月〜

(正式審査に2週間程度)

「ネット/郵送申込」⇒「申込」:ネットまたは郵送で受け付ける場合は○。「契約」:契約手続きを対面で行わなければならない場合は×。「審査スタンス」⇒柔軟性が高いと◎、通常は○、個人属性や物件評価が厳しくなると△。「審査スピード」⇒1カ月以内であれば○、45日以上になると△。「-」は、記載なし。
※比較は筆者(淡河)の経験などにより行っていますので、あくまで参考としてお考えください。

借入手続きの流れを把握しておこう

 住宅ローンには、「新規借入」と「借り換え」がありますが、申し込みの流れは同じです。

  • 1、事前審査(仮審査)
    2、本審査
    3、契約
  • 4、融資実行

 なお、インターネット等から申し込むと、「事前審査」や「本審査」をネット上で済ませることができます。銀行によっては、「融資の申し込み時」「契約締結時」「融資実行時」さえも銀行に行かずに済ますことができることもあります。

 結局、住宅ローンの事前審査から融資実行までの期間は、合計1カ月弱~1カ月半くらいかかります。住宅ローンを借りたいといっても、すぐに融資してくれるわけではないのです。

 では早速、審査の流れ・期間を細かく見ていきましょう。

■住宅ローン審査の流れ

作業内容 詳細

STEP1

事前審査(仮審査)

インターネットなどから3つ程度の商品を一気に申し込む。入力に必要な書類を事前に集めておくとスムーズ。団体信用生命保険の申込みも行う

▼ 承認まで1日~1週間 

STEP2

本審査
書類はアップロードもしくは郵送などで提出する。書類に不備があると審査がストップしてしまうので要注意!

▼ 承認まで1~2週間 

STEP3

融資の契約

インターネット経由、もしくは郵送で、契約書や必要書類を提出する。

※借り換えの場合「融資実行日」と「完済日」が同日になるように手配する

▼ 約1週間 

STEP4

融資実行

融資を実行。同時に司法書士経由で抵当権が設定される


■STEP1・事前審査の申し込み
銀行に行かなくてもOK

 住宅ローンの事前審査は、原則として銀行が「借り入れに対する返済能力の有無」をチェックするものです(銀行によっては「仮審査」と呼んでいます)。銀行は明確な借入基準を設けていますから、審査の結果が出るまでの期間は、即日〜5営業日程度とスピーディーです。

 「事前審査(仮審査)」といっても、記入(入力)する項目は100項目を超えます。勤務先や年収などの「個人情報」や、延床面積などの「物件情報」、カードローンや自動車ローンといった「その他の借入」などのほか、借り換えをする人の場合は、現在のローンの種類や金利、残債、残存期間などの記入も必要です。

 記入量に圧倒されてしまうかもしれませんが、手元に書類さえそろっていれば、30分ほどで入力が完了します。銀行に行く手間を考えると、ぐんと負担は軽くなります。

 事前審査の記入時に注意が必要なのは、事前審査と本審査の申し込み内容に齟齬が生じないようにすることです。よく「事前審査だから適当に書いてもいいんでしょ?」と思っている人がいますが、絶対にNGです。本審査時と情報が違っていると、虚偽があったとみなされて、本審査に落ちてしまう可能性があるからです。

 延床面積なども記憶に頼らず、登記識別情報や建築確認済証などで確認して、正確な情報を入力するようにしてください。

 事前審査の結果は、各銀行のマイページ経由で通知される場合もあれば、メールや郵送、電話などの場合もあります。審査期間は、承認まで1日~1週間と比較的短くなっています。事前審査が通れば、本審査へと進みます。

団体信用生命保険の申し込みも

 住宅ローンの事前審査の際は、同時に「団体信用生命保険」の申し込みも行います。審査をするのは銀行ではなくて、提携する保険会社です。ウェブの場合、専用の申し込みページから申し込み・告知を行います。健康状態に問題があると、住宅ローンを借りられない場合があります。
 その場合は、病気の人でも加入できる「ワイド団信」を選ぶか、団信加入が必須ではない「フラット35」を選びましょう。

【関連記事はこちら】>>住宅ローンの審査に必要な書類は? よくある失敗、注意点を確認して準備しよう!

■STEP2・本審査の申し込み
借入可能額は、概算でもOK

 住宅ローンの本審査は、銀行だけでなく保証会社などの審査も含んだ、厳しい審査です。勤務先の規模や経営状態などについてもチェックされます。

 本審査の申し込みについては、インターネット上で行える銀行もあれば、書類が送られてきてそれを返送しなければならない銀行もあります。大手銀行も含めて、ネット・郵送で申し込み手続きができる銀行が増えてきています。

 インターネット上で申し込む際に一つ注意した方がいいのは、入力途中に誤って内容を消してしまうリスクがある点です。銀行によって、途中で入力内容を保存できるところもあれば、最後まで入力しないと保存できないところあります。

 ですので、本審査のページに来たら、最初に入力内容の保存方法を確認して、不明な箇所にダミーの数字を入れるなどしてとりあえず最後まで進み、一度保存してしまいましょう。そうすれば「せっかく入力したところが全部消えてしまった…」というミスを防げます。

 なお、本審査で入力に迷うのは、借入希望額です。諸費用などを含めていくら借りればいいのかよく分からないときは、概算で構いません。物件取得価格の5~10%程度を上乗せしておけばいいでしょう。「概算といわれても分からない」と心配になる人もいるかもしれませんが、住宅ローンの諸費用については、銀行も見積書が出てくるまで正確な金額を把握できません。そのため、概算の申請でも受け付けてくれるのです。

 また、「現在の資産」欄も何を書いていいのか悩む人が多いところです。しかし、この欄も、預貯金や有価証券、不動産などの正確な評価額を入力する必要はありません。概算でOKです。

 なお、本審査の申し込み時には、一緒に必要書類も送付します。郵送やFAX、アップロードなど、銀行の定める方法に従いましょう。

 本審査の結果は、事前審査と同様の形で伝えられます。審査期間は、1~2週間程度かかります。各銀行のマイページ経由で通知される場合もあれば、メールや郵送、電話などの場合もあります。

借入可能額シミュレーション 住宅ローン返済額シミュレーション

■STEP3・融資の契約
契約の遅れは融資実行日に影響する!

 次に住宅ローンの「融資契約」です。インターネット経由で、マイページなどに金利タイプや返済日などの「借入内容」を登録する銀行もあれば、郵送されてくる「住宅ローン契約書」などに記入して返送する銀行もあります。その他の必要書類も、郵送やFAX、アップロードなどで送信します。

 なお、契約すればすぐに融資してくれるわけではありません。各銀行によって融資実行日には、制限があります。「契約書類が銀行に到着してから10営業日以降の平日」「借り入れ希望日の6営業日前までに、契約書類を返送する事」など、おおよそ1週間前後の期間が必要です。郵送の場合は、銀行に到着する日を考えて手配するようにしましょう。住宅ローンの融資実行日が月をまたぐと金利が変わってしまうため、早めに手続きするようにしてください。

 なお、住宅ローン契約書に住所を入力(記入)する際は、印鑑証明書の記載とまったく同じ内容にしてください。違っていると再提出を求められます。例えば、勝手にマンション名を追加したり、省略したりすることのないようにしてください。

 住宅ローンの契約書は、「①抵当権設定契約」と「②金銭消費貸借契約」の2つつです。

 前者の「①抵当権設定契約」は「担保(登記)」に関する契約です。契約の前に銀行の指定する司法書士と面談を行います(銀行もしくは司法書士側から連絡が入ります)。ローン契約者および共有名義人や連帯債務者、連帯保証人(ペアローン)などがいる場合は必ず同席しなければなりません。

 面談では、契約内容や段取りについて説明を受け、本人確認および登記意思の確認後、司法書士が用意してきた抵当権設定書類や委任状に署名・捺印します。出席者全員の「実印」「運転免許証・パスポートなどの本人確認書類」「印鑑証明書」が必要になるので注意してください(借り換えの人は現在の住まいの「登記識別情報通知」または「権利証」も必要です)。

 後者の「②金銭消費貸借契約」は「融資」に関する契約です。ネット郵送を利用することで、自宅で契約できる銀行もありますが、そうでなければ銀行の店舗で行われます。こちらも共有名義人や連帯債務者等がいる場合は同席が必要です。

 必要な書類等も抵当権設定契約とほぼ同じですが、そのほか「銀行印」が必要です。銀行印がどれなのか分からなくなっている人は、あらかじめ確認しておきましょう。契約の席では、銀行が用意した書類の契約内容を再確認して、署名・捺印していくだけです。およそ1時間ほどで完了します。

 なお、①抵当権設定契約の説明、②金銭消費貸借契約の締結を、住宅ローンの融資実行日にまとめて行う銀行もあります。

■STEP4・融資実行
入金後、不動産会社などに振り込み

 金銭消費貸借契約の締結後、銀行は融資を実行します。同時に司法書士経由で抵当権設定契約書を法務局に提出し、抵当権設定登記(=担保設定)を行います(融資実行と登記手続きは、原則同日に行われます)。

 「新規借入」であれば、住宅ローン契約者の口座に入金された後、通常、販売会社等への振込手続きまで銀行が行います。 

審査が長引くケースとは?

 住宅ローンの審査期間は銀行によって違いますが、ケースによっては通常よりも長引いてしまうことがあります。以下のようなケースが代表的です。

1、申込する人の年収、返済能力などに問題がある

 住宅ローンの審査で最も重視されるのは、年収、勤続年数、勤務先などです。一般に、公務員、大企業の社員などについては、収入が安定しているということで審査期間が短かめです。

 一方、年収が少ない、転職したばかり、中小企業の写真、個人事業主等の場合は、収入が不安定と見られがちで、審査期間は長くなったり落とされたりします。年収に比して借入額が非常に多いなどのケースも審査に時間がかかります。

 もし住宅ローン以外に借りれがあったり、カードローンの延滞履歴などがあった場合は、慎重に審査することになります。個人事業主などの場合、事業に関する追加の書類提出を求められることもあります。

 審査期間を長引かせたり、落とされたりしないためにも、住宅ローンを借りる前には他のローンを完済しておいたり、不要なクレジットカードを解約する(キャッシング枠があるだけで、借り入れとみなすケースもある)などの準備をしておくといいでしょう。

2、繁忙期は時間がかかる

 住宅ローンの繁忙期は1〜3月です。新年度となる4月までに新しい住居に引っ越しておきたいという人が多いからです。

 繁忙期になると通常に比べて2〜3週間も審査期間が伸びることがあるので、できれば2カ月前から準備しておけば安心でしょう。

3、提出書類に不備がある

 住宅ローンの審査時に提出する書類に少しでも不備があると、審査すら受け付けてもらえないことがあります。また、いったん差し戻されて提出し直すと、そのやりとりだけで1~3週間程度の審査期間をロスすることもあります。

 銀行が指示する審査の書類は100%用意しましょう。ただし、「事前審査、本審査」と二段階ある審査において、必要書類はそれぞれ違うだけでなく、数も多いので、何度も確認しながら提出すべきでしょう。

【関連記事はこちら】>>住宅ローンの審査に必要な書類一覧は? よくある失敗、注意点を確認しておこう!

借り換えは、「完済手続き」に注意!

 住宅ローンを借り換えをする人は、新しい借入先の銀行に事前審査に申し込んだら、すぐに現在住宅ローンを借りている銀行に完済手続き(完済の準備)にかかる日数を確認してください。「完済手続き日」と「融資実行日」を同日に設定する必要があるからです。

 完済手続きは、完済を申し込んでから2週間程度で手続きできる銀行もありますが、住宅金融支援機構などの取次金融機関の中には、1カ月程度みておく必要のある銀行もあります。

 完済手続きにかかる日数が確認できたら、月末に「完済手続き」=「融資実行日」を設定して、そこから本審査や契約日を考えてスケジュールを組みます。

 その上で、現在借り入れている銀行には次のことも確認しておきます。

・抵当権抹消書類の受け取り可能日と受け取り方法
・完済予定日時点における完済に必要な金額
・完済金額の振込口座

 抵当権抹消書類の受け取りは、完済手続きの日が望ましく、当日受け取れない場合は、本人以外の配偶者や司法書士でも受け取り可能か確認してください。

 お金の流れについては通常、現在の借入先の返済口座が入金先となり、そこから自動引き落としされて返済完了となります(引き落としではなく、現在の借入先の指定口座へ、自分で振り込まなければならない銀行も一部あります)。数週間後、司法書士から「登記済権利証(登記識別情報通知)」と「不動産登記簿謄本(登記事項証明書)」が郵送されてきます。

まとめ

 住宅ローンを借りるのには、最短でも1カ月弱かかるので、早めに準備しておきましょう。審査の手間を軽減するためにも、申し込みはインターネット経由で行うのがいいでしょう。申し込みには、「事前審査」「本審査」「契約」の大きく3段階がありますが、いずれも「正しく記入する(ウソは書かない)」ことが重要です。

 なお実際の借入先を決める際は、おとくな住宅ローンを見つけられる「住宅ローン金利ランキング」も合わせて確認するようにしましょう。

銀行ごとの「審査基準」を比較
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新規借入2024年4月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.298%
総返済額 3156万円
表面金利
年0.169%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,566円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
実質金利(手数料込)
0.419%
総返済額 3221万円
表面金利
年0.290%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,123円
おすすめポイント

手数料5.5万円〜と安く、自己資金が少ない人におすすめ

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特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 事務手数料11万円なら、要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が付く
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

新生銀行の住宅ローンは、手数料が5.5万円からと非常に安いので、うまく使うとおとくになります。特に「借り換え」で利用される方が多く、「新規」であっても「借入金額が大きい」「期間が短い」といったケースでは魅力的な銀行となります。

 

10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低いのも特徴的です。

商品も特徴的で、介護保障保険が付帯した商品や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
【通常商品】5万5000円~
【変動フォーカス】借入残高×2.2%
【ステップダウン金利】16万5000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
(安心パックW(ダブル)の場合、借り入れ日から5年以内に完済すると、繰上返済手数料として完済時に別途165,000円必要)
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
11万円
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
がん保障(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
自社商品は、3大疾病50%保障が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.428%
総返済額 3226万円
表面金利
年0.298%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
75,227円
おすすめポイント

3大疾病50%保障+全疾病保障が無料
先進医療特約も無料で付帯
③無料団信でも、急性心筋梗塞・脳卒中の手術をすれば、ローン残高の50%を保障するなど手厚い対応

※同社または保証会社の審査結果によっては、表示金利に年0.1%~0.75%上乗せ。借入期間が35年超の場合は、住宅ローン金利に年0.15%を上乗せ
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三井住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、変動金利の低さではトップクラス
  • 通常の団信に加えて、3大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)50%保障(40歳未満)と、全疾病保障(8疾病+病気・ケガ)を無料で付帯
  • フラット35も取り扱う

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

住信SBIネット銀行の強みは業界トップクラスの金利の低さでしょう。ネット銀行なのですが、何故か店舗の方が金利や団信サービスで魅力的なことがあるのもユニークです。

 

住宅ローンの品揃えもバラエティで充実しています。利用するなら、金利の低い変動型がいいですね。

 

審査はとても厳格です。提出書類は、一切の代筆を許さない厳格さがありますね。もちろん書類に不備があればいちいち取り直しになったりし、意外と手間が発生することもあります。書類をしっかり用意することがポイントですね。

 

審査が通って融資実行までは3週間以上あけるのが原則なので、年末年始をまたいだりすると実際の融資実行がかなり遅れることがあるので注意です。

 

ただし、金利設定の細かな条件を理解していないと後で「そんなつもりじゃなかった」ということになりかねません。例えば、「固定金利特約タイプ」は、特約期間中に金利タイプを変更することはできません。その上、固定金利期間終了後は、何もしないと変動金利になりますが、その場合の変動金利はかなり高くなる(現在の金利設定の場合)ので、気をつける必要があります。

 

なお、給与振込銀行は別にしておきたい場合、住信SBIネット銀行は自動で毎月の返済分を他の銀行の口座から無料で吸い上げてくれる仕組みがあって便利です。

関連記事 住信SBIネット銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■自社商品
融資額×2.2%
■フラット35
【保証型】
融資額×2.2%
【買取型・新規借入】
融資額×1.1%
【買取型・借り換え】融資額×0.99%
保証料
■自社商品
0円
■フラット35
0円
繰上返済手数料(一部)
■自社商品
0円(1円以上1円単位)
■フラット35
0円(10万円以上)
繰上返済手数料(全額)
■自社商品
0円(固定金利特約期間中は33,000円)
■フラット35
店頭のみ、無料
借入額
■自社商品
500万円以上、2億円以下
■フラット35
100万円以上8,000万円以下
借入期間
■自社商品
・新規借入の場合:1年以上50年以内
・借換の場合:[35年-借換対象となる住宅ローンの経過期間]が上限
※当初35年超で借入れした住宅ローンの借換えの場合は、その住宅ローンの残存期間が上限
融資を受けられるエリア
■自社商品
全国
■フラット35
使い道
■自社商品
住宅に関する次の資金
・【新規住宅ローン】ご本人またはご家族がお住まいになるための住宅の新築・購入資金、これにかかわる諸費用、健全な個人消費資金
・【借換住宅ローン】ご本人のご自宅にかかわる現在お借入中の住宅ローンの借換資金、これにかかわる諸費用、借換えと同時に行う増改築資金、健全な個人消費資金
年収
(給与所得者)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
勤続年数
(給与所得者)
■自社商品

■フラット35
年収
(個人事業主等)
■自社商品
安定かつ継続した収入がある人
■フラット35
総返済負担率が、
年収400万円未満は30%以下
年収400万円以上は35%以下
事業年数
(個人事業主等)
■自社商品

■フラット35
年齢
(借入時)
■自社商品
満18歳以上満65歳以下
■フラット35
70歳未満
年齢
(完済時)
■自社商品
80歳未満
■フラット35
80歳未満
その他条件
■自社商品
住信SBIネット銀行指定の団体信用生命保険への加入を認められる方、国内に住んでいる方
無料の団信
一般団信
+全疾病保障
+スゴ団信・3大疾病50プラン(借入時年齢:40歳以下)
+先進医療特約
一般団信(死亡・高度障害と診断された場合)
全疾病保障(けが・病気により就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
3大疾病50プラン(がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が50%に)
オプション
(特約)の団信
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳未満)
金利+0.20%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
スゴ団信・3大疾病100プラン(借入時年齢:40歳以上)
金利+0.40%
がんと診断、または急性心筋梗塞・脳卒中で60日以上労働の制限か後遺症が継続した場合または手術を受けた場合、ローン残高が0円
ワイド団信
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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