auじぶん銀行の住宅ローン

「当初金利の罠を見破る」など、住宅ローン借り換えで、お得な商品を探す方法とは!住宅ローン借り換えの注意点(17)

【第17回】2020年6月18日公開(2022年1月22日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

住宅ローンの借り換えを検討している人は、超低金利のいまなら、簡単に低金利の住宅ローンを探し出せるでしょう。しかし、見つけた商品がベストなものであるかどうは別です。当初金利は低くても、数年後に金利が大幅にアップするワナが仕掛けられている商品もあるので要注意です。また、金利タイプについても、イールドカーブという指標を使えば、割安なものを見つけられます。ここでは、住宅ローンの借り換えで得する商品の探し方を、ズバリ解説します。

簡単に見つかる商品は、ベストな商品ではない可能性大

住宅ローンを選ぶ夫婦
出所:PIXTA

 住宅ローンを借り換える際、リスクを冒してまで低い金利に固執するのは考えものですが、リスクが同じなら、当然、少しでも低い金利の商品を選ぶべきです。「素人の自分がベストな商品を探し出すのは無理だ」と思うかもしれませんが、実は、数時間もあれば見つけることが可能です。

 考えてみてください。もし商品Aで手を打てば、借り換え効果は100万円。そこから5時間粘って、借り換え効果150万円の商品Bが見つかったとすれば、50万円の得。時給10万円の仕事です。月々の生活費を5,000円切り詰めて100カ月かかる貯金が、わずか数時間で達成できるのです。

 みなさんもマイホームの購入を決めたときは、たくさんの物件を見て回って、悩みに悩んだと思います。借り換えもたいていの人にとって、一生に一度の決断であり、チャンスでもあります。安易に妥協せず、調べ尽くすことをおすすめします。特に金利については、さまざまなカラクリや注意点があります。「安い金利には裏があると心得ておきましょう。その代表的なものが当初金利のワナ」です。

人気の10年固定は、固定期間終了後の金利に注意!

 たとえば、2020年6月現在、10年固定は変動金利と同じくらい金利が低いため、とても人気の金利タイプです。たしかに10年固定0.58%なんていう数字を見ると「安い!」と飛びついてしまうのも分かります。

 けれども、10年間だけの当初金利ばかりに目を奪われてはいけません。注目すべきは図表1のように、「固定期間終了後の金利」です固定期間が終わると、たいていの住宅ローンは変動金利に切り替わります。もし、すでに10年固定に目をつけている人は、期間終了後に何パーセントの変動金利に切り替わるのか、即答できるでしょうか。おそらく、大半の人が「固定期間終了後の金利って何?」と戸惑ってしまうのではないでしょうか。

  【図表1】固定期間終了後の金利に注意して住宅ローンを選ぶ

固定期間終了後の変動金利jは何%になる?
店頭金利/店頭表示金利/基準金利
いずれも各銀行が金利タイプごとに定めている住宅ローンの基準となる金利のこと。いわばローン商品の「定価」にあたる金利です。金利動向などによって、返済中に金利が変わる可能性があります。
表面金利/適用金利/優遇金利/キャンペーン金利/借入金利
いずれも「店頭金利」から「優遇幅」を引いた実際に借り入れる際に適用される金利のこと。「割引後の実売価格」にあたる。
当初金利/当初適用金利/当初優遇金利
途中で優遇幅が小さくなる(=金利が上がる)商品における、当初の表面金利のこと。

 しかも、図表2のように、固定期間終了後の金利は、見つけにくい場所にひっそりと表示されています。大きく表示されている10年固定金利の下に小さな文字で表示されているか、ずーっと下にスクロールしていき、目を皿のようにして探してようやく見つかる場合がほとんどです。また、「固定期間終了後から完済まで、店頭金利より▲年0.8%」と記載されていても、変動金利の店頭金利は銀行ごと、金利タイプごとに異なるため、パッと見ただけでは実際の金利は分かりません

  【図表2】パッと見ではなく実際の金利を見て住宅ローンを選ぶ

【図表2】実際の金利は見つけづらいように書かれている

 さらに、もう1つワナがあります。仮に店頭金利2.341%だとすると、「そこから優遇金利▲年0.8%を差し引いた1.541%が、固定期間終了後の金利でしょ?」と誰しも考えるはずです。しかし、残念ながら不正解です。ここでの店頭金利は「現在の店頭金利」ではなく、「固定期間終了後(=10年後)の店頭金利」のことを指します。つまり、未来の店頭金利を予想しないと、正確な「固定期間終了後の変動金利」は算出できないのです。

優遇幅〇%/-〇%優遇/引き下げ幅
実際に貸し出す際に、店頭金利から何パーセント割り引くかを示す。優遇幅〇%~〇%と表示されている場合、引き下げの金利が人によって異なるということ。「全期間型」という商品だと、優遇幅はずっと変わらない。「当初型」という商品だと、固定期間終了後に優遇幅が小さくなる。

当初金利が低いからと安易に選んではいけない

 将来の金利は、銀行員やファイナンシャルプランナーにも予測がつきません。それに加えて前記のとおり、店頭金利は銀行によって異なるため、「優遇幅は大きいけれど、店頭金利が高いローン」より、「優遇幅は小さいけれど、店頭金利が低いローン」のほうがお得なケースも出てきます

 スーパーの割引と同じです。ある商品を普段2,000円で売っているA店が5割引きすれば1,000円。同じ商品を1,000円で売っているB店が1割引きすれば900円、というように、割引率だけ見ても、どちらが得かは分かりません。

 銀行の中には、固定期間選択型の当初金利をあえて低くするというワナを仕掛け、代わりに固定期間終了後の優遇幅を小さくしたり、手数料などを高く設定したりしているところもあるので要注意です。もちろん、金利だけではなく、ローン残債や残りの返済期間によっても、有利なローンは変わってくるため、単に「当初金利が安いから」という理由で住宅ローンを選んではいけないのです。

 そのため本当におとくな住宅ローンを見つけるためには、「総支払額」や、手数料や優遇幅を考慮した「実質金利」で比較する必要があります。下記の「返済額シミュレーション(借り換え)」なら、借り換えのメリット額も試算できて便利です。

住宅ローン返済額シミュレーション(新規借入)

イールドカーブから、割安感な金利タイプを見分ける

 もちろん、最高に低い金利の住宅ローンを探すのが、借り換えの最優先課題であることは揺るぎない事実です。子どもがいる人は教育費を死守するためにも、できるだけリスクを避けたほうが無難な一方で、変動金利と固定金利の差があまりに大きい時期に当たってしまうと、総返済額が膨らみすぎるため、多少はリスクを取る必要もあるでしょう。

 問題は、変動金利と固定金利の差がどれくらいならリスクを取っていいのか、ダメなのか、判断がつきにくいことです。では、どのようにして「金利が低いわりにリスクの少ない、割安感のある金利タイプ」を見極めればいいのでしょうか。その強い味方となるのが、「イールドカーブ分析」です。"イールド"とは金利のことなので、イールドカーブとは、住宅ローンの当初の固定期間ごとの金利を固定期間の順に線で結んだ曲線のことをいいます。縦軸は金利、横軸は当初固定期間を表します。

 たとえば、2017年7月のりそな銀行の10年固定と20年固定のどちらが割安感があるかどうかを、イールドカーブ分析で比較してみましょう(図表3)。りそな銀行の当時の変動金利は0.497%、10年固定金利は0.650%、20年固定金利は2.232%。全期間固定金利は1.400%です。変動金利と全期間固定を結んだ点線の下にくるなら「割安」上にくるなら「割高」と判断できます。このケースだと、10年固定金利は「割安」で、20年固定は「割高」であることが分かります。

  【図表3】イールドカーブを参考に割安感のある金利タイプを選ぶ

イールドカーブで割安な住宅ローンを見つける

現在、割安な金利タイプは「全期間固定」と「10年固定」

 図表4のとおり、イールドカーブの描く形は、金利タイプを選ぶときの目安になるので、ぜひ覚えておいてください。

 カーブが右肩上がりの「順イールド」のときは、変動金利より全期間固定金利のほうが高い状態です。金利上昇局面なので、固定金利の方がが高くなります。反対に、右肩下がりの「逆イールド」は、全期間固定金利より変動金利のほうが高い状態です。金利下落局面なので、固定金利が低くなります

 また、マイナス金利導入後には、特に長期の固定金利が大きく金利を下げたため、イールドカーブの曲線がなだらかになる「フラット化」が進みました。変動金利と固定金利の金利差が小さく、固定金利を選んだほうが有利な状態です。

 ただし、「フラット化」が進み過ぎたことから、その後、日銀はイールドカーブコントロールという政策を打ち出しました。これにより、若干ですが、10年超の固定金利が上がりました。いわゆる「スティープ化」の傾向が出てきました。長期金利があまりにも低いと、銀行や生命保険会社の資産運用がうまくいかなくなることから、日銀も多少の長期金利の上昇は容認しています。とはいえ2020年6月の現状は、かなり「フラット化」が進んでいる状態といえます。

  【図表4】イールドカーブの動き方でお得な金利タイプを見分ける

イールドカーブの動き方

 2016年に変動金利と全期間固定の金利差が過去最小を記録して以来、変動金利と固定金利の金利差は少し広がっていますが、それでも過去の平均値から比べれば現在の金利差は小さく、全期間固定金利や10年固定金利に割安感があります

 また、過去の変動金利の変動幅は、この約10年間で1.3%であるのに対して、現在の変動金利と固定金利の金利差はその半分強程度です。それならば、あえてリスクを取って変動金利を選ぶ必要がないほど、固定金利はまだまだ低さを保っています。

 割安感という金利の探し方を身につければ、表面的な金利の安さだけに目を奪われることなく、本当にお得な金利を選べるので、住宅ローンの借り換えを検討している人は、覚えておくとよいでしょう。

【住宅ローン借り換えの注意点 リンク集】

◆基本編◆
(1)借りてから5年未満でも、チャンスあり
(2)借り換えでマイナス金利のメリットを享受
◆シミュレーション編◆
(3)「固定金利」から「固定金利」に借り換え
(4)「固定金利」から「期間固定」に借り換え
(5) リフォームなら、借り換え時がチャンス
(6)「5年固定」から「30年固定」に借り換え
(7)「10年固定」から「10年固定」に借り換え
(8)「変動金利」から「10年固定」に借り換え
(9)「変動金利」から「全期間固定」に借り換え
(10)「リバースモーゲージ」に借り換え
(11)「ミックスローン」から「ミックスローン」に借り換え
(12)「元金均等」から「元利均等」に借り換え
◆実行編◆
(13)「条件変更」と「借り換え」どちらがいい?
(14)変動、固定…。金利タイプは何にする?
(15)変動金利と全期間固定の金利差は1%以下!
(16)借り換え時の3つのタブーとは?
(17)おとくな商品の見分け方
(18)借り換え手続きでの4つの疑問点
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借り換え2024年12月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額2500万円、借入期間30年で試算

住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
実質金利(手数料込)
0.480%
総返済額 2681万円
表面金利
年0.329%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
72,937円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③三菱UFJ銀行とKDDIが立ち上げたネット銀行。ネット申し込みで、全国に対応

2024/12/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
「ペアローン団信」「借入時負担ゼロ型」などが登場!
実質金利(手数料込)
0.536%
総返済額 2702万円
表面金利
年0.375%
手数料(税込)
借入額×2.2%+33000円
保証料
0円
毎月返済額
73,434円
おすすめポイント

①注文住宅なら、分割融資に対応でお得
手数料不要の「借入時負担ゼロ型」は、将来住み替えを考えている人におすすめ
中古物件でもリフォーム資金含めて借り入れが可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 3大メガバンクで安心感あり
  • ネット専用商品は金利が低い
  • 返済期間は変えずに、一定期間返済額を増減額したり、借り入れ期間を延長したりできる「ライフステージ応援プラン」も用意する
  • AI事前診断は、最短1分で借入可能性が分かる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

最近、住宅ローンに「超」がつくほど力を入れています。ネット銀行を上回るような低金利で、取り扱いを店舗からネットへと移行させようとしています。

 

審査は意外と時間がかかり、本審査で1カ月から1カ月半かかってしまうこともあります。本審査を通ってから、融資実行までさらに3週間必要です。合計2カ月程度かかると見ておくと無難でしょう。

 

「AI事前診断」は目新しい仕組みですが、不動産業者がうまく対応できていないケースがあります。例えば「60%〜80%の確率で審査を通るでしょう」などと表示されるのですが、これだと不動産業者が事前審査に通過したと認めてくれないことがあるため今後、みずほ銀行がどう扱っていくのか注目されるところです。

 

審査はやや固い印象です。他に借入金がないか、延滞がないかと厳しくチェックします。

関連記事 みずほ銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
①保証料を一部前払いする方式
事務手数料:33,000円、保証料:融資額×2.06%(借入期間35年)
②保証料を前払いしない方式(金利上乗せ型)
事務手数料:33,000円、保証料:金利+0.2%
③保証料を前払いしない方式(ローン取扱手数料型)
事務手数料:融資額×2.20%+33,000円
④固定金利手数料:11,000円
※新規ご融資時に、固定金利選択方式または全期間固定金利方式を選択する場合にかかります
※変動金利を選択する場合は無料です
保証料
上記を参照
繰上返済手数料(一部)
みずほダイレクト[インターネットバンキング]:無料(1万円以上1億円以内1万円単位)
店頭:33,000 円
繰上返済手数料(全額)
店頭のみ:33,000 円
借入額
50万円以上3億円以内(1万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1年単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
(1)本人居住用の土地・住宅の購入、住宅の新築、底地の買取資金
(2)火災保険料、保証会社手数料・保証料、ローン取扱手数料、電子契約手数料、固定金利手数料、仲介手数料、担保関連費用、印紙税、引越費用、修繕積立金、付帯工事費用、管理準備金、水道加入金、リフォーム費用(住宅の購入資金と同時申込の場合)
年収
(給与所得者)
安定した収入がある人
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
安定した収入がある人
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上71歳未満
年齢
(完済時)
81歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:71歳の誕生日まで)
死亡・高度障害と診断された場合
オプション
(特約)の団信
8大疾病補償プラスがんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,806円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
がん以外の全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償がんサポートプラン(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料4,474円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
7大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、がん・7大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償プラス(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,489円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
全傷病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
8大疾病補償(借入時年齢:56歳未満)
月払保険料1,156円から
※40歳加入、借入金額3,000万円、借入期間35年、金利年1.04%、元利均等返済の場合の初回保険料
8大疾病で月々の返済への保障。死亡・高度障害と診断された場合。または、8大疾病で就業障害が1年超の場合、住宅ローン残高が0円
がん団信(借入時年齢:46歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、はじめてがんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
頭金10%以上で変動金利が低くなる!
実質金利(手数料込)
0.541%
総返済額 2704万円
表面金利
年0.390%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
73,597円
おすすめポイント

①低金利の上、がん50%団信無料
②無料で全疾病保償&12カ月の就業不能保償を付帯
③金利+0.1%で、がん100%団信も付帯OK

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 割引サービスなどを併用しなくても、変動金利は業界最低水準
  • 審査結果によって金利が上がることがない、安心の一律金利
  • がん100%保障団信が、わずか0.1%の上乗せで加入できる

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

PayPay銀行の住宅ローンは、ネット銀行ならではの低金利が特徴です。がん50%団信も付帯するようになり、auじぶん銀行などと人気を分けています。

 

ネット銀行ならではの、お申込みから契約までネットでお手続きを完結できる点も魅力的です。


ただし、審査は厳しめです。
 

条件のいい借り手に絞ることで低金利を実現しているものと思われます。当初の計画では、徐々に融資対象を拡大していくとしていましたが、今後どうするのか注目しています。

関連記事 PayPay銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入金額×2.20%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
ホームページでの手続き:無料
電話での手続き:5,500円(税込)
繰上返済手数料(全額)
手数料:33,000円(消費税含む)
PayPay銀行住宅ローンセンターに電話で申し込み
借入額
500万円以上2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人が住む住宅に関する以下の資金
・戸建またはマンションの購入(中古物件を含む)
・戸建の新築・現在借入中の住宅ローンの借り換え
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
原則、利用不可
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
20歳以上65歳未満
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳未満)
+一般団信プラス(借入時年齢:51歳未満)
+がん50%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
+全疾病保障&入院保障(借入時年齢:51歳未満)
一般団信プラス(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、100万円の給付金。または、がん先進医療を受けた場合は、通算1000万円まで給付金)
がん50%保障団信(死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円。また、がんと診断された場合、ローン残高が半分)
全疾病保障&入院保障(けが・病気により入院した場合、毎月返済が無料になる他、就業不能状態が12ヵ月継続すると、住宅ローン残高がゼロ円に)
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金
11疾病保障団信(借入時年齢:51歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。10種類の生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。または、がんと診断された場合、100万円の給付金。上皮内がん・皮膚がんと診断された場合、50万円の給付金。病気やけがで入院が連続5日以上の場合、10万円の給付金
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
ペア連生団信
(一般団信、借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円)ペア連生団信
(がん100%、借入時年齢:51歳未満)
金利+0.40%
(連帯債務で借り入れを行う二人のどちらかが、がんと診断及び死亡・高度障害になった場合、ローン残高が0円)
閉じる
※実質金利は、借入金額2500万円、借入期間30年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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