「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」は、積水ハウス、大阪ガス都市開発、三菱地所レジデンス、関電不動産開発など計8社が開発・販売する、大阪市北区に建設中の地上47階建てタワーマンションだ。先日完売した「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」と同じうめきた2期開発エリア内での分譲で、総戸数約600戸を予定しており、近く販売がスタートすると予想できる。現地を取材し、リポートする。(フリーライター・神納まお)
(画像)グラングリーン大阪の完成予想CG。「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」は一番左/出典:公式ホームページより
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」は、梅田の新ランドマークタワーマンション
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」の大きな特徴は2つ。
・うめきた2期開発の目玉となるタワーマンションの一つ
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」はJR大阪駅ほか阪急梅田駅や阪神梅田駅、Osaka Metro御堂筋線ほか複数の地下鉄にも徒歩10分圏内という交通ロケーション。
(※筆者計測によります。マンションやエントランスなどの位置により実際の距離や時間と誤差が発生することがあります)
また、「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」は先行販売された北街区の「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」とともにうめきた2期開発のランドマーク的なタワーマンションといえる。
「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」との違いは
同じうめきた2期開発エリア内の「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」(北街区)と今回分譲予定の「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」(南街区)との主な違いは以下の通りだ。
「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」 | 「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」 | |
---|---|---|
階数 | 地上46階 | 地上47階 |
高さ | 172.55m | 184.00m |
高さ | 484戸 | 600戸 |
駅距離 | JR大阪駅から徒歩7分 | JR大阪駅から徒歩6~7分 |
眺望 | 東・南側に高層建物あり | 北側に高層建物あり |
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」主な概要
現地の計画看板によると、所在地は大阪市北区大深町1番39の一部・大阪都市計画事業大阪駅北大深西地区土地区画整理事業区域内。敷地面積5,174.47㎡、延べ床面積87,685.20㎡。地上47階、高さ184.00m。
2024年3月に着工しており、2028年7月下旬竣工予定。
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」の予想価格
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」の価格はいくらになるだろうか。現時点ではホームページもなく販売予定価格は未定。参考になるのはいうまでもなく先行販売された北街区の「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」だ。
「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」の価格帯は低層階から中層階までが坪単価600万円台から800万台がメインだった。高層階は坪単価1000万円を超え、最高額は25億円で坪単価2700万円。カーギャラリー付き住戸は低層階で坪1000万円を超えていた。
現時点では予定のプランや仕様も発表されていないし、立面図からの推測も限界がある。しかし「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」のエントランスホール「グランドホール」、グランドホールから続く「コリドール」、さらに2層吹き抜けの「スカイラウンジ」や規模感の大きいランドスケープなどの共用施設や折り上げ天井仕様、玄関扉の両引きエンジンドアなどの設備仕様は大きく変更されることはないだろう。
人気が集まり抽選倍率が高かったカーギャラリー付き住戸もまた設定されるかもしれない。あるいはさらに目新しくコストがかかる仕様の住戸が計画されているかもしれない。
そうなると今回の「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」では、少しだが駅に近い立地になることもあり、やや高くなる可能性は否定できない。特に北向き以外は眺望の良さも期待できる。
全体的な坪単価で100万円くらいの値上げは考えられる。低・中層階の1LDKで1億前後から2億円台、2LDKで2億前後から3億円台がメインの価格帯になりそうだ。最上階の最高価格25億円は更新される可能性も考えられる。
カーギャラリー付き住戸は5億前後から6億円くらいだが、前回の「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」では1期販売から最終販売までに販売価格で3000万円を超える値上げもみられたため、さらに高くなることも考えられる。
ただし北向きの住戸は、前回の「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」より安い価格も期待できそうだ。北向きで1LDKなら8000万円台から出るかもしれない。
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「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」現地の様子
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」の現地は着工したばかりで、まだ建物の形はない。北側には賃貸棟やホテル、商業施設が入る「グラングリーン大阪 南館」の形が出来ている。
東西に道路が接道しているが、逆三角形の地形で交差している。
北側に「グラングリーン大阪 南館」が迫るが、他は広い道路を挟んでおり、視界は抜けている。南側はランドスケープが造られると予想できるスペースが広がり、さらに道路があるので見通しは確保されている。
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」を取り巻く環境
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」の生活ロケーションについてはどうだろうか。基本的なショッピング施設などは大阪駅周辺にそろっているし、現地から福島方面も含めスーパーも点在する。コンビニエンスストアも同様だ。 教育機関は大淀小学校まで約800m、大淀中学校は約400m、保育園や幼稚園も400〜500mほどの位置に2か所ある。さらにうめきた2期開発エリア内には大規模フードマーケット「Time Out Market Osaka」がオープン予定のほか、多彩なカフェ・レストランや医療施設も開設が予定されている。
まとめ
「グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE」の販売スタートの時期は未定だが、すでに注目度は高い。前回の「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」の抽選で買えなかった人は多いため、かなりの競争率になることが予想できる。
優先先行分譲販売のあと、まず見学来場予約が困難になることも予想できる。三菱地所レジデンスや積水ハウスなど販売会社の担当と密に連絡を取りながら情報収集し、欲しい住戸と買えそうな確率が高い(競争率が低い)住戸との擦り合わせを行いたい。一般販売での販売期すべてに抽選登録しても、購入にこぎつけるには運が必要だ。
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