「ジオ南砂町」は、人気物件が続出している江東区に建設される新築マンンション。関西圏では高級マンションの代名詞である「ジオ」シリーズの新築マンションだ。全348戸の大規模で、2LDK、3LDKのファミリータイプの構成。東京メトロ東西線の南砂町駅から徒歩12分だが、住戸は南向き中心で、建物のつくりの良さ、住戸内設備の充実ぶりで注目されるマンション「ジオ南砂町」のスペックを分析する。(住宅評論家・櫻井幸雄)※新築販売時の記事です。
「ジオ南砂町」は、ウィズコロナの暮らしにマッチした新築マンション
「ジオ南砂町」は、2020年7月以降、人気物件が続出している「23区内・山手線外側」エリアに位置し、全348戸の大規模で、2LDK、3LDKのファミリータイプの構成。住戸は南向き中心で、建物のつくりの良さ、住戸内設備の充実ぶりで注目されるマンションだ。
「ジオ南砂町」の建設地は江東区内で、最寄り駅である東京メトロ東西線の「南砂町」駅から徒歩12分。駅周辺の喧噪を離れ、一戸建て住宅エリアが始まる場所に位置する。大規模な親水公園「仙台堀川公園」がマンションから約200m、徒歩4分となる。駅から少し離れているが、その分、住環境は良い。
仙台堀川公園にはカワセミが生息しており、その様子をカメラに収めようと写真好きが集まっている。インターネットで「仙台堀川公園」「カワセミ」と検索すると、いくつもの項目が出てきて、カワセミを撮影した映像もある。23区内で「カワセミ」など、なかなか出会えないだろう。
つまり、都心に近いため「密」が発生しやすい通勤電車に乗る時間が短く、自然が身近というウィズコロナの暮らしにマッチした立地条件を備えたマンションということになる。
以下が「ジオ南砂町」の住所と物件概要だ。
【完売】ジオ南砂町(※新築時のデータです)
- 価格
- 5,330万円~6,880万円
- 完成時期
- 2022年3月下旬
- 東京都江東区東砂七丁目552番他
- 東京メトロ東西線「南砂町」駅から徒歩12分
- 間取り
- 1LD・K+2S~3LD・K
- 専有面積
- 56.68㎡~70.28㎡
- 総戸数
- 348戸
- 売主
- 阪急阪神不動産株式会社・住友不動産株式会社
- 施工会社
- 株式会社長谷工コーポレーション
※データは2020年11月15日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
都心隣接で買い物にも便利な立地
「ジオ南砂町」が立地する江東区内では、新築マンション人気が上がっている。注目物件が次々に出現しているのだ。
その理由は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除後、6月から首都圏では通勤時間帯の電車が混み始めていることにありそうだ。コロナ禍以前と比べると多少余裕があるものの、それでも「密」具合が気になり、うっかり咳もできない。
「混んだ電車」に長時間乗りたくないという気持ちから、都心隣接の江東区に注目が集まっているのだろう。
そして、「ジオ南砂町」の建設地には、もうひとつ、大きな特徴がある。
食料品のイオン館を中心にした商業施設「トピレックプラザ」まで徒歩1分で、106の専門店が集まる「SUNAMO(スナモ)」には自転車で5分。イトーヨーカドー北砂店を中心にした「アリオ北砂」にも自転車で7分と、買い物に便利なマンションという特徴だ。
南砂町駅からマンションまでの帰り道に「トピレックプラザ」がある立地条件は、共働き世帯にとって好ましい。シニアになり、仕事をリタイアしても、買い物はリタイアできない。その買い物が便利な環境であれば、満足度が高く、長く住み続けられるだろう。子どもに遺しても喜ばれる要因であり、「ジオ南砂町」は永住型のマンションと評価される。
暮らしにゆとりを生むデザイン設計
「ジオ南砂町」は、全348戸の大規模で、2LDK、3LDKのファミリータイプで構成され、価格は5000万円台からとなる。住戸は南向き中心で、1階には専用庭付きプランも用意されている。
3LDKは70㎡前後の広さを備え、ゆとり重視のプランニングになっているのも、ウィズコロナの暮らしにふさわしい。
そして、暮らしにゆとりを生む工夫も多い。
たとえば、住戸内は二重床・二重天井で天井高は、2m45cmから2m5cmあり、内蔵梁の採用で、下がり天井(天井の一部が低くなっていること)が少ない。それら、目立たぬ工夫により、室内の開放感が増している。
バルコニーの柱はもちろん、共用廊下側の柱も極力住戸の外に出すことと、室内の廊下を極力短くすることで、住戸内の有効面積を増やす工夫もある。そのため、モデルルームでは、専有面積の数字以上の広さを感じることができる。
キッチンにディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機を標準設置し、水栓金具はドイツ・ハンスグローエ社製。システムキッチンの天板には天然の御影石が採用され、設備仕様のレベルは高い。
窓に用いられるのはペアガラスよりも高機能なLow-Eガラスで、トイレでは、便器とは別に手洗いカウンターが設置される。そして、居室内のコンセントは、一般的な二口ではなく、コンセントの差し込み口が3つ設けられている三口タイプだ。
近畿圏では高級マンションの代名詞となっている「ジオ」シリーズ
これら、細やかな工夫は、阪急阪神不動産の「ジオ」シリーズの特徴でもある。「ジオ」は、近畿圏において高級マンションの代名詞。首都圏ではまだ知らない人が多いが、建物のつくりに力を入れるマンションブランドなのである。
建物全体にも工夫が多く、外壁にはタイル張りを多用。バルコニーの手すりはコンクリートとガラスの手すりに分けられ、ガラス手すりには異なるデザインを採用し、単調にならないようにデザインされる。
建物全体の入り口には、石積みが設けられ、その上に植栽が施される。マンション全体の入り口となるエントランスは二層吹き抜けで、高級感が漂う。
このようにタイル、ガラス面の多い外壁や天然石を多用した外観・エントランスは経年変化を起こしにくく、風合いを増してゆく。すると、中古になっても魅力が落ちず、資産価値も落ちにくい。
そのことが分かっているのだろう、「ジオ」シリーズのマンションは外観とエントランスに力が入れられる。
「ジオ南砂町」のデメリットは?
「ジオ南砂町」を検討する人のなかには、東西線の混雑度を気にする人もいそうだ。その東京メトロ東西線では、現在、南砂町駅をはじめ複数の駅の改良工事が行われている。
南砂町駅は地下の路線であるため、複々線化するようなことはできないが、駅のホームを広げて乗り降りをしやすくする。またホームを増やし、乗降に手間取っているときでも、後続車両がホームに入れるようにする……これらの改良で、混雑を緩和させる計画が進められている。
東西線の南砂町駅改良工事は、2028年度完成予定となっている。
ちなみに、東京メトロでは、有楽町線を豊洲から住吉間まで延伸させる計画がある。これが実現すると、東西線「東陽町」駅で有楽町線と連絡。有楽町線に乗り換える人が出るので、東西線のさらなる混雑緩和も期待される。
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