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「シティテラス住吉」の特徴やメリット、デメリットを解説! 人気の住吉エリア、徒歩15分は許容できる? 部屋別の価格も公開!

2022年1月27日公開(2024年6月30日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

「シティテラス住吉」は 、東京メトロ半蔵門線、都営新宿線「住吉」駅から徒歩15分、全149戸の大規模マンション。「住吉」は、都心からのアクセスの良さと比較的抑えられた価格帯のマンションが多いことから、注目度が高い。「シティテラス住吉」は 、駅から15分と遠いものの、周辺価格と比べ、かなり割安だ。

「シティテラス住吉」は、子育てとテレワークがキーワード

「シティテラス住吉」は、大手町駅まで直通10分の都心近接、自然豊かで穏やかな周辺環境、大型ショッピングモールまで徒歩5分の生活利便性が高い立地に建つ。子育てに適した環境と、テレワークを快適に行える共用空間が大きな特徴になっている。

 まず、共用施設「テレワークラウンジ」。オープンなワークスペースだけでなく、「個室(有料)」があるので、マンション内で心おきなくテレワークに没頭することができる。

 来客用自転車置き場が設置されていることも、子育て世帯にはうれしい設備だ。子供が幼稚園や保育園に通い出してコミュニティが広がると、親同士がお互いの家を行き来する機会もできる。小さな工夫だが、あると便利な共用施設と言える。

 また、敷地南側の「憩いの提供公園」は、ベンチやすべり台が置かれ、子供が乳幼児の頃には特に重宝する空間になりそうだ。子供を遊ばせるのに役立つだけでなく、子育て世代にとっては、マンション内のママ友、お友達ができるコミュニティスペースにもなるだろう。

 一方、セキュリティー対策も万全だ。最近では、オートロックは1カ所の分譲マンションが多い中、1階エントランスホール前と共用廊下のドア2カ所にオートロックを採用している。

 

専有部のスペックも充実

 また、「シティテラス住吉」の住戸専有部では、家族の生活を豊かにしてくれる充実した設備も見逃せない。

 キッチンには、「天然石カウンタートップ」が設置され、上質さを演出。「食器洗い乾燥機」と「生ゴミディスポーザー」で快適に料理を楽しむことができる。また、浴室には「ミストサウナ」が装備され、奥行き2mと余裕があるバルコニーには「スロップシンク」が設置されている。

 他にも、共用廊下側の洋室の窓に、室内のプライバシーを確保する「可動ルーバー面格子」、西日を軽減する「Low-Eガラス」が標準装備されるなど、生活を快適にしてくれる設備が整っている。

「シティテラス住吉」の価格帯は、5,000万円台後半〜

シティテラス住吉の間取り B5タイプ:70.27㎡
写真を拡大 B5タイプ:70.27㎡

 住戸は、全戸東向きの設定だ。専有面積は67㎡台~70㎡台に特化され、ファミリー向けの間取りに振り切っている。 

 間取りは、よく見られる「田の字型」(中央に廊下、両側に田の字に居室を配置)だが、収納の豊富さ、バルコニー側の連窓サッシによる開放感、バルコニーの奥行き2mによる使い勝手の良さなど、シンプルながら効率良く居住性が高い仕上がりになっている。

 67㎡台、70㎡台住戸ともに限られた空間だが、全居室5畳以上を確保している点は、家族3〜4人での居住性がしっかり考えられていると言えるだろう。

 では、先着順販売住戸の間取りと価格を紹介しよう(21年12月中旬モデルルーム訪問時点、成約済みの場合あり/住戸はすべて東向き)。

8階
住戸タイプ 間取り 専有面積 予定価格
C2 2LDK+S 67.34㎡ 6,000万円
C1 2LDK+S 67.34㎡ 6,100万円
B5 3LDK 70.27㎡ 6,400万円
B3 2LDK+S 70.27㎡ 6,400万円
9階
住戸タイプ 間取り 専有面積 予定価格
D 3LDK 67.34㎡ 5,900万円
C2 2LDK+S 67.34㎡ 6,000万円
B5 3LDK 70.27㎡ 6,400万円
B4 3LDK 70.27㎡ 6,400万円
B3 2LDK+S 70.27㎡ 6,400万円

 同じ階数、専有面積でも、タイプによる価格差があるのは、前面のマンションの存在によって住環境が異なるからだ。バルコニー前面にマンションが被ってくる住戸は、若干安くなっている。

 月々のランニングコストは、上記70.27㎡住戸で、初年度月々25,195円の予定(管理費、18,105円、修繕積立金7,090円)。インターネット使用料が含まれているのはうれしい。

「シティテラス住吉」のメリットは?

 それでは、「シティテラス住吉」の メリット、デメリットについてまとめてみよう。

メリット①都心への快適なアクセス

 東京メトロ半蔵門線と都営新宿線の2路線を利用できる住吉は、大手町駅へ直通10分だけでなく、渋谷駅へ直通27分、新宿駅も16分(直通24分)で出られるなど、都心主要部への快適なアクセスを誇る。

 さらに、この2路線を通してJR各線や地下鉄など多くの路線へ乗り換えて都内各所へスムーズに出られるため、ライフステージの変化にも柔軟に対応できるエリアと言える。

メリット②自然豊かで、子育てに適した住環境

 「シティテラス住吉」周辺は、閑静で穏やかな住宅地となっているため住環境も良好だ。美しい水辺、子育て世代の味方になる自然豊かな大型公園や多彩な生活利便施設が揃い、暮らしやすい街並みを形成している。

 「横十間川親水公園」(約280m/徒歩4分)には、貸しボートや水上アスレチック、花菖蒲園などのレジャー施設が豊富。また、「江東区スポーツ会館」(約350m徒歩5分)では、子供向けのプール教室や一般やシニア世代向けの体操、ヨガ教室なども開催されている。

 14万㎡にも及ぶ広大な「猿江恩賜公園」(約1,100m/徒歩14分)は、緑潤う広場、野球場やテニスコートなど多彩な施設がそろい、周辺の住人が散策やスポーツを楽しむ一大スポットとなっている。

 一方、子育て環境も充実している。通学校は、「北砂小学校」(約160m徒歩2分)と「第二南砂中学校」(約460m/徒歩7分)となる。特に小学校がマンションから近いのは大きなメリット。小学校低学年でも、安心して学校に送り出すことができる。

水辺、緑豊かな自然が広がるマンション周辺
美しい水辺の風景が広がるマンション周辺

メリット③生活利便性の高さ

 日々の食材や日用品のお買い物は、「オーケー尾高橋店」(約310m/徒歩4分)が便利だ。また、大型ショッピングモール「アリオ北砂」(約330m/徒歩5分)には、「イトーヨーカドー」や100以上の専門店が入居する「アリオモール」、スポーツクラブ「ルネサンス」が入居している。

 加えて、メディアで取り上げられることも多い「砂町銀座商店街」(約660m/徒歩9分)は、670mもの長いストリートに約180店舗が立ち並び、日用品の買い物や食べ歩きを楽しめる。買い物には困らない立地と言えるだろう。

180もの店舗が建ち並ぶ砂町銀座商店街
180もの店舗が立ち並ぶ砂町銀座商店街

「シティテラス住吉」のデメリットは?

マンション建設現地(21年12月撮影)
住吉駅から徒歩15分のマンション建設現地(21年12月撮影)

 続いて、「シティテラス住吉」のデメリットについて見てみよう。デメリットは、大きく2点ある。

デメリット①駅から遠い

 1つ目は、駅から距離がある立地。住吉駅徒歩15分、西大島駅徒歩14分は、駅から自宅まで歩ける距離だと思えない価値観の人もいるはずだ。夏の猛暑の日、天候が悪い日など、外出するのが苦にならない駅近のマンションとの大きな違いになる。

 周辺エリアを南北に結ぶ都営バス、「北砂三丁目」のバス停へも、徒歩7分(約510m)とやや距離がある。

デメリット②洪水、高潮などのリスクがある

 2つ目は、洪水、高潮などの災害リスク。マンション特有のデメリットではないが、東京の城東エリアで住まいを構えるときは、避けて通れないこと。周辺は、数百年に1度、万が一の洪水や高潮の災害時に、3~5m(2階相当部分)の浸水リスクが指摘されている(江東区のハザードマップによる)。

 デメリットは以上だが、住戸を選ぶ際、住環境に関して確認しておきたい点がある。それは、敷地東側にある11階建てマンションの存在によってバルコニー前に被る住戸があること。ただし、価格にも反映されているため、バルコニー前の環境と価格を踏まえた上で検討材料の一つにするとよいだろう。

「シティテラス住吉」は買いか?

 「シティテラス住吉」は、周辺を「猿江恩賜公園」や「小名木川」などの豊かな自然に囲まれ、「アリオ北砂」や「砂町銀座商店街」などの生活利便施設にも恵まれたファミリー層向けのマンションになる。家族の快適な生活を支えてくれる共用部分や設備も充実、149戸と規模感もあるので、ファミリー層の生活満足度を高めてくれるだろう。

 ただ、価格面を考えると、駅徒歩15分で70㎡6,400万円の価格は、数年前と比較すると随分高くなってしまった印象がある。

 一方で、現在のマンション相場を考えれば、江東区アドレス、子育てファミリーに人気のエリアで住みやすいポイント、家族4人での生活に最低限70㎡の居住性を確保した新築マンションが、ペアローンを使わずぎりぎり1馬力で手が届きそうな6,000万円台前半の抑えられた価格という見方もできる。

 住吉界隈は、都心部に近いロケーションながら住みやさが見直され、この数年で大きく相場が上がった。有楽町線延伸計画(豊洲~住吉間)の実現が濃厚となり、今後さらに人気が出ることはあっても、大きく相場が下落することは考えづらい。そのため、周辺には複数の新築マンションの建設計画がある。

 競合する新築マンションは、住吉駅徒歩15分の「MJR深川住吉」、徒歩10分の「猿江恩賜公園レジデンス」になるだろう。

 「MJR深川住吉」は、人気の深川エリア立地に「木場公園」徒歩5分がメリット。有楽町線が延伸すれば、近隣に新駅ができる期待感もある。南向きは「シティテラス住吉」より少し高めの価格設定になりそうだ。一方、住吉駅徒歩10分の「猿江恩賜公園レジデンス」は、7,000万円をゆうに超えてくる価格帯となっている。

 「シティテラス住吉」は、駅から多少距離はあるものの、このロケーションでの生活を考えながら、少しでも経済的に新築マンションを検討したい層、またテレワークが主流になっている人たちにとっては十分選ぶ価値のあるマンションと言えそうだ。

 

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