新築マンション「SHIROKANE The SKY(白金ザ・スカイ)」は、JR山手線の内側、真の「都心」と呼べる場所に誕生する注目の大規模マンションだ。港区内、駅近、再開発という資産価値に直結するキーワードをいくつも備える。入居は2023年と約4年後になるが、都心再開発物件をねらう購入希望者たちの熱気は高まるばかりだ。(住宅評論家・櫻井幸雄)※新築販売時の記事です。
都心の穴場に誕生した大規模再開発マンション
地味な場所のイメージは一変
「SHIROKANE The SKY(白金ザ・スカイ)」は総戸数1247戸、JR山手線内側では最大の戸数となる複合再開発マンションとなる。地上45階となる超高層の東棟と地上19階建ての西棟で構成され、もうひとつ低層棟があるが、そこには、もともと建設地にあった医療施設や工場が入る。
工場が入るといっても、騒音や臭いを出すような工場ではない。住環境に影響を及ぼすことがない工場だし、建物外観に工場色は感じられないので、イメージを損なう心配もない。
建設地に行くと、敷地が首都高速道路に近いことが分かる。敷地の北側に首都高速の目黒線があり、下には川がある。そして、もともとは町工場もあった場所だ。そう書くと、「あんまり、良い場所ではないのでは」という人も出てきそうだ。
確かに、建設地一帯は、従来、港区内ではマンションが割安に分譲されており、“都心の穴場”というような印象がある。
しかし、そういう場所を一変させ、評価を改めさせるのが、大規模複合再開発というもの。それまでの地域特性を持ち出しても意味はない。「これから、どうなるか」が重要だろう。
そして、都心マンションで、高速道路が近いことは大きな問題にならない。高速道路に交通量の多い国道、鉄道路線、飛行機の航路……都心部は音があふれている。夜中であっても、都市騒音というのだろうか、ゴーッという音が絶えることがない。
それらを織り込んでもなお、「住みたい」と思う人が多い場所、それこそが「都心」である。ちなみに、ゴーッという都市騒音は、住んでいるうちに全くといってよいほど気にならなくなる
SHIROKANE The SKY(※新築時のデータです)
- 価格
- ー
- 完成時期
- 2023年3月予定
- 東京都港区白金一丁目1000番(地番)
- 東京メトロ南北線「白金高輪」駅徒歩3分 他
- 間取り
- studio ~ 4LDK
- 専有面積
- 23.94㎡ ~ 147.10㎡ (トランクルーム面積0.38㎡ ~ 2.28㎡含む)
- 総戸数
- 1,247戸 (非分譲住戸477戸含む)
- 売主
- 東京建物株式会社八重洲分室、株式会社長谷工不動産、住友不動産株式会社、野村不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社
- 施工会社
- 大林・長谷工建設共同企業体
※データは2019年10月21日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
ゴルフレンジも備えた豪華共有施設が魅力
価格は1LDKが5000万円程度の予定
「SHIROKANE The SKY」は、都心の港区内に誕生する大規模複合開発のマンションである。住宅・商業・工場・医療施設などが一体化し、東棟と西棟の間に中央公園を建設。敷地外周に樹木を多く配置し、遊歩道があるなど、良好な環境も形成される。
また、大規模開発ゆえのスケールメリットで、共用施設が充実。3層吹き抜けで上りと下りのエスカレーターを配置したエントランスから上がると、2層吹き抜けのエントランスホールが迎えてくれる。
他ではなかなか味わえない豪華さだ。
さらに、ゴルフレンジやフィットネスジム、シアタールーム、スカイラウンジなども設けられるが、プールのような豪華施設はない。長く住み続けることを考え、維持にお金のかかる施設は設けなかったのだろう。
加えて、東京メトロ・都営地下鉄の白金高輪駅から徒歩3分という便利さも備える。
つまり、「SHIROKANE The SKY」は、「山手線内側」「港区内」「駅徒歩3分以内」「大規模」「複合開発」といった人気要素を多く備えるマンションとなるわけだ。
住戸は、約23㎡~147㎡のスタジオタイプから4LDK。住戸バリエーションは200タイプを超える。3タイプあるモデルルームでは、コーナーサッシや床面から天井までの大型サッシが印象的に配置され、眺望の良さを特徴とするマンションとなる計画だ。
設備関係は上質だが、あきれるほど豪華というわけでもない。常識的なプランニングといえる。
10月下旬から販売開始となる予定で、取材時点では価格未定。7月末に開催された記者発表では、大まかな目安も明かされなかった。
現在の不動産相場からすると、「山手線内側」「港区内」「「駅徒歩3分以内」の条件を満たすマンションは3LDKが1億5000円以上のケースが目立つ。
1坪(3.3㎡)当たりで、700万円以上だ。平均価格でそれくらいとすると、下層階では1坪当たり600万円以内で、上層階は1000万円以上ということになる。そうなると、下層階の1LDKが5000万円程度、上層階の大型3LDKで3億円程度か。それくらいが目安になりそうだ。
入居は4年先でHARUMI FLAG(晴海フラッグ)と同じ
東京五輪後の価格下落がないなら、買いか?
「SHIROKANE The SKY」は、建物完成が2022年12月下旬予定で、入居開始は2023年3月下旬予定。奇しくも、入居予定はHARUMI FLAG(晴海フラッグ)と同じ4年近く先となる。
これほど先の入居となると、“先物買い”の様相も出てくる。
2020年東京五輪後の後、一部の予測のように不動産価格が大きく下がるのであれば、購入は下がりきるまで待った方がよい。
しかし、ロンドンのように五輪開催後も不動産価格が上がり続けるのなら、先に買っておいた方が得となる。
現在、都心で1億円を超えるマンション住戸を買う層で、「東京五輪後に不動産価格が下がる」と考えている人は少ない。だから、晴海フラッグも売れ行き好調だ。「SHIROKANE The SKY」も好調に売れるのではないだろうか。
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