新築マンション「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」は、武蔵浦和駅徒歩1分、全277戸の大規模マンションだ。今年春に第1期112戸を販売したが、111戸に購入申し込みが入り、ほぼ完売。半数近い戸数を一気に販売したというのだから、極め付きの人気マンションであることは間違いない。しかし、今後さらに人気は高まりそうだ。(住宅評論家・櫻井幸雄)※新築販売時の記事です。
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」は、資産価値が落ちない3要素を備えたマンション!
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」の人気の理由は、JR埼京線武蔵浦和駅から徒歩1分、ペディストリアンデッキ(歩行者専用通路)で直結していること。そして、スーパーマーケットをはじめとした商業施設との一体開発であること。以上の特徴だけで、人気マンションになるのは十分といえる。
ちなみに、一体開発されるスーパーマーケットで買い物をした場合、買い物カートを押して、マンションまで帰ることができる計画だ。マンションのエントランスで買い物カートを乗り捨てれば、スタッフによって回収される。“マイ・マーケット”の気分が味わえるわけだ。
以上の特徴に加え、整備された街区が形成されている武蔵浦和駅周辺において、最後の1ピースとして登場するマンション、という希少性も大きい。30年以上前から大規模マンションが誕生し続けている武蔵浦和駅周辺で、「最も駅に近い大規模マンション」が今、建設されているわけだ。
つまり、将来値下がりしにくい3要素(駅近、スーパーマーケット併設、希少)を備えているのだから、「これは買っておかなければ」という気持ちになる人が多くなるのは当然だろう。
また、武蔵浦和駅がJR埼京線の快速停車駅で、快速利用で池袋駅まで18分(通勤時19分)、新宿駅まで23分(同24分)というアクセスの良さも利点となる。
【完売】プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ(※新築時のデータです)
- 価格
- 3,668万円~4,318万円
- 完成時期
- 2024年05月中旬予定
- 埼玉県さいたま市南区沼影一丁目93番1の一部(地番)
- 埼京線「武蔵浦和」駅徒歩1分
- 間取り
- 1DK~1LDK
- 専有面積
- 31.64㎡・36.74㎡
- 総戸数
- 277戸
- 売主
- 野村不動産株式会社、株式会社ジェイアール東日本都市開発
- 施工会社
- 鴻池・植木特定建設工事企業共同体
※データは2022年7月8日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」の価格は?
その分、販売価格は安くはない。以下、第1期で販売された住戸の価格例を記すと、次のようになる。
10階 3LDK(約71㎡) 7218万円
14階 3LDK(約74㎡) 7558万円
最上階角住戸 4LDK(約103㎡)1億4998万円
70㎡台の住戸が7000万円台という、おおまかな価格水準でいうと、大宮駅近くの再開発マンションである「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」と同じくらいの設定。さらにいえば、23区内の外周部に位置する北区や板橋区と変わらないか、それ以上の水準となる。それでも大人気だったのである。
「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」と比較、どっちがいい?
では、ほぼ同時期の販売となった「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」と比べた場合、どちらが魅力的なのか。
駅のポテンシャル、駅周辺商業エリアのスケールでいえば、大宮駅に近い「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」のほうに分がある。しかし、駅直結で駅から徒歩1分であることに加え、山手線ターミナル駅までの所要時間で言えば、「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」のほうが勝っている。
理論上の優劣は付けがたい。あとは、どちらが好きか、の判断となるだろう。悩ましい比較検討の後、大勢の人が「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」を選んだ。それだけの魅力を備えたマンションということになる。
駅前だからタワーマンションとは限らない
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」は、地上60mという超高層の基準を超えていない。高さ60mであれば地上20階建て程度になるのだが、同マンションはその手前の19階建てだ。
超高層ではないため、「プラウドタワー」ではなく、「プラウドシティ」になっているのだろう。そして、免震構造でもなく、制震構造でもない。今回は再開発事業ではないこともあるだろうが、板状で安定感のある横広の形状には基本的な耐震構造で十分という結論に至ったものと推測される。
マンションは敷地や地盤などの状況により、いろいろな形状が採用される。駅前だからといって、タワー形状の超高層にされるとは限らない。そういえば、超高層マンションが立ち並ぶ湾岸エリアでも、野村不動産はあえて非超高層のマンションを開発したことがあった。マンション開発は、いろいろなアプローチの中から、最良の手法が選ばれる。
メリットは、住み心地を重視した室内仕様
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」の場合、駅徒歩1分の便利な場所でありながら、住戸のゆとりと開放感が大きく、健康志向が強い。つまり、住み心地重視の考え方が採用されている。それが、隠れた長所になっている。
開放感のある室内
まず、眺望が抜ける住戸が多いことから、バルコニー側の窓が大きい。バルコニーのガラス手すりに採用される「ラミスカイ」は室内側からは景色がよく見えて、外からの視線を遮るすぐれものだ。
大きな開放感を生み出すため、住戸の天井高は16階から19階で約2.58mと高い。下がり天井が少ないし、ウォールドアは天吊り式で、開け放したときの一体感が大きくなる。
フルオープン型のキッチン
そして、注目したいのはキッチン部分が、コンロ前の壁をなくした「フルオープン型」になっていることだ。実は新築マンションでも、多くのキッチンはコンロ前に壁が付いているため、LDとキッチンの間を一部区切ることになる。
実は、この壁内部に共用たて管が隠されており、壁を外すことができないケースが多いのだが、「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」では、二重床の懐が深いため、シンクと共用たて管を離すことができる。
その結果、フルオープンのキッチンを実現させている。その開放感は、同マンションの財産といえる。
「床快full(ゆかいふる)」とZEH-M(ゼッチ・マンション)
さらに、「床快full(ゆかいふる)」と名付けられた全館空調システム(24時間、住戸全体を換気しながら適温に保つシステム)を採用していることや、省エネの要件を満たすZEH-M(ゼッチ・マンション)になっていることも特徴。快適に暮らすことができ、光熱費も抑えることができるマンションになっているわけだ。
そのほか、キッチンのディスポーザー(生ゴミ粉砕処理機)と食器洗い乾燥機、天然御影石のキッチンカウンターなど、設備仕様のレベルは高い。
コンパクトタイプの発売後は、さらに人気が上昇?
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」は、首都圏でも有数の人気マンションである。だが、これからさらに人気が上がるのではないか、と思える。というのも、コンパクト住戸の販売がまだ行われていないからだ。
「プラウドシティ武蔵浦和ステーションアリーナ」の間取りはワンルームから4LDK。そのうち、第1期で販売された住戸は、2LDK〜4LDKのファミリータイプだ。ワンルーム、1LDKといった単身者向けコンパクトタイプの販売が行われていない。コンパクトタイプは、投資向けとしても魅力的だし、シングル向けとして人気が高い。
シングルの場合、将来、結婚したときや高齢者施設に移るとき、今の住戸を「高く売りたい」「高く貸したい」と思う。その点、駅徒歩1分でスーパーマーケットが身近なマンションであれば、望み通り、もしくは望み以上で売れたり、貸せたりするはずだ。
以上の魅力があるので、コンパクトタイプの販売が行われれば、購入希望者が殺到する可能性がある。
現状、コンパクトタイプの販売がいつから行われるのか、その価格水準がどれくらいになるのか、は発表されていない。早ければ、今年秋からか、年明けからか……。いずれにせよ、要注目の販売になることは間違いない。
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【完売】大宮スカイ&スクエア ザ・タワー/大宮スカイ&スクエア ザ・レジデンス(※新築時のデータです)
- 価格
- 第四期2次5,430万円予定~9,980万円予定/第一期2次3,900万円台予定~6,100万円台予定
- 完成時期
- 2024年08月上旬予定
- 埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目902番(地番)(ザ・タワー)、901番(地番)(ザ・レジデンス)
- 京浜東北線「大宮」駅徒歩5分(ザ・タワー)、徒歩6分(ザ・レジデンス)
- 間取り
- 第四期2次1LDK~3LDK/第一期2次1LDK~2LDK
- 専有面積
- 第四期2次40.72㎡~73.64㎡/第一期2次41.78㎡~57.89㎡
- 総戸数
- 582戸(総戸数522戸(一般販売対象戸数399戸)他に店舗・事務所区画23戸(ザ・タワー)、総戸数60戸(一般販売対象戸数30戸)他に店舗1区画(ザ・レジデンス))
- 売主
- 日鉄興和不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社、丸紅都市開発株式会社
- 施工会社
- 前田建設工業株式会社
※データは2023年8月31日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。
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