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大阪市此花区のマンション「ハルモシティ」のメリット・デメリットは? 環状線圏内で中心価格帯3000万円台の魅力

2023年8月8日公開(2024年9月30日更新)
神納まお:フリーライター

新築マンション「ハルモシティ」は、大阪市此花(このはな)区に建築中の3棟、総戸数294戸の大型分譲マンションだ。JRゆめ咲線安治川口(あじかわぐち)駅から徒歩4分で、価格は2800万円台から。4月の販売開始から3カ月で40戸が売れているそうで、売れ行きも好調といえる。早速、モデルルームへ潜入取材してみた。

「ハルモシティ」は、駅近で割安なマンション

ハルモシティの外観完成予想図
ハルモシティの外観完成予想図(出典:公式サイトから)

 「ハルモシティ」の特徴は立地だ。

  • ・JRゆめ咲線「安治川口」駅へ徒歩4分、そこから大阪駅まで10分

    ・ボリューム価格帯が「3000万円台(3LDK、60㎡台)」「4000万円台(3LDK、70㎡台)」

 ハルモシティが立つ大阪市此花(このはな)区は、中心部からやや西側にある湾岸エリアで、最寄りの安治川口駅は、大阪環状線のターミナル駅のひとつ西九条駅から1駅だ。そして、もう1駅先はUSJ・ユニバーサルスタジオジャパンがある「ユニバーサルシティ」駅がある。

 安治川口駅から大阪駅までは、西九条駅で乗り換えて最短10分ハルモシティから14分というロケーションだ。

 ハルモシティのプランはファミリー層向けの3LDK、60㎡台が3000万円台、70㎡台が4000万円台中心となっている。

 周辺マンションは環状線の西九条駅やひとつ南の弁天町駅圏内で、50㎡台3500万円から90㎡台9000万円までが多く、割安だといえる。

「ハルモシティ」建設地。地盤工事中
「ハルモシティ」建設地。地盤工事中で、2025年7月完成引き渡しの予定(筆者撮影)

「ハルモシティ」の価格、間取りは?

 「ハルモシティ」は西向き(ウエストレジデンス)、東向き(イーストレジデンス)、南向き(サウスレジデンス)の3棟があり、階数は共に15階建てとなっている。

 方角はやや西へ振れており、南向きのサウスレジデンスは南南東向きに近い。現在は第1期販売中で、すでに40戸が販売済みだという。(※2023年7月取材時点)

 価格表はなく、2期以降の価格はまだ設定されていないというが、第1期の未発表価格の一部を聞き取れたので紹介する。

ウエストレジデンス(西向き)
10階、65.28㎡、3LDK……3690万円


イーストレジデンス(東向き)
2階、65.28㎡、3LDK……3490万円


サウスレジデンス(南向き)
4階、70.01㎡、3LDK……3840万円(※間取り図なし)

 

サウスレジデンス(南向き)
5階、68.75㎡、3LDK……3,830万円

 日当たりは南向き(サウスレジデンス)がいちばん良いが、建設地の南側には道路を挟んで築13年のマンションが立っており、高さは15階建てとハルモシティと同じ高さだ。

 距離は離れているが、低層階は時間帯によって陰になりそうで、上層階でも圧迫感まではないが視界には入る。

 そして、イーストレジデンスが向いている東側には、工事中の建設現場と工場がある。工事中の現場には、新しい賃貸マンションが建つとのことだった。なお、工場からの音やにおいはなかった。

 ウエストレジデンスが向いている西側は広い駐車場で、建物がなく安治川口駅が見える。

 以上のことを踏まえると、現時点でのロケーションでいえば、東西南北の方角へやや振られていることも含めて、西向きのウエストレジデンスに目がいく。

 現時点で成約済みの購入層は、

  • ・30代から40代のファミリー層が中心
    ・ほとんどが初めて住宅を購入する人たち
    ・現住所は大阪市西部(此花区や港区)が多く、兵庫県南東部も

 となっているという。なかには既存マンションからの住み替えもあったそうだ。

ハルモシティ(物件詳細はこちら)

価格
第1期 2,890万円~5,050万円 / 第1期6次 3,560万円~4,190万円
完成時期
2025年07月下旬予定
  • 大阪府大阪市此花区春日出南三丁目104番(地番)
  • 桜島線 「安治川口」駅 徒歩4分
間取り
第1期 3LDK・4LDK / 第1期6次 3LDK
専有面積
第1期 58.53~87.67㎡/ 第1期6次 65.28~72.20㎡
総戸数
294戸
売主
株式会社プレサンスコーポレーション
施工会社
南海辰村建設株式会社
成約で5万円分のPayPayポイントがもらえる!(対象物件のみ)
ハルモシティ資料請求はこちら
Yahoo!不動産詳細へ

※データは2023年8月31日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。

「ハルモシティ」の設備仕様と共用施設

 ハルモシティの設備仕様はどうだろうか。まず、住戸の設備についてまとめた。

  • 【全戸標準仕様】
    ・キッチンのディスポーザー(生ごみ粉砕処理機)
    ・食器洗い乾燥機
    ・全室複層ガラス
    ・洗面台シングルレバー混合水栓に洗浄力3.5倍の「キレイスト」
    ・ユニットバスはお湯が冷めにくい「保温浴槽」
    ・省エネ基準適合、断熱性能等級4、金利優遇「フラット35S」に適合

    【一部の住戸】
    ・13階から15階の住戸は、梁を床下に配置した「ルネス工法」で床下収納付き
    ・一部住戸にシューズインクローゼット標準装備

 販売初期で工事もこれからなので、現時点では、「建具などのカラーセレクト」とユニットバスは「弓型浴槽」か「ストレート浴槽」からのセレクトも可能となっている。

 続いて、共用施設についてまとめた。

【共用施設】
・「ラウンジ」
・キッチン付きの「パーティースペース」
・リモートワークなどに対応できる「コワーキングスペース」
・冷凍・冷蔵対応の「宅配ボックス」 

 これらの共用施設は、サウスレジデンス(南向き)の1階に集まっている。この部分は、図面や完成予想パースで見る限り、エントランスホールも含めて比較的余裕のある設計だ。

 なお、ウエストレジデンス(​西向き)とイーストレジデンス(東向き)の1階部分は自転車やバイク置き場、ごみ置き場となっている。

 他にはないここだけの特別な設備や施設があるとはいえないが、必要なものはしっかり揃っているといえる。

「ハルモシティ」のメリットは?

メリット1:割安感と使い勝手のいいプラン

 「ハルモシティ」の価格帯は、周辺分譲マンションと比べても割安といえる。

 大阪環状線の西九条駅の1つ南、港区の弁天町駅周辺に「ザ・ファインタワーウエストコースト」という販売中の新築マンションがある。鉄道路線としてはゆめ咲線より有利にはなるものの、同じ床面積で単純比較すると1000万円近い価格差が出る住戸もあった。

 ハルモシティ最寄りの安治川口駅は環状線の接続まで1駅、大阪駅までの時間はほとんど変わらないロケーションでこの価格差をどう考えるかだ。

 各戸の間取りプランは凹凸が少なく間口も取れ、キレイに収まったプランで、どれも使い勝手が良さそうな印象を受けた。

 同じ3LDKでもパターンを変えたプランも複数あり、家族構成や将来設計に合わせたプランをセレクトできそうだ。

メリット2:交通利便性

 環状線まで1駅で市街地まで近いことは述べてきた通りだが、JRゆめ咲線は本数も多く、朝夕は5分おきに電車が出る時間帯もある。

 また西九条駅は阪神電車も乗り入れており、北は甲子園、神戸方面へも移動が楽で、南は難波、南海電車や近鉄電車へ接続できる。

 西方向はユニバーサルスタジオジャパンがあるが、終点の桜島駅から、大阪・関西万博開催予定地ともなっている夢洲(ゆめしま)までの延伸計画があり、最終的には大阪メトロ中央線コスモスクエア駅から回ってきた路線と接続するという。

 現在は南港・天保山エリアとは川を隔てているため、回り込んで向かうと車でも時間がかかるが、実は桜島と天保山には市営の渡し船が運行されている。

 自転車も乗船でき、運賃は無料、乗船時間は5分程度なので、ハルモシティから天保山公園や海遊館まで自転車なら20分で行ける。ちょっとしたサイクリングや子供を連れて遊びに行くには最適だ。

天保山渡船の桜島側。対岸は天保山観覧車
天保山渡船の桜島側。対岸は天保山観覧車(筆者撮影)

メリット3:静かな住環境が手に入る

 ハルモシティの周辺は工場もあり、トラックが走ることもあるが、広い前面道路は静かでほぼ既存マンションの住民しか使わないロケーションになりそうだ。

 敷地の北側に線路が走るが、安治川口駅で止まるためスピードが出ていないので音は気にならない。市街地のマンションにはない、静かな住環境が手に入りそうだ。

 また、舞洲まで自転車で30分ほど。舞洲は多彩なスポーツ施設や緑道などが集まった巨大な公園で、常吉大橋から眺める海も気持ちがいい。

「ハルモシティ」のデメリット

 ではデメリットはどうだろうか。気になった点は以下の通り。

デメリット1:スーパーが遠い

 現地の住環境は悪くなく、金融機関や学校関係も近く、特に保育所・保育園や幼稚園といった施設は周辺に8施設もある。しかし、よく見るとスーパーが近くにない。

駐車場が広い「ラムー」と「コーナン」
駐車場が広い「ラムー」と「コーナン」(筆者撮影)

 ディスカウントストアの「ラムー」(ホームセンターコーナン併設)がもっとも近く1.3キロ、「ライフ」は2キロを超え、西九条駅の近くにある。1キロ圏内にスーパーはない。

 徒歩で多くの買い物をした場合にはその荷物を運ぶのが大変で、車か自転車の方が楽だろう。少し離れても駐車場が広い方が使いやすいかもしれない。

デメリット2:機械式駐車場

 機械式駐車場のマンションは多く、デメリットとはいえないかもしれないが、入庫と出庫にかかる時間を考えるとやはり平面式に越したことはない。住戸数に対して7割ほどのカバー率というのも気になる。

 しかし、この周辺は駐車場を借りることも可能なため、そこまで深刻な問題ではないかもしれない。

「ハルモシティ」は買いか?

 ハルモシティは交通利便性の良さなどを考えると、割安といえる。2年後に控えた大阪・関西万博開催予定地の夢洲まで自転車で行ける距離であることや、電車路線の延伸計画などを加味すると、資産価値としても期待できそうだ。

 実際に、今後販売していく住戸の価格設定も見直しているらしく、現在の販売価格より高くなる可能性もあるという。少しでも興味があるという人なら早めに検討した方がよさそうだ。

ハルモシティ(物件詳細はこちら)

価格
第1期 2,890万円~5,050万円 / 第1期6次 3,560万円~4,190万円
完成時期
2025年07月下旬予定
  • 大阪府大阪市此花区春日出南三丁目104番(地番)
  • 桜島線 「安治川口」駅 徒歩4分
間取り
第1期 3LDK・4LDK / 第1期6次 3LDK
専有面積
第1期 58.53~87.67㎡/ 第1期6次 65.28~72.20㎡
総戸数
294戸
売主
株式会社プレサンスコーポレーション
施工会社
南海辰村建設株式会社
成約で5万円分のPayPayポイントがもらえる!(対象物件のみ)
ハルモシティ資料請求はこちら
Yahoo!不動産詳細へ

※データは2023年8月31日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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