「ローレルスクエアOSAKA LINK」の価格や間取りは？ 3駅徒歩圏内で中心地へのアクセスも良好

大阪市の新築マンション「ローレルスクエアOSAKA LINK」は、近鉄不動産による3棟、総戸数393戸の大型分譲マンションだ。阪急千里線の下新庄駅から徒歩5分のほか、阪急京都線、JRなど複数の駅へ徒歩圏内という立地にある。モデルルームへ潜入取材してみた。（フリーライター・神納まお）

「ローレルスクエアOSAKALINK」の特徴は駅と共用施設
価格とプラン
設備仕様と共用施設
メリット
デメリット
まとめ

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の特徴は駅と共用施設

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の外観完成予想図（出典：公式ホームページから）

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の特徴は2つ、3駅が徒歩圏内であることと、充実した共用施設だ。共用施設については後述するとして、まずは本物件のアクセスについて解説したい。

　阪急千里線の下新庄駅まで徒歩5分（サブエントランスから。グランドエントランスから徒歩6分）、阪急京都線・千里線の淡路駅まで徒歩10分（グランドエントランスから。サブエントランスから徒歩11分）、JRおおさか東線のJR淡路駅まで徒歩6分（グランドエントランスから。サブエントランスから徒歩8分）。　

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の最寄り駅、阪急下新庄駅（筆者撮影）

　注目は二つの淡路駅。JR淡路駅は、JR大阪駅の新地下駅ホームの開設（大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期」内に2023年3月に開業）に伴い、朝の時間帯に直通快速の停車駅に。これによって、JRおおさか東線の主要駅となる。

　このそれぞれの淡路駅を使えば、新大阪駅までは5分、大阪駅・大阪梅田駅までは11分というスピードでアクセスができる。

　さらに阪急京都線の淡路駅は、地下鉄osaka-metro堺筋線につながり、そのまま北浜や天下茶屋までつながっている。

　また、「ローレルスクエアOSAKA LINK」が位置する淡路エリアでは、現在駅前再開発が進んでいる。これからどんどん便利な街になっていくことが期待されるだろう。

ローレルスクエアOSAKA LINK（物件詳細はこちら）

価格: 3,490万円・3,990万円
完成時期: 2022年5月

大阪府大阪市東淀川区下新庄三丁目162番（地番）
阪急千里線「下新庄」駅徒歩5分～6分 ※サブエントランス徒歩5分、グランドエントランス徒歩6分、阪急千里線「淡路」駅徒歩10分～11分 ※グランドエントランス徒歩10分、サブエントランス徒歩11分、おおさか東線「JR淡路」駅徒歩6分～8分 ※グランドエントランス徒歩6分、サブエントランスから徒歩8分

間取り: 2LDK・3LDK
専有面積: 58.80㎡・72.06㎡
総戸数: 393戸
売主: 近鉄不動産株式会社、株式会社NIPPO、オーエス株式会社、アートプランニング株式会社
施工会社: 株式会社長谷工コーポレーション

成約で5万円分のPayPayポイントがもらえる！（対象物件のみ）

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※データは2024年1月14日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。

現地の状況は？

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の現地南側のブライトテラス（筆者撮影）

現地はすでに建物が完成しているので、即引き渡しが可能だ。一部の住戸では居住が始まっている。南側に高い建物は隣接していない。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の現地西側のグランドエントランスとセンターテラス（筆者撮影）

　道路に接しているマンションの敷地は、全面的に2mほどセットバック（※）の上、植地帯を設けている。これらのコンセプトを含めてグッドデザイン賞を受賞したそうだ。

※敷地や建物を道路などの境界線から後退させること

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の現地西側のグランドエントランスとセンターテラス（筆者撮影）

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の現地西側のグランドエントランス（筆者撮影）

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の現地北側のサブエントランスとノーステラス（筆者撮影）

周辺環境について

　とりまく周辺環境は、スーパーも学校も徒歩10分以内にあり、生活利便性は高いといえる。また、0〜2歳児を対象とした「ことり保育園」（大阪市認可小規模保育事業所）がマンション建物内に設置され、入居者は優先的に入所することが可能という。

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商業施設（スーパー、コンビニエンスストア）
セブン‐イレブン大阪下新庄2丁目店…約150m・徒歩2分（サブエントランス）、約210m・徒歩3分（グランドエントランス）
スーパー万代下新庄店…約350m・徒歩5分（サブエントランス）、約450m・徒歩6分（グランドエントランス）
イオンスタイル東淀川店…約610m・徒歩8分（グランドエントランス）、約700m・徒歩9分（サブエントランス）

学校・教育
ことり保育園…マンション建物内
大阪市立下新庄保育所…約70m・徒歩1分（サブエントランス）、約140m・徒歩2分（グランドエントランス）
大阪市立菅原小学校…約530m・徒歩7分（グランドエントランス）、約620m・徒歩8分（サブエントランス）
関西大学北陽中学校…約790m・徒歩10分（サブエントランス）、約900m・徒歩12分（グランドエントランス）

金融機関
池田泉州銀行上新庄支店…約1,260m・徒歩16分（サブエントランス）、約1,370m・徒歩18分（グランドエントランス）
関西みらい銀行上新庄支店…約1,300m・徒歩17分（サブエントランス）、約1,400m・徒歩18分（グランドエントランス）病院

病院
松本歯科医院…約220m・徒歩3分（サブエントランス）、約290m・徒歩4分（グランドエントランス）
タツミ医院…約230m・徒歩3分（サブエントランス）、約310m・徒歩4分（グランドエントランス）
吉田クリニック…約310m・徒歩4分（サブエントランス）、約380m・徒歩5分（グランドエントランス）

公共施設・公園
下新庄小公園…約90m・徒歩2分（サブエントランス）、約170m・徒歩3分（グランドエントランス）

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の価格とプラン

「ローレルスクエアOSAKA LINK」はブライトテラス棟（南向き）、センターテラス棟（南向き）、ノーステラス（西向き）の3棟があり、階数はすべて14階建て。残る販売中の住戸は約100戸、そのうち現地販売センターや商談ルーム、モデルルームとして使用中の住戸を除いたすべての価格表を入手した。

　そのうち一部の価格を掲載する。

※西向きのノーステラス
2階	3LDK	Eタイプ	72.06㎡	3,990万円
3階	2LDK	Fタイプ	58.80㎡	3,490万円
11階	2LDK	Gタイプ	70.96㎡	5,050万円
13階	2LDK	B2タイプ	58.80㎡	4,310万円
13階	2LDK	Gタイプ	70.96㎡	5,150万円
14階	2LDK	B1タイプ	58.80㎡	4,410万円
※南向きのブライトテラス
2階	3LDK	T1タイプ	66.14㎡	4,340万円
3階	3LDK	Qタイプ	69.39㎡	4,390万円
4階	3LDK	Uタイプ	69.39㎡	4,540万円
10階	3LDK	Qタイプ	69.39㎡	4,740万円
13階	3LDK	Wタイプ	67.16㎡	5,040万円
14階	2LDK	Sタイプ	59.34㎡	4,540万円
※南向きのセンターテラス
5階	3LDK	Lタイプ	68.76㎡	4,540万円
7階	3LDK	Mタイプ	45.40㎡	4,540万円
8階	1LDK	Iタイプ	66.56㎡	4,590万円
9階	3LDK	Kタイプ	69.86㎡	4,840万円
11階	2LDK	Jタイプ	58.80㎡	4,240万円
14階	3LDK	Leタイプ	74.59㎡	5,890万円

　価格帯は3,490万円から5,890万円、ボリューム価格帯は2LDＫの4000万円台前半と3LDＫの4000万円台後半。坪単価ではおおよそ200万円前後から200万円台後半。

　周辺にはいくつかの販売中の新築マンションがあるが、価格帯は大きく変わらない。やや安めのマンションもあるが、「ローレルスクエアOSAKA LINK」と比較すると駅から離れていたり、定期借地権付きであったり、なんらかの理由がある。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の気になる間取りプラン

「ローレルスクエアOSAKA LINK」のモデルルームは現地にある。グランドエントランス内は、広々とした廊下で、高級ホテルのような雰囲気だった。

　購入層は30代・40代のファミリー層が中心で、50代以上の2次取得（※マンション購入が2回目）、買い替え層もあり。半分は大阪市内からで、他は吹田市や守口市など周辺市町村からの転入だという。

　複数のモデルルームを見学した中では、3LDＫ、72.60㎡、Oタイプのプランに注目した。

写真を拡大「ローレルスクエアOSAKA LINK」の3LDＫ、72.60㎡、Oタイプの間取り図、価格不明（出典：公式ホームページから）

　南東の角住戸なので、採光・通風も良く、プライバシー性も高いプランだ。リビングダイニングの明るさと快適性を重視する人におすすめで、キッチンまで照明なしでも明るかった。
　
　北側の洋室は柱の張り出しが気になるが、狭くなった部分にデスクを配置するなど工夫次第で気にならない。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の設備仕様と共用施設

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の設備仕様はどうだろうか。標準仕様は下記の通りだ。

・キッチンの浄水器付き混合水栓
・ミストサウナ機能付きガス温水浴室暖房乾燥機、お湯が冷めにくく経済的な「サーモバスS」
・ガス温水式床暖房「ヌック」
・24時間受け取り可能、フルタイムロッカー

　天井の高さはリビング・ダイニング標準で2,450㎜。また、すでに完成しているため、設備のオプションやクロス、各種カラー変更は原則応じられない。

　共用施設では、オール平面駐車場で218台分（普通車199台、軽自動車19台）。

・24時間365日いつでもゴミを出すことができる「ゴミドラム」
・間口が広く大規模分譲マンションらしいグランドエントランス・デッキテラス
・多彩なジャンルの書籍、Wi-Fi環境を整備した「リンコムラウンジ」
・「パーティールーム・イベントスペース」
・「ファミリー＆キッズコーナー」を一体的にプランニング
・インターネットカフェのように活用できる「スタディルーム」
・リモートワークやオンラインミーティングなどにも対応でき、プライベートオフィスのように活用できる「個室ブーステレワークスペース」
・ホテルのような雰囲気の「ゲストルーム」

「大規模マンション居住者400人に聞いた、人気の共用施設・設備ランキング」（参照：スーモ2023.10.24発売号）によると、1位が24時間ゴミステーション、3位がゴミ回収サービスと、ゴミ出しに関する項目が多くなっている。

　さらに、周辺環境でも書いたように、入居者が優先的に入所することが可能な「ことり保育園」は、大阪市の「大規模マンション建設時における保育施設等の整備に係る事前協議制度」を利用し、運営事業者が決定した第1号物件だ。

　この制度は大規模マンションの建設計画が固まる前の段階で、大阪市と建設主との間で保育施設等の整備についての協議を義務付けたもの。大阪市が新たな待機児童対策として、平成30年4月1日から施行した。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」近くにある「ことり保育園」（筆者撮影）

　また小規模保育園は従来の保育園より規模が小さく、保育料が安価だったり、園児一人ひとりに保育士の目が行き届きやすいなどのメリットがある。ちなみに「ことり保育園」の定員は19名となる。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」のメリット

メリット①複数の駅の使い勝手

　冒頭でも紹介した通り、「ローレルスクエアOSAKA LINK」は周辺に駅が多い。阪急は下新庄駅、淡路駅、さらに上新庄駅も近く、京都方面、梅田方面、千里方面へ行ける。淡路駅は特急も止まる乗り換え駅で、そのまま大阪メトロ堺筋線へ接続する。

　下新庄駅は阪急千里線で、吹田や万博記念公園方面へ行ける。また、阪急は淡路エリアの再開発に伴って全面的に線路の高架化を進めている。

　JR淡路駅は新大阪へすぐだが、JR大阪駅の新地下駅ホームの開設により大阪梅田駅へも時間帯によって直通快速で行ける。反対方向はおおさか東線で京橋や大阪南部、奈良方面にもつながる。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の最寄り駅のJR淡路駅（筆者撮影）

メリット②充実した共用施設

「ローレルスクエアOSAKA LINK」はスケールメリットを生かした共用施設が充実しているといえる。

　オール平面駐車場のほか、ゴミ出しやラウンジ、各種ルームや個室ブースのテレワークスペースなど、「設備仕様と共用施設」で解説したとおりだ。駐車場については、普通車に関してはまだ余裕があり、軽自動車については残りが少なくなってきている、とのことだった（2023年11月、取材時点）。
　
　また、これから子供ができる世帯ではマンションの1階に専用保育園があるのは特に良いロケーションといえる。

「ローレルスクエアOSAKA LINK」のデメリット

　では、デメリットはどうだろうか。気になった点は以下の通り。

デメリット①低価格の再販売住戸の抽選が来年3月

　「ローレルスクエアOSAKA LINK」は現在、3,000万円台の2住戸で再販売をスタートしている。このマンション内で3,000万円台はこの2戸のみ。西向きノーステラスの低層階だが、どちらも坪単価200万円を切っている。そして、次に安いのは4,240万円となり、坪単価は230万を超えてくる。

　なるべく価格が安い住戸を検討したい人にとっては、この2戸から検討したいところだが、抽選が来年の3月なので、それまで結果はわからない。他の住戸、または他のマンションの検討、購入もしにくくなる。

　ちなみに再販売は、一度契約に至ったが、なんらかの理由で解約になった住戸を再度販売するもの。理由は手付放棄の解約か、ローン特約（ローン不成立による、契約の解除）の二つが考えられる。

　再販売を抽選で売りに出すか、またどのタイミングで売り出すかはデベロッパーや、物件によってさまざま。本物件に関しては、検討しにくい時期になったと言えるだろう。　

デメリット②やや供給過剰

「ローレルスクエアOSAKA LINK」の周辺には分譲マンションが多い。最近完売している物件、販売中の物件もあり、着工したばかりの大型物件もある。同一エリアで同時期にかなり戸数が供給されている。

　そのため完成しても販売されていない在庫物件が目立ち始めている。条件の悪い物件なら在庫になる理由があるが、条件が良い物件で在庫になるのは供給過剰になっているからだ。

　そして、それは将来的にも中古マンションとして売る時に競合になる可能性が高いことを示している。競合が多くなれば、価格競争が起きやすくなる。

まとめ

「ローレルスクエアOSAKA LINK」は交通利便性をはじめ総合的な住環境に欠点が少ない物件といえる。価格、駅からの距離やルート、生活利便性など、周辺のマンションと比較検討してみる価値は充分にある。

　現物のモデルルームもいくつかのタイプで見学できるので、まずは現地販売センターで確認してほしい。できれば購入時には値引き交渉して少しでも出費とローンを減らしておくことをおすすめしたい。

ローレルスクエアOSAKA LINK（物件詳細はこちら）

価格: 3,490万円・3,990万円
完成時期: 2022年5月

大阪府大阪市東淀川区下新庄三丁目162番（地番）
阪急千里線「下新庄」駅徒歩5分～6分 ※サブエントランス徒歩5分、グランドエントランス徒歩6分、阪急千里線「淡路」駅徒歩10分～11分 ※グランドエントランス徒歩10分、サブエントランス徒歩11分、おおさか東線「JR淡路」駅徒歩6分～8分 ※グランドエントランス徒歩6分、サブエントランスから徒歩8分

間取り: 2LDK・3LDK
専有面積: 58.80㎡・72.06㎡
総戸数: 393戸
売主: 近鉄不動産株式会社、株式会社NIPPO、オーエス株式会社、アートプランニング株式会社
施工会社: 株式会社長谷工コーポレーション

成約で5万円分のPayPayポイントがもらえる！（対象物件のみ）

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※データは2024年1月14日時点。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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