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「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の価格を公開! 中野大規模再開発の“駅直結タワマン”の将来性を解説

2024年7月16日公開(2024年7月17日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」は、JR中央線の中野駅から徒歩6~8分(ペデストリアンデッキと西側南北自由通路完成後:エアーズまで徒歩4分/ブリーズまで徒歩5分)にある、24階建て(「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」)と20階建て(「パークシティ中野 ザ タワー ブリーズ」)の2棟からなる、全807戸のタワーマンションだ。発表から注目されている大型マンションの特徴や価格などに迫る。

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の特徴は?

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の外観予想CG (出典:公式ホームページから)
「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の外観予想CG (出典:公式ホームページから)

 5月3日に事前案内会が開始された「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」であるが、ホームページへのアクセスが殺到。予約枠はまさに秒で埋まった。これほどまでに人気となっている理由は何なのか。まずは「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の特徴から見てみたい。

中野駅周辺の大規模再開発とは?

 中野駅周辺では、現在「100年に一度」と言われる再開発が進んでいる。サブカルチャー的なイメージのある中野は、全く新しい街に進化を遂げつつある。

大きく分けて次の5つのエリアで、再開発事業が進んでいる。

1.中野駅前エリア 橋上駅舎と駅ビルを建設中。新駅舎の上層階には商業施設「アトレ」が2027年に完成予定

2.中野2丁目地区 住友不動産中野駅前ビルや高級賃貸タワー「中野ステーションレジデンス」が建設中

3.中野3丁目地区 「レンガ坂商店街」から南口への間に広場を整備。中野4丁目地区 「中野サンプラザ」「区役所庁舎」は建て替え。

4.中野4丁目地区「中野サンプラザ」は、複合商業施設「NAKANOサンプラザシティ」に。2012年に、再開発のさきがけとして「中野四季の都市(まち)」が開業。病院や商業施設、「中野四季の森公園」がある。

5.中野5丁目地区 「中野サンモール」「中野ブロードウェイ」周辺の整備

 「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」ができるのは、「中野4丁目地区」で、新しい街の中心に位置している。再開発が終了する2030年ころには、中野はコンパクトで高度な都市機能が備わった街になる。まずはこの新しい街のポテンシャルが、「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」が注目される大きな理由となっている。

将来的には、駅直結マンションに!

 「パークシティ中野 タワー エアーズ/ブリーズ」が大きな注目を浴びるもう一つの理由が、中野駅直結のマンションだということ。中野は、中央線沿線の中でも都心に近く、特にコアな人気のある街だ。

 交通利便性に優れ、中央線快速、総武緩行線、東西線が利用可能で、新宿駅までは、中央線快速で1駅5分という近さであり、東京の西部エリアが主な行動圏だという人には、最高の立地と言えるだろう。その中野で、駅近というだけでも注目に値するが、駅直結という付加価値が加わった。

 駅から続く歩行者用通路のペデストリアンデッキ(完成予定時期:2030年)と西側南北自由通路(完成予定時期:2026年)が完成すると、中野駅直結となり、「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」は駅まで徒歩4分、「ブリーズ」は徒歩5分となる。

 また、「パークシティ中野 タワー エアーズ」の東隣につくられる「中野M-SQUARE」には、大型スーパーマーケットが入居予定となっており、こちらが完成すれば、入居者の生活利便性はさらに高まる。

 

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の価格は?

3LDK

広さ(㎡) 金額 方角
77.36㎡ 1億9,400万円 南西角
78.61㎡ 1億8,400万円 北西角
72.36㎡ 1億7,180万円
80.06㎡ 1億6,820万円 北東角
68.76㎡ 1億5,740万円
67.47㎡ 1億5,460万円
70.56㎡ 1億5,300万円 北西角

2LDK

広さ(㎡) 金額 方角
58.25㎡ 1億3,480万円
54.80㎡ 1億3,080万円
61.96㎡ 1億3,180万円

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」価格表

顧客提示用価格表
写真を拡大 顧客提示用価格表

 予想されていたとはいえ、価格は高額だ。ただ、首都圏の新築マンションの高騰ぶりを考えると想定内と言える範囲ではある。第1期1次では、2LDKで1億3,000万円台、70㎡前後の3LDKで1億5,000万円台が中心となる。

 「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」は、両隣に建物があり、「ブリーズ」との距離が約34メートル、「中野M-SQUARE」とは約33メートルしか離れていない。そのため、隣接する建物とどの程度かぶるか、眺望の違いで価格差が出ている。南向きは近くに高層ビルがないため、比較的抜け感のある眺望となっており、広い部屋が多くなっている。

 一方、部屋数は以下の通りで、3LDKが圧倒的に多いことがわかる。

4~22階  3LDK 154戸
      2LDK 46戸
      1LDK 1戸
      1DK 21戸

23、24階 プレミアム住戸 17戸

中野駅周辺の中古価格は?

 ここで、中野駅周辺で「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」に比較的条件が似ている、「ザ・パークハウス中野タワー」(2017年築、中野駅徒歩6分、24階建て、総戸数178戸)の中古物件の売り出し価格について見てみたい。

ザ・パークハウス中野タワー/18階/58.55㎡2LDK 売り出し価格
1億3,200万円(坪単価約744万円 )
※出典:マンションレビュー
「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」17階/58.25㎡2LDK 販売予定価格
1億3,480万円(坪単価約764万円)

 こうして比べてみると、「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」が新築マンションであること、また駅直結であることを考えると、現状の相場では、適正価格と言えそうだ。これからさらに、相場が上がる可能性もあるだろう。

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」の共用施設とスペックは?

 部屋の設備は、価格に見合う高スペックなものとなっている。例えば、天井は最高天井高が2.65m(プレミアム住戸は3m)。一般的なタワーマンションの場合は、2.5m程度のため、ぜいたくなつくりとなっている。また、床暖房については、リビングルームだけでなく、マスターベッドルームにも標準設置されている。キッチンはディスポーザー付きで、各階にゴミ置き場がある。

 そして、特筆すべきは換気システムだ。AIR TES(エアテス)」という熱交換気システムを採用している。換気のために窓を開ける必要がなく、一定温度の空気が循環する。花粉を86%除去する空気清浄機能も備えている。

 一方、大型タワーマンションらしく、共用施設も充実している。「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」の主な共用施設をまとめた。なお、「パークシティ中野 ザ タワー ブリーズ」の共用施設と相互利用はできない。

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」の主な共用施設
1階
・ファミリーラウンジ
・フィットネスルーム(24時間利用可能)
・ランドリー
2階
・ゲストルーム、パーティールーム
・スタディルーム
・ライブラリーラウンジ
屋上
・ルーフトップテラス

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」のメリットは?

 ここで、「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」のメリット・デメリットをまとめておきたい。メリットから紹介していく。

①駅直結の再開発物件

 先にも述べたが、100年に一度の駅前再開発が進行中である中野駅近のタワーマンションであり、さらに駅直結という希少物件。これだけで、文句なしの資産価値と言えるだろう。

②中野の利便性

 中野駅は、JR中央線・総武線、東西線が利用可能で、都内の主要駅は30分圏内となる。池袋駅、渋谷駅へは15分、東京駅はJR中央線快速利用で直通20分、大手町駅は東西線利用で直通22分。通勤利便性の良さは抜群だ。

 また、生活利便性も高い。「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の北側には、再開発で整備された「中野四季の森公園」が広がる。ショッピングスポットも豊富で、「中野マルイ」まで徒歩7分、「中野サンモール商店街」まで徒歩7分、「中野ブロードウェイ」へ徒歩9分などがある。

 医療施設は、徒歩6分に「東京警察病院」が、徒歩10分に「中野共立病院」があり、総合医療が受けられる。一方、最寄りの教育施設は、「桃が丘さゆり保育園」へ徒歩5分、「区立平和の森小学校」へ徒歩16分、「区立中野中学校」へ徒歩9分などとなっている。

 「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」に入居する家庭は、子どもを私立へ通わせるケースも多いと思われるが、「聖心学園幼稚園」や「大妻中野中学校・高等学校」へは、徒歩17分となっている。

③充実のスペック

 販売を開始した「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」の建物、室内のスペックはともに高い。建物では中間免震を採用し、ZEH-M Oriented認定となる。また、前述したとおり、各部屋の最高天井高が2.65メートルと高く、床暖房はリビングルームに加え、マスターベッドルームにも備わっている。

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」のデメリット

①ペデストリアンデッキが未完成

 「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」の入居開始は、2026年7月下旬となっているが、この時点ではペデストリアンデッキが未完成のため、駅直結になっていない。西側南北自由通路は2026年完成予定だが、ペデストリアンデッキは2030年に完成予定となっている。これは、デメリットと言えるだろう。

 また、駅直結というと、徒歩1、2分を想像するが、西側南北自由通路とペデストリアンデッキが完成しても駅までは4~5分。直結といってもそれなりの時間がかかる。

②隣の建物が接近

 タワーマンションの醍醐味(だいごみ)に眺望の良さがあるが、「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」の場合は、東と西に建物が隣接しているため、開放感のある眺望の部屋は、南側上層階など一部に限られる。都心駅近という立地上、眺望は期待できないと言えるだろう。

③電車の騒音

 目の前に線路があるため、窓を開けると電車音など騒音が気になる可能性が高い。ただ、熱交換気システムを採用し、室内の窓を閉め切っていても換気ができるような対策は取られている。

「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」は買いか?

 第一期からすでに争奪戦の様相を呈している「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ/ブリーズ」は、資金のめどが立つなら積極的に購入を検討して損はない物件と言えるだろう。資産価値重視、中央線狙いという人はなおさらだ。

 ただし、希望した人が全て買えるというわけではない。特に、駅に近い「パークシティ中野 ザ タワー エアーズ」は人気となるため、抽選を覚悟してのぞむ必要がある。

 

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