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「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」がついに街開き! 「ららテラスHARUMI FLAG」や「東京BRT」の様子は? 記者が街を探索してみた

「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」がついに街開き! 「ららテラスHARUMI FLAG」や「東京BRT」の様子は? 記者が街を探索してみた
2024年4月15日公開(2024年5月18日更新)
ダイヤモンド不動産研究所

2023年に販売された分譲マンションの最高抽選倍率が266倍となり、大きな話題をさらった「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」。板状棟の販売が終了し、一部の住民は2024年の1月から入居を開始した。3月には商業施設がオープン、そして4月1日、正式な街開きを迎えた。注目のニュータウンがどのような街になったのか、記者が実際に街を歩いてみた。

街のメインストリートには、商業施設とタワー棟

 中央区晴海の東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村跡地につくられたのが、「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」だ。

 分譲マンションは、3つの住宅街区(SEA VILLAGE・SUN VILLAGE・PARK VILLAGE)にある17の板状棟と、ツインタワー「HARUMI FLAG SKY DUO(晴海フラッグ スカイ デュオ)」がある。ほかに、賃貸住宅やシニア住宅、公園、学校、商業施設があり、約1万2000人の暮らす巨大なひとつの街を形成する。

 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」のメインストリートと言えるのが、街の中央を貫く大通りだ。通り沿いには、商業棟「ららテラスHARUMI FLAG」、「晴海西小・中学校」、また、建設中の2つのタワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO(晴海フラッグ スカイ デュオ)」がある。

 
「HARUMI FLUG(晴海フラッグ)」の敷地配置完成予想
写真を拡大 「HARUMI FLUG(晴海フラッグ)」の敷地配置完成予想図

街に人の姿が少ないのは、なぜ?

 早速、メインとなる中央の通りに沿って、街の入り口にあたる東側から歩いてみた。

 記者は2月末にも「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」を訪れているが、当時は大通りに人がぽつぽつ歩いているだけだった。しかし、そのころよりは人が増えたように感じた。とはいえ、昼間の時間帯に通りを歩いているのは、観光客らしき人も含めて数十人といったところだろう。

 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」は4月1日に街開きをしたばかりで、しかもタワー棟は建設中の状態。完成済みの板状棟にすでに引っ越しをしている人は、まだ半数もいないのではないかという印象を受けた。

 購入後に賃貸として貸し出す予定、また転売予定の部屋なども相当数あると思われ、タワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO(晴海フラッグ スカイ デュオ)」の完成後、いったいどのくらいの人が実際に生活するのか、未知数である。

晴海フラッグ内の街のメインストリートには、「ららテラスHARUMI FLAG」やタワー棟がある
街のメインストリートには、「ららテラスHARUMI FLAG」やタワー棟がある

メインストリートの中心にある「ららテラスHARUMI FLAG」

 この大通りの中心にあるのが、3階建ての商業施設「ららテラスHARUMI FLAG」だ。店舗数は40で、1階には、薬局やカフェ、スーパーマーケットの「サミットストア」、2階には、100均の「ダイソー」、書店、レストラン、3階には、クリニックモールや保育園などがある。

 同じ三井不動産の商業施設「ららぽーと豊洲」のように、リゾート感のあるおしゃれなショッピングモールというより、生活密着型の施設が多い。日常生活に必要な買い物のほとんどはここで済ませられる、というコンセプトを感じた。

 特に注目は、スーパーマーケットの「サミットストア」で、このチェーン店では都内最大級の売り場面積となっている。「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の入居者のメイン、30~40代の共働き世帯を意識した品ぞろえで、冷凍食品や「レンジアップ商品(電子レンジで簡単に調理可能なもの)」の売り場が非常に充実している。この日も子供連れなどのファミリー層が多く、施設内で一番賑わっていた。

 また、オリンピック・パラリンピック選手村跡地にちなんで、1階のカフェの隣には東京2020オリンピック・パラリンピック関連の展示エリアがある。選手のサイン入りユニホームや写真パネル、ゴールドメダルなどが展示されている。オリンピックのレガシーを感じさせるのもこの街の特徴の一つと言えるだろう。

「ららテラスHARUMI FLAG」
「ららテラスHARUMI FLAG」(筆者撮影)
 

メインストリートの突き当たりには、晴海ふ頭公園

 大通りを海の方向に進むと、クラフトビールを扱う「柴田屋酒店 晴海」がある。併設されている醸造所で造られる晴海限定クラフトビールなどを買うことができ、また店内にはレストランもあり、出来立てのクラフトビールが楽しめる。

 店の外には複数台のレンタルサイクルを見かけた。クラフトビールブームを受け、観光客も訪れているようだ。

晴海フラッグ内の「柴田屋酒店 晴海」はビール鋳造所を併設する(筆者撮影)
晴海フラッグ内の「柴田屋酒店 晴海」はビール醸造所を併設する(筆者撮影)

 大通りの突き当たり、街の西端に位置するのが「晴海ふ頭公園」だ。東京湾に面し、レインボーブリッジや東京タワーが一望できる象徴的な場所である。子供が遊べる広場もあり、広場の中心にはこの地らしい大型船を模したコンビネーション遊具がある。ここには昼間から多くの子供たちが集まって遊んでいた。

 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の分譲マンションが大きな人気となった理由は、破格の値段と東京湾を見渡すことができる眺望にある。最高倍率をつけたのは、この晴海ふ頭公園に面したオーシャンフロントの部屋だ。

 眺望の良い部屋は、当選した時点で「宝くじに当たった」と称され、どこまで価格が高騰するのかが早くも話題となっている。現在レインボーブリッジを望む“レインボーブリッジビュー”と呼ばれる部屋は、3LDKで1億3,000万円~1億5,000万円程度で売りに出されている。

 ちなみに、オーシャンフロントの部屋ではないが、公園の見える街区「PARK VILLEGE(パークビレッジ)」にある80㎡台の3LDKの部屋が未入居のまま1億3,300万円で売りに出されていた。記者の調べでは売り出し価格が7,350万円だった。すでに6,000万円近く価格を乗せて売りに出していることになる。

高速バス「東京BRT」は便利なのか?

 交通事情についても触れておこう。「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」が位置するのは、大江戸線「勝どき」から徒歩約20分の場所。駅まで距離があるため、主な移動手段は、自転車や自家用車が挙げられるが、公共交通としては、都営バスか「東京BRT」を利用することになる。

 BRTとは、車両の連結が可能な高速バスで、通常の路線バスより多くの人を一度に輸送でき、停留所の数が少なく、運行の遅れが少ないという利点がある。

 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」内にはBRTの3つの停留所があるが、「ららテラスHARUMI FLAG」近くの「HARUMI FLAG(晴海フラッグ5丁目ターミナル)」から新橋へは11分。かなり快適な都心への移動手段と言える。運行間隔は、朝8時台で約10分間隔、昼間は20分に1本となる。

「HARUMI FLAG(晴海フラッグ5丁目ターミナル)」にとまる東京BRT
「HARUMI FLAG(晴海フラッグ5丁目ターミナル)」にとまる東京BRT(筆者撮影)

 現在のところ、「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の居住人数がさほど多くないことから、BRTは大きな混雑もなくスムーズに運行されているようだ。記者も実際に昼間の時間帯に利用してみたが、座席数が多いため立っている人もなく、出発時間、到着時間もぴったりで、快適だった。

 ただ、「東京BRT」は晴海・豊洲ルートや新橋・東京テレポート間を走る幹線ルートなど他のルートも運行しているが、開通当初よりかなり利用人数が増えている。今後タワー棟が完成し、多くの住宅棟に人が住むようになったら通勤時間帯などの混雑具合はどうなるのか、注目していく必要があるだろう。

 一方で、住民はBRTではなく都営バスを利用する人も多くいると思われる。公共バスというと駅までの移動に使うと思われがちだが、都心周辺では目的地までの移動手段として非常に便利だ。

 時間は電車ほど正確ではないが、ホームまでの上り下りもなく、バスの移動時間が30分程度の距離であれば、遅れは多くても10分ほどしかない。「ららテラスHARUMI FLAG」前のバス停からは、東京駅や、四谷、錦糸町行きのバスが運行している。

地下鉄構想で15年後の「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」は激変する?

 BRT以外の交通手段として、今注目されているのが、都心部と臨海部をつなぐ地下鉄「臨海地下鉄」だ。将来的な話になるが、この地下鉄が開業すれば、「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の交通利便性は格段に向上し、この街の資産価値も大きく上昇する可能性がある。

 銀座と有明を結ぶ地下鉄構想は、これまで何度も持ち上がっては消えていったが、「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」をはじめ勝どき・晴海エリアに複数の大型物件が完成したのを受け、東京都は地下鉄構想に本腰を入れた。2022年11月、都は具体的な事業計画を発表し、開業を2040年ごろと示した。

 臨海地下鉄は、東京駅から、新銀座、晴海などを通り、有明・東京ビッグサイトまでの6.1キロに7つの駅をつくる計画だ。2月2日には、りんかい線を運営する「東京臨海高速鉄道」が事業参画することが発表された。

 実現すれば、東京ビッグサイトからりんかい線への乗り継ぎが可能となり、りんかい線の利便性も向上する。ちなみに、臨海地下鉄の所要時間は、東京から有明・東京ビッグサイトまで約15分となっている。

 もちろん随分先の話にはなるが、ここ数年で地下鉄構想はかなりのスピードで前進しているように見える。この臨海地下鉄ができれば、勝どき駅までの距離が最大のデメリットになっていた「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」の見え方はかなり違ったものになるだろう。15年後のこの街には、全く違う光景が広がっている可能性がある。

まとめ

 現時点で「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」は、街開きをしたとはいえ、まだ開発途中のような印象を受けた。ただ、新地下鉄構想をはじめ未知の可能性を秘めた街であることは間違いない。これからこの街がどんな変化を遂げていくのか、大いに注目したい。

 
 
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