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マンションの高層階と低層階のメリット・デメリットを解説! 人気のタワマン高層階は快適?新築マンション購入前の注意点(8)

2020年12月8日公開(2020年12月12日更新)
高田七穂
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タワーマンション(高層マンション)などで人気の高層階は、誰にでも快適な場所と言えるのでしょうか? 昨今の台風や豪雨災害では、高層マンションのリスクも注目されるようになりました。今回は、高層マンションの高層階と低層階、それぞれのメリットとデメリットを考えてみましょう。(不動産・住生活ライター・高田七穂)

マンション「高層階」の
メリット・デメリット

 首都圏のタワーマンションでは、価格の高い高層階から売れていくと言われています。人気の高い高層階ですが、本当に、より上階を選んだ方が快適な生活ができるのでしょうか? ここでは、高層階のメリット・デメリットを整理してみました。

■高層階のメリット

 まずは、高層階のメリットを見てみましょう。

タワーマンションのメリット・デメリット
眺望の良さとステイタスがメリットのタワマン高層階(出所:PIXTA)

①眺望の良さ
 周辺に高い建物がない場合は、景色がよく開放感が味わえます。とくに部屋から海や公園、タワーなどのランドマークが見える場合は、資産価値に大きな付加価値が付きます。また、低層階よりも室内が明るいというのもメリットでしょう。

②ステイタスと高いプライバシー性
 高層階に部屋を持つという心理的なステイタスもあります。また、上階に行くほど居住者の出入りが少なくなってくるので、プライバシーも保たれやすいと言えるでしょう。

■高層階のデメリット

 次に高層階のデメリットについて見てみましょう。

①増幅する外部騒音と風の影響
 まず、外部から聞こえる音ですが、意外にも高層階は障害物がないため地上の音が大きく響くことがあります。また、風の影響が大きくなり、ビュービューと鳴る風切り音が強くなります。

②エレベーターが停止するリスク
 高層階では、何をするにもエレベーターが必要になります。朝の混み合う時間帯などは各階に停止し、エントランスに降りるまでに時間がかかったり、エレベーターが到着するまでの待ち時間が長くなることがあります。

 一番困るのは、災害などにより停電した場合です。エレベーターが復旧するまで、階段を使わなければならなくなります。実際に東日本大震災の際には、都内のタワーマンションでは高層階の住人が階段を使って上り下りする姿が見られました。非常用電源が常備されている場合は、何時間まで使用できるのか確認しておくことが大切です。

③地震の際、揺れが強くなる
 マンションの構造によっては、高層階では地震の際に大きな揺れが生じることがあります。

 東日本大震災では、「長周期地震動」が問題になりました。これは、大きな地震が起きたときに生じる周期が長い揺れのこと。震源地から離れていても揺れが伝わる特徴があります。高層階では低層階に比べると、揺れやすい面は否めません。

 一方で、最近では免震装置などを取り入れたマンションが増えています。免震装置とは、地下に積層ゴムなどを設置して、揺れを建物内に伝わりにくくするものです。高層階を検討しているなら、どのような対策がなされているか、どの程度までの地震の揺れを想定しているのかを確認したいものです。

マンション「低層階」の
メリット・デメリット

 では、低層階はどうでしょうか。まずはメリットから考えてみましょう。

■低層階のメリット

 低層階のメリットは次のようなものがあります。

①災害時の対策が取りやすい
 低層階全体のメリットとしては、災害時などエレベーターが止まっていても、さほど不便を感じずにすむことが挙げられます。また、災害が起きても地上に近い、屋外に逃げやすい、という精神的な安心感もあるでしょう。

②1階を選ぶことができる
 低層階でもあえて1階を選ぶという人がいます。まず、下階がないので、床の音に神経を使う必要がないことが挙げられます。とくに小さな子供がいる家庭では、足音などによる騒音トラブルを避けることができるというメリットがあります。また、専用庭があれば、子供を遊ばせたり、ガーデニングを楽しむこともできます。

【関連記事はこちら】>>新築マンションで気になる「音」のトラブル! 壁や床の遮音性は、厚さと工法を確認しよう

■低層階のデメリット

 次に低層階のデメリットを見てみましょう。

タワーマンションのメリット・デメリット
(出所:PIXTA)

①防犯面の不安
 防犯については、低層階のほうが狙われやすいと言えるでしょう。対策としては、手摺り・窓へのセンサー取り付け、警備会社による室内の防犯システム契約、ピッキングに強い鍵の採用、窓やドアの二重ロック・防犯ブザーの取付けなどがあります。

②水害被害を受けやすい
 昨今多発している災害に豪雨被害があります。予想外に大量の雨が降ったとき、周囲より低地にあるなどの立地では、1階住戸に雨水が流れこんで、床下・床上浸水する危険性があります。マンションが低地や川の近くに位置していたり、ゆるやかな坂道の下に立っているのなら、その可能性を意識しましょう。マンション購入前に、地域のハザードマップで確認しておくことも大切です。

【関連記事はこちら】>>【防災の基本】「避難所」と「避難場所」を間違えると、命を落としかねない!? 避難情報と、ハザードマップの正しい使い方

③湿気がこもりやすい
 低層階、とくに1階住戸は地面から立ち上る湿気で結露が生じやすいというマイナス面があります。特別な結露対策がされていればある程度防げますが、一般的には上階より湿気はたまりやすいといわれています。

ライフスタイルに合った階を選ぶことが大切

 このように、地震や水害などの自然災害には、高層階・低層階それぞれ違ったリスクがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のライフスタイルに合った高さの階の部屋を選ぶのがよいでしょう。

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