【2024年版】新築マンションを値引きする会社はどこ? 住友不動産や野村不動産などデベロッパーの懐具合から傾向を分析

【2024年版】新築マンションを値引きする会社はどこ? 住友不動産や野村不動産などデベロッパーの懐具合から傾向を分析
2023年1月26日公開(2024年2月1日更新)
千日太郎:住宅ローン・不動産ブロガー

以下は2022年版のデータです。

新築マンション販売戸数上位ランキング(2022年度)

 まず、新築マンションの販売戸数の上位にどんな会社が名を連ねているのか見てみましょう。不動産流通推進センターの統計調査結果から、過去3年間(2018年度から2020年度)で常に上位20位以内に入っているマンションデベロッパーの平均販売戸数で順位を付けました。

マンションデベロッパーの平均販売戸数ランキング(全国)

順位 デベロッパー 平均販売戸数
1位 住友不動産 5,526
2位 プレサンス 4,971
3位 三菱地所 4,319
4位 三井不動産 2,915
5位 三井不動産 2,632
6位 日本エスリード 2,224
7位 あなぶき興産 2,041
8位 大和ハウス 1,789
9位 タカラレーベン 1,673
10位 東急不動産 1,596

不動産流通推進センターの統計調査結果より 2018年度~2020年度の平均

 トップ3は長らく旧財閥系で占めていたのですが、新興の「プレサンスコーポレーション」はかなり伸びてきて、昨年から2位に食い込んでいます。そして、別格で一つ頭が抜けているのが「住友不動産」です。

 次に首都圏を見てみましょう。

マンションデベロッパーの平均販売戸数ランキング(首都圏)

順位 デベロッパー 平均販売戸数
1位 住友不動産 4,292
2位 野村不動産 3,148
3位 三菱地所 2,249
4位 三井不動産 2,132
5位 新日本建設 1,156
6位 日鉄興和不動産 1,082
7位 東急不動産 1,028
8位 大和ハウス 935

*2018年度~2020年度の平均

 首都圏ランキングは、全国ランキングと似た順位になっています。販売戸数を見てもプレサンスを除く上位4社の大半が首都圏でマンションを販売しています。新日本建設は首都圏の地場の販売業者です。

 最後に近畿圏のランキングです。

マンションデベロッパーの平均販売戸数ランキング(近畿圏)

順位 デベロッパー 平均販売戸数
1位 プレサンス 3,575
2位 日本エスリード 2,128
3位 住友不動産 737
4位 阪急阪神不動産 697
5位 近鉄不動産 697
6位 和田興産 605
7位 関電不動産開発 495
8位 東急不動産 484

*2018年度~2020年度の平均

 近畿圏は、全国とガラっと変わります。全国ランキングで2位の「プレサンスコーポレーション」が1位、近畿圏では大半の物件を販売しています。2位の「日本エスリード」、4位の「阪急阪神不動産」、5位の「近鉄不動産」、6位の「和田興産」、7位の「関電不動産開発」は全国ランキング、首都圏ランキングに出てこなかった会社です。関西の地場で強い業者ということです。

全国マンションデベロッパー別の売上高に対する在庫数
(過去3年間の販売用不動産÷分譲売上高)

全国マンションデベロッパー別の売上高に対する在庫数
写真を拡大 ※ 平均的な在庫水準を比較するため3月の本決算ではなく期の真ん中の第2四半期(9月)を使いました。3月決算の会社以外は直近の第2四半期を3期間比較しています。 非上場会社(阪急阪神不動産など)は四半期決算を行っていないため、3月の本決算を使い、分譲売上高は2分の1にしました。
マンションデベロッパーごとの値引き難易度【2023年版】

 

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