住宅ローンの金利推移(変動・固定)は? 最新の動向や金利タイプの選び方も解説【2025年4月】

2025年4月2日公開(2025年4月3日更新)
淡河範明:住宅ローンアドバイザー

2025年4月の住宅ローンの金利推移・動向は、変動型は引き上げ、10年固定は引き上げ、35年固定は据え置きとなっています。フラット35(買取型)は1.940%で前月から据え置きとなりました。変動型は基準金利が上がったとはいえ低水準を維持しています。本記事では、住宅ローンの金利推移を中心に金利動向も解説します。

住宅ローンの金利推移(変動金利、フラット35)

 まずは、住宅ローン金利の過去約40年分の長期推移を見てみましょう。

 1990年代、変動金利は8.0%以上という時期もありましたが、バブル崩壊以降、住宅ローン金利はほぼ一貫して下落してきました。

 現在の変動金利は0.5%程度といまだ低金利が続いていますが、2024年の利上げ以降、金利の上昇が始まっています。

 全期間固定金利の「フラット35(2003年以前は住宅金融公庫)」の金利もほぼ一貫して下落してきましたが、日銀による異次元金融緩和の終了に伴って、近年は上昇傾向にあります。とはいえ、長期的に見ればなお低金利といえます。

住宅ローン変動金利、フラット35の長期推移(1986年〜現在)
※転載フリー。転載時は出典の明記を。変動金利は、大手銀行の代表的な金利。店頭金利は、日本銀行「金融経済統計月報」などを参考に作成。表面金利は銀行関係者から独自に入手。表面金利の点線部分は資料がないため、編集部の推測。フラット35の金利は、2003年以前は住宅金融公庫の基準金利で、2017年10月以降は団信保険料込みの金利

 それでは、変動金利、10年固定金利35年固定金利それぞれの金利推移や動向、最新のランキングを見ていきましょう。

住宅ローン「変動金利」推移、動向、最新のランキングは?

 では、諸費用などを加味した「実質金利」ベースで、本当に割安な住宅ローンを見ていきましょう(表面金利が低くても、諸費用が高ければ意味がありません。両者を合計したのが実質金利です)。

 最新の変動金利ランキングは以下のような結果となりました。

 2025年4月の「変動金利(新規・借り換え)」の実質金利ランキングについては、SBI新生銀行がトップとなりました。また、調査した主要14銀行の住宅ローン金利について、3行が金利を据え置き、10行が金利を引き上げ、楽天銀行のみ金利を引き下げました。

上位銀行の変動金利の推移

 以下は、新規借入の上位銀行の変動金利(表面金利)推移(前月比)です。

1位、SBI新生銀行 年0.410%(前月比±0.000%)住宅ローン 変動金利半年型タイプ(新規借入、頭金10%以上)
2位、auじぶん銀行 年0.634%(前月比+0.200%)住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、頭金20%以上)
3位、ソニー銀行 年0.647%(前月比±0.000%)変動セレクト住宅ローン(新規借入)
4位、SBIマネープラザ 年0.648%(前月比+0.200%)住宅ローン・通期引下げプラン(住信SBIネット銀行の対面専用商品、新規借入)
5位、りそな銀行 年0.640%(前月比+0.250%)住宅ローン ずーっとお得!全期間型・融資手数料型(新規借入、キャンペーン)

 2025年4月の「変動金利(新規借入)」の上位5銀行の住宅ローン金利については、SBI新生銀行とソニー銀行が金利を据え置き、ほか3行が金利を引き上げました。

 変動金利はもっとも利用者が多く、金利競争の主戦場となっています。2024年10月には基準金利が引き上げられましたが、それでも過去最低水準です。

変動金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の変動金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・変動金利の推移(主要銀行)


変動金利の動向は?

 2024年7月の日銀金融政策決定会合でゼロ金利政策が解除され、「金利のある時代」に突入したことを受けて、多くの銀行が預金金利と住宅ローン金利を引き上げ、変動金利では0.4%台はほぼなくなりました。

・融資率に応じて金利を引き下げる銀行が出てきている

 しかし、"隠れ"利上げの動きが徐々に出てきています。融資率(物件総額に占める住宅ローンの割合) に応じて、金利を上乗せする銀行が増えてきているのです。

 例えば、auじぶん銀行は、融資率80%未満(頭金20%以下)で0.679%ですが、融資率80%以下であれば0.634%と0.045%の引き下げとなります(住宅ローン金利優遇割適用、がん50%保障団信あり、全期間引下げプラン)。

 このように、融資率に応じて金利を引き下げる状況はフラット35では以前からありましたが、最近ではイオン銀行、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行、PayPay銀行、ソニー銀行など、増えてきています。

 銀行の公式サイトで目立つ場所には低い金利が記載されていますが、融資率によって金利が高くなることにはなかなか気付きません。よって、隠れ利上げと呼んでいます。

・住宅ローン金利の歪みが顕著に

 日銀による利上げによって、預金や債券の金利上昇が始まったにもかかわらず、住宅ローンの金利はそこまで上昇していません。

 下表は預金金利と変動金利を比較した表(3月1日の金利)ですが、auじぶん銀行やSBI新生銀行の金利設定は異常に低いことがわかります。調達金利とほぼ同じかそれを上回る金利の住宅ローンは、これまで見たことがありません。

・2025年もさらなる利上げがある

 2025年1月の金融政策決定会合で、政策金利を0.5%程度とする利上げが決定されました。植田日銀総裁の「中立金利は1~2.5%」という発言もあり、今後のトランプ新大統領による経済政策の影響はありますが、日銀は年内にさらなる利上げに踏み切る可能性が高いと考えます。

 政策金利1%まで利上げがあっても、景気に大きな影響を与えることはないと考えられますが、心理的に利上げの影響を懸念する人が少なくありません。そのため、それ以上の金利の引き上げには慎重になると見ています

 変動金利は今後、日銀の利上げとパラレルに引き上げる銀行と、そこまで利上げをしない銀行と、二極化していくと考えています。

住宅ローン「10年固定金利」推移、動向、最新のランキングは?

 2025年4月の「10年固定金利(新規借入)」はPayPay銀行が1位でした。また、10年固定金利の動向は、調査した主要13行の住宅ローン金利について、12行が金利を引き上げました。

上位銀行の10年固定金利推移

 以下は新規借り入れの上位銀行の10年固定金利の推移(前月比)です。

1位、SBI新生銀行 年1.630%(前月比+0.100%)住宅ローン 当初固定金利タイプ(新規借入)
2位、みずほ銀行 年2.250%(前月比+0.050%)みずほネット住宅ローン(固定金利選択、ローン取扱手数料型、新規借入)
3位、イオン銀行 年2.070%(前月比+0.160%)住宅ローン 金利プラン・定率型(新規借入、頭金20%以上)
4位、PayPay銀行 年1.630%(前月比+0.070%)住宅ローン 全期間引下げ(新規借入)頭金10%未満
5位、ソニー銀行 年2.184%(前月比+0.121%)住宅ローン(新規借入)

 2025年4月は上位5銀行の全てが金利引き上げとなりました。銀行は「10年固定金利」を固定金利選択型の中核に据えていることが多く、激戦区となっています。

10年固定金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の10年固定金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・10年固定金利の推移(主要銀行)


10年固定金利の動向

 10年固定金利の住宅ローンは、10年国債金利をベースにしている銀行が多いと考えられます。今後の予想としては、日銀の利上げ期待と欧米の利下げにより、金利は細かい上下動を繰り返すでしょう。

 調査している主要銀行で、2025年4月の表面金利が1.5%を下回った銀行はなし、2.0%を超えたのは8行になりました。上の金利推移グラフを見ると、全体の水準が徐々に切り上がっていることがわかります。

 10年固定金利についても、預金金利は上昇が始まっています。auじぶん銀行やソニー銀行などは定期預金10年物の金利が1%を超えているため、10年固定金利はさらなる金利上昇が見込まれます。以下は2025年3月の金利です。

 2025年は、日銀の政策金利の引き上げと、米国の利上げの可能性から10年国債の金利の変動幅が拡大すると見込んでいて、2025年末には、最低金利が1.5%を超え、半分くらいが2.0%を超えると予想します

住宅ローン「全期間固定金利」推移、動向、最新のランキングは?

 2025年4月は、アルヒが「全期間固定金利(新規借入)」の実質金利ランキングで1位となりました。また、調査した主要7行の住宅ローン金利(フラット35除く)について、2行が金利を引き上げ、4行が据え置き、住信SBIネット銀行が金利を引き下げました。

上位銀行の全期間固定金利推移

 以下は、上位銀行の全期間固定金利の推移(前月比)です。

1位、アルヒ 年0.790%(前月比+0.010%)住宅ローン スーパーフラット5・4ポイント(新規借入・頭金50%以上)
2位、住信SBIネット銀行 年0.860%(前月比▼0.010%)フラット35S・保証型・ZEH・長期優良(4ポイント、頭金20%以上)
3位、三井住友信託銀行 年1.440%(前月比±0.000%)フラット35S・手数料定率・金利Aプラン(頭金10%以上)
4位、楽天銀行 年1.440%(前月比±0.000%)フラット35S・金利Aプラン(頭金10%以上)
5位、りそな銀行 年1.440%(前月比±0.000%)フラット35S・金利Aプラン(頭金10%以上)

 2025年4月の「全期間固定・35年固定金利(新規借入)」の上位5行について、1行が引き上げ、1行が引き下げ、3行が据え置きとしました。フラット35(買取型)の金利は前月から据え置きで、1.940%でした。

35年全期間固定金利の推移(主要銀行)

 以下は、主要銀行の35年固定金利の推移(2018年1月〜現在まで)です。

住宅ローン・35年固定金利の推移(主要銀行)


35年全期間固定金利の動向

 これまで、超長金利はおおむね上昇傾向にあり、住宅ローンの全期間固定金利も徐々に金利が上がっていくでしょう。

 フラット35については前月から据え置きでした。また、10年国債とのヒストリカルスプレッド(これまでの金利差)の平均は1.5%でしたが、2025年2月時点の金利差は0.6%と極端に縮小しています。営業政策的に表面金利をなるべく上がらないようにしているものと見られますが、これは強烈な割安感があると考えています。

 ただ、いつまで身を削り続けることができるかはわかりません。もしかすると、来月(5月)にも基準金利が2%を超えるかもしれません

 トランプ政権の誕生により米国金利が上昇する可能性がでてきたため、全期間固定金利が再び上昇する可能性が考えられるからです。

 場合によっては金利が下がる局面があるかもしれませんが、国内景気は堅調である可能性もあり、下値は限られていると見ています。

市場金利(長期金利)の動向と推移

 住宅ローン金利に影響を与える日本の市場金利も見ておきましょう。

市場金利と住宅ローンの関係は?

 住宅ローンの全期間固定(フラット35)、10年固定金利などは、10年国債金利と連動性が高いと言われています。

 住宅ローンの変動金利は、短期金利との連動性が高いと言われており、短期金利は日銀の政策金利(1月の金融政策決定会合で0.25%から0.5%程度に引き上げ)を指標としています。

 どちらも日銀の政策次第で将来的には上昇していく可能性があるため、金利タイプは慎重に選ぶ必要があります。

長期金利が1.5%超え

 2024年3月に開かれた金融政策決定会合では、マイナス金利政策と長期金利をコントロールするYCC(イールドカーブコントロール)政策が、ともに撤廃。7月の金融政策決定会合で日銀は利上げを決定しました。ゼロ金利解除に伴い、多くの銀行が住宅ローンの基準金利を引き上げています。

 2025年1月の金融政策決定会合では、政策金利を0.5%程度に引き上げることが決定しました。3月の会合で、日銀は金融緩和政策の現状維持が決定されました。

 固定金利については、トランプ新大統領の経済政策の影響で、10年国債金利が上昇すると見込まれています。そのため、今後は住宅ローンの固定金利も上昇していくと考えられます。

 2025年4月1日の日本の10年国債金利は1.510%で、15年ぶりに1.4%を超える水準となっています。引き続き、今後の金利動向に注視する必要があります。

10年国債金利推移

 世界的な金利高の中で、日銀は今なお低金利政策を継続しています。そのため円安が進んでいるのが現状です。円安はインフレを加速する可能性があり、今後の金利動向は予断を許しません。

 なお、市場金利が上昇することで、銀行の資産運用のスタンスが変更となる可能性があります。

 これまでは国債金利が0%近辺であったため運用の魅力が乏しく、住宅ローンを積極的に獲得してきましたが、国債金利が上昇してくれば、「安全な国債で資産運用しよう」という銀行が増える可能性があり、結果として住宅ローンを無理に低金利で獲得する必要がなくなります。

 こうした銀行の資産運用の面からも、住宅ローン金利が上昇する可能性があります。

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新規借入2025年4月最新 主要銀行版

住宅ローン変動金利ランキング

※借入金額3000万円、借入期間35年で試算

要介護3以上などでローン残高が0円になる「安心保障付団信」が無料
実質金利(手数料込)
0.540%
総返済額 3287万円
表面金利
年0.410%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
76,688円
おすすめポイント

保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 要介護状態になると住宅ローン残高がゼロになる「安全保障付団信」が無料
  • 長期固定には「ステップダウン金利」と「長期固定金利」がある。ステップダウン金利タイプは、10年後以降、5年ごとに金利が当初金利の10%分ずつ下が理、長期で借りる人はお得

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。

 

商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。

 

審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。

 

なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。

関連記事 SBI新生銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
借入残高×2.2%
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円。電話にて連絡
借入額
500万円以上3億円以下(10万円単位)
(ステップダウン金利タイプは、2000万円以上、3億円以下)
借入期間
5年以上35年以内(1年単位)
(長期固定金利タイプまたはステップダウン金利タイプの場合は、21年以上35年以内)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が居住するための、
●戸建・マンション(中古物件を含む)の購入資金
●戸建住宅の新築資金
●戸建・マンションにかかる他の金融機関で現在借入中の住宅ローンの借換資金
●戸建・マンションのリフォーム資金
●上記にかかる諸費用
●延床面積で50平米以上(マンションの場合は専有面積30平米以上)
●住居専用、もしくは店舗や事務所との併用住宅(住居部分が延床面積の50%以上で、併用部分(店舗・事務所)は、自己使用であるものに限る)であるもの
年収
(給与所得者)
300万円以上
勤続年数
(給与所得者)
2年以上
年収
(個人事業主等)
300万円以上(2年平均)
事業年数
(個人事業主等)
2年以上
年齢
(借入時)
20歳以上65歳以下
年齢
(完済時)
80歳未満
その他条件
・SBI新生銀行が指定する団体信用生命保険への加入資格を有すること
・日本国籍または永住許可を有すること(永住許可を有していない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人になること)
・その他SBI新生銀行所定の資格・要件を満たしていること
無料の団信
一般団信(加入時年齢:65歳以下)
安心保障付団信(加入時年齢:65歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合
要介護3以上。または、所定の状態が180日超と診断された場合、ローン残高が0円
オプション
(特約)の団信
ガン団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
住宅ローン金利優遇割で、金利最大年▲0.15%
2位

auじぶん銀行

住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、頭金20%以上)・変動金利

実質金利(手数料込)
0.766%
総返済額 3412万円
表面金利
年0.634%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,665円
おすすめポイント

「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③KDDIグループのインターネット銀行で全国に対応

2025/4/1現在の金利であり、実際の借入日の金利により変動する。審査の結果によっては保証付金利プランとなり、上記とは異なる金利になる。 保証付金利プランは固定金利特約が3年、5年、10年に限定され、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されるが、別途、保証料の支払いは不要。住宅ローン金利優遇割は、au回線、じぶんでんき、J:COM NETまたはコミュファ光、J:COM TVをセットで利用した場合、金利引下幅は最大▲年0.15%。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割は戸建のみ対象。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始。なお、変動金利は住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利で、他の金利タイプは適用なし。変動金利(新規借入)は、物件価格の80%以下で借入れた場合の金利。また、50歳以下の方が一般団信を選択し、物件価格の80%以下で借入れた場合の金利は年0.344%。
口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • KDDIグループのネット銀行で、変動金利は業界トップクラスの低金利
  • 無料団信が充実しており、「がん・4疾病50%保障団信」「全疾病保障」「月次返済保障」が無料で付帯
  • ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短当日回答、本審査は最短2~3営業日で回答など、審査スピードも速い

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

auじぶん銀行の魅力は、業界トップクラスの変動金利です。変動金利が大好きな人なら、最上位にすすめたいですね。最大2億円まで借りられるのも大きなポイントです。

審査に関しては、めちゃくちゃ早いです。申し込んでから基本的には1ヶ月以内に融資実行ができるので、急いでいる場合にはありがたい。「今月中に融資して欲しい」とアピールすれば、審査がスムーズに運びやすいです。

団信では「がん・4疾病50%保障団信」が無料で付いているので、通常の団信より手厚いと言えます。通常、保障を厚くするのであれば、金利を上乗せする必要がありますが、無料でつくのは魅力です。

関連記事 auじぶん銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
融資額×2.20%(税込)
保証料
0円(審査の結果、保証会社を利用する場合があるが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しない)
繰上返済手数料(一部)
0円(1円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
・変動金利/0円
・固定金利/3万3000円(税込)
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
1年以上35年以内(1ヶ月単位)
融資を受けられるエリア
全国
使い道
本人または家族が住むための以下の資金
・戸建・マンション(中古物件含む)の購入資金
・戸建の新築資金
・他の金融機関で現在借入中の住宅ローンのお借換え(住宅ローンとリフォームローンの一括での借り換えを含む)資金
・上記に伴う諸費用
年収
(給与所得者)
200万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
200万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満18歳以上〜満65歳未満
年齢
(完済時)
満80歳の誕生日まで
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん・4疾病50%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+全疾病保障団信(借入時年齢:50歳以下)
+月次返済保障団信(借入時年齢:50歳以下)
死亡・高度障害と診断された場合。または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分)。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高が半分に。
オプション
(特約)の団信
がん100%保障団信(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.05%
死亡・高度障害状態、がんと診断された場合、または、すべてのけが・病気で入院が180日超の場合、ローン残高が0円。4疾病50%保障は付帯せず。
がん100%保障団信プレミアム(借入時年齢:50歳以下)
上乗せ金利年0.15%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。ローン残高が0円。急性心筋梗塞、脳卒中を発病し60日以上労働制限等が継続または手術を受けた場合、肝疾患または腎疾患で60日以上入院した場合、ローン残高がゼロ円に。
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
上乗せ金利年0.30%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
閉じる
がん50%団信、がん診断給付100万円が無料付帯
実質金利(手数料込)
0.779%
総返済額 3419万円
表面金利
年0.647%
手数料(税込)
借入額×2.2%
保証料
0円
毎月返済額
79,840円
おすすめポイント

①がん50%団信が無料付帯!
手数料4.4万円〜と安く、自己資金が少なくてもOK
③ミックスローンに対応しており、最大3つまで組み合わせOK

口コミ・団信・審査基準などを表示

特徴・評判

諸費用

審査基準

団体信用
生命保険

  • 「がん」になった場合は住宅ローン残高が半分になる「がん団信50%団信」が無料で付帯
  • ミックスローンに対応しており、3つまで組み合わせOK<

プロの評判・口コミ

淡河範明さん
住宅ローンアドバイザー
淡河範明さん

ソニー銀行の住宅ローンは、手数料が4.4万円〜で超安く、金利も低いのでバランスがすごくいいと思います。借入額は最大2億円と高額です。

 

審査は一言でいえば厳しめ。なかなか通らないですね。年収基準が400万円以上ある必要があります。さらに、例えば夫婦で年収合算をして借りようとすると、原則としてそれぞれが年収400万円以上でなければ審査基準を満たしません。仮に夫が600万円で、妻が350万円なら通りません。年収が高いダブルインカムのパワーカップルにはいいでしょうね。

 

低金利の商品が多いだけでなく、ソニー銀行はミックスローンに対応しており、しかも3つまで組み合わせもOKです。しかし、3つの組み合わせはマニアックすぎて、専門家としてもそこまで必要なのかと悩んでしまいます。

 

いずれにしても条件があえばぜひ検討したい銀行の一つ。手数料が低いので、借り換えを検討するのもいいでしょう。

関連記事 ソニー銀行の金利推移、審査基準、注意点は?
手数料(税込)
■変動セレクト、固定セレクト
融資額×2.2%
■住宅ローン
44,000円
保証料
0円
繰上返済手数料(一部)
0円(1万円以上1円単位)
繰上返済手数料(全額)
0円
借入額
500万円以上、2億円以下(10万円単位)
借入期間
住宅ローン・変動セレクト住宅ローン:1年以上35年以下(1ヶ月きざみ)
固定セレクト住宅ローン:10年以上35年以下(1ヶ月きざみ)
融資を受けられるエリア
日本国内全域の市街化区域
使い道
本人が住む新築物件の購入、中古物件の購入、住宅の新築、増改築のための資金。借り換えにも利用可能
年収
(給与所得者)
400万円以上
勤続年数
(給与所得者)
年収
(個人事業主等)
400万円以上
事業年数
(個人事業主等)
年齢
(借入時)
満20歳以上満65歳未満
年齢
(完済時)
85歳未満(ワイド団信の場合は81歳未満)
その他条件
無料の団信
一般団信(借入時年齢:65歳以下)
+がん団信50(借入時年齢:50歳未満)
死亡・高度障害と判断された場合、ローン残高が0円。がんと診断された場合、ローン残高が半分に
オプション
(特約)の団信
がん団信100(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.10%
死亡・高度障害、がんと診断された場合、ローン残高が0円)
3大疾病団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、急性心筋梗塞、脳卒中で手術または、労働の制限等が60日超継続した場合、ローン残高が0円
生活習慣病団信(借入時年齢:50歳未満)
金利+0.20%
死亡・高度障害、がんと診断された場合。または、生活習慣病で入院が180日超の場合、ローン残高が0円
ワイド団信(借入時年齢:65歳未満)
金利+0.20%
死亡・高度障害と診断された場合、ローン残高が0円
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※実質金利は、借入金額3000万円、借入期間35年、団信加入、元利均等返済、ボーナス払いなし、最優遇金利を適用として、実質金利を計算。変動金利は現在の水準が継続と仮定。実質金利の計算法はこちら。諸費用は、事務手数料等、保証料とする。保証料は、大手銀行の一般的な保証料率を記載しているので、銀行によっては違う保証料率となる。主要銀行・金融機関の主な商品を対象とし、ランキングに掲載するのは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品のみとする。ホームローンドクター代表の淡河範明氏の監修で作成。

住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る

 今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。

【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とする

 アンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。

【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。

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