2025年4月の住宅ローン金利動向を予想しよう。フラット35の金利は、前月より引き上げて2.050%と予想。2025年4月の金利を発表ずみの楽天銀行は、変動金利と10年固定金利ともに引き上げ。ソニー銀行は変動金利を据え置き、10年固定金利を引き上げた。
住宅ローン金利の推移は?

まずは、2025年3月の住宅ローン金利動向をおさらいしておこう。
「変動金利(新規借入)」は、調査した主要14銀行のうち、2行が金利を引き上げ、12行が据え置きとした。
「10年固定金利(新規借入)」は、調査した主要13銀行のうち、13行が金利を引き上げとした。
「35年固定金利(新規借入、フラット35を除く)」は、調査した主要7銀行のうち、7行が引き上げとした。フラット35の金利は引き上げで、1.940%だった。
なお、2004年頃をピークに住宅ローン金利は下がり続けていたが、2024年10月に多くの銀行が基準金利の見直しを行ったことで、変動金利は上昇傾向となっている。
5年固定、10年固定、35年固定(全期間固定)については、足元では金利が上昇し始めているものの、長期的に見ればまだ低水準だ。
2025年4月のフラット35金利は、引き上げと予想
では、全期間固定の「フラット35」の金利見通しを確認しよう。実は、機関投資家に販売している「支援機構債券」(原価)の金利に、「上乗せ金利」(コスト)を足せば、翌月の金利が予測できる。
住宅金融支援機構が2025年3月19日に発表した「第215回貸付債権担保住宅金融支援機構債券」の金利を見ると、1.820%だった。上乗せ金利(コスト)は、最近の水準では0.23%~0.76%となっている。
以上を踏まえ、2025年4月の「フラット35金利」は、以下になると予想する。
・フラット35:2.050%(前月比 +0.11%)
(借入期間21〜35年、頭金10%以上、団信あり)
・フラット20:1.660%(前月比 +0.11%)
(借入期間15〜20年)
フラット35の金利は、過去最低水準
フラット35の金利は、2016年8月に0.900%の最低金利となったが、これには団体信用生命保険が含まれていない。当時の団体信用生命保険料である0.358%を金利として加算すると、当時の本当の金利は1.258%だった。
フラット35の金利は10年国債金利との連動性が高いといわれる。市場金利については、世界的な金利上昇により、日本の市場金利も上昇する可能性が指摘されており、当面は上昇していくと見られる。
なお、フラット35は、従来1%
また、2024年2月には商品改定があり、夫婦どちらかが40歳未満の若年夫婦世帯、または18歳未満の子ども(胎児や同居の孫も含む)を有する子育て世帯を対象に、金利の引き下げ幅を拡大している。
これで、民間銀行の全期間固定の住宅ローンと比較しても、遜色ない商品になっている。
フラット35は、審査基準がゆるく誰でも借りやすいというのが特徴だが、金利も低いとなると、全期間固定金利の中でも、有力な選択肢となる。詳しくは下記のランキングで比較してほしい。
下図は、フラット35の直近17年間の金利推移を示したものだ(2017年9月までは団体信用生命保険料を含まない金利表示だったので、すべて団信保険料を含む金利に修正)。

現在のフラット35および全期間固定金利は、長期的に見れば低水準にある。借り換えを考えている人は、低金利状態が続いているうちに検討してもいいだろう。
変動金利は引き上げと予想
次に、すでに発表されている銀行の2025年4月の「変動金利」を見ていこう。現在、楽天銀行とソニー銀行が金利を発表している。
2025年4月の変動金利は、楽天銀行が引き上げ、ソニー銀行は据え置きとした。
【新規借入】(カッコ内は先月比)
・ソニー銀行(変動セレクト) 0.647%(前月比 ±0.000%)
・楽天銀行(住宅ローン) 1.043%(前月比 +0.048%)
【借り換え】
・ソニー銀行(変動セレクト) 0.647%(前月比 ±0.000%)
・楽天銀行(住宅ローン) 1.043%(前月比 +0.048%)
楽天銀行の変動金利は、わずかに上下はするものの直近数年間で大きな変更はなかったが、ここ数カ月では金利を引き上げている。金利上昇の局面でもその姿勢を変えていなかったが、少しずつ状況が変わってきている。
他行の変動金利については、この数カ月は引き下げる動きもあったが、今後は短プラ利上げの影響もあり上昇していくと予想される。
10年固定金利は引き上げと予想
最後に、10年固定金利の来月の金利を見てみよう。2025年4月の「10年固定金利」についても、すでに楽天銀行とソニー銀行が発表している。
10年固定金利は、市場金利の上昇に合わせて徐々に上昇してきており、2025年4月の金利も楽天銀行とソニー銀行は引き上げた。
【新規借入】(カッコ内は先月比)
・ソニー銀行(固定セレクト) 1.884%(前月比 +0.121%)
・楽天銀行(住宅ローン) 2.239%(前月比 +0.144%)
【借り換え】
・ソニー銀行(固定セレクト) 1.884%(前月比 +0.121%)
・楽天銀行(住宅ローン) 2.239%(前月比 +0.144%)
10年固定金利は各金融機関の主力商品の一つ。2024年は市場金利の上昇に合わせて各銀行とも金利を徐々に引き上げており、その流れが2025年も続くと見られる。
市場金利の動向、推移は?
住宅ローンに影響を与える市場金利の動向を見ておこう。
2025年4月から変動金利が上昇
住宅ローンの変動金利は、市場の短期金利(短期プライムレート)がベースとなっている。その短期金利を動かしているのが日銀の金融政策だ。
日銀は、2025年1月の金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げて0.5%程度とする追加利上げを決定した。
これにより、住宅ローンの変動金利の新規申し込みは4月から、返済中の変動金利は7月から、金利が上がる予定となっている。
日本の10年国債は2009年以来の高水準に
次に、住宅ローンの固定金利のベースとなる、長期金利(10年国債)の動向を見ておこう。日本の長期金利は、日銀の利上げ継続見込みや米国の金利上昇により、2025年3月19日現在の市場金利(10年国債利回り)は1.51%となっており、2009年以来の高水準となっている。

長期金利は上昇傾向にある日銀は長年、10年国債金利の上限目標を1%とする金融緩和政策により低金利を維持してきたが、2024年3月19日の金融政策決定会合で撤廃を決めた。
さらに7月31日の金融政策決定会合では、今後1~2年程度の国債買い入れを減額し、保有している国債残高の縮小に手をつけることを決定した。
国債の買い入れを減額すれば需給が緩み、国債価格が下がると考えられる。国債価格が下がると金利は上昇するため、今後は固定金利型の住宅ローン金利が上昇すると予想される。
トランプ大統領の経済政策にも注目しておきたい。今後、米国金利が上昇すれば、全期間固定金利も上昇すると考えられる。
現状の住宅ローン金利については上昇基調にあるのは間違いないが、それでも過去10年で見ると、まだ低水準であることに変わりはないのが現状である。
変動金利、10年固定金利、フラット35は引き上げと予想
以上のことから、2025年4月の住宅ローン金利は、
・フラット35は、引き上げ
・変動金利は、引き上げ
・10年固定金利は、引き上げ
という動きになりそうだ。
住宅ローンは銀行の収益の柱の1つとなっており、一定のボリュームを取りたいという銀行が多い。
そのため、金融政策の引き締めが進みつつあるとはいえ、当面は急激な金利上昇の可能性は低いと思われる。
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[新規借入] |
132銀行を比較◆住宅ローン実質金利ランキング[借り換え] |
![]() |
![]() |
【金利動向】おすすめ記事 | 【基礎】から知りたい人の記事 |
【今月の金利】 【来月の金利】 【2025年の金利動向】 【変動金利】上昇時期は? 【変動金利】何%上昇する? |
【基礎の8カ条】 【審査】の基礎 【借り換え】の基礎 【フラット35】の基礎 【住宅ローン控除】の基礎 |
新規借入2025年4月最新 主要銀行版
住宅ローン変動金利ランキング
※借入金額3000万円、借入期間35年で試算
- 実質金利(手数料込)
- 0.540%
- 総返済額 3287万円
- 表面金利
- 年0.410%
- 手数料(税込)
- 借入額×2.2%
- 保証料
- 0円
- 毎月返済額
- 76,688円
①保証料など0円サービスが充実
②新規借入で変動金利の場合は自己資金10%以上で金利優遇あり
③最大3億円まで借入可能


住宅ローン 全期間引下げプラン(新規借入、頭金20%以上)・変動金利
- 実質金利(手数料込)
- 0.766%
- 総返済額 3412万円
- 表面金利
- 年0.634%
- 手数料(税込)
- 借入額×2.2%
- 保証料
- 0円
- 毎月返済額
- 79,665円
①「がん・4疾病50%+全疾病+月次返済保障」が無料!
②住宅ローン金利優遇割ならダントツの低金利
③KDDIグループのインターネット銀行で全国に対応


- 実質金利(手数料込)
- 0.779%
- 総返済額 3419万円
- 表面金利
- 年0.647%
- 手数料(税込)
- 借入額×2.2%
- 保証料
- 0円
- 毎月返済額
- 79,840円
①がん50%団信が無料付帯!
②手数料4.4万円〜と安く、自己資金が少なくてもOK
③ミックスローンに対応しており、最大3つまで組み合わせOK


-
住宅ローン利用者口コミ調査の詳細を見る
-
今回作成した「住宅ローン利用者口コミ調査」の調査概要は以下のとおり。
【調査概要】
調査日:2023年12月
調査対象:大手金融機関の住宅ローン利用者(5年以内に住宅ローンを新規借り入れ、借り換えした人)
有効回答数:822人
調査:大手アンケート調査会社に依頼
評価対象:有効回答数47以上を対象とするアンケートの設問は以下の7問。回答は5段階評価とした。なお、評価点数の平均点は小数点第2位以降を四捨五入。
【アンケートの設問】
Q1.金利の満足度は?
Q2.諸費用・手数料等は妥当でしたか?
Q3.団体信用生命保険には満足しましたか?
Q4.手続き・サポートには満足しましたか?
Q5.審査について、満足していますか?
Q6.借り入れ後の対応に満足しましたか?
Q7.他の人にも現在の銀行を勧めたいと思いますか?
【回答の配点】
・各設問は5段階で回答してもらい、Q1なら以下のように配点。平均値を求めた。
満足している(5点)
どちらかといえば満足している(4点)
どちらともいえない(3点)
どちらかといえば不満である(2点)
不満である(1点)
・総合評価については、各項目の平均値を全て合算。読者が重視する「Q1金利の満足度」については点数を3倍、「Q3団信の満足度」の点数を2倍として、点数の合計を50点満点とし、10で割ることで5点満点の数値を求めた。
132銀行の住宅ローンを比較 >>返済額シミュレーションで、全銀行の金利を一気に比較・調査
|
- 年収に対して安心して買える物件価格は?
-
- ・年収200万円で妻が妊娠中の家族の上限は1600万円!?
- ・年収250万円の単身者の上限は1800万円!?
- ・年収300万円の4人家族の上限は1800万円!?
- ・年収350万円の2人家族の上限は2100万円!?
- ・年収400万円の単身者の上限は2500万円!?
- ・年収450万円の4人家族の上限は2000万円!?
- ・年収500万円の4人家族の上限は3000万円!?
- ・年収600万円の3人家族の上限は3500万円!?
- ・年収600万円の40代独身の上限は3000万円!?
- ・年収700万円の共働き夫婦の上限は5000万円!?
- ・年収800万円の3人家族の上限は4500万円!?
- ・年収1000万円の30代4人家族の上限は5000万円!?
- ・年収1000万円の40代4人家族の上限は3500万円!?
- ・年収1000万円の50代夫婦の上限は3000万円!?
※サイト内の金利はすべて年率で表示
プロの評判・口コミ
淡河範明さん
SBI新生銀行の住宅ローンは、10年固定、15年固定、20年固定といった金利が低い点が特徴です。
商品も特徴的で、介護状態を保障する団信や、長く借りていると金利が下がっていく「ステップダウン金利」があるのも主要銀行ではここだけです。
審査はオーソドックスに行なっている感じです。住宅ローン処理センターで集中審査しているので、窓口のかたの力量があまり問われず、公平に審査されるという印象です。
なお、相談から審査、契約の手続きまでネットで完結できるようになりました。不安な方には、ビデオ通話で自宅から気軽に相談ができるので、コロナ禍の現状では最適な方法が用意されているようです。